3月23日（土）神戸ワールド記念ホールにて開催されたRIZIN LANDMARK 9 in KOBEの出場選手たちの試合後インタビューを公開！
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久保優太「どうですか？強くなってたでしょ、はははは！」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
久保 いやあ……そうですね。この約1ヶ月半本当にやっぱ高橋遼伍選手を乗り越えるために最初は周りから、2割3割くらい、もっとないというくらい「勝てないからやめておけ」と言われましたけど、記者会見でも言ったとおり、僕はこの1ヶ月半、絶対強くなってこの日を迎えるとみんなにも言ったんで。どうですか？強くなってたでしょ、はははは！
ーー判定結果を聞いているときは何を考えて、どんな思いだったのでしょうか。
久保 セコンドからは「絶対勝ったぞ」と言われていたので「勝った、勝った」と思っていたら相手に1票入ったときは「あれ？」って。僕も勝ったかなと思ってたんですけど（笑）、ジャッジペーパーを見たら、ダメージ、アグレッシブネス、ジェネラルシップのなかで、ひとりジャッジの方がアグレッシブネスを相手に評価を入れていたので、1票入っていたということですが、びっくりして、もっと3R効いたとき攻めなきゃいけなかったかなと焦っちゃいました。どきどきして「やばい！」と。
ーー対戦相手の高橋選手の印象は、戦う前と実際に戦ってみてからでは違うところはありましたか？
久保 本当に対戦決まったときから映像見て。高橋選手のことはやっぱり知っていたというか、ONEで見ていて知っていたので、日本人でONEで活躍している選手だなというくらいの印象だったのですけど。実際に試合が決まって研究して高橋選手を見ていたら、前々日の記者会見でも言ったのですけど、見れば見るほど強いなと思って打撃もできるし組みもできるし本当にコンプリートファイターだとは分かっていたので。まあただ僕自身が成長すれば絶対勝てると、僕は自分を信じてがんばったので。そうですね、練習通り遂行しようと思っていました。
ーー今回勝利しました、今後の目標や展望を教えていただけますか。
久保 本当は僕はやっぱりKOしてマイクで会場で言いたかったのですけどギリ判定になってしまったので、会場では発言できなかったですけれど。本当に高橋選手は、みんな僕が絶対負けると格闘家の人たちが事前予想で評価していたんですけど、僕は高橋選手に勝ったということは自分も本当にトップクラスにこうやって、うん、まあ、挑戦するというか、自分はRIZINでチャンピオンになることを目標にK-1からこのMMAに来たので、次はちょっと本当に、たとえばRIZINの元チャンピオンとか、そういう選手とやらせてもらえないですかね？って。これはまあ、勝ったら絶対言いいたいなと思っていたのですがちょっとギリ判定だったので、会場では言えなかったのでこの場を借りて言わせてほしいです。
ーー高橋選手の組みに対して、顔を押してフレームを作ってテイクダウンを防いだ形は今回練習してきた成果なのですか？
久保 そうですね。もう、僕が他のK-1ファイター出身の選手と違うのは、僕って、もともとNJKFというムエタイがベースの団体でやっていて、タイでも試合していて、首相撲ができるんですよ。なので、やっぱり、BRAVE行っているときからずっと宮田代表からも、今からレスリングを（やるにあたって）、もちろんレスリング純粋にやるときありますけど、「首相撲で久保くんは対抗しなさい」と常々言われていてその形がやっと、こうやってこのMMAを、何戦でしたっけ？シバター戦はカウントに入れていいんでしょうか？非公式試合になっていたり入っていることもあって、僕の口からは、なんとも、僕が迷惑かけて言える口じゃないんですけど、あのカウントがなかっとしたら、1、2、3、4、5選目か。やっとこの形ができてきたかなって。
ーー右インローは？
久保 高橋選手の得意な蹴りですね。僕はまあ腐ってもGLORYとK-1でチャンピオンになった男ですからね。僕に打撃は効かせられませんよ。ただ、さすが高橋選手はうまいので、タックル行くふりして右バン！バン！って左右のストレート、フック当てられたので、やっぱうまいというか効いたので、今後ああいうのは修正していきたい研究材料になりましたね。
ーー指差したのは、蹴りを「チェック（カット）できているぞ」というアピールですか？
久保 はい。「ぶっ壊したぞ」って。僕のスネって多分、対戦相手やったことがあるひとならわかりますが、「電信柱」なんですよ、あはは！めちゃくちゃ硬くて、いくらローが強い選手でも、今までK-1ファイターでもいましたけど、僕がカットするとみんな嫌がってロー蹴ってこないです。僕のそういうブロック技術って結構高いっていうか、普段自分ではそういう技術レベルを上げる練習を昔からちっちゃい頃からやっているので、だから高橋選手にカーフ蹴られたとしても何回かカットすれば、ブロックして、「自爆したろ？」と指差して。「研究したな？」と高橋選手が言うので「僕にはカーフ効かないよ」って言いました（笑）。
ーー判定2-1ということでなかなか際どかったと思います。ご自身は戦っているなかで勝っている確信は常に持っていたか、どこかで行けると？
久保 1Rは様子見っていうか、作戦として、1Rはやっぱり、強いというのはわかっていたので、そこをこう、どう防ぐかをやっていて、2R、3Rは僕がペースを掌握したというか、ボディを効かせて、自分の距離でペースを掌握したっていう実感があったので、そういう感じでした。2R、3Rで僕が勝っているなという感じでした。
ーー判定で高橋選手に1票入ったことは？
久保 「あれ？」って、ちょっとびっくりしちゃって。そのアグレッシブネスの部分、1Rのテイクダウンとか最後バック取られてケージ際に僕は一生懸命逃げて練習通りいったのですけど、ああいうアグレッシブなところが評価されたのかな、僕は結構ボディを効かせようと自分はやっていたつもりだったので。ただまあ僕が距離感だったり、ペースの掌握だったりとか、打撃はジャブ、ミドル、三日月蹴り、ストレートという感じで打撃の展開を僕が掌握してたかな？とは思っていました。
ーー判定で、1ずつついて最後を待つ瞬間の不安は？
久保 いやなんかびっくりしちゃって、「やべ！」って、負けたらどうしようっていうそういう焦りというか、「お願い！」という感じでした。マジか！と思って。難しいですね。
ーー次は元王者クラスという発言がありました。牛久はバンタムに転向しており、斎藤裕選手、クレベル・コイケ選手、ヴガール・ケラモフ選手ですが、特に対戦したいのは？
久保 やっぱケラモフ選手とやりたいですよね。だってRIZINで一番打撃力あるって言ったらケラモフ選手じゃないですか。IZINフェザー級で一番打撃力のあるケラモフ選手と僕のGLORY、K-1のチャンピオンだった僕がやったらおもしろくないですか。僕はそこ勝つために、本当にこの高橋選手を乗り越えたらRIZINのトップ選手とやらせてくれという発言権は正直得たと思っているのですよ。僕はイロモノ扱いというか、そういうふうにどちらかというと見られがちだと思うけどそれは自分自身に原因があるけど、ただ今回高橋選手に勝ったことで、本格派というか、周りの評価は変わるんじゃないかと。
ーーサラさんはオーストラリアに行っていていないということでしたが、ケージサイドにいらっしゃいました。
久保 びっくりしました。
ーーサプライズだったのですか？
久保 違うんです。僕、前々日会見で「心配だから電話する」と言いましたよね。それで電話したら来てくれたんです。しかも飛行機で15時間かけてオーストラリアから。またすぐ戻っちゃうらしいんですけど。「うわあ」って。どうしたんだろうサラちゃん。本当に来てくれて夢のようで。本当に今回僕がトップ選手とやらせてもらうということで、僕がここで本当にトップ取れるか取れないか、今日はすごい分岐点で勝負だと思ったんです。だから本当に不安になっちゃって。（サラが会見上場に到着し）あ！サラちゃん！勝ったよサラちゃん！
サラ サラちゃん参上！こんにちは！
ーーサラさん、久保選手の試合いかがでしたか？
サラ えっ、めっちゃおめでとう。いやちょっとさ、さっきめっちゃ怒ってたの知ってる？
久保 知らない。どうしたの？
サラ 寝技の人と試合してたと思ってたの。
久保 え？どういうこと？
サラ 相手は寝技の人だと思ってた。そしたら違った。
久保 全部できるからね。
サラ 強い人って知らなくて、それにKOじゃなく勝ったのが嫌だったんだけど、めっちゃ強い人だったんでしょ？いや、知らんかった。
久保 それで電話したんだよ。
サラ めっちゃただの素人だもんサラ。超恥ずかしいと思って。そのあとさ、試合が終わったあとにインタビュー受けたの。めっちゃ怒っちゃって「あの人に勝ったとしても嬉しくない」とか言っちゃったからすごいそれは今年一番恥ずかしいことでした。だからめっちゃおめでとう。でもめっちゃKOはしてほしかった。素人目線。ちょっと話長くなっちゃった
ーー高橋選手がもう右カーフ、右ロー出せない、出してこないなと試合中に思ったのはいつですか？
久保 何回かカットしたときに、「あ、ぶっ壊れたな」って。カクっと痛めた素振りをしたときに、蹴ってきたらもっとぶっ壊してやるぞという気持ちで、別に出せないぞとは思わなかったですね。いつ来られてもまた迎撃してあげるぞというスタンスで、尚且つ自分はとにかくボディを効かせてハイキックを狙うとう戦略で、あとジャブとで。入ってきたらカウンターという戦略で。
ーー最初に相手がガクっときた、足を痛めたのはどのくらいでしたか？
久保 僕が指差して、効いたろ？って言ったときとか。あのあたりから感触がありました
ーーあの時には完璧に行ったと？
久保 いや「僕にはカーフ効かないよ」って言ったんですけど、その時くらいですかね。
ブアカーオ・バンチャメーク「自分がまだ健在であることをアピールできたことも良かった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ブアカーオ 今日の試合は自分としては予測通りの展開でした。
ーー予測通りだったことはたとえば木村選手が思っていた通りに動いたとか？作戦通りだった？具体的に教えてください。
ブアカーオ 木村選手はとても重いパンチを持っている選手ですので1RからKOを狙ってくるのは自分達も予測ができていましたし、自分はそこでパンチをなるべくもらわないようにガードを上げていたことというのは作戦通りでした。
ーー初めてのケージの試合の感想をお聞かせください。
ブアカーオ 自分の格闘技人生のなかで初めてだったのですが、ああいう形のリングでどのような動きをすればいいかも考えながらだったのですが、なんとか勝てたと思います。
ーー勝利後にのぼったケージの上の眺めはいかがでしたか。
ブアカーオ もちろんああやってケージの上に乗るのも初めてでしたし、あんな高いところに登ってもいいものだろうかと最初は考えたのですけれど、勝てたことを誇りに思っていますしとても嬉しかったですし、ああいうパフォーマンスができてよかったです。それで、自分がまだ健在であることをアピールできたことも良かったと思っています。
ーー見事なKO勝利でした。今後の目標や展望を教えていただけますか。
ブアカーオ 今後の目標と言っても、格闘技を続けていくなかで今でも海外や国内の試合がたくさん組まれていて、そのなかでやはり今までどおり練習を続けて、今までどおりやっていくのが、目標です。
ーー1Rはかなりガードの上から木村選手のパンチをもらっていました。ガードの上からでも効いたところはありましたか？
ブアカーオ そうですね、効いていたものももちろんありました。木村選手のパンチは予想通り強くて、重かったので、ガードの上からも実際に力も感じました。そうなんですけれども。そこで自分としても集中しなおそうということで考えながらやっていたのですけど、自分の気持ちもまた新たに集中し直すことで戦い続けることができたと思います。
ーー今日は74kg契約での試合でした。74kgでの自分の動きをどんなふうに見ていますか。
ブアカーオ このような重い体重でやるのは自分の格闘技人生で初めて、これまで重くても71kgでしかやったことはなかったのですが、そのなかで自分の動きが遅くなってしまうんじゃないか、いい動きができないんじゃないかという恐怖というか、ちょっと怖い部分はあったのですけれども自分はそこは考えないようにして、リラックスした動きができるといいと思って戦いました。実際にそれができてよかったです。
ーー今、決まっている試合はありますか？
ブアカーオ たくさんあるのですけど、とりあえず来月にも1試合決まっています。目の前の1試合1試合をこなしていくことが大事だと思っています。
ーー試合直後に安保選手がアピールし、「はい」と答えていました。あれは再戦を受け入れるということですか？
ブアカーオ もし安保選手と戦うことになるとしても全く問題ないです。次に誰と戦うことになるかはプロモーションにお任せしています。
ーードーピング違反での出場停止から、ブアカーオ選手が試合を受けてたったことで木村選手は復帰できました。今後も戦い続ける木村選手に何か言葉をかけてあげてもらえますか？
ブアカーオ 木村選手が今後格闘家としてやっていくのか他の道へ進むのかはわかりませんが、この競技を続けるのであればクリーンな体で自分のために練習して、お互いにフェアな状態で試合をすることがすごく重要だと思うので、今後続けるのだとしたら自分のために綺麗な体できちんと練習を積んでもらいたいと思います。
ーーブアカーオ選手とパッキャオ選手の試合が気になります。RIZINとパッキャオ選手の間にも契約はありますが、RIZINの舞台で対戦することはいかがですか？
ブアカーオ パッキャオ選手との試合は決まっていて2回延期になっているので、今後、何月何日になるかは全く決まっていない状態なのですが、もし今後RIZINの舞台でパッキャオ選手と戦うことになるならそれもそれとして楽しいかなと思います。自分としてはそれもありではないかと。**
ーー入場の場面で厳しい表情をしていたのが印象的でした。プレッシャーはどれくらいでしたか？木村選手はドーピングでの出場停止明けであることや、前回はドローで日本では長く勝っていないことに重圧もあったのでしょうか。
ブアカーオ 今日の試合に関してプレッシャーは全くなかったです。入場はあまり動かずに集中してリングの上で全力を出せるように集中力を高めていくというのが、ブアカーオのスタイルですので、今日の入場もいつも通りだったと思います。
ーー木村選手へのメッセージで「自分のために」という表現をしていましたが、それはドーピングは自分のためにならないからという意味ですか？
ブアカーオ 特別な意味を持って言ったわけではないですが「自分のために自分の練習をする」ということが一番自然な形だと自分は思っています。
ーー40歳を超えて、長いキャリアを経て、いまだに強くいられる秘訣は何ですか？
ブアカーオ 秘訣と言ったら、ハーブをすごく多く使ったタイ料理を食べていることと、毎日同じトレーニングを同じようにこなしていることだと思います。
ーー日本のファンが試合を見て沸いていました。長年沸かせてきた日本の舞台はブアカーオ選手にとっていかがですか。
ブアカーオ 試合後、日本のファンの皆さん、特に過去に自分を応援してくれたであろう皆さんも温かい声をかけてくださりすごく嬉しかったです。トレーニングを続けてきて、勝てて日本の皆さんが喜んでくれるのは嬉しいことですし、感動してくれたことをすごく嬉しく思っています。今後も皆さんに健在な姿を見せられるよう引き続き頑張っていきたいと思います。
木村 “フィリップ” ミノル「徐々にまた強くなってやり返せるところまで行きたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
木村 今はシンプルに悔しいですね。もう1回やり返したいと思っています。
ーー1Rではガンガン前に出ていました。パンチが当たっているという手応えはありましたか？
木村 絶妙にちょっとはずされていたり急所をずらされている感じはありました。
ーーブアカーオ選手の印象は、戦う前と実際に戦ってみてからでは違いましたか？
木村 いやあの体の頑丈さや距離の詰め方はやっぱり経験したことない圧力とかそういうものだったので、悔しいです。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望を教えていただけますか。
木村 まず、このレベルにこういう負け方をしてしまったのは、自分の立ち位置というか、自分のいるレベルはそういう位置だと思うので、徐々にまた強くなってやり返せるところまで行きたいですね。
ーー復帰戦に向けて、いろいろな声、応援もあればアンチも。自分が試合に向けて肉体と精神を作る上で邪魔に？それとも励みに？
木村 気になっていないんで。どうなってもいないっす、別に。
ーー安保選手が試合直後のケージに入り再戦をアピールしたのは聞いていましたか？
木村 聞いていないです。
ーーその対戦表明については試合直後の木村選手としては？
木村 絶対なんとも思わないでしょ（呆笑）。絶対それ、考えてください普通に。何とも思わないっすよ今。やられた側なんで。好きにやればいいんじゃないですか？
ーー自分が先に安保選手がやりたいということは？
木村 ないっすよ。負けた方はないです、それは。次の試合を待つだけなんで。そんな感じです。
ーーブアカーオ選手を”このレベル”と表現されましたが、本当の意味で。
木村 そういうディスる意味での”この”レベルじゃないです。（手を上に掲げて）”この”レベル
ーー上のレベルだからということですか？
木村 そうです。
ーーその上で、今足りないと感じたものはどういうところだと率直に感じましたか？
木村 格闘技は「これ」っていうのを口で言って伝わるスポーツじゃないので。強かったってだけです、ブアカーオが。だからもう1回がんばりたい。
ーーご自身のコンディションはこれまでと違う感覚はありましたか？
木村 いや、めちゃくちゃ良かったですよ試合が急に決まったのもあり、今までと色々と違うところはありましたけど、それはブアカーオ選手も一緒なんで。コンディションはよかったですよ、できるだけのことはやったので。
憂也「強い選手とやりたいので、ブアカーオ選手とやりたい」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
憂也 今回差を見せつけてKOするって決めてたのでそれを成し遂げられたのでよかったかなと思っています。
ーー1R序盤からガンガン攻めていたのはそのつもりの作戦でしたか？ あるいは相手の出方を見てそうなりましたか？**
憂也 セコンド陣と1Rから来るって作戦立てていたので、1Rから来てくれたので思ったように、作戦通りに動けて、やりやすかったかなと思っています。
ーー対戦した蛇鬼選手の印象は実際に戦ってみてイメージと違いましたか。
憂也 作戦通りになったっていうのはあるし、試合前から思っていたような感じの選手やったかなと思っています。
ーー今回勝利し、RIZIN4戦4勝4KOという素晴らしいレコードです。今後の目標や展望を教えていただけますか。
憂也 リングでもアピールさせてもらったのですけど、今KOで勝ったブアカーオ選手めっちゃ強いなと思って。K-1時代から見ていて憧れていた選手ですが、今も見て実力が健在だと思いました。強い選手とやりたいので、ブアカーオ選手とやりたいと思っています。
ーー初めてのケージはどうでしたか？
憂也 やってみたらそこまで違和感はなかったですね。
ーー違いは感じなかったですか？
憂也 そうですね、景色にちょっとケージがあるなっていう感じだけだったですね。
ーーブアカーオ選手との対戦を希望されました。安保選手がケージインし、またやりたいとアピールしました。そこで、安保選手とブアカーオ選手への挑戦権をかけて戦うというのはいかがですか？
憂也 全然やりたいです。盛り上がるなら全然挑戦させていただきたいです。
ーー安保選手はSNSやYouTubeを使った盛り上げ方がうまいですが、そちらの面でも対抗していきたいですか？
憂也 そのスキルが僕には今ちょっとないんで、試合よりもそこを鍛えていかなアカンなと思っています。頑張ります。
ーー超RIZIN.3で安保選手やブアカーオ選手とやりたいですか？
憂也 やらせてもらえるならぜひって感じです。
ーーブアカーオ選手と戦いたいと。現時点で、試合も見てどれくらい勝てる自信がありますか？
憂也 今は気持ちも乗っているのですが、それでも70パーセントくらいかなと思っています。めっちゃリアルな数字で。
ーーでは仮に試合が決まったらその確率を上げるためにがんばっていきたいですか？
憂也 はい。絶対勝てると思っています、僕は。
ーー1Rは木村選手もブアカーオ選手にガンガン行っていました。あの1Rをどう見ていましたか？
憂也 木村選手は1Rから仕掛けにいくなというので、ブアカーオ選手はそれを見ながらどう作戦を立てていこうか考えているのではないかと思って。その辺がめちゃくちゃうまいと思いました。
ーーそんな相手とでも自分ならやりあえると？
憂也 もちろん。だから発言させてもらいました。
蛇鬼将矢「うまかったですね。ただ単純に憂也くんが」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
蛇鬼 うまかったですね。ただ単純に憂也くんが。まとめるのがうまかったし。それに尽きますね。
ーー試合前のインタビューでは自分が倒されてからが自分の時間というお話でしたが、それをさせてもらえなかったのは憂也選手のうまさでしょうか？
蛇鬼 そうっすね。何もさせてもらえなかったっすね。
ーーダウンを取られ、ストップをかけられる前は、打たれても打たれても倒れない姿が印象的でしたが、自分の気持ちなのか、周りの声援によるものでしょうか。
蛇鬼 そうですね、自分は技術もないし、みんなのおかげでここまで来ていると思っているので、その声援のおかげですね。
ーー憂也選手の印象は、戦う前と実際に戦ってみてからでは違いましたか？
蛇鬼 試合前も映像とか見ていたんですけど、やっぱりうまいに尽きます。キックボクシングが。キックボクサーっていう感じです。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望を教えていただけますか。
蛇鬼 やっぱり今までブレイキングダウンばかり出ていたので、やっぱりキックボクシング一回また見つめなおして、キックボクシングをまた真剣に。真剣にやっているんですけどいつも。さらに上を目指してやってきたいと思います。
ーーブレイキングダウンで活躍して名を上げたことで、1R3分の試合に影響はありましたか？
蛇鬼 やっぱりそうですね、感覚というか。3分というのは離れてずっと1分だったので、そこはちょっとありましたけど、やっぱりでも関係ないですね。
ーーやってみて、自分の本分はキックボクシングだと考えていますか？
蛇鬼 メインは、目標はRIZINの大晦日ということなので、また戻ってきたいと思います。
中村優作「やっぱりみんなの前で試合したいというのが一番でした」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
中村 えーっと、めちゃくちゃ体強くて。あの、あいつやっぱ強いっすね。もったいないなと思いました。せっかくあれだけ強いのにちゃんと体重も合わせてきてくれたら。勿体ない選手ですねほんまに。そう思いました。
ーー計量オーバーした分というよりは、そもそもの体の強さですか。
中村 そうです、そもそも強かったですね。僕1Rで絶対KOできるやろと思うボコーンと入れたんですよ。で、「行った！」と思ったらめっちゃ普通の顔してた。「やば！」と思って、どうやって倒すかな、どうしようみたいな感じにはなりましたね。やっぱり当日ちゃんと体重61kgで通過してくれたんですけどやっぱりデカかったですね、1階級上の選手とやっているような感じでした。
ーー体重超過が対戦のポイントのひとつになりました。相手がレッドカードをもらって勝たなければいけないことでガンガン来ている感じがしましたか？
中村 うーん、そうですねえ。3Rは結構前に詰めてきているなというのはあったのですけど。うーんと、試合前からずっと映像見てきて、相手はカウンタータイプの選手なんですよ。相手に来させてフェイント入れて来させて右ストレートで倒す、左フックで倒すというパターンがすごく多かったので。僕もどっちかというそっち系なので、お互いがちょっと見合って、そこでフェイント入れたりという、そういう感じが多かったなあと。向こうも向こうで捨て身という感じではなく、ちゃんと試合しようとしに来ているなというのはありますね。
ーー思った通りの動きを相手はしてきましたか。
中村 そうですね。それがはまったのが、相手の右ストレートに対しての、僕がフェイント入れて右ストレートを出してきたところにオーバーを当てるというのが、気持ちいいくらいに感触あったんですけど「おっしゃ！」と思ったのですが、全く効いてなくて「え？」ってなりました。何回か当てたと思うのですが、全く効いてなかったです。
ーーそのあたりはしっかり勝ったというよりも、ちょっとモヤっとするような感情が？
中村 いやそんなことはないんですけど。判定でもしっかり取り切って勝ったなというのはあるんですけど。こんなこと言ったらあれなんですけど、相手の強さが伝わらんというか逆に。見ている人に、これ伝わっているのかなというようなすごいやりにくい強さというか。今回テイクダウンの練習もしてきて、寝技の練習もしっかりしてきて、いいタイミングで1回行けたけど相手の体も強くて反応も良くてパッと一瞬で切られてしまってそこから四つ組みに行ったんですけど力使われてなくてしかも体強いから「こっちが削られてんな」という感じがありましたね。
ーー今回勝利しました。今後の目標や展望を教えていただけますか。
中村 事前のインタビューでも言ったのですけど「中村優作の強さを見せたい」と言ったけどまだ出し切れていない自分がいるので次の試合ではもっとちゃんと自分の試合ができるようにもっと今から鍛錬して、試合のオファーが来た時は、次は中村優作の強さを見せたいです。
ーー改めて、体重超過した相手と試合すると決めた心境は？
中村 地元関西じゃないですか。僕のためにチケット勝ってくださってわざわざ時間作って応援に来てもらってる人らのために、あまりにも体重がすごいちゃうかったらあれですけど僕は「やるしかない」っていうか、このためだけに言うたら僕も時間使ってきて、練習して作ってきたので、やっぱりみんなの前で試合したいというのが一番でした、はい。今ので行けました？ふざけたほうがよかったんですか？すみません、なんか、思いの丈をちょっと。
ーー以前なくした歯は見つかりましたか？
中村 ちょっと探してはいたんですよ試合中に。やっぱり捨てられてました。……それ、要ります？
ーー試合をやるかどうか直前まで決まらない状態で一晩過ごした経験は今までありましたか？
中村 初めてです。あ、でも2、3年くらい前に大阪大会の時に当日キャンセルになった試合がありました。その時は、もしかしたら相手の体調不良でなくなるかもとチラッと聞いたときに「うわ、なくなったらどうしよう」というのはあったのですけど今回みたいなのは初めてだったので、アシモフはアメ村を探索しとったみたいなんですけど。たこ焼き食いすぎてうますぎて超過したんじゃないかと。それやったらちょっと許そうかなという気持ちにもなったんですけど。「ないんじゃないか」という気持ちになっていて練習着を忘れてしまって、アップをヒートテックでやっていたんですけど。それくらい、ホンマに試合に集中しなあかんと思ったのですけど全然考えられなくて「なくなったらどうしよう」みたいな。また応援来てくれた人みんなに連絡して……、と考えてめっちゃ嫌でした。まあ、勝ててよかったな、って思います。
ーー次の試合は自分の強さを出し切りたいと。日本人外国人含めて具体的にどういう選手と対戦したいですか？
中村 対戦したいとかは今のところは、っていうか、用意してもらった相手としっかりやって、まだそんな僕は言える立場でもないので、次勝ったくらいに「やらしてくれ」とか言おうとは思いますけどね。
ーー前戦ではヒロヤ選手に勝利しましたが、そのヒロヤ選手は大晦日に修斗王者の新井丈選手に勝利しました。先に行かれてしまったと考えるところはありますか？
中村 考えてはいないですけど、彼は強くなっていっているなと思っています。そんなに別に何も考えていないですけど。
ーー「自分が勝っているのに」と言う悔しさみたいなものは？
中村 それは高島さんはどう思いますか？前回もそうでしたが、ヒロヤ戦での個人的な意見を言ってはったけれど覆りました？
ーーいや、（ヒロヤ戦は）負けていると思います。ところで、昨日の試合があるかどうかの段階でストラッサー選手は相手の計量超過が発表された時点で怒りが出ていました。中村選手は相手に握手求められてもするし、怒りの様子を感じなかった。体重落とせなくても許せるのですか？しょうがなかったですか？
中村 正直腹は立ちましたし、ナメてんのかと思ったんですけど、言ってもしゃあないし元気そうな顔して公開計量にも来ていたし、ファンの人もいっぱいいたのでそこでというより、盛り上げよう、おもしろいことをちょっとでもして、滑ったとしてもやりきろうと。ファンサービスです。相手に対しては腹立ってます。
ーー右オーバーハンドが入っても効かなかった。そういう場合に、今回の試合は負けてもノーコンテストだったりと中村選手が負けることはない。普段の試合での焦りようと比べて今回のような特殊な状況では違いはありますか？
中村 試合は試合なので、ノーコンテストだろうがなんだろうが、僕はもしあれでやられたら負けだと思っています。だからそんなことは考えていないですね。ただやっぱりセコンド陣からは「焦らなくていい」とはずっと聞こえていたので、なるべく焦らずに自分の攻撃を当てていこうという気持ちはありますけど、試合に至っては、「これで負けたからといって負けはつかへんし」とは思わないし、アシモフはあんな顔、何考えているかわからない顔してましたけど殺気がありましたし、向き合ってみて強い選手だなと試合中思いましたね。
ーー成長というか、あの距離で圧をかけられて後ろにケージがあるのにあのままの構えで相手を見て、最初ちょっともらったけれどどんどんもらわなくなったのはものすごい成長の跡だと思いますけど。
中村 ありがとうございます。すごい集中していましたね。殺されるかもしれないという1Rのあの、本当にパンチ力がめっちゃあったんです。顔にもらって、吹っ飛んだんですよ。こけたと思うけど、効いたというより吹っ飛んでこけた時に、「コイツ、やばいな」と。パンチもらったら一瞬で気を失うんちゃうかなと思うような感じだったので、それでめっちゃ集中しました。ほんまにめっちゃ集中しました。だから成長しました。
アルマン・アシモフ「自分の思った通りにだったりイメージ通りに行かなかった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
アシモフ なんと言ったらいいか……ちょっと大変でした。時差の関係もあり、数日前に来日して、思ったようにリカバリできなかったというのが実情です。日本はとても気に入りました。昨日少し時間があって大阪の街を歩きましたがみなさん親切で、とてもいい印象を持っています。
ーー計量オーバーし、レッドカードからのスタートに。それによって当初の作戦から変更した部分はありますか？
アシモフ やはり最初にレッドカードを見たときに私はこの試合はすごいハンディで負けると思わざるをえなかったです。それに関して何かしら作戦を変更したけれどもただ試合をできるようになったことは嬉しいし、できることはやったと思っています。
ーー対戦した中村優作選手はどんな印象だったか、教えてください。
アシモフ とてもいいファイターだと思いますし、とても経験も持っているファイターだと思います。今日ここでは自分より強かったと思います。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えてください。
アシモフ 今のところははっきりとした次の目標は決まっていません。国に帰って少し休息をとって、マネージャーと話し、これから何に向かっていくかを決めたいと思います。
ーー今回のような大幅な体重超過は今までの試合でもあったのでしょうか。
アシモフ 初めてです。こんなにオーバーしたのは。500gから600gくらいを最終的に落とさなくてはいけないという状況はありましたが、こんなに大きいのは初めてです。
ーー日本という遠い国に来たことで調整が難しくなったことによりますか？
アシモフ それが大きい要因だと思っています。来日してから本当に体重を落とそうとかなりハードにやりましたが、自分の思った通りにだったりイメージ通りに行かなかったです。それはやはり日本という時差のある国に来たことが原因です。
ーー日本では印象が良くない状況で、試合は敗戦となりました。払拭するためにもまた日本であったり、RIZINで試合をしたいと望みますか？
アシモフ RIZINが将来的にまたオファーをくださるならもちろんまた喜んで戦いたいと思っています。
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