5月24日(金)、Yogibo presents RIZIN.47(6月9日、国立代々木第一体育館)ならびにYogibo presents 超RIZIN.3(7月28日、さいたまスーパーアリーナ)の追加対戦カード発表記者会見がGMOグローバルスタジオ(東急田園都市線用賀駅直結、GMOインターネットタワー27階)で行われた。
RIZIN.47に梅野源治vs.魚井フルスイングのOFGマッチが追加!
大会が半月後に迫ったRIZIN.47では梅野源治と魚井フルスイングによる62.0kg契約のRIZINオープンフィンガーグローブ(OFG)キックボクシングルール戦(3分3R)が決定。
梅野は榊原信行CEOと話をし、年内のMMA挑戦を決意。昨年末ぐらいからMMA挑戦を考え、今年に入って練習を始めたといい、「MMAの練習をしている中でOFGの立ち技の試合のオファーがあったので、引き受けることにしました。MMA選手と戦うということで、自分のヒジをしっかりみなさんに見せられればいいかなと思っています」と今回の試合に至った経緯を語った。
対戦相手となる魚井は「OFGで、打撃主体のこういうルールが大きい要因で、自分のファイトスタイルを評価してもらって声が掛かったと思っているのでしっかり応えたい」とオファーの理由を自ら分析。梅野に対しては「ムエタイで全てを成し遂げてきたレジェンド。普通にモンスターだって分かってる」と話したが、「このルールなら勝機はあると思って受けました」とリングネームにもしている強打に自信を見せた。
梅野は「RIZINに出てから『ヒジを全く見せてないね』と榊原さんからも言われているので」と苦笑い。その上で「今回はどうにかヒジを思いきり振り回して相手にぶつけたい気持ちはあります。見せたい」と持ち味の発揮を誓った。
超RIZIN.3に斎藤vs.久保、所vs.ヒロヤなど4カードが追加!
続いて超RIZIN.3では一挙に斎藤裕vs.久保優太、鈴木博昭vs.YA-MAN、芦澤竜誠vs.皇治、所英男vs.ヒロヤの追加4カードを発表。4試合の8選手と、改めて発表となった扇久保博正vs.神龍誠の2選手、計10選手が登壇した。
元王者・斎藤に4連勝中の久保が挑む!「何度でも復活できるところを見せたい」「最短で終わらせる」
注目のフェザー級対決に臨む久保は「世間ではエンタメとか言われていたりして、リスクしかない僕の挑戦を受けてくださってありがとうございます」と、まず斎藤に切り出す。その上で「僕はMMA、RIZINのフェザー級でチャンピオンになるという目標を掲げているので、それにはここで勝って乗り越えないといけないと思ってます。人生大きな失敗をしても努力次第で何度でもやり直せる、復活できるっていうところを格闘技を通じて僕はみんなに見せたいと思うので、当日は絶対に斎藤選手を倒して乗り越えたいと思います」と試合への強い思いを語った。
受けて立つ斎藤は「久保選手は4連勝していてすごくMMAに対応してきている印象はあるんですけど、自分が試合してきている相手とは訳が違うと思ってます。なので自分がやってきた格闘技を7月28日にやるだけなので、エンタメとかいろいろ言う人もいるんですけど、そんなもの関係なく最短で終わらせる方法で行きたいと思ってます」と引き締まった表情で口にした。
乱闘勃発!再戦のルールはMMA?ベアナックル?芦澤竜誠 vs. 皇治
会見で大荒れとなったのが芦澤と皇治。昨年4月にキックルールで対戦し判定2-1で勝利した芦澤に、皇治は「ちょうど1年前恥かいたので、4万人くらいの大きな会場でボコボコにして恥かかせ返してやろうと思ってます」と闘志を向けたが、芦澤は「これやる必要ないだろ。やる必要あるの?」と言い放つ。
対戦に不満かと思われた芦澤だが、「4万人の前で俺を泣かせたいんだったらベアナックルでやろうぜ。ベアナックルだったらやってやるわ」と提案。皇治は「ビビっとんのか。お前がMMAやる言うからMMAに来たんや」と返したが、芦澤は「ベアナックルでやろうぜ。お前とは喧嘩してぇわ。ベアナックル以外でお前とはやらないわ」とベアナックル案を譲らない。
挑発し合う両者は距離を狭め、前蹴りを放った皇治に芦澤はダッシュから顔面を殴打。選手と関係者が2人を引き離し、会場は騒然となった。
騒ぎがおさまった後で榊原CEOは「発表したけど当日どうなるか。しっかり調整して、このカードを成立させるべく最終調整に動きたいと思います」と一旦持ち帰るとし、乱闘騒ぎについても「大変失礼しました」と謝罪した。
鈴木博昭vs.YA-MANが超RIZIN.3で激突!「ボコボコにしてやる」「やってみろ」
当初4月のRIZIN.46で対戦が組まれていた鈴木とYA-MANは、YA-MANの膝負傷により超RIZIN.3に日程を改め実施となった。
先にマイクを取ったYA-MANは「4月怪我で出れなかったんですけど、怪我の発表の時に怪物くんから『俺なら出るわ』って言われたんですけど、俺はお前じゃないから。まぁ今回、怪物くんの膝を膝十字でぶっ壊してやるんでみなさん楽しみにしててください」と激勝を宣言。
鈴木はこれに「超RIZINに出たくて流したんじゃねぇかって僕は思ってるぐらいで、ほんとはやりたくなかったのかなって。でも、ここに来たってことはやる気あるんだと思うので。燃えてんの?」と問うと、YA-MANは「全快してるから、ボコボコにしてやる」と返し、鈴木は「やってみろ、お前。楽しみにしてるよ」と笑顔を浮かべ答えた。
所英男「負けたら引退」!ヒロヤ「その思いも全て受け止めて」
頭を丸め会見に現れた所は、「ヒロヤ選手、試合を受けて頂いてありがとうございます」とヒロヤに一礼。ヒロヤも立ち上がり一礼し応えたが、所は記者との質疑応答の中で「今回負けたら引退します」と発言。
「スーパーレジェンドとカードが組まれて光栄です」と敬意を示したヒロヤは、所の発言に「でもやることは変わらないので。その思いも全て受け止めて、胸を借りるつもりで思い切りぶつかっていきます」と、動じることなく全力ファイトを宣言した。
因縁の師弟対決!扇久保「絶対超えられない」神龍「いや、超えますよ」
かつて師弟関係にあった扇久保と神龍は舌戦を展開。扇久保は「18の時俺言ったよな、お前に。18になったからもう親父と来るのやめろ、1人で道場来いって。そしたらその後すぐジム辞めたよな。1人でジム来るのが嫌だったんだろ? あと掃除の時間に俺がお前にトイレ掃除を頼んだのが気に食わなかったらしいな。俺は指導員としてお前のこと気に掛けてたし、上に行くと思って期待してたんだよ。俺の言葉がお前に伝わらなくて残念だったよ。そんな辞め方をした奴に俺は絶対超えられないから。ボコボコにしてやる」と強いまなざしで言い放つ。
やや押され気味だった神龍だが「いや、超えますよ。その前に『俺とお前合わないな』って言ったっすよね。それ、指導員が言っていいんすか」と投げ返し、扇久保が取り合わないのを見ると「オッケーです」とコメントを打ち切った。
RIZIN甲子園の開催が決定!6/1(土)より募集開始!
なお、会見の冒頭では15歳以上〜18歳以下の男子を対象にした61.0kg以下のバンタム級で行うRIZIN甲子園の開催を発表。書類選考からトーナメントを経て、勝ち進んだ2人が大晦日のオープニングファイトで決勝を争う。優勝者にはRIZINとのマネジメント契約と、奨学金ならびに海外遠征費用として総額300万円が支給される。
詳細は以下のページをご確認ください。