PRIDEのエメリヤーエンコ・ヒョードルとミルコ・クロコップの試合を見たことがきっかけで、格闘技に興味を持つようになる。14歳からボクシングのトレーニングを始め、キックボクシングや柔術を経験した後にカザフスタンのジェクぺ・ジェクという格闘技に転向する。そのジェクペ・ジェクでは何度もチャンピオンに輝く経歴を持つ。アマチュアでは175勝5敗という驚異の戦績を誇り、14年11月のジェクペ・ジェクでプロデビューを果たすと1R終盤にその強烈なパンチで相手をKOし、デビュー戦を勝利で飾った。2戦目となった15年3月のAlash Pride FCではロシアのバルタン・アサトリャンに3Rアナコンダチョークを極められ一本負けとなった。しかし、その後は一つのドローを挟んで4連勝を飾る。16年5月のAlash Pride FCフライ級GP決勝でシンギス・カイラノフに僅差で敗れ優勝ならなかった。その後は主戦場をM-1 Challengeに移すと再びパンチによるKOで連勝を飾り、18年2月のミカエル・シランダーとの暫定王座決定戦で2Rに右アッパーをヒットさせマットに沈め王座戴冠となった。しかし5月の初防衛戦ではウクライナのアレクサンダー・ドスカルチャックと対戦するも、2Rに拳を怪我しTKO負けで防衛ならなかった。その後は4連勝を挙げると、22年12月にはボクシングにも挑戦するなど更に打撃に磨きをかける。これまでに12勝3敗1分の戦績を残し、

12勝の内、7つのKO勝利とそのパンチの強さには絶対の自信を持つ。カザフスタン初のUFCファイターで無敗のシャフカト・ラフモノフを憧れのファイターとして挙げており、自身も立って良し寝て良しのトータルファイターを目指している。

RIZIN初参戦となる今大会でその圧倒的な強さを見せつけ、RIZINフライ級戦線へ割って入りたい。