RIZINマッチメイク担当のチャーリーが対戦カードの見所を紹介!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
※見所解説は随時更新いたします。
試合順
第16試合 RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント 決勝戦/
第2試合の勝者 vs. 第3試合の勝者
第15試合 ライト級タイトルマッチ/ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 矢地祐介
見所解説
ソウザの初防衛戦、そして矢地にとっては雪辱戦。2019年のグランプリから始まりRIZINに国内ライト級のトップ選手達が集まり凌ぎを削りあった結果、今の日本で組める最高のライト級マッチアップとなった。初めての対戦ではソウザが矢地に何もさせずに圧勝。矢地としては苦渋をなめる結果となった。ただしこの1年で矢地は今まで持っていた身体能力とポテンシャルに加え、動きに対する「根拠」が明確になった事により短い期間で脅威的な変化を遂げ、全く別のファイターとなってソウザの持つベルトに挑戦するまでになった。
ソウザは今年6月にベルトを勝ち取ってから初の防衛戦となるが、世界トップレベルの柔術は健在でいつどこでも誰にでも脅威になる試合決定率100%の武器を備えつつ、そこを最大限に活かすための打撃を日々磨き、練習すればするほど手のつけられない選手へと成長を遂げている。ソウザはRIZIN絶対的王者として君臨するためにもこの試合を圧倒したい。矢地はこの試合で前回のイメージを塗り替えて念願のベルトを腰に巻きたい。
試合の見所は、矢地がいかに自分の土俵で試合を進める事ができるか。王者のタックル、引き込みに対してどのように対処をするのか。ジャパニーズドリームを叶えた王者の更なる飛躍か、それともどん底を味わった漢が素直に自分を見つめ直した結果の再興か。
柔術 | サブミッション | グラウンドコントロール | 試合決定率
カウンター | 当て勘 | フィジカル | 打撃パワー
第14試合 スペシャルワンマッチ/斎藤裕 vs. 朝倉未来
見所解説
1年越しのリマッチが2021年最後の日に組まれた。超接戦の末に判定決着となった初戦は終始異様な緊張感を保ちつつ一進一退の攻防が繰り広げられる名勝負となった。あれから1年で斎藤は2試合し1勝1敗、朝倉は3戦し2勝1敗という戦績を残している。互いに黒星を付けたもののRIZINフェザー級トップ戦線で戦い続けた1年となった。
両者共に「選手としては別人同士、内容も展開も全く異なる試合になる」と語る通り、この1年で戦略も引き出しも増え、選手としては互いにレベルアップしてきた。ただ試合内容としてはあの異様な緊張感、無言の駆け引き、精神の削り合いは変わらずにあるだろう。
試合の展開は我慢比べになる可能性が高く「先に動いたら負け」というくらい互いに駆け引きを仕掛け、相手が動いた先に罠を用意する、という展開になるだとう。一瞬のミスが命取りになる、極上の緊張感が期待される。朝倉は前回と同じように待ちのスタンスで戦うと判定にもつれた際に不利になる可能性が高く、斎藤との初戦ではそれが判定に影響した。朝倉が自分の良さを残しつつ判定に行った時の為にどのように戦略をアジャストしてくるのかが見所であり、斎藤がどのような作戦を持って朝倉と対峙するのかも非常に興味深い一戦だ。手に汗握る展開になる事間違いなし。
第13試合 スペシャルワンマッチ/那須川天心 vs. 五味隆典
第12試合 スペシャルワンマッチ/RENA vs. パク・シウ
見所解説
ともに打撃を得意とするMMAストライカー同士の戦い。両者ともに攻撃のバリエーションが多く倒せる打撃を持っており、緊張感溢れる打撃戦が予想される。RENAは打撃で真っ向勝負してくる相手とは久しく対戦しておらず、パク・シウの打撃に対してどのような戦いを見せるのかが非常に興味深い。
試合巧者で試合毎に様々な武器を用意して臨むRENA陣営がどんな変化球を用意しているのか、そしてパク・シウがその変化球に対応できるのか。互いの打撃が相殺しあった場合、試合は必然と寝技の展開になるが、そこでの引き出しの多い選手がフィニッシュを演出する可能性も高い。ハイレベルな打撃の交錯、そして動きの多いスクランブルの展開など勝負論溢れるジョシカクを堪能せよ。
第11試合 スペシャルワンマッチ/浜崎朱加 vs. 伊澤星花
見所解説
RIZIN絶対女王の浜崎に新生の伊澤が挑む一戦。プロ格闘家歴12年 対 プロ格闘家歴2年。浜崎がプロデビューした時、伊澤はまだ中学校1年生。これほど実績と経験の差がありながらも「もしかしたら」と思わせる要素が伊澤にはある。無敗という自負、若さゆえの勢いと思い切りの良さ、強いメンタル、打撃を打ってからタックルに入るバリエーション、寝技での粘り強さと安定感など、女王・浜崎を困らせる武器を多く抱えている。とはいえ世界の強豪と戦ってきた百戦錬磨の浜崎は伊澤の攻めに対応し、自分の戦い方を押し付けてくるだろう。伊澤は浜崎に対応されないような作戦、そして息をつかせない波状攻撃を繰り出す必要がある。
勝負の鍵はジャブの差し合い、そして浜崎のリストコントロールだ。浜崎は近年打撃を強化してきており、リードジャブを当てる事で試合の流れを握る事が出来るため、このジャブが当たるか当たらないかで互いのリズムが変わってくる。また、伊澤の粘り強いタックルに対して浜崎はリストコントロールで対処するが、この対処への対応が伊澤にできるかどうかも試合の流れを決める上で大きなポイントになってくる。
女子格闘技にそびえ立つ巨大な壁を乗り越える事ができるか、はたまた壁が挑戦者を跳ね除けるのか、女子格闘技の未来を占う大切な一戦だ。
第10試合 スペシャルワンマッチ/武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
武田光司 vs. “ブラックパンサー”ベイノア
レスリング | フィジカル | グランドコントロール | スープレックス
パンチ力|蹴り|圧力|精神力
見所解説
キックボクシングから総合に挑戦してから茨の道を突き進むベイノアにまたもや試練が与えられた。DEEP現役王者で、現役修斗王者とパンクラス王者に勝利した武田は文句なしに国内ライト級トップファイターだ。ベイノアが武田に勝利するような事があれば、総合デビューしてからRIZIN史上最短で一気にタイトル戦線に躍り出る事になる。そうはさせまいと総合格闘家を代表して武田がベイノアの大いなる野望を阻止すべく立ちはだかる。
武田はレスリング力と根性を持ち味に死闘を繰り広げてきており、対するベイノアは打撃力と総合への圧倒的な対応力を見せてきた。武田は打撃のスペシャリストに対して、いかに総合格闘技で戦うかが勝利への鍵となる。ベイノアはいかに武田に自分のしたい事をさせずに、自身の得意な場所で戦うか、すなわちテイクダウンを防ぐ事、そして寝かされてもすぐに立つことが出来るかが勝利への鍵となる。
勝負の流れを決めるポイントは、武田が距離をつめてクリンチした後の展開にある。この状態になった後の攻防の行方で流れが大きく傾く事になる。総合格闘家代表として意地でも負けられない武田か、キックボクシングから総合に参戦してからタイトルまでの飛び級を達成しようとするベイノアか。競技同士の意地をかけた代理戦争が熱い。
第9試合 スペシャルワンマッチ/シビサイ頌真 vs. 関根“シュレック”秀樹
RIZIN MMAルール:5分 3R(120.0kg)
シビサイ頌真 vs. 関根“シュレック”秀樹
打撃 | 体幹 | 当て勘|総合力
グラップリング | パワー | スープレックス | 精神力
見所解説
日本ヘビー級最強が今年の大晦日に決まる。現在3連勝中のシビサイは柔道のバックボーンを持ちながらも、しっかりとした戦略を立てて打撃を繰り出すことができきる試合決定率100%のトータルファイターに変貌しつつある。対するシュレックは寝技に特化した試合決定率90%を誇るサブミッションスペシャリストだ。シビサイは前回同様カーフキックで試合の主導権を握り、打撃を効かせてから寝技での一本という理想的な試合展開を繰り広げたい。シュレックは相手の打撃の間を突いて得意のグラウンドに持ち込んでから試合を組み立てていきたい。
勝負の鍵を握るのは互いのフットワーク、そしてシビサイの蹴りにある。シュレックの直線的な動きに対してシビサイは横の動き、そして有効なダメージを与える事ができる蹴りをどのように出すのか、そしてシュレックはその蹴りに対してどのように対応するのか。シュレックは念願の大舞台、この大きなチャンスを何がなんでも物にするための断固たる決意を持ってリングに上がってくる。その精神力がシビサイにどのような脅威をもたらすのか。大晦日に勝利し、コロナが明けてからRIZINヘビー級の中心となり海外勢と対峙していくのは誰だ。
第8試合 スペシャルワンマッチ/萩原京平 vs. 鈴木博昭
見所解説
様々な意味で危険な香りのするマッチアップ。両者ともにストライカーであるが、萩原はMMAストライカー、そして鈴木は生粋のストライカー。打撃の完成度とフィジカルの強さでは鈴木、MMA打撃と経験では萩原という構図になる。萩原は以前にも生粋のストライカーと対戦しMMAの要素を活かしグラウンドでの勝負で圧倒したが、果たして鈴木に対して同じ事ができるのか。
鈴木は投げや関節技有りのシュートボクシングでキャリアを積んでおり、現RIZINライト級王者のサトシに寝技を教わっている。10月のRIZINデビュー戦で見せた身体の強さ、そして腰の強さは本物であり、グラウンドに持っていく為には単発の仕掛けではなく波状の仕掛けが必要になってくる。MMAでの戦績こそ差があるがこの試合は数字が示すよりよほど拮抗している。萩原のファイトIQ、そして鈴木のMMA順応度に注目したい試合だ。
コロナ渦で彗星のように現れ一気にRIZINの看板選手になった萩原の功績を、鈴木は一気に全て奪い去る事ができるのか、はたまた萩原がRIZINで確固たるポジションを築くのか。バラエティー豊富な格闘技の祭典の中で行われる異色のサイコスリラー劇場から全く目が離せない。
第7試合 スペシャルワンマッチ/皇治 vs. YA-MAN
見所解説
沖縄で劇的な勝利を飾った皇治が迎え撃つは、直近の試合で圧巻のパフォーマンスを見せて大晦日の切符を手にしたYA -MANだ。両者ともに足を踏ん張って歯を食いしばりながらの打ち合いができるスタイル。直近の試合で素晴らしい勝利をあげている両者はそのままの勢いでリングに上がりたい。距離の使い方が上手く、コンパクトで鋭い打撃を繰り出す皇治に対して、YA -MANは左の使い方が上手く中間距離から一気に攻める打撃を得意とする。
勝負の鍵は超接近戦になった時にどちらが打撃を当てる事ができるか。2021年の大晦日、唯一のキックボクシングの試合で存在感を示す事ができるか。格闘技の祭典に相応しい魂のぶつかり合いに期待したい。
第6試合 スペシャルワンマッチ/シバター vs. 久保優太
見所解説
大晦日らしいマッチアップ。MMA2戦目の久保が体重差のあるMMA17戦目のシバターに対してどのような策を持って戦うのが注目。打撃スキルでは圧倒的に元キックボクシング王者の久保が優っているが、体格、体重で上回るシバターに対してどこまでダメージを与える事ができるのか。シバターは昨年の大晦日にも元キックボクシング王者と対戦しているが、度重なる打撃を受けながらも前進し続けて逆にダウンを奪う事にも成功している。グラウンドの展開になったら終焉の開幕、久保に勝ち目は無い。
勝負の鍵は久保が如何に寝技に持って行かれず、アウトサイドからダメージを与える事ができるかの一択になる。現代に蘇るダビデとゴリアテの戦いに注目が集まる。
第5試合 スペシャルワンマッチ/祖根寿麻 vs. 太田忍
見所解説
総合格闘技に転向してからプロ3戦目の太田が経験豊富な元修斗環太平洋王者の祖根と対戦する。太田は自身の身体能力と持てる武器を理解して徐々にスタイルを確立し始めており、試合の度にその成長を見せつけている。祖根は総合力が高く、MMAレスリングにおける経験と細かな引き出しを持っており打撃でも倒せる。プロ戦績こそ差はあるが太田の成長具合ではその経験の差をものともしない可能性がある。祖根は太田の作戦に対してベテランらしく強(したた)かな罠を用意して試合に臨みたい。
勝負の鍵は成長過程である太田の隙を祖根がどのようについてくるのか。打撃でも寝技でも両者の間に発生する「間」を上手く利用した者が試合を有利に進める事ができるだろう。アスリートの飛躍的な成長が際立つか、それともベテランの意地と業か光るのか。
第4試合 RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント リザーブマッチ/元谷友貴 vs. 金太郎
見所解説
総合力が高く穴の少ない元谷と、竜巻のような打撃を繰り出すハードパンチャーの金太郎がバンタム級グランプリリザーバーのポジションを賭けて対決する。元谷は準々決勝で打撃による黒星を喫している為、ハードパンチャーの金太郎を特に警戒してくるだろう。金太郎は準々決勝で強打の連打で見せ場を作るも判定で敗北するが、あの試合で学んだ事を今回の元谷戦に活かせる事ができれば試合を有利に進める事ができる。
この試合の勝者も二回戦う可能性がある為、元谷は打撃の展開に付き合わずに自分の得意な展開で試合をコントロールしていきたい。金太郎は自分のスタイルを貫きテイクダウンなどを織り交ぜながら早期決着を狙いたい。
試合の展開としては緊張感のある対峙から打撃の応酬が行われ、寝技の展開になる中でどちらが先に、どのようにグラウンドに持ち込むかが勝負の鍵になる。元谷も金太郎も遠い間合いからタックルに入った所でテイクダウンは取れない。いかに流れの中でタイミングよく、戦略的にグラウンドに持ち込めるかがこの試合の見どころになる。そのため打撃の応酬だけではなく、打撃とタックルが入り乱れる緊迫した技術の交換に期待したい。
第3試合 RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント 準決勝/扇久保博正 vs. 井上直樹
見所解説
日本人バンタム級屈指の実力者同士で行われるバンタム級準決勝の一戦。総合力が高く世界に最も近い実力を持ち合わせている両者の戦いは、総合格闘技の醍醐味が全て見られる試合になる。扇久保は作戦の立て方と遂行能力に長け、そしてフィジカルの強さを利用した組技が持ち味。井上は打撃のスピードと寝技での極めの強さが際立つ。
ワンナイトトーナメントの1試合目という事もあり両者ダメージや体力の消耗を避けたい所ではあるが「何がなんでも井上に勝ちにいく」意志の強さを持って試合に臨む扇久保は井上にとって脅威となる。勝ちに徹する試合をした場合、扇久保は頭ひとつ抜けていて盤石な強さを発揮する。対する井上はスマートで効率的なスタイルに加え、抜群に目が良く相手は2の手3の手を持って攻撃を繰り出さないと次に繋がらない。
試合巧者の扇久保が驚異的な防御力を誇りスピードで上回る井上に対してどのような作戦を立て、どのように遂行するのか、そして扇久保の攻撃に対して井上がどのように対処するのか。流れるような試合展開から目が離せない。
第2試合 RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント 準決勝/朝倉海 vs. 瀧澤謙太
見所解説
打撃を武器にするもの同士の潰し合いが、バンタム級グランプリ準決勝で組まれた。朝倉は試合序盤から圧倒的なプレッシャーをかけつつ打撃の打ち分けをしながら試合を支配しいくスタイル。その打撃はいずれも強力で当たれば試合を終わらせる威力を持ち、効かせたら確実に仕留めに行く嗅覚にも磨きがかかっている。対する瀧澤はリーチを活かしてロングレンジから蹴りや回り込みながらのパンチで試合を作っていく。空手のフットワークを駆使しながら様々な角度から繰り出される打撃はいずれも一撃必殺の威力を持つ。
朝倉がリスクのある打撃勝負かリスクの少ない寝技勝負を選択するかによって勝負の展開は大きく変わってくる。打撃勝負の場合は決勝戦を見据えた短期決戦、そして寝技勝負の場合は確実に決勝に進むための作戦。瀧澤は打撃への耐性が強く、粘り強く持ち堪えて後半戦に盛り返す事ができる強さを持っている。朝倉の試合中での柔軟性が試される試合となる。ワンナイトトーナメントという点も両者の作戦に大きな影響を与える点となるだろう。
ソリッドストライカー同士の準決勝は早期決着もしくは削り合いの15分になるだろう。優勝候補の朝倉か、ダークホースの瀧澤か。目が離せない一戦になる。
第1試合 スペシャルワンマッチ/三浦孝太 vs. YUSHI
RIZIN MMAチャレンジルール
- 3分3ラウンド
- RIZIN MMAルール
- 肘あり。踏みつけ、四点膝は反則。(ただしサッカーボールキックのみ有効)
見所解説
RIZINチャレンジルールによる注目の一戦。三浦は幼少の頃よりアスリートとして身体を鍛え、格闘技のポテンシャルを充分に持っている。YUSHIは格闘技の試合経験と鍛え抜かれた見事な身体をどのように活かすのか。
両者ともに初の総合の舞台でどのようなパフォーマンスを見せるのか、華のある両者の戦いは入場から見逃せない。
Yogibo presents RIZIN.33 大会情報
RIZIN DECADE 大会関連情報
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RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA 大会関連情報
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