“ハニー・ベアー”のニックネームを持つアラスカ州出身の重量級ファイター。高校時代からレスリングを学び、アラスカ州で1シーズン最多フォール勝利の記録を作る。大学時代はハワイ大学でアメリカンフットボールを始めるが10年に総合格闘技に転身、11年4月にMMAプロデビューを果たす。アメリカのローカル団体でキャリアを重ねると、個性的なキャラクターが評判となり、12年から2年連続でTUF17、TUF19へエントリー。14年にWSOFでキャリアを重ね、17年にはROAD FCへ参戦。17年8月のRoad FC 41では“釜山の重戦車”の名でPRIDEを中心に活躍した韓国人ファイター、チェ・ムベから判定勝利を挙げた。

RIZIN初参戦となった18年9月のRIZIN.13で、同じくストライカーのイリー・プロハースカと対戦、しかしイリーのパンチ連打を受けTKO負けを喫する。19年6月のRIZIN.16ではロッキー・マルティネスとのド突き合いを制してRIZIN初勝利を飾った。連続参戦となった19年7月のRIZIN.17ではビタリー・シュメトフをTKOで下すと、19年大晦日のRIZIN.20では柔道金メダリスト・石井慧をグラウンドパンチで沈めTKO勝利し、RIZIN3連勝で2019年を締めくくった。

レスリングベースでありながら打撃戦を好み、思い切りの良いパンチで会場を沸かすファイトスタイルが魅力。陽気なキャラクターで入場時のパフォーマンスでも観客を楽しませてくれる“ハニー・ベアー”は、RIZIN重量級のエースの座を狙う。