THE OUTSIDERで無敗のまま55-60kg級の王者となる。韓国のROAD FCでも活躍した。

17年大晦日の RIZINデビュー戦で才賀紀左衛門をTKOで下すと、その後はマネル・ケイプやムン・ジェフンらに勝利し、19年8月大会ではバンタム級王者・堀口恭司をわずか68秒でマットに沈めた。続く10月大会で佐々木憂流迦と対戦し、1Rに強烈なパンチで顎を打ち砕き完勝。その大晦日は堀口恭司とのバンタム級タイトルマッチが決まっていたが、堀口が怪我によりベルトを返上。因縁のマネル・ケイプと再戦となる王者決定戦に挑んだが、パンチによるTKO負けを喫し、王座獲得ならなかった。再起戦となった20年8月大会ではマネルのUFC移籍により空位となった王座を賭け、扇久保博正と対戦。1R終盤に右アッパーからの飛び膝蹴りでマットに沈め、ベルト奪還に成功。連続参戦となった9月大会ではノンタイトルでベテラン昇侍と対戦すると、1Rにマットに葬り格の違いを見せつけた。 大晦日の堀口恭司との再戦では、1Rにグラウン ドパンチによるTKO負けを喫し初防衛ならなかった。21年6月の東京ドームで行われたバンタム級GP 1回戦では渡部修斗相手に強烈なパウンドを打ち込みTKO勝利を挙げ、9月のGP 2回戦ではアラン“ヒロ”ヤマニハと対戦し、拳を怪我しながらもフルマークの判定勝ちを収めた。準決勝では瀧澤謙太相手に勝利し、決勝に駒を進めるも扇久保博正との再戦を制することができず準優勝に終わる。その後は怪我の治療で長期離脱となったが、約1年5ヵ月振りとなった23年5月大会で元谷友貴相手に膝蹴りによるTKO勝利を挙げた。同大会のセミで井上直樹に勝利したフアン・アーチュレッタと7月に対戦する予定だったが自身の怪我により欠場。その年の大晦日、アーチュレッタとバンタム級王座を賭け対戦するも、前日の計量でアーチュレッタが契約体重を2.80kg超過したためアーチュレッタの持つベルトは剥奪された。そして試合は海がアーチュレッタをマットに沈めTKO勝利し、3年ぶりに海がバンタム級王者に返り咲いた。