RIZINマッチメイク担当のチャーリーが対戦カードの見所を紹介!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
※見所解説は随時更新いたします。
試合順
第13試合/朝倉海 vs. 元谷友貴
見所解説
見えないトーナメント準決勝。元バンタム級王者として再び玉座を目指す朝倉と回り道をしながらも確実にベルトへの道が見えてきた元谷。どちらともベルトへ辿り着く為には絶対に負けられない。朝倉はボクシング力に長け早い回転かつパワーのある打撃を活用し、近距離の膝で相手を近づけない。元谷は総合的に全ての能力が高く、15分フルで戦えるスタミナを持ち合わせている。打撃の威力では朝倉、手数と運動量は元谷。
勝負の鍵はペース配分になる。朝倉のフィニッシュはほとんど1Rだという事を考慮すると、15分戦い抜く事に慣れている元谷は後半勝負を考えているかもしれない。一撃必殺のフィニッシャーがタイトルマッチに向けて早期完全決着するのか、寄り道ばかりのベテランがついに初のタイトルマッチの舞台に立つのか。試合内容もストーリーも併せて見たい一戦だ。
第12試合/井上直樹 vs. フアン・アーチュレッタ
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
井上直樹 vs. フアン・アーチュレッタ
総合力 | ボクシング力 | グラップリング力|フィニッシュ力
フィジカル|スタミナ|総合力|プレッシャー
見所解説
見えないトーナメント準決勝。RIZINで初の黒星を喫してから盤石の復帰戦を経た井上がBellatorからの刺客アーチュレッタを迎え撃つ。アーチュレッタは大晦日の対抗戦で技術、体力そして作戦遂行力と、一流の能力を見せつけた。井上はスピードと手数、アーチュレッタはフィジカル、体力ファイトIQ。両者の稼働範囲が大きい間は井上が有利、稼働範囲が狭くなる間はアーチュレッタが有利。
試合の鍵は試合の流れが止まるのか止まらないのか。スピードで撹乱させて開いたアングルから試合を組み立てたい井上の動きを止めてジワジワと攻略しようと目論むアーチュレッタ。ジャングルの川辺で行われるジャガーとクロコダイルの争いを彷彿させる野生本能剥き出しの戦いに期待したい。
第11試合/ホベルト・サトシ・ソウザ vs. スパイク・カーライル
RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. スパイク・カーライル
柔術 | サブミッション | グラウンドコントロール | 試合決定率
総合力|フィジカル|気力|キャラ
見所解説
フィニッシュ率100%のRIZIN現役ライト級王者のソウザがフィニッシュ率93%のカーライルとノンタイトルマッチでぶつかる。カーライルはプロキャリアで一度もフィニッシュされた事がなく、ソウザのパーフェクトな決定率が試される。
勝負の鍵はフィジカル。ソウザは寝技において絶対的な信頼があり、それが打撃にも反映し倒せる打撃が打てる。対するカーライルはテクニックを体幹とフィジカルの強さで補っている印象がある。この試合は最初の寝技の攻防でこの先の展開がある程度予想される。
1ラウンドでの寝技の攻防が注目すべきポイント。ソウザの世界トップレベルのMMA柔術技術は剛力野人に通用するのか?圧倒的「技」か圧倒的「力」か、RIZIN究極の盾と矛を証明する戦いの火蓋が切って落とされる。
第10試合/ブアカーオ・バンチャメーク vs. 安保瑠輝也
RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(70.0kg)
ブアカーオ・バンチャメーク vs. 安保瑠輝也
第9試合/三浦孝太 vs. YA-MAN
見所解説
総合3戦目の三浦が総合デビュー戦のキックボクサーYA-MANと激突する異種格闘技の香りがする一戦。サッカーから総合格闘技に転向した三浦は打撃もさながら寝技の技術も備えている。対するYA-MANはキックボクシングで実績があり、倒せる打撃の技術とパワーを持っているが寝技に関してはまだ日が浅い。
三浦は打撃のスペシャリストに対して打撃戦は挑まないとなると勝負のテーマは「寝技の展開になるのかならないのか」になり、YA-MANのテイクダウンディフェンス、そしてグラウンドでの対応力が鍵になってくる。YA-MAN側もこの展開を予想してどのような対策、どのような武器を用意してきたのかが気になる。三浦のテイクダウンに行くまでの過程、YA-MANのテイクダウン前後の対応に注目したい。
第8試合/ジョン・ドッドソン vs. 竿本樹生
見所解説
RIZINデビュー戦で強烈なインパクトを残したドッドソンが14連勝中でRIZIN5戦目で竿本と戦う。日本のプロスペクトが世界に挑戦するというテーマのこの一戦。フライ級独特のスピードと躍動感とパワーを世界トップレベルで魅せ続けてきたドッドソンに対し竿本がどこまで食いついていけるのか。
ドッドソンは相手に合わせる事は無く、毎試合自分の身体能力をリング上で解放する。それに対して竿本が「対応する」のか「仕掛ける」のかによって試合の流れが大き変わる。ドッドソンの爆発力とプレッシャーに飲み込まれずに自分のペースを押し付ける事で勝機を見出したい。有明で待つのは希望の光かそれとも非常な現実か。
第7試合/芦田崇宏 vs. 摩嶋一整
見所解説
裏RIZINフェザー級ワンマッチ。影の実力者の代表と言われRIZINでイバラの道を進み続ける両者が有明で対戦する。芦田はボクシング力が高く、グラップリングもこなせるオールラウンダー。摩嶋はテイクダウンとグラウンドコントロールに秀でたグラップラー。芦田は自分が上回っている打撃の分野で勝負をしたいが倒された場合はすぐに立ちたい。摩嶋はグラウンドでコントロールしてパウンドや肘でダメージを与えたい。
この勝負の鍵はタックル時の攻防になる。作戦が比較的分かりやすい摩嶋に対して芦田がどのような武器を用意しているのか。タックル時の攻防もさながら摩嶋のセットアップと芦田の反応にも注目するとより楽しめる事間違いない。
第6試合/佐々木憂流迦 vs. ボイド・アレン
見所解説
RIZINフェザー級の一戦。佐々木はフェザーにあげてから苦しい展開が続いておりここで白星を獲得しておきたい。アレンはRIZINデビューのライト級から1階級下げて臨む一戦になる。レスリング力とグラウンドコントロール力を駆使して代名詞であるバックチョークに持っていく必勝パターンを持つ佐々木に対して、プロボクサーとしての一面をもつアレンはパンチ技術で試合を組み立て、グラウンドになっても足関節などの武器を持つ。
遠距離は蹴りの佐々木、近距離はアレンのパンチ又は佐々木のタックルという両者の距離によって出してくる武器の選択肢に注目したい。結果を出さないと後のない両者、何がなんでも勝ちを取りに来る強い心と魅せるパフォーマンスに期待したい。
第5試合/岸本篤史 vs. ビクター・コレスニック
RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
岸本篤史 vs. ビクター・コレスニック
ボクシング力|パンチ力|アグレッシブ|精神力
打撃|蹴りバリエーション|スピード|アグレッシブ
第4試合/伊藤裕樹 vs. 山本アーセン
見所解説
当て勘抜群のMMAストライカー伊藤とフライ級に落として3年ぶりに復帰戦を行う山本が激突するこの一戦。伊藤は切れ味鋭い打撃で試合を組み立てていく。山本はバックボーンのレスリングを活かした戦いをしたい。
勝負の鍵は未知数な部分にある。山本が前線から離れている3年間に伊藤は10試合を行い確実に経験値を稼いできている。山本はこのブランクをどのように埋めてきたのか、どのように成長したのか、フライ級でのコンディションはどうなのかなど想像の及ばない部分に期待したい。伊藤は序盤から様子を見るのか、それとも山本の試合勘の戻らないうちに一気に決めにかかるのか。山本は打撃でいくのか組みにいくのか。戦術にも注目な両選手の成長はいかに。
第3試合/山本琢也 vs. 横山武司
見所解説
フェザー級注目の一戦。元GRACHAN2階級チャンピオンで柔道をベースに持つフィジカルモンスター山本が1年半ぶりに2度目の参戦。対する横山は流れるようにアグレッシブなグラウンドの展開でプレッシャーをかける柔術黒帯。
山本はパンチ力と耐久力にものを言わせて打撃でも圧をかけるが横山も寝技に対する絶対の自信から体重を乗せた打撃で前に出る。寝技の状態でも山本はフィジカルを使い相手を蹂躙し、横山は絶え間ない関節への攻撃でペースを握る。剛と柔、水と油のように相反する両者のスタイルが果たしてどのような試合を作り出すのか。波の満ち引きのような展開から衝撃的な何かが起きる期待感は大会一かもしれない。試合の内容によってはRIZINフェザー級の上位陣を脅かすような選手が1名または2名現れる事になる。
第2試合/ラマザン・テミロフ vs. 浜本“キャット”雄大
RIZIN MMAルール:5分 3R(57.5kg)
ラマザン・テミロフ vs. 浜本“キャット”雄大
打撃力|打撃回転|スピード|パワー
打撃力|打撃コンビネーション|スピード|テクニック
見所解説
RIZIN初参戦のウズベキスタンの新星ストライカー・テミロフとRIZINでのリベンジに燃える日本人ラウェイ王者の浜本がフライ級でぶつかる一戦。両者ともに打撃が得意なストライカーで前進しながら手数で相手を飲み込むスタイルだ。テミロフはリーチが短い分踏み込みながらパンチを強振してくるが浜本は蹴りの距離から強いミドルなどの蹴りで試合を組み立ててくる。
両者似たスタイルながらこの距離設定が試合の鍵を握る。パンチのテミロフと蹴りの浜本が最速のフライ級でどのような打撃戦を見せてくれるのか。大きく動き始めたRIZINフライ級戦線にコンテンダーとして名乗りをあげるのはどちらだ。
ラマザン・テミロフと対戦を予定していた征矢貴が、練習中に右膝の右内側側副靭帯部分断裂で全治10週間と診断された為、征矢が欠場、対戦カードはラマザン・テミロフ vs. 浜本“キャット”雄大に変更となりました。
第1試合/城戸康裕 vs. 木村“ケルベロス”颯太
RIZIN キックボクシングルール:3分 3R(69.0kg)
城戸康裕 vs. 木村“ケルベロス”颯太
【試合延期】伊澤星花 vs. 山本美憂
山本美憂が右膝前十字靭帯断裂により全治6ヶ月と診断された為、山本の欠場および伊澤星花vs.山本美憂の試合は延期となりました。