高校1年生から伝統派空手を学ぶ。大学生になるとテレビで放送されていた総合格闘技に興味を持ち、自分が学んだ空手がどこまで通用するか試したくなったことをきっかけに、MMAファイターを志す。マアチュア修斗では、北信越大会を制し、アマチュア修斗全日本大会に出場するなどして腕を磨く。13年にDEEP大阪大会でプロデビュー。その試合では古賀俊一をパンチでKOし、白星デビューを飾った。同年12月からはPANCRASEを主戦場にし、得意のパンチを振り回す「一撃必倒」のスタイルで、スリリングな試合を見せ続ける。そのPANCRASEフライ級では世界ランキング5位の位置につけた。19年には階級をフライからバンタムに上げ、GRACHANに戦いの場を移すと、その初戦で坂巻魁斗と対戦。難敵の坂巻を相手に、タックルを切り、パンチを当て続け負傷TKO勝利を挙げる。その内容が評価され、20年に伊藤空也とのバンタム級王座決定戦に挑むことに。しかし判定負けを喫し、戴冠は果たせなかった。デビュー当時は「天才現る」と注目を集めたが、まだその存在感を満天下に知らしめるには至っていなかった。

RIZINデビュー戦となった21年3月のRIZIN.27では祖根寿麻と対戦すると1Rに祖根のタックルをかわし、身体を入れ替えたところで左右のフックを当て、わずか27秒の秒殺勝利を挙げた。21年3月に行われたRIZINバンタム級グランプリ抽選会の出場選手16名に選出されると、21年6月のRIZIN.29大阪大会で行われたトーナメント一回戦でベテラン大塚隆史と対戦。一撃必倒のパンチを狙うも大塚に終始コントロールされ判定負けを喫した。