RIZINマッチメイク担当のチャーリーが対戦カードの見所を紹介!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
※見所解説は随時更新いたします。
試合順
第13試合/所英男 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ
RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
所英男 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ
経験|グラップリング力|アグレッシブ|スクランブル
フィジカル|総合力|バランス|グラウンド力
見所解説
常に動き回る回転体を体現する所に対してオールラウンダーのヤマニハが当てられた。所は日本の格闘技界を牽引してきたベテランとして、常に見ている者を魅了する戦い方を信条としている。対するボンサイ柔術のヤマニハは打撃もこなすオールラウンダー。得意の展開に持ち込みたい所に対してヤマニハが打撃でも寝技でも対応する形になる。
勝負の鍵はヤマニハが所にどれだけ付き合うのかになり、一度リズムに乗った所を止めることは容易ではない。ヤマニハとしては組まれる前の段階で試合を組み立てたい。ヤマニハが打撃でプレッシャーをかけ、所がタックルに行くという展開の繰り返しの中でどの様な変化が起き、どの様な攻防が見られるのか。
第12試合/太田忍 vs. 佐藤将光
見所解説
井上の欠場により佐藤将光がスクランブル参戦。佐藤は日本MMA界のベテラン選手で穴の無い経験豊富なファイターだ。
太田のストロングポイントはなんといってもレスリング力。その基盤から打ち出される打撃も破壊力は高い。佐藤が唯一太田に劣る部分で太田が如何に差を付けるかが勝負の鍵になってくる。総合的に自分より優れている相手に総合的な勝負を挑むよりは優れている部分で勝負したいが、太田はどの様な選択肢をとるのか。佐藤は中間距離でのパンチ、近距離の肘、スクランブルの強さを全てかね揃えている為、動きを封じられさえしなければ十分に戦える武器を備えている。
パワーと身体能力の太田か技の佐藤か。いずれにしろ佐藤の参戦によりRIZINバンタム級は大きく動き出す事になる。
井上直樹が、右顎下腺唾石症(みぎがくかせんだせきしょう)を発症した為、ドクターストップにより欠場となりました。代わって佐藤将光が太田忍の対戦相手となり、この試合の契約体重は63.0kgとなります。
第11試合/スダリオ剛 vs. イム・ドンファン
見所解説
トッド・ダフィーの来日が困難になり急遽参戦が決定したドンファン。元々ミドル級で戦っていたがコロナ後からはヘビー級で戦い結果を出している。とにかく前に出続けるドンファンのプレッシャーに対してスダリオはどう対処するのか。対戦相手変更によりモチベーションがどの様に変化したのか、スダリオのパフォーマンスで精神的な成長が伺える一戦になる。
ドンファンはとにかく早い段階でフィニッシュを狙いにいくと予想される。そういった玉砕覚悟の相手にスダリオがどのような成長っぷりをみせるのか。
RIZIN.44で試合中止となったスダリオ剛 vs. トッド・ダフィーは、トッド・ダフィーが欠場、代わりにイム・ドンファンがスダリオ剛の対戦相手となり、10月1日(日)開催のFor Japan presents RIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAに試合を実施する事となりました。
第10試合/伊藤裕樹 vs. トップノイ・キウラム
RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)
伊藤裕樹 vs. トップノイ・キウラム
アグレッシブ|ボクシング力|左ストレート|距離感
打撃|クリンチ|肘|勝負勘|入場
見所解説
RIZINフライ級ストライカー対決。MMAとういう競技の中で打撃に軸を置くファイター同士によるマッチアップ。両者共にストライカーの中でも切れ味鋭い打撃を武器とするソリッドストライカータイプで、一発で終わらせる打撃よりもスピードと連打で相手にダメージを与えていくスタイルになる。
遠距離、中距離、近距離と全ての距離で倒せる武器を持つ両者が向かい合うとケージの中に安全圏はない。互いに手の届く距離で緊張感あふれる打撃の攻防に期待したい。気性の荒い両者による試合はストリートファイトになるのか、それともMMAの試合になるのか非常に興味深い。RIZINソリッドストライカー対決を制するのは名古屋の伊藤か、プーケットのキウラムか。
第9試合/梅野源治 vs. 斎藤祐斗
第8試合/中村優作 vs. ヒロヤ
見所解説
超RIZIN.2で会場を沸かせたヒロヤが次に挑むのは、RIZINフライ級のベテラン・中村だ。スピードと当て勘で軽量級ながら倒せる打撃を持つ中村に対し、タックルからテイクダウンを繰り返し徐々に相手の体力を削るヒロヤ。中村が得意の打撃で仕留めることが出来れば早期決着もあり得るが、試合が長引けば長引くほどタックルでしつこく体力を削るヒロヤが有利か。
勝負の鍵は超近距離の打撃だ。中村が遠距離からの打撃を放った直後、またはヒロヤのテイクダウンからのスクランブルなどの超近距離状態で、コンパクトに打撃を当てることが出来れば試合をより優位に進めることが出来る。経験値で勝る中村だが、ヒロヤの人気にあやかって復帰戦に勝利し注目も浴びたい。ヒロヤはベテランを退けRIZINフライ級上位陣へ挑む足がかりにしたいRIZINフライ級の新旧人気者対決を制するのはどちらか。
第7試合/イゴール・タナベ vs. ANIMAL☆KOJI
RIZIN MMAルール:5分3R(84.0kg)
イゴール・タナベ vs. ANIMAL☆KOJI
柔術|グップリング力|決定力
打撃|パンチ力
見所解説
RIZINミドル級における異種格闘技戦が名古屋の地で行われる。近代柔術の最高傑作が、総合格闘技とキックの二足の草鞋を履くストライカーと対戦する。タナベの柔術は誰もが認めるレベルに達しておりANIMALはいかに自分の得意なフィールドで勝負をする事が勝利への鍵になる。
タナベと対戦相手のグラウンドのレベルに差がありすぎると今後組まないで戦う事も多くなる、タナベはそこを見据えて引き出しを増やしていきたいところだ。ANIMALはタックルを警戒するために膝やアッパーなどの対テイクダウン用の打撃を早めに見せておきたい。
第6試合/渡辺彩華 vs. 万智
見所解説
団体を背負う次世代のスターたちによる注目のマッチアップ。渡辺は今まで日本女子格闘技界を牽引してきたビッグネームたちを殴り倒して修斗のベルトを巻いた。対する万智は若干二十歳の超新星として注目を集めるグラップラータイプの選手だ。
両者柔道をバックボーンとして持つが、柔道を軸とするかしないかという点ではMMAに対するアプローチが全く異なる。その違いが結果に反映されている様に渡辺は3つのKO勝ちがあり、万智は2つの一本勝ちがある。柔道ベースの渡辺の寝技がまだ未知数なのが興味深い一戦。日本の女子格闘技の未来はこの試合から始まる。
第5試合/貴賢神 vs. 荒東“怪獣キラー”英貴
RIZIN MMAルール:5分3R(120.0kg)
貴賢神 vs. 荒東“怪獣キラー”英貴
パワー|フットワーク|伸びしろ
パワー|アグレッシブ|当て勘
見所解説
早期完全決着必須のRIZINヘビー級での一戦。プロ格闘家に転向してから3戦目を迎える貴賢神の相手にはタイでプロデビューを果たした異色の逆輸入ファイター・荒東が当てられた。荒東は体重を全部乗せたパンチを振り回す剛腕ファイターで、当たればどんな相手でも倒れることは確実だ。貴賢神がどれだけ撃ち合いに慣れてきたのか、荒東のパンチとどのように向き合うのかに注目だ。
展開は荒東が乱打戦に持ち込もうと早い段階で距離を詰めてくる。これに対し、貴賢神の選択肢によっては試合の流れが大きく変わる。スタミナに課題のある荒東に対して元関取はどの様に勝ち星を得るのか。
第4試合/村元友太郎 vs. ホジェリオ・ボントリン
RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
村元友太郎 vs. ホジェリオ・ボントリン
スピード | アグレッシブ | 根性
総合力|スピード|フィジカル|経験
見所解説
RIZIN名古屋大会常連の村元が2試合連続で国際戦を迎える。対戦相手は元世界ランカーのボントリンになる。寝技主体で組み立ててくるボントリン相手にストライカーである村元はどの様な作戦を立ててくるのか。
寝技に持ち込むために距離を詰めてくるブラジリアン相手に村元は長距離の打撃で牽制していかなければならない。寝技の展開では差が出てくるため村元は徹底した対策を練って試合に臨む。村元が元世界ランカーに勝つための作戦遂行のための体づくりと集中力をどれだけ高めてきたかで、勝負の行方が大きく変わる。
第3試合/ビクター・コレスニック vs. 高木凌
RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
ビクター・コレスニック vs. 高木凌
打撃|蹴りバリエーション|スピード|アグレッシブ
打撃|リーチ|右クロス|カウンター
見所解説
RIZINフェザー級で組まれた、国内外から厳選されたストライカー同士による潰し合いマッチアップ。コレスニックはRIZINデビュー戦で1階級上の相手に対してもKOができるという事を証明した上で適正体重のフェザー級で再び参戦。対する高木はパンクラス期待の若手KOアーティスト。
両者共に打撃戦を得意とするためヒリヒリとした様子見から一気に試合が動く展開に期待。総合力ではコレスニックの方が上回るがこの試合はどちらかが明らかなダメージを負うまで寝技の展開にはならなさそう。ストライカーとしての意地を捨てて先にタックルを狙うのはどちらか。
第2試合/渡慶次幸平 vs. 井上雄策
見所解説
RIZINライト級にまた新たなファイターが参戦する。過去には修斗の新人王、元パンクラス2位という実績を積みその後YouTuberとして登録者を積み上げてきた井上雄策を、ラウェイファイターの渡慶次幸平が迎え撃つ。井上は今年6月に格闘家復帰戦として所英男とMMAエキシビションを行ったが実戦は約5年ほど行っていないため現在の実力は未知数。渡慶次は世界一危険な立業格闘技ラウェイで数々の激闘を制してきた根性ファイター。
井上が試合勘を取り戻す前に渡慶次が試合のペースを握れるかどうかで展開が大きく変わる。即ち井上は時間をかけて戦いたいが渡慶次は早く終わらせたい。この試合は立ち上がりのペースに注目したい。
第1試合/後藤丈治 vs. 日比野“エビ中”純也
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
後藤丈治 vs. 日比野“エビ中”純也
打撃|アグレッシブ|左ストレート|左ミドル
打撃|アグレッシブ|反射神経
見所解説
日本バンタム級期待の20代同士の試合が組まれた。北海道でRIZIN初となるツイスター勝利を挙げた修斗の後藤が、DEEPで頭角を表してきた日比野と対戦する。両者全てをこなせるファイターながら互いに打撃戦からの展開を作る事が多く、後藤は精度の高い打撃をカウンターで、日比野はキレのあるパンチを振りながらプレッシャーを与え、その中から活路を見出すスタイルを持つ。
テイクダウンのタイミングやグラウンドでの引き出しの多さは後藤だが日比野は反射神経がよく、グラウンドのスクランブルにも対応するだろう。スター不在による停滞気味のバンタム級に活力を与えるのはどちらの若手か?
OPENING FIGHT 第3試合/銀・グラップリングシュートボクサーズジム vs. 太田将吾
OPENING FIGHT
RIZIN MMA特別ルール:5分2R(68.0kg)
銀・グラップリングシュートボクサーズジム vs. 太田将吾
OPENING FIGHT 第2試合/竹野元稀 vs. 内藤凌太
OPENING FIGHT 第1試合/切嶋龍輝 vs. MASANARI
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