RIZINマッチメイク担当のチャーリーが対戦カードの見所を紹介!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
※見所解説は随時更新いたします。
試合順

第14試合/秋元強真 vs. 萩原京平

見所解説
RIZINフェザー級の一戦。萩原はカーフキックでリズムを作るタイプ。序盤から相手の足を削り自分のペースを掴むと相手はなかなか手が出せない。対する秋元強真は19歳の新星。スピードと冷静さを兼ね備えたストライカーで、左のパンチと蹴りが持ち味。テンポの速い攻防の中でも落ち着いてチャンスを見逃さない。まだキャリアは浅いが、試合の読みや判断力はすでにベテラン級だ。
この試合の構図は“オープンスタンス”。この状況では「前足の位置取り」がカギ。萩原は以前、同じ構えの相手(トビー・ミセッチ戦)でこの位置を制して勝利しており、今回もその再現を狙うだろう。萩原にこれまで打撃戦で勝ち切った選手はいない。つまり、真正面からの打ち合いで勝てた選手は存在しない。多くの対戦相手が寝技で勝機を見出してきたが、最近は萩原のグラウンド対応も確実にレベルアップしている。組まれてもすぐ立ち上がれる技術も身につけてきた。
秋元はこれまで、組み技ではやや不利な場面もあったが、持ち前のスピードと精度で上回れるかがポイント。打撃で勝負するのか、それともグラウンドに持ち込むのか。戦略の選択が勝敗を分ける試合になる。
19歳の秋元が、萩原に“打撃で勝つ初めてのファイター”になるのか。それとも、萩原が地元で最高に意味のある勝利を掴むのか。構えの噛み合わせ、ポジション取り、リズムの奪い合い――。見どころ満載の一戦に勝利して発言権を得るのはどちらだ。
第13試合/女子スーパーアトム級タイトルマッチ 伊澤星花 vs. 大島沙緒里

見所解説
RIZINスーパーアトム級タイトルマッチ。無傷の16連勝中で絶対女王の名を欲しいままにしている伊澤星花。もはや敵なしと思わせるような圧倒的な試合内容で君臨する女王は柔道ベースに加えて抜群の格闘技センスを兼ねそろえたオールラウンダーに進化してきている。RIZINで4戦全勝中の大島は韓国、米国などを経て5度目の参戦で虎視眈々と狙ってきた伊澤に挑戦する。
打撃に磨きをかけてきている伊澤は打撃でイニシアチブをとる事になり、勝負の鍵は大島がどのようにしてグラウンドの展開に持って行くのかになる。大島が得意としているアームロックの形になれば伊澤にとって苦戦を強いる事になる。大島は上のポジションが強く、伊澤はどこのポジションからでもフィニッシュに持って行けるため、グラウンドの展開になったとて大島にとって安心できるわけではない。逆に打撃に差があり、大島がテイクダウンを取れなかった場合、流れは完全に伊澤のペースになる。
フィニッシュを狙いに行くグラウンド実力者同士の試合はたくさんの見どころを作り動きの多い試合に期待したい。そしてケージという舞台が試合にどのような影響を与えるのかここにも注目しながら見ていきたい。
第12試合/ヴガール・ケラモフ vs. 松嶋こよみ

見所解説
RIZINフェザー級の一戦。RIZIN11回目の参戦になる元王者のケラモフの強さはグラップリング時におけるフィジカルの強さにある。しつこいテイクダウンと無尽蔵のスタミナを駆使したフィジカルファイトは誰にとっても脅威だ。対するRIZIN初参戦となる松嶋は日本人フェザー級でトップレベルの実力を誇るMMAファイター。空手、柔道、レスリングに精通し、キャリアを通して9つのKO勝利、そして一本負けが一度もない。
共に総合的に戦えるがケラモフはグラップリング寄り、松嶋はストライキング寄り。構図としてはグラップラーvs.ストライカーの形となる。相手の得意な分野でどれだけ抗えるかがこの試合の鍵になる。
松嶋はケラモフのグラップリングを退けて打撃戦に持ち込みたい。ケラモフは松嶋の打撃に付き合わずにグラウンドの勝負を強制したい。先に得意な形に持ち込むのはどちらか、そして持ち込まれた選手はそこから立て直せるのか。スタンド状態でKOされた事のないケラモフに対して松嶋は初参戦で初KOをプレゼントするのか。それとも一本負けのない松嶋にケラモフが初めてのタップアウトを強いるのか。今後もフェザー級戦線から目が離せない。
第11試合/摩嶋一整 vs. 木村柊也

見所解説
RIZINフェザー級の一戦。RIZIN LANDMARK 11札幌大会でRIZIN初のメインイベンターを務めた木村は元王者ケラモフの猛攻に耐え続け、自分のリズムを掴む展開まで作ることができた。RIZINデビューしてから横山、ケラモフとグラップラーが続いた先の相手はこれまたグラップリングの権化・摩嶋一整。摩嶋はRIZIN9戦目で初めて生粋のストライカーと試合する事になるが、自分の戦い方が確立されている為、相手が誰であろうとやる事は変わらない。相手を捕まえて、上を取って抑えてからパウンドからのフィニッシュが摩嶋という漢の最強フィニッシュパターン。
勝負の見どころは応援する視点によって大きく変わる。摩嶋が自分のスタイルを強要して信じてきたスタイルがまだまだ通用する事を証明するのか。木村が摩嶋のテイクダウンを防げるのか、テイクダウンされても抑え込まれずに立ちあがりスタンドで勝負できるのか?見所がシンプルな分、応援する選手を決めて観戦するとより感情移入できる一戦。
第10試合/ケイト・ロータス vs. イ・ボミ

見所解説
RIZINスーパーアトム級の一戦。現在3連勝と勢いに乗っているケイトはベテラン富松をフィニッシュ、フィジカルが強いシン・ユリを圧倒し大きく成長してきている。地元で4連勝を飾りたい。対するイ・ボミはRoad FCが期待する次世代の女子ファイターで、組んでからグラウンドコントロールとパウンドで試合を進めていくファイターだ。打撃ではケイトが主導権を握り、打撃戦の中からイ・ボミが組みの展開を作りに行くという流れになる。
組んでからの攻防が試合の流れを大きく決めるポイントとして注目したい。グラウンドの展開になればイ・ボミに勝ち筋が見えるが、ケイト次第ではグラウンドでも動きの多い攻守が目まぐるしく入れ替わる展開になるかもしれない。
ケイトが地元神戸で勝利を手にし次へのステップにつなげる事はできるのか。それともイ・ボミがパーフェクトレコードを更新するのか。
第9試合/宇佐美正パトリック vs. 桜庭大世

見所解説
RIZINライト級の一戦。次世代ストライカーとグラップラーによるマッチアップ。RIZIN随一のボクシング力を思う存分振るって数々のノックアウトを演出してきているRIZIN9戦目となる宇佐美が、課題であるグラウンドをどのように強化してきたのか。対する桜庭はグラップラーながらプロデビュー戦はKO勝利、つづき2戦目は打撃でペースを掴むという驚きの展開を見せたが、今回は流石にRIZIN1のボクシング力を誇る宇佐美に自身の強みであるグラップリングをフル活用することになるだろう。
"Style makes fights"というボクシングの格言通り「選手同士のスタイルが試合を作る」そんな試合になる。アプローチは異なるが共に手が届く距離で活路を見出す選手同士、近い距離での攻防から目が離せない。宇佐美がボクシング特有の超近距離打撃をどのように使ってくるのか、組まれた時に何を用意しているのか。ここの駆け引きと互いに用意してあるカードの種類と出し方に注目したい。
第8試合/中島太一 vs. 後藤丈治

見所解説
RIZINバンタム級の一戦。「これぞMMA」という様な試合がとても高いレベルで見られるマッチアップ。両者共に2連勝中でサブミッションフィニッシュよりKOフィニッシュの方が多い。基本打撃で勝負するが流れで寝技の展開になっても極めがあるトータルファイター。右利きの中島に対して左利きの後藤。オープンスタンスで主導権を取るのはどちらか。
両者の前足の位置、前手の使い方に注目したい。国際戦の経験が豊富な中島の駆け引き、引き出しの多さに対して後藤がどうやってアプローチするのか。一つ一つのフェイントが次の仕掛けの布石になる心理戦としても楽しめる一戦だ。
倒せる打撃を持ち、カウンターの精度が高い両者が向き合い息が止まるような緊張感の中、リスクを背負い先に仕掛けるのはどちらか。
第7試合/貴賢神 vs. MAX吉田

見所解説
RIZINヘビー級の一戦。RIZIN7戦目となる貴賢神とRIZIN初参戦のMAX吉田。プロレスからキックボクシングを経てMMAデビューを果たす異色のキャリアを突き進むMAX吉田は、真っ向勝負で見ている者を沸かせるファイトスタイルを貫いてきた。MMAではどのようなスタイルで戦うのか注目だ。
MMAの経験と体重で上回り、試合の方向性を決める選択肢を持っている貴賢神は今までストライカーとして戦ってきたが、今回はどのような戦略を立ててくるのか。貴賢神の戦略次第試合の流れが大きく変わる。
ジャッジ不要の完全決着必須の非日常的な一戦を制するのはどちらだ。男祭りでは114㎏と過去一番軽い体重で迎えた貴賢神の動きは良く、今回も計量から注目したい。
第6試合/金太郎 vs. リ・ユンフォン

見所解説
62㎏キャッチウエイトの一戦。最近継続的に参戦が続いている中国人選手。ザーシバーディン、ファン・イェーロウに続きリ・ユンフォンがエンボーファイトクラブから送り込まれた。リ・ユンフォンはレスリングをベースに散打を加えた近代MMAにおける理想的なスタイルを持つ。打撃戦でもしっかりと戦えイニシアチブを取れるため、レスリングに依存する必要がなく、グラウンドに行った場合でもコントロール力に加えフィニッシュのバリエーションが多い。対する金太郎はATT所属になってからは総合的な視野を持って試合を組み立て、今までよりもレスリングを効果的に使いながら戦い、いわゆる打撃に後からレスリングを加えたスタイルに進化している。
両者理想的なスタイルに進化しつつもアプローチは逆。試合の鍵はMMAレスリング力の差になってくる。初めてタイアップしたとき、初めてグラウンドになった時の攻防が試合の流れを決める大きな指針となる。
RIZINバンタム級においてはサバテロのレスリングが一つの基準になっているのでそこを重ねながら見てみても面白い一戦だ。
第5試合/雑賀“ヤン坊”達也 vs. ヌルハン・ズマガジー

RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
雑賀“ヤン坊”達也 vs. ヌルハン・ズマガジー
パンチ力|好戦的|当て勘|アグレッシブ|試合決定率
パンチ力|フットワーク|距離感|当て勘|試合決定率
見所解説
RIZINライト級の一戦。試合決着が非常に高いストライカー同士によるKO必須のマッチアップ。現役のライト級キング・オブ・パンクラシストとしてRIZIN3度目の出陣となる雑賀は、破壊力抜群のパンチを武器とするフィニッシュ率92%のハードパンチャー。間合いに入ってからの手数はどれもKOを生み出す威力を持ち、見ている側も力が入る。
フェザー級で岩石パンチを振るうカルシャガ・ダウトベック推薦のヌルハン・ズマガジーはフットワークが軽く出入りとパンチスピードが速い。ライト版ダウトベックとして紹介したいほど類似している。
ジリジリと距離を詰める雑賀とフットワークを使いながら距離を調整して飛び込むズマガジーはストライカーとしての個性が異なり、戦う距離も変わってくる。徐々に距離を詰めてくる雑賀の射程圏にズマガジーが飛び込む構図となるこの一戦において、両者の拳が交錯する瞬間の緊張感は今大会随一の物になると期待したい。この打撃戦を制して絶対王者を脅かす存在になるのはどちらだ。
第4試合/鹿志村仁之介 vs. 安井飛馬

見所解説
62㎏キャッチウエイトの一戦。最近継続的に参戦が続いている中国人選手。ザーシバーディン、ファン・イェーロウに続きリ・ユンフォンがエンボーファイトクラブから送り込まれた。リ・ユンフォンはレスリングをベースに散打を加えた近代MMAにおける理想的なスタイルを持つ。打撃戦でもしっかりと戦えイニシアチブを取れるため、レスリングに依存する必要がなく、グラウンドに行った場合でもコントロール力に加えフィニッシュのバリエーションが多い。対する金太郎はATT所属になってからは総合的な視野を持って試合を組み立て、今までよりもレスリングを効果的に使いながら戦い、いわゆる打撃に後からレスリングを加えたスタイルに進化している。
両者理想的なスタイルに進化しつつもアプローチは逆。試合の鍵はMMAレスリング力の差になってくる。初めてタイアップしたとき、初めてグラウンドになった時の攻防が試合の流れを決める大きな指針となる。
RIZINバンタム級においてはサバテロのレスリングが一つの基準になっているのでそこを重ねながら見てみても面白い一戦だ。
第3試合/キ・ウォンビン vs. キャプテン☆アフリカ

RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
キ・ウォンビン vs. キャプテン☆アフリカ
パンチ力|圧力|フィジカル|グラウンド力
テイクダウン|アームロック|グラウンド力|グラウンドテクニック
見所解説
RIZINライト級の一戦。フィジカル系ストライカー対テクニック系グラップラーのマッチアップ。修斗ライト級現役王者のキャプテン☆アフリカは柔道と柔術をベースにしたMMAグラップリングに特化したスタイル。この試合も寝技に持ち込んで自分のペースを作り、腕がらみからの展開を作っていきたい。キ・ウォンビンはコリアンゾンビことジョン・チャンソンの意思を引き継ぐ激闘型ファイター。国内の団体にも多く参戦し日本に馴染みのある激闘スタイルでとにかく諦めない鉄の意思の持ち主。
試合の鍵はキャプテン☆アフリカがどれだけ時間をかけずに自分の展開に持ち込めるかどうかになる。テイクダウンに時間をかければかけるほど削られる為、キャプテン☆アフリカのアプローチの仕方とキ・ウォンビンの対応の仕方で流れが大きく変わってくる。勝ちパターンの種類ではキ・ウォンビン。形に入ってからの勝率の高さではキャプテン☆アフリカ。両者が組んでからの展開から目が離せない。
第2試合/トニー・ララミー vs. 山内渉

見所解説
RIZINフライ級の一戦。真正面から打ち合うストライカー同士によるマッチアップ。ララミーは重い打撃が武器として見られるがそれと同時に高いレベルのレスリング力を持つオールラウンダー。伊藤裕樹戦ではレスリング力を使わず正面から打ち合い、激闘を演出するも制する事はできなかった。対するRIZIN初参戦の山内は圧倒的手数よる打撃のプレッシャーで試合のリズムを掴んでいく極真ベースのストライカー。早いコンビネーションを駆使して自分から展開を作っていく部分がとても魅力的な選手でリスクを負って手を出す分被弾する数も多く、課題もある。
両者共に好戦的なストライカーであり、それを活かすためのレスリングをどのように混ぜてくるのか。事前の戦略と総合的な遂行力に注目したい。
グランプリで盛り上がるRIZINフライ級だが、この試合は無視できない。RIZIN最軽量の階級で重厚な打撃戦を見る事ができるのか楽しみでしかない一戦。
第1試合/KING陸斗 vs. 水野夢斗

OPENING FIGHT 第5試合/NOEL vs. 海咲イルカ

OPENING FIGHT 第4試合/赤平大治 vs. 翔磨

OPENING FIGHT 第3試合/宮川日向 vs. MG眞介

OPENING FIGHT 第2試合/元氣 vs. 林眞平

OPENING FIGHT 第1試合/みいちゃんレンジャージム vs. 伊藤菜の花

OPENING FIGHT
RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(51.0kg)
みいちゃんレンジャージム vs. 伊藤菜の花
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