Alash Pride FCライト級暫定世界王者。同国出身カルシャガ・ダウトベックのチームメイトであり弟分で、その兄貴分同様にサウスポーから強烈な左拳を繰り出す。幼少期より格闘技が好きでボクシングやMMAを観ていた。11歳から柔道を習い始め、20歳の時にジムで柔道の練習やレスリングをしていたところ、コーチの友人から市の選手権に出てみないかと勧められたことがきっかけでMMAに挑戦。そのオファーの翌日には3試合を戦って優勝し、それ以来MMAに夢中になり本格的に転向した。22年にアマチュアMMA（GAMMA）で3戦し2勝1敗。23年1月、ダウトベックがメインイベントを飾ったAlash Pride でプロデビューし、スタンドで得意の左を効かせ、グラウンドではチョーク狙いと終始攻勢で判定勝利。以降も同団体を主戦場として活躍し、2、3戦目はパンチでTKO、その後は2戦連続リアネイキッドチョークによる一本勝利を収めている。しかしデビューから破竹の5連勝を経て出場したUAE Warriorsでは一本負けを喫した。24年12月、再起戦となったAlash Prideでリナート・サヤクバエフとの暫定王座決定戦に臨むと、1R パウンドでTKO勝利を収めベルトを獲得。その後、25年2月にジュラベク・テシャボエフを1R左ストレート一閃KOすると、5月にはクレベウソン・シウバに左フック、左ボディを効かせて削り、最後は強烈なグラウンド＆パウンドでTKO勝利した。また、24歳にしてファイトに向き合う最大のモチベーションは家族を養い、子どもたちに安心と機会を与え、より良い人生を築いてあげることだという。

ライト級期待の新星としてRIZINデビューを果たす今回、殴り合い上等のヤン坊をマットに沈め、鮮烈な印象を残したい。