2020年8月9日(日)ぴあアリーナMMにて開催されるRIZIN.22 - STARTING OVER - の見所を、RIZINマッチメイク担当のチャーリーが徹底解説する『チャーリーガイド』!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!

SNSをフォローして最新のチャーリーガイドをチェック!
RIZINオフィシャルSNSをフォローすると最新のチャーリーガイドがチェックできる!お見逃しなく!
※こちらのページは随時、追加更新いたします。

≫RIZINオフィシャルTwitter
≫RIZINオフィシャルInstagram

第9試合/スペシャルワンマッチ 矢地祐介 vs. ホベルト・サトシ・ソウザ

矢地祐介

打撃 / Striking Intuition | 当て勘 / Striking intuition | フィジカル/ Physical strength | 打撃パワー / Striking power

ホベルト・サトシ・ソウザ

柔術 / Jiu Jitsu | サブミッション / Submissions | グラウンドコントロール / Ground Control | 試合決定率 / Finish rate

日本を代表するライト級選手同士による対決が実現。昨年末、金網の中で華々しく白星をあげた矢地と、ライト級グランプリ1回戦で涙を飲んだソウザ。両者ともに様々な想いを持って今までの時間を過ごし、技術を向上させた上での対決となる。ストライカー vs 柔術の構図になるか、ソウザの総合格闘技への対応がどのように成長しているかがポイント。矢地はいかに相手のペースにさせずに、自分のしたい事を自分の距離で戦う事ができるかが鍵になる。

ここまで戦い方が異なる選手同士の試合は、いかに「自分の戦いを相手に押し付ける」かが勝負の行方を占う上で大きなポイントとなる。カウンターが得意な矢地に対して、ソウザは打撃の距離で真っ向勝負しても分が悪いか。矢地は組まれるとソウザの世界で勝負する事になり分が悪いか。綿密な作戦を立ててそれを執行し、自分の意志を貫いた方に勝利が訪れる。この試合の勝者に待ち受ける次なる相手とは。。。

第8試合/スペシャルワンマッチ 浜崎朱加 vs. 前澤智

浜崎朱加

経験 / Experience | グラップリング力 / Grappling | 手首のコントロール / Wrist control | 総合力 / Well rounded

前澤智

グラウンドコントロール / Ground control | 柔道 / Judo | スクランブル / Scrambles | スタミナ / Stamina | 精神力 / Mental strength

日本が生み出した絶対女王の浜崎に対戦表明を示した前澤が挑戦する。大晦日のタイトルマッチでは僅差の判定で敗れてしまった浜崎だが、安定した強さを見せ続けさらに進化し続けている。対する前澤は現女王のハム・ソヒに完敗してから復帰戦で勝利している。

実力差がある中で前澤がどのような作戦を立て、絶対女王に一矢報いる事ができるかが勝負の鍵となる。“打投極”全てに於いて安定したレベルの高さを見せる浜崎だがスロースターターな部分がある。前澤はグラップリング力では分が悪いため打撃の展開でいかに浜崎を翻弄できるか、ダメージを与えつつインパクトのある打撃を当てるかで勝機が見えてくる。徹底したダブルリストロック対策と、爆発力のあるスクランブルが浜崎攻略の糸口か。これから先、下克上を狙う若い世代のためにも、浜崎攻略の片鱗を見てみたい。

第7試合/スペシャルワンマッチ 浅倉カンナ vs. 古瀬美月

浅倉カンナ

レスリング力 / Wrestling | ドライブ / Drive | グラウンドコントロール / Ground control | グラインド / Grind

古瀬美月

スピード / Speed | 負けん気 / Competetive | アグレッシブ / Aggressive | 総合力 / Well rounded 

17年のスーパーアトム級GPを制して一躍『RIZIN女子の顔』となった浅倉が若手選手を迎え撃つ。古瀬はまさに新時代の選手と呼ぶに相応しく、“打投極”全てをこなせるバランスの取れたファイターだ。一つのスタイルに固執する事なく、状況に合わせて戦える器用さを持つ古瀬は、RIZIN古参の浅倉を喰って一気に名声を手に入れたいところ。

タックルへの布石のために打撃を繰り出す浅倉に対して、しなやかな身のこなしから倒すための打撃を振るう古瀬。打撃の応酬の流れによっては勝負の秤が傾く事になる。打撃の距離と撃ち合いを制した方が、試合の流れも制する、という展開になるだろう。今までチャレンジし続けてきた浅倉にとっては、初めてチャレンジされる側になる今回。若い世代の大きな壁になる事ができるか、それとも勢いそのまま古瀬が一気に流れを持っていくか。

第6試合/スペシャルワンマッチ 井上直樹 vs. 渡部修斗

井上直樹

総合力 / Well Rounded | ボクシング力 / Boxing | グラップリング力 / Grappling Skills | フィニッシュ力 / Finish Rate

渡部修斗

タックル / Takedown | グラップリング力 / Grappling Skills | バックコントロール力 / Back Control | スクランブル / Scrambles | 粘り強さ / Grittyness

荒れに荒れているRIZINバンタム級に新たな国内王者が参戦する。RIZIN.21でRIZIN初参戦にしてその完成度の高さを見せた井上、対する渡部は国内の大会で活躍し続けてきたベテラン選手だ。両者ともに手足が長く、グラウンドでの試合展開を得意とする。

打撃では井上に分があるか。渡部は井上より倍以上の試合経験を活かして、いかに相手のミスを誘い『マジカルチョーク』と自負する極めの展開に持っていけるか。井上はUFC参戦経験と、アメリカで練習をしている実力の差を見せつけたい。渡部の持ち味はグラウンドの展開になってからだが、井上もグラウンドが得意な選手だ。下手なタックルは自ら悪いポジションになるリスクがある。組むタイミング、タックルのタイミング、小さなミスを見逃さずに試合を運べるかが勝利への鍵となる。細かなテクニックが光る試合展開に期待。

第5試合/スペシャルワンマッチ 江幡塁 vs. 植山征紀

江幡塁

経験 / Experience | 上下打ち分け / Combinations | スピード / Agility | パワー / Striking power

植山征紀

経験値 / Experience | パンチ技術 / Striking technique | コンビネーション / Combinations

技巧派同士の戦いが組まれた。植山はパンチの技術が非常に高く、速くて正確なコンビネーションが魅力だ。対する江幡も教科書通りの技術を最高レベルで繰り出す事ができ、コンビネーションと上下の打ち分けが非常に上手い。このレベルの対戦で身長もリーチもほぼ同じな中、勝負の鍵を決めるのは駆け引きの巧さと引き出しの多さになる。

蹴りのミドルレンジでは江幡が有利、肘の無いパンチのショートレンジでは植山と言ったところか。距離を制するためのフェイントが交錯する緊迫した展開の中で、一つのミスが試合の流れを大きく変える事になる。両者ともにクレバーさの中に熱い闘志を秘めている為、洗練された打撃の応酬から熱い撃ち合いの展開に発展するかもしれない。

第4試合/スペシャルワンマッチ 吉成名高 vs. 優心

吉成名高

タイミング / Timing | 前げり / Teep | ディフェンス / Defense | スピード / Agility | 精密/ Accuracy

優心

テクニック / Technique | 右ミドル / Rick body kick | 距離感 / Distance | ディフェンス / Defense

18歳と19歳の才能あふれる若い選手たちが横浜のリングで対決する。世界で二人目、日本人初の快挙を達成した吉成がRIZIN初参戦。ムエタイの母国でミラクルボーイと評されるムエタイ界の神童が、リベンジに燃えるNJKFのエース優心を迎え撃つ。

吉成はどの武器もハイレベルで抜群の距離感を持っている為、相手の攻撃を予測して避ける動作が光る。対する優心も抜群の距離感を持ち、右の蹴りを多用しながら自分の距離を組み立てる事に長けている。ディフェンス力に優れた両者が肘の当たる距離でどのような攻防を見せてくれるのか非常に楽しみな試合だ。ムエタイ界、立ち技界の未来を背負っていく十代の選手たちがRIZIN初となる肘ありルールでどのような試合を見せてくれるか。

第3試合/スペシャルワンマッチ 関鉄矢 vs. 神田コウヤ

関鉄矢

アグレッシブ / Aggressive | スクランブル / Scrambles | 手数 / Relentless | 根性 / Mentality

神田コウヤ

アグレッシブ / Aggressive | リーチ / Reach | 攻撃範囲 / Range | 安定感 / Stability

※関鉄矢は内村洋次郎と対戦予定でしたが、内村洋次郎は練習中の怪我のため、ドクターストップによりRIZIN.22は欠場となります。関鉄矢の対戦相手は神田コウヤへ変更となりました。

内村の負傷欠場により急遽組み直された一戦。神田コウヤは2週間前のオファーを受けるだけの準備と自信が伺える。関は対戦相手の変更のために作戦をアレンジしなければならない。

神田は背が高くリーチも長い。大抵の相手と向き合った時には相手の射程距離の外から打撃を当ててリズムを作っていく事ができ、しっかりとしたレスリングバックボーンを持っているため思い切った打撃を振るう事ができる。関は相手の距離を無視して強烈な圧力で前に突っ込んでいく事ができるスタイル。両者好戦的で打撃を重視するため、距離が噛み合った時の乱打戦は激しいものになるが距離が噛み合わなかった場合は神田がジリジリ前に詰め、関が突進し、リセット、という形になりそうだ。その場合総合格闘家としての引き出しの多い方が有利である事は間違いない。

第2試合/スペシャルワンマッチ 白川陸斗 vs. 萩原京平

白川陸斗

アグレッシブ / Aggressive | 圧力 / Pressure | 精神力 / Mentality

萩原京平

アグレッシブ / Aggressive | 手数 / Consistant | 精神力 / Mentality

大阪出身同士による喧嘩ファイトが横浜の地で繰り広げられる。共に喧嘩ファイトを自負する両者だが経験と技術では白川が上か。しかし気持ちの面でも萩原は負けてられない。

会見で両者も強気なコメントを残しているが早くも決戦の火蓋は切られている。両者共に足を止めて「やるかやられるか」の撃ち合いを決行するのか、はたまた技術力を見せて華麗に戦うのか。いずれにしろ好戦的な両者の試合はゴング直後から目が離せない死闘が繰り広げられる事は間違いない。

第1試合/スペシャルワンマッチ 山本アーセン vs. 加藤ケンジ

山本アーセン

レスリング力 / Wrestling | ポテンシャル / Potential | 爆発力 / Explosiveness | スクランブル / Scrambles

加藤ケンジ

打撃 / Striking | アグレッシブ / Agressiveness | 気迫 / Fighting spirit | 勢い / Momentum

怪我で長期離脱を余儀なくされていた山本アーセンが14ヶ月ぶりにRIZINのリングに立つ。対するは今年2月に浜松でRIZINデビューを果たしたものの、思うようなパフォーマンスができずに黒星を喫してしまい名誉挽回に燃える加藤ケンジ。

前回良い勝ち方をしているだけに山本はそのままの勢いで成長ぶりを見せつけたい。加藤は自分の持ち味を最大限に活かして自分の得意な試合展開に持っていきたい。山本の格闘技センスには目を見張るものがあり、打撃の技術も目に見えて上達している。加藤もストライカーとしてスタンドでの打撃の応酬ではもちろん、プロ格闘家として場数を踏んでいる先輩として負けるわけにはいかない。山本が生粋のレスラーとして徹底したレスリング戦略を立ててくれば加藤には厳しい戦いになるだろう。だが加藤が経験を活かして打撃戦の展開に持っていければ会場が爆発するような試合内容になるだろう。

RIZIN.22 / RIZIN.23 の見所を徹底解剖!スカパー!勝利者賞、KO賞の実施が決定!