11月17日（日）ポートメッセなごや 第1展示館にて開催されたRIZIN LANDMARK 10 in NAGOYAの出場選手たちの試合後インタビューを公開！
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白川ダーク陸斗「今回の試合に勝って、バンタム級のトップ戦線にアピールしたかった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
白川 マゲラムうまかったですね。強かったです。しつこさと、うん。こっちもマゲラムがやりたいことをさせなかったんですけど、向こうも僕のやりたいことをさせないように作ってきて。やっぱり、レスリングのしつこさとか最後の最後でそこ競り負けてしまいましたね。
ーー実際に対戦して、マゲラム選手のイメージは変わりましたか？どこが上回れた点でしょうか。
白川 正直言わせていただくともっとやばいと思っていました。もっとスピーディーでもっとハードパンチのイメージだったのですけどそんなこともなく。しっかり技術があって、タックルのタイミングがすごいドンピシャで、うまかったです。
ーー今大会ではJTTの同門選手の試合が続いていく流れ的にはこの結果を受けてどう感じましたか。
白川 トップバッターとしていい流れ作って全勝したかったですけどそこができなかったのが悔しいですし。でもヒロヤくんが勝ってくれて、こっちもウルっときました。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
白川 今回の試合に勝って、やっぱりバンタム級のトップ戦線にアピールしたかったんですけど、そういう試合もできず。インパクトのある試合もできずって感じだったんですけど。まあ、もともとこの試合を何としてでも勝つっていう勝てば絶対に道が開けると思った相手だったし、そういう試合だと思っていたので、そういうふうに作る体で試合の組み立てもやっていたんですけど。うん……。まあでも今後の展望というか、自分が最後の最後はちょっと正直もう出し切った感が自分の中でもあって1ｍｍも動かなかったような感じだったんですけど、気持ちじゃどうにも。でもバンタムで行けるなと思った試合です。
ーー相手のタックルのタイミングがドンピシャでうまかったと。そこに対する練習をJTTで繰り返しやってきたと思います。そこを上回るだけのうまさが相手にありましたか。
白川 そうですね、タイミングとか、あと自分が思ってたよりも低空でしたね。低かったです、タックルが。なので、一回ヒザとかもドンピシャに当たるタイミングもあったんですよ。もうかすったような。それもやっぱりマゲラム自体がタックルが低いのでかすっていくような。普通の選手ならドンピシャで当たる位置やったんですけど。そうですね、すごい低空なタックルでしたね。あと、そういう似たようなタイプがあまりいなかったので、練習パートナーに。スパーリングパートナーから相手に似たようなスタイルの選手は呼ばないとな、と思いまし。
ーー3Rになるとだいぶタックルに合わせる、切る動きもたくさん見せましたがそれでも向こうもしつこく仕掛けてくる。白川選手としてはフラストレーションが溜まる展開でしたか。もっと打撃で勝負したかったですか。
白川 そうですね、打撃で作りたかったですし、正直プレッシャーも与えられて作れていたのですけど。やっぱり勝っている選手というのは3Rめ一回切って、２回切って３回のタックルを凌いでここから作れるというときに、にもう1回来て、そのしつこさというか、勝ち続けている選手はそこの意地がすごいので、マゲラムにもそういうところがあったので、はい。ホンマ強かったなという感じです。（モニターで試合を見て）ああ、倉本君が……、ギョンピョ、強いな……。
ーーバンタムで行けるという感触や、伸びしろを感じましたか。
白川 大いに感じています。正直、映像見てもらってわかると思いますけど、バンタムで試合している時とフェザーの時の自分の体のデカさって同じくらいだと思うのですよ、試合時の。だからバンタムで全然やっていきたいですね。しかもこのしんどい試合を経て、さらに強くなれるな、とは確信しています。
ーー選手コールの際、大歓声でした。それを感じましたか？
白川 感じましたし、あんな情けない試合して負けているのにすごいあったかい声援かけてくれて、それにちょっとウルっとしましたね。こんな温かい人たちがいるんだと。頑張らないと行けないと思いました。
ーーご家族とはお話をしましたか。
白川 いや、とりあえずは休憩中に会おうと思います。耐えられるかどうかわからないです。
ーー「何やってるんだ」と叱咤されそうですか。
白川 いや、違います。多分お疲れ様と優しく声かけてくれると思うのですけど、その子どもたちの無邪気な顔を見て自分が大丈夫かは、わかんないです。
マゲラム・ガサンザデ「自分の階級のタイトルを狙いたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
ガサンザデ まず気分はとてもいいです。勝ててとても嬉しく思っています。
ーー白川選手と戦った印象を教えてください。
ガサンザデ 試合前会見でも言いましたが、非常に強い、経験のある選手だと良く知っています。今日戦えて嬉しかったです。今日自分が勝ちましたが、もし次、数ヶ月後にやったら勝敗がどうなるかわかりません。すばらしい相手でした。
ーー初参戦のRIZINの舞台はいかがでしたか。
ガサンザデ このRIZINの試合全体がとてもいい雰囲気だと感じました。今回初参加できて大変光栄に、嬉しく思っています。それだけでなく、RIZINは世界のプロモーターのなかでもベストのひとつだと思います。よく組織されていて、近いうちにまたRIZINで試合したいと思っています。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
ガサンザデ 自分の階級のタイトルを狙いたいと思います。そのためにいい試合を続けるのがまずひとつ。今回メインイベントのケラモフ選手にもぜひ勝ってもらいたいですし、彼らとひとつのチームとしてこれからもRIZINで活躍していきたいと思います。
ーーこれから日本で行ってみたいところは？
ガサンザデ 具体的にどこに行きたいという場所の名前はありませんが、試合が終わってホッとしたので、名古屋を散策して名物を食べてみたいです。名古屋に来たことがあるチームメイトから美しい場所、や行って面白い場所がたくさんあると聞いているので、今日これから時間があれば訪れてみたいと思います。
ーー終始試合はガサンザデ選手のペースだったと思いますが、白川選手にタックルを何度も切られました。焦りや、プラン変更はありましたか？
ガサンザデ 自分と彼の戦うスタイルはちょっと違います。自分はどちらかというとレスリングでグラウンドが主体で、白川選手は打撃主体だったと思います。だからそれまで。自分は、1Rも2Rもグラウンドの戦いにもっていこうとしていて、それが自分のペースなので、そうやっていこうと思っていました。3Rで白川選手がタックルを仕掛けてきたけれど結局うまく行っていなかったと思います。
アラン“ヒロ”ヤマニハ「彼（太田忍）の名前を出したのはこの階級のトップにいると思っているから」
ーー試合後の率直な感想を聞かせてください。
ヤマニハ 勝利を収めることはいつもとても嬉しいですし、達成感があります。もっと簡単に勝てるプランを計画していましたが、思ったよりうまくいかず、見て分かるとおり、相手はアグレッシブな選手なので、いい対策をして臨めたと思います。
ーー左目の腫れがひどいですが、フィニッシュに至るまで見えていましたか？
ヤマニハ 途中から見れていませんでした。すべてぼやけた感じで、大体彼がどの辺にいるのかを感覚を掴めた程度で、どこにいるかわからない状況もありました。
ーー山本選手について感想があれば教えてください。
ヤマニハ 打撃はもちろん強かったです。身体的には彼のほうが痩せているしもっとコントロールできるかと思ったけれどフィジカル面での強さもありました。
ーー太田忍選手についてマイクで名前を挙げていました。詳細を教えてください。
ヤマニハ 彼の名前を出したのはこの階級のトップにいると思っているからです。勝てると思う相手に対して挑戦したわけではなく、この階級で自分と一番似ているとも思っています。勝敗が誰に負け誰に勝ったかの結果などが似ていると思っていて。また彼はレスリングでオリンピックでメダルをとったトップ選手です。そして自分はブラジルで生まれましたが日本の血を持っていますので、名前を出しました。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望を教えてください。
ヤマニハ 目の怪我がどのくらいで治るかによりますが、1年RIZINで試合をしていなかったのでもう少し頻繁にRIZINで試合をして、どれだけ強く、観客を楽しませることができるかを見せたいと思います。
ーー山本選手の打撃がヒットしていましたが、彼にもっと強くなるためのアドバイスをするとしたら？
ヤマニハ 彼は打撃は速度も距離感もすごくいいですしすばらしいですが、グラウンド能力に少し自信がないように感じました。グランド能力をあげればもっと強くなると思います。
ーーたとえば、ヤマニハ選手が一緒に練習するとか？
ヤマニハ もちろん練習すると言うのもありかもしれませんが、自分はボンサイに所属し、チームの中での練習を大事にしているので。
ーー秋元強真選手と怪物君が試合をしますが、どう予想しますか。
ヤマニハ 自分が秋元選手と対戦したとき彼を初心者だと思い、彼を見下すようなところがあってとても痛い目を見ました。怪物君はとても強いですしグラウンドでのグラップリングでも強いので大丈夫だと思います。
山本聖悟 「一回の人生だし、まだまだ続けようと思います」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
山本 めちゃくちゃ悔しいですけど、これが結果で実力なので、僕の実力不足で負けたって、受け入れています。
ーーもともと考えていたプランを教えていただけますか。
山本 もともとジャブ、僕の距離で戦って三日月でお腹きかせて右ストレートを相手の右側から打ち込むっていうプランだったので、実際向かい合ったら結構カーフが入るのでカーフに切り替えて、足も切ったし、実際に三日月が入ってお腹が効いていたのもわかったし、顔も効かせたのですけど。はい、プランはそんな感じだったです
ーープラン通りだったけれども最後にヤマニハ選手のグラウンド技術が上回ったということでしょうか。
山本 バックスピンキックとバックスピンエルボーを、狙っていたのですけど。ヤマニハ選手は結構左フックを打ってくるのでそこに合わせて。多分2R序盤でバックスピン行ったときに逆にバックを取られてテンパって、グラウンドになって。グラウンドでも対応した練習をしっかりしていたのですけど、技術的な話で言えば、ダゲスタンのハビブ・ヌルマゴメドフとかがやるような、後ろから手を両手で取ってくるやり方があるのですけど、それが想定外で、意外とそのやり方をやってきたので、それだけ取られないようにという感じでバック向けて、上向いた瞬間にスポッとはめられてしまった。バックスピンエルボーでまずミスって、グラウンドでのミスがありました。ただ僕が単純に弱かっただけですね。
ーー今回の試合は調子が良さそうでしたが、実際に戦って気持ちの浮き沈みがありましたか？
山本 試合中ですか？**終えてからは、調子は良かったし打撃も実際、ヤマニハ選手がRIZIN出た中で一番自分が効かせたんじゃないかとか、他の選手だったら倒れたんじゃないかと思うことはあったのですけど結果は結果なので。ヤマニハ選手が打たれ強いのもわかってて練習していたし、案の定すごい打たれ強かったし、足も効かせて腹も効かせて顔も効かせたけど、倒せ切れないという部分が、まあ大チャンスだったのに倒しきれなかったのが僕の実力の通り。そのままそれを受け入れるしかないし、RIZIN戻ってくる前も6連敗しているし、調子が良いときだけの人生じゃないので。まあ人間誰しも調子がいいときばかりじゃないので。僕も一般人なので、天才じゃないし。またコツコツと、勝つことって本当に難しいと思うけど諦めずに一勝一勝していくしかないので。そこで何回失敗しても立ち直る姿を見せることが、一般の人に勇気を与えられるし、応援されるような選手だと思うので、天才ばかりじゃない。凡人のひとりなので、それを見せるしかないです。
ーー今回BLACK COMBATからRIZINに転職、ということでしたが、試合には負けてしいましたが今後の展望・目標を教えてください。
山本 転職したけど負けて失職したので、どこか就職先があれば？就職したいと思います。でも煽りVで「ROAD FC最速の男」と紹介されていて。ROAD FCと契約終わってROAD FCと仲の悪いBLACK COMBATに出ていたのに、ROAD FCが出ていてのでちょっと「うわっ」てなったんですけど、ROAD FCでも再就職できるなら、チャンスがもらえるならどんな仕事でもするので、あとは自分が実力をつけるしかないので、何連敗しても勝つ姿で、仕事うまくいかない人が見てて、ああ山本選手がんばっているから俺もがんばろうと1パーセントでも思ってもらえる選手になりたいと思います。最後に一番になればいいと思っているので、諦めたらそこで終わりなので、続けるやつが勝ちだと思っているので、一回の人生だし、まだまだ続けようと思います。
ーー試合直後かなり落ち込んだ様子でしたが、今かなりポジティブな発言も。すっきりと切り替えができたということでしょうか。
山本 そうですね僕がミスして負けたと思っているので。しっかり1Rの距離感保って2Rも落ち着いてやればよかったのに「なんでバックスピンしたんだろう」と「うわあ、ミスった」とうことで落ち込んでいたのですけど、どんだけ落ち込んでも次に切り替えるしかないので。次ですね。もう頑張るしかないです。
ーー試合間隔としては、すぐまたやりたいのか、グラウンド対策に時間をかけたいのか、現在はいかがですか。
山本 練習しっかりしてから試合したいと思いますけど必要とされるなら僕の役割があるのであれば、仕事はしたいと思います。なんせ失業したばかりなんで、失業保険もないし。どこかで仕事できるならとは思います。まあヤマニハ選手も弱い選手じゃないとは思ってましたし、バンタム級トーナメントもベスト8に残っているし、朝倉海選手とかともやっているけど、海選手に打撃効かせたんじゃないかと思っているし、弱い選手じゃないから勝たなくてはいけなかったし、トップに行くには。まあいろんな部分がありますがポジティブでいます、凹んでいてもしょうがない。そこでへこんでいてもファンのみんなにもかっこけられないし。あいつは負けたし失業したけど次の日からがんばっているというのを見せて、明日月曜日じゃないですか。 みんな一般の人は仕事頑張るじゃないですか。 そう言う人に勇気あたえなきゃいけないのでこの職業は。それを、ああクソ負けたとかずっと言ってたらダメじゃないですか。** よし、俺も頑張るからみんなも頑張ってくれと思わないとダメなので、明日から頑張ります。
ーー試合には敗れたが応援団がたくさん来てくれました。
山本 すごいエネルギーももらったしエネルギーもらったからあんなパフォーマンスができたと思っています。あとはご先祖様とか神様とか龍とか、そういうパワーもしっかり受け取っています。また占い師さんにしっかり見てもらって。実は話していなかったのですが、その占い師さんに「次の相手は沖縄人？」と聞かれて「いえブラジル人です」と話したら、実は、ヤマニハ選手は沖縄の人らしくて、国籍はブラジルだけれど。「“山入端（やまのは）”でしょ？ヤマニハと言っているけど」って。ヤマニハ選手の苗字は本当はヤマノハらしいのですが誤ってヤマニハになったそうなんです。その辺も当てられて。「誠吾君もすごい神様が今ついてるけど、ヤマニハ選手にもすごい神様がついている」と言われていたのですよ。で、激戦になると言われてて、言いにくそうにめちゃくちゃ言ってて。多分ヤマニハ選手の方の神様が強かったのかなって。沖縄にすごいいっぱい神様がいるらしくて。はい。「本人は祈ってるかわからないけど、ヤマニハ選手のお母さんとかおばあちゃんが祈っているから強い神様がついている」と言っていました。それを言っちゃってヤマニハ選手が祈り始めたら絶対負けると思ったので言わなかったですけど、事前に。そういうのもあると思っています。仕方ないです。実力不足なので。強くなって戻るしかないですね。
ーー試合後には盟友の芦澤選手と会話しましたか？
山本 会話しました。「距離めっちゃよかったよ。次、次」って。「ごめんね竜誠」って。本当は「勝ってセコンドに着いてくれ」と言われていたのでそのつもりで挑んだのですけれど、やっぱり人生って簡単じゃないし勝つことってすごい難しいって改めて思ってます。
ーー芦澤選手はポジティブな言葉をかけてくれたのですね。
山本 ポジティブに。本人も試合前なので僕もヘンなエネルギーあたえてもアレなので、竜誠は絶対行けるからと話をしました。
北方大地「とにかく悔しいので、やり返したい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
北方 強かったですね。すごい、どの展開においても自信を感じましたね。
ーー左手を冷やしていますが、相手の攻撃を被弾してのものですか？
北方 相手の右足での前蹴りを僕は捌いたのですけど、前腕で。骨が信じられないくらい固くて。「あれ？今俺が捌いたよな？」と思ったので、それで多分左手がイカれましたね。1発目の前蹴りだったと思います、だからもう、これを何回か蹴られたらやばいと1発目で感じました。
ーー「ロシア勢を呼ばないで」と言っていたなか、実際にそういうファイターと手を合わせて感じたことは？
北方 骨がめちゃくちゃゴツいんやなと身をもって感じましたね。やっぱあと、ダゲスタンとかに関わらず、彼自身は本当に自信を持ってやっていると感じましたし、ただ、選手冥利に尽きるというか。このご時世で、やる前から強いとわかっていたので、そういう選手と戦えたことはすごく選手冥利に尽きると思います。
ーー解説に入っていた神龍誠選手が、ガジャマトフ選手にはパワーだけでなく丁寧さがあると。そういうところを戦っていて感じましたか。
北方 僕が効かされる前くらいに、誘ったんです、ちょっとインファイトしたくて。「お前のパンチ入るよー」みたいな感じで。そこでクロスでガンガンて打ち合いに持ち込もうかと思ったのですが、そこはなかなか来なくて。丁寧に戦っているなと。ロシア人はその辺は冷静だなと言う、試合前からの印象通りでした。馬鹿じゃなかったと思いました。
ーー怪我の状態もあると思いますが、今後の目標、どうしていきたいかを教えてください。
北方 神龍選手に負けて、今回アリベクに負けて。とにかく悔しいので、やり返したいです。それに尽きますよね。悔しいからやり返したい。それに尽きます。
ーー外国人ファイターの脅威について試合前から言及されていました。この流れを日本人選手が止めていくにはどのような取り組みが必要でしょうか。
北方 冷静に、今回試合を自分なりに分析して、もう少しこれやればよかった、あればよかったというのはたくさんあるので。そこをつけば、何とかなるんじゃないかと思っているので、今回はそれをつけずに彼の勢いのままにもってかれてしまったのが反省点なのですけれど、僕としてはこのフライ級、もちろん外国勢はフィジカルは優れていますけど、「まだ行けるな」って思ってますけどね。ただ、フライ級以外の階級は、前から言っていますけど「大変そうだな」とぼんやり思っているだけで、自分自身はフライ級に関しては全然対等に勝負できると。今日やられておいてなんですけど、冷静に思っています。
ーー勝ち筋は見えそうだと。
北方 全然あるなと思っています。それがなくなったらもう引退やなと思っているので。
ーーそこは怪我を治してしっかりと。
北方 そうですね、痛い所を治して。まあこんなのすぐ治るって、キャリアでわかっているので
ーー何ヶ月か休むようなものではないですか？
北方 何ヶ月もなくて大丈夫だと思いますけどね、数週間で余裕だと。
ーー復帰戦はRIZINで外国人選手と？
北方 全然もう1回ダゲスタン欲しいですね。第1試合で、ダゲスタン人と。アリベクでもいいですし、全然。まあ彼からしたら得がないですけど、こういうところ修正してくるのかというのを見せたいですし。まだまだ全然終わっていないよ、と。日本人しつこいところを見せたいです。
ーー神龍選手に負けた時とは違う感情でしょうか。
北方 神龍選手の時は額のカットで止められるんじゃないかという、そこに対しての心配で、1Rは試合どころじゃなかったので。いかに止められないようにするか。止まらないとわかって最後まで打撃で仕留めにいこうと思っていたのですけど。だからそういう意味ではやられ方が今回違うので。でも自分はリングに上がる限り自信を持って上がっているし、毎回ベストを更新して上がれていると思っているので、まだまだ自分のベストは先にあると感じています。
アリベク・ガジャマトフ「一歩一歩、前に進んでいって最後にはタイトルを獲りたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。
ガジャマトフ 勝ったのでとても気分がいいです、勝てたのでとても嬉しいです。
ーー対戦した北方選手の印象は？
ガジャマトフ 実際やってみて、彼は非常に権威ある選手とも知っていて、まず経験豊富と知っていました。この対戦相手のために入念な準備をしてきたので、こういう結果になって、嬉しいです。
ーージョン・ドッドソン選手の名前を挙げたようでしたが、そのことを詳しく教えてください。
ガジャマトフ 彼はこの世界で大変有名な選手ですし、次戦の相手というか、いつか戦いたいという希望を持っています。
ーー今後の目標や、RIZINでこうしていきたいということがあったら、教えてください。
ガジャマトフ 一歩一歩、前に進んでいって、最後にはタイトルを獲りたいと思っています。
ーー初めてRIZINで戦って、RIZIN全体の雰囲気や戦ってみた感想は？
ガジャマトフ とても高いレベルで組織されていると感じました。すべてのことがトップレベルで準備されているなと感じています。
ーージョン・ドッドソン選手の名前が出ましたが、日本の舞台なので日本人選手がたくさんいます。今後、日本人選手とも戦っていきたいと思いますか？
ガジャマトフ まだあまり日本人選手の方の名前を知らないのです。これからちょっと勉強して対戦相手を選びたいと思います。
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