格闘技を始めたきっかけは兄との兄弟喧嘩で、兄に勝ちたいという一心から8歳の時にキックボクシングを始めるようになる。アマチュアで45戦30勝の戦績を残し、18年10月にプロデビュー。19年12月にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座決定戦に臨み、判定勝ちで見事王座に就いた。20年2月のREBELSでは老沼隆斗との王者対決が実現。キックファン注目のこの一戦は、延長戦にもつれ込む接戦の末に敗れ、プロ初黒星を喫した。同年8月には濱田巧、12月には元REBELS-MUAYTHAIフライ級＆スーパーフライ級王者・松崎公則を破り、21年2月REBELS ～The FINAL～で老沼とのタイトルマッチでの再戦のチャンスを掴む。5ラウンドを戦い抜き、判定3-0でリベンジを果たすとともに、REBELS-REDスーパーフライ級王座（現：KNOCKOUT-REDスーパーフライ級王座）を獲得した。同年6月にはプロボクシングで活躍し、日本ライトフライ級王者になった経験を持つ悠斗を退け、9月にはサンチャイ・TEPPEN GYMと対戦。連勝の勢いのまま元ラジャダム王者超えを狙ったが、サンチャイの巧さの前に苦杯を舐めている。

ここまでにプロ戦績15戦11勝3敗1分（2022年2月現在）と堂々たる戦績を残しており、今回キャリア最強の敵・吉成名高と対戦することとなった。「自分自身のすべてを見て欲しい」と語る白幡が、ここで大物食いを果たせば一気に注目を浴びる存在になるだろう。必殺の左ストレートで、ジャイアントキリングを目指す。