ヴァイキングの精神を引き継ぐスウェーデンを代表するファイター。元パンクラシストのオマー・ブイシェがスウェーデンに立ち上げたPANCRASE GYM SWEDENでキャッチレスリングを学び、12年にポーランドで行われたMMA KOSZALINでプロデビュー戦をTKOで勝利を飾り、2戦目となるIRFA5でも裸締めで一本勝ちを収め、その後も連勝を重ねる。その後は技術強化の為に柔術と散打の練習に打ち込むようになる。16年4月のRIZIN.1に初参戦を果たすとロシアの“ヒョードルの秘蔵っ子”ワジム・ネムコフを相手に粘り強く戦い抜き、判定勝ちを収める。その戦いが評価され、同年9月のRIZIN WGP無差別級トーナメントにエントリー。一回戦でワレンティン・モルダフスキーと対戦したが、惜しくも判定負けを喫する。25歳という若さに加え、アグレッシブなファイトスタイルから、まだまだ伸びしろが充分にある、というのが関係者の一致した意見だ。17年7月のRIZIN.6ではテオドラス・オークストリスに肩固めで一本勝ちすると、その試合後のインタビューで戦いたい相手としてイリー・プロハースカを指名し、同年末に対戦が実現した。打撃とテイクダウンからのパウンドで追い込んでいくが、イリーの猛ラッシュの反撃で逆転負けを喫する。昨年は母国で行われたSuperiorChallengeに参戦すると2戦2勝（1KO、1TKO）という戦績を残す。約1年3ヶ月振りの参戦となるRIZIN.15では持ち前のキャッチレスリング力と強烈なパウンドで判定勝利を収めた。