高校から始めた柔道で培った極めの強さと、類まれな打撃のセンスで10年にはJEWELS初代ライト級（当時の階級は-52キロ）初代女王の座に輝く。その後もJEWELSで、魅津希、ハム・ソヒ、辻結花といった実力者たちを退けると、アメリカ女子MMA団体のInvicta FCへ参戦する。15年10月にエリカ・チブリシオの持つInvicta FC世界アトム級王座に挑戦し、見事勝利を収め日本人初となる世界王者に輝いた。その後二度の防衛に成功し、17年にベルトを返上。

18年5月に舞台をRIZINに移し、RIZIN.10でアリーシャ・ガルシアに判定を勝利を収めると、同年9月のRIZIN.13では当時DEEP JEWELSアトム級王者だった黒部三奈に 1Rアームロックを極めて圧勝。その大晦日に初代RIZIN女子スーパーアトム級のタイトルを賭け、17年GP覇者の浅倉カンナと対戦。2Rにテイクダウンを奪うと、得意の腕十字でタップを奪い、元世界王者の貫録を見せつけた。19年6月のRIZIN.16では16年にInvicta FCのタイトルマッチを制した相手、Invicta FC世界アトム級チャンピオンのジン・ユ・フレイとの防衛戦に臨み、フルマークの判定で初防衛を果たす。続く、8月のRIZIN.18でアム・ザ・ロケットに1Rアームバーで一本勝ちを収め、大晦日にハム・ソヒ相手に2度目の防衛戦に臨むとハイレベルな打撃戦を繰り広げた。結果は僅差で敗れたものの、同階級の世界頂上決戦に相応しい内容で会場を沸かせた。20年8月のRIZIN.22ではDEEP JEWELSアトム級王者の前澤智をに何もさせず2Rに得意のアームロックを極め圧勝。その大晦日には山本美憂と対戦し再び女王の座に返り咲いた。21年3月には浅倉カンナと再戦し、激しい打撃戦を制し防衛を果たすと、9月大会では PANCRASE 王者・藤野恵実と壮絶な打撃戦を繰り広げ、判定勝ちを収めた。21年大晦日、DEEP JEWELS王者の伊澤星花とノンタイトルで対戦。しかし、本来の強さを発揮できないまま2RにレフェリーストップによるTKO負けとなった。22年4月大会でベルトを賭けての再戦が決定し、迎え撃つも判定負けを喫し防衛ならず。22年7月のRIZIN.37でスーパーアトム級ワールドGPが開催されると、一回戦でメキシコのジェシカ・アギラーと対戦。フルラウンドの末、3-0で判定勝利を収め、二回戦へ駒を進めた。この勢いのままGP優勝を狙う。