9月27日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催されるYogibo presents RIZIN.24の見所を、RIZINマッチメイク担当のチャーリーが徹底解説する『チャーリーガイド』!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
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第11試合 スペシャルワンマッチ/那須川天心 vs. 皇治
カウンター精度が抜群に高く、打たれずに打つ天心と自分の絶対的射程距離を熟知した上で打たせて打つ皇治。接近戦と直線的に動く相手には滅法強い皇治がフットワークを駆使して精度の高いカウンターから勝負の流れを作る天心相手にどのような戦い方をするのか。天心は打たれ強い皇治をどのように倒しにかかるのか。見所がたくさんある試合になる。
両者ともにコンビネーションが早く、打撃の回転も早いが使い所が異なる。皇治は交錯の中で流れを作る為のコンビネーション、天心は試合を決める為のラッシュでのコンビネーション。勝負所の嗅覚は共に優れており、ビッグインパクトがあった直後の展開からは目が離せない。勝負の鍵を握るのはスピードの差。天心の超人的スピードを皇治はどのように対処するのか。事前にベテランにしかできない心理戦に持ち込む事ができれば有利。種まきはいつ行われるのか。
第10試合 スペシャルワンマッチ/朝倉海 vs. 昇侍
新王者が歴戦の猛者を迎え撃つ。昇侍はプロ15年目のベテランで国内外の強豪と数々の死闘を繰り広げてきているストライカーで、ボクシング技術が目に見えて洗練されてきている朝倉と真っ向から撃ち合う覚悟でこの試合に望む。昇侍は攻撃特化型のパンチャーなのでガードが甘い部分があり、朝倉はそこを狙っていきたい。朝倉のパンチのパワーはすでに証明済みなので従来のスタイルを変えてガードを上げてくるのか。
勝負の鍵を握る一つの要素はスピード。朝倉のパンチと昇侍のパンチはスピードも軌道も違うので昇侍は撃ち合いに持ち込んだ場合、引き出しを増やしておかなければならない。ハードパンチャー同士の試合は撃ち合いになる可能性は十分考えられるが、その分リスクも高くなってくる為、もしかしたらグラウンドの展開も多いしっかりとした総合格闘技になるかもしれない。いずれにしろ昇侍は自分の格闘技人生を全てぶつけてくる。朝倉はその信念をどのように受け、どのように向き合うのか。互いの拳が交錯する度に凄まじい緊張感が会場に漂う事になるだろう。
第9試合 スペシャルワンマッチ/武田光司 vs. 川名雄生
RIZIN日本ライト級戦線を激化する中で組まれたサバイバルマッチ1組目は、国内トッププロモーションの修斗とDEEPの現役王者同士の戦いがいきなり組まれた。両者ともに日本人相手の勝率は凄まじく高く、間違いなく国内ライト級トップ選手だ。また両者とも外国人相手の壁の高さを経験しており、自らの背負う団体の為にも、自分の次のステップの為にも絶対に負けられない一戦だ。
武田は強力なレスリングと類稀なる身体能力で試合を制するスタイルで、最近ではフットワークと飛び込みの速さが目に付く。対する川名は総合的にレベルが高く、いかなる状況でも戦える器用さを持ち合わせる中、打撃の正確性とパワーが目立つ。軽快なステップを踏んで出入りをしたい武田に対して相手を観察しながらジワジワと前進する川名。打撃のスキルと試合経験だと川名に一日の長があるが、それをひっくり返せるほどの爆発力が武田にはある。非常に興味深い一戦だ。
第8試合 スペシャルワンマッチ/久米鷹介 vs. 北岡悟
RIZIN日本ライト級戦線が激化する中で組まれたサバイバルマッチ2組目は、パンクラス現役キングの久米をプロキャリア70戦以上を誇る先輩パンクラシストの北岡がRIZINのリングに迎え入れる。両者経験豊富で試合運びが上手いため、自分の展開に持っていくための駆け引きが重要になる。
北岡はいかなる状況でも戦えるスキルを持ちながらも拘りが強く、職人ばりの頑固さが時に仇となってしまう事がある。久米は総合力が高く状況に合わせて戦う事ができるため、咄嗟の反応や切り替えが勝負を分けるか。この試合ではスタンドでもグラウンドでも動きを止めた方が不利になる。効率よく動き続ける事ができる方に勝機が見えるか。北岡の意志か、久米の対応力か。
第7試合 スペシャルワンマッチ/北川裕紀 vs. 平塚大士
長いリーチを駆使してパンチの連打を振り回してくる北川に対してジリジリプレッシャーをかけながらコンパクトで切れ味鋭い打撃を放ってくる平塚。両者ともに好戦的で撃ち合いから下がらずに撃ち合う事が多く、責めを重視している為にガードが甘い部分もあり被弾をしてしまう事もある。スタイルは違えども心構えと心意気が類似している両者の試合はゴング直後からハイペースの激しい試合になるだろう。
両者共に遠めの距離で撃ち合う事を好む為、試合の鍵を握るのは超接近戦になった時に持っている武器の数。一番初めの接近戦でイニシアチブをとった選手が中距離の鬩ぎ合いも有利に進める事ができるだろう。パンチvs蹴り。決して下がれないプライドをかけた戦いからは目が離せない。
第6試合 スペシャルワンマッチ 金太郎 vs. 瀧澤謙太
激戦必至の好カードが組まれた。共に高いフィニッシュ率を誇る好戦的なストライカー同士の試合が盛り上がらないはずが無い。瀧澤の方がリーチが長いが金太郎には踏み込みの速さと打撃の爆発力がある。両者ともにじっくりと様子を見ながら徐々に試合を組み立てて行くタイプではなく、試合開始直後から前に出ていくタイプで、退がると良さが消されてしまう、すなわち打撃の交錯の中で退がり始めた方が不利になる。
この勝負の一つ目の鍵はどちらが退がるか。二つ目の鍵は退がった方がグラウンド勝負に舵を切るのかどうか、その時相手はどのように対処するのか。もし早い段階でグラウンドでの実力差が出た場合、有利な選手は安全策をとってグラウンド勝負に持っていく可能性も十分に考えられる。今まさに盛り上がってるRIZINバンタム級に新風を巻き起こせるか、要注目だ。
第5試合 スペシャルワンマッチ/RENA vs. 富松恵美
典型的なストライカー対グラップラーの形になる。RIZIN初参戦となる富松は経験豊富なベテラン選手で寝技に定評があり、ここぞという場面での極める技術に秀でている。対するRENAはMMAに挑戦してから数々のグラップラーと対戦してきており、グラップラー対策は万全か。打撃では明らかにRENAに1日の長があり、富松はなんとしても勝負を寝技に持っていきたい。
この勝負の第一の見所は富松がいかに寝技に持っていくか。第二の見所は勝負が寝技になった場合、RENAの寝技の防御力がどこまで富松のグラウンドでの攻撃を相殺できるか。富松からするとグラウンドに持っていっても立たれてしまうとまた倒す作業から入らなければない。RENAとしてはひたすら自分の土俵で戦いたい。分かりやすい構図が試合中にどう変化するのか。
第4試合 スペシャルワンマッチ/芦田崇宏 vs. 萩原京平
RIZIN初出場で鮮烈なデビューを果たした萩原がいきなり元国内王者の芦田と対決。芦田は自分の距離になるまでジリジリと距離を潰しながらプレッシャーをかけてくる重戦車タイプのストライカー。萩原は遠くから鋭い打撃を打ち込んでくる遠距離タイプのストライカー。リーチの差が勝負の鍵を握る一戦になる。
芦田は近づかなければ打撃は当たらないが、萩原は下がりながらでも素早いパンチのコンビネーションを打ってくる。磁石の同極のように距離が決まった状態を維持したい萩原に対して、いかに芦田がそれを崩せるか。事前の作戦と飛び込んだ先に用意した武器に注目。両者ともにここでインパクトのある勝ち方をしてRIZINフェザー級戦線に切り込んでいきたい。判定決着だと物足りないか。
第3試合 スペシャルワンマッチ/スダリオ剛 vs. ディラン・ジェイムス
不明
RIZIN重量級にスポットライトを当ててくれるマッチアップ。スダリオ、ディラン共にMMA初参戦で実力もポテンシャルも未知数という幻想がはちきれんばかりに膨らみまくる試合。
100kgを超える両者がリング上でどのように戦い、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。見る人は間違いなく非日常を目の当たりにする事になるであろう試合。展開は分からない。想像も付かない。見所は全部。黙って試合を待とう。
第2試合 スペシャルワンマッチ/江幡睦 vs. 良星
全ての打撃の精度が高くお手本のような打撃を繰り出す江幡がまるで対照的なスタイルを持つ良星と対戦する。良星はスイッチでも戦える変則的な動きの中から破壊力抜群のパンチと蹴りを近距離で振り回してくる。直線的な動きの江幡に対してサイドステップを使いながらリングを大きく丸く使う良星。RIZINリングの広さが勝負の鍵の一つになる。
運動量が多い良星はスタミナの消費が激しく、正格無比なボディ打ちが打てる江幡に対してどのように責めてくるのか。身長差と同様にリーチの差もあるが良星は距離を一気にゼロにする踏み込みの速さと同時に降ってくる打撃の破壊力があり、江幡は懐に入られる前に撃ち落としたい。正統派vs異端児。手数が多く、アグレッシブな全く異なるスタイルの両者がリング上で向き合った時に起きる化学反応は想像を絶する。
第1試合 スペシャルワンマッチ/矢地祐介 vs. 大原樹里
再起を図る男と、再起戦をKOで飾った男のストライカー対決。プロキャリアは共に今年11年目、矢地が30歳プロ試合数31戦、大原は29歳でプロ試合数47戦をこなしてきた経験豊富な両者。
両者ストライカーという肩書きだがスタイルも体つきも異なる。矢地は運動神経とフィジカルの強さを活かした強い打撃をカウンター気味に振り回すのに対し、大原は体の線を活かしたしなやかで切れ味鋭い打撃を活かしながら前進する。異種のストライカー同士の戦いは距離感が大きく鍵を握る。ミドルレンジでは矢地、ショートとロングレンジでは大原。自分の距離で試合を組み立てる事ができた選手が有利になる。経験豊富な両者が距離を取り合う巧みな攻防とピリつく空気に期待したい。