破壊力ある豪腕で“クレイジーダイヤモンド”の異名を持つ鈴木千裕の実兄だ。ペルーで生まれ日本で育ち、父親が大の格闘技ファンだったことから、幼少の頃よりK-1を見たり、伝統派空手の道場に入り空手を学んだりするなど、格闘技と共に成長する。弟の千裕と同様にクロスポイント吉祥寺で腕を磨き、17年8月のKrush.78で安達元貴戦でプロデビュー果たす。そのデビュー戦では、判定で勝利し白星発進。次戦もKrushで勝利を挙げると、18年にはREBELSに戦いの場を移す。以降は破竹の10連勝・7KOと快進撃を続け、19年6月にはREBELS 60kg級のベルトを賭けて葵拳士郎と対戦する。WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者の葵と、新進気鋭の鈴木との試合は大いに注目を集める。その試合では終始プレッシャーをかけ続け、判定で葵を振り切り、見事REBELS 60kg級新王者に輝いた。王者になってからも連勝を重ね、無敗のまま13連勝を飾ったが、22年10月のKNOCK OUT 2022 Vo.6で西岡蓮太の前に判定で破れ、プロ初黒星を喫する。その前年の21年にはボクシングでプロデビューし、KOを勝利を挙げており、そのパンチ力には絶対の自信を持っている。23年2月には念願であったONEの試合に参戦したが、ファリヤ・アミニプールに1−2の判定で敗北を喫した。

RIZIN初参戦となった23年6月のRIZIN.43で梅野源治と対戦すると、梅野に膝蹴りを見舞い、衝撃的なKO劇で会場を沸かせた。