9月2日(土)都内某所でにて、RIZIN.44とRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAの追加対戦カード発表記者会が行われた。
記者会見は二部制で行われ、追加カード発表が行われた第二部では榊原信行CEOと安保瑠輝也、宇佐美正パトリック、太田忍、梅野源治、斎藤祐斗が登壇した。
さいたまで安保vs.宇佐美、名古屋で井上vs.太田 他、計4カード発表!
選手が登壇すると、榊原CEOより今回決定した2大会の追加対戦カードが発表された。
9月24日(日)さいたまスーパーアリーナで開催されるRIZIN.44の追加カードとして、安保瑠輝也vs.宇佐美正パトリックの1カードが発表された。この試合はキックボクシングルールで行われる。
また10月1日(日)名古屋のドルフィンズアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK 6 in NAGOYAからは3カード発表された。MMAの試合では井上直樹vs.太田忍、イゴール・タナベvs.ANIMAL☆KOJIの2カード、キックボクシングルール(肘あり)では梅野源治vs.斎藤祐斗が発表された。
今回、梅野と対戦する斎藤祐斗はK-1所属のファイターだ。このことに関して榊原CEOは「K-1さんも開国を宣言され、 積極的に他団体との他流試合に打って出られるとのことなので、まずその第1弾としてK-1所属の斎藤選手に出てきていただくことになりました。(ルールも)肘ありでの、通常のK-1ではないルールでの戦いになるので、これもご期待いただけたら」と話した。
安保「圧倒的にボコボコに」宇佐美「しっかり全部かっさらいたい」
今年5月にブアカーオ・バンチャメークと対戦しドローに終わった安保瑠輝也は、約5ヶ月ぶりのRIZIN参戦となる。安保は「MMAファイターで俺と立ち技のルールで戦うのに対して男気もあっていいなっていうのが正直な今の感想」と宇佐美に対しコメント。続けて「ただ実力差、周りが(宇佐美が)負けると思ってるって言ってる、多分自分も思ってると思うんで、俺が圧倒的にボコボコにしたろうかなって思ってます」と意気込みを語った。
対する宇佐美正パトリックは今年4月の大阪大会の敗戦以来の復帰戦となる。宇佐美は「みんなは絶対(僕が)負けると思ってるんですけど、僕はすごい打撃にも自信ありますしそこら辺の人とレベル違うところをしっかり見せていきたい」とコメント。また安保ではなく周りに向けても「あと負けると思ってる人、僕は『代打で満塁ホームラン』みたいな感じでしっかり全部かっさらいたい」と意気込みを語った。
安保が現役MMAファイターとキックルールで対戦するというこの試合、キックファンもMMAファンも注目の一戦だ!
2連勝中の太田が井上と対戦!「来年中にはチャンピオンに、有言実行したい」
今年4月に倉本一真、7月に瀧澤謙太を下し現在2連勝中の太田忍は、井上直樹との対戦が決定した。井上は現在海外滞在中の為、会見は欠席となった。
太田はマイクを持つと「(井上は)本当に強い選手だと思っていてリスペクトをすごく持っています。技術面でもすごい高いですし試合でもすごい高いパフォーマンスを出している」と井上に対しての印象を話した。
続けて自身がベルトを目指す事に触れ「RIZINのベルトに絡む上で(井上は)クリアしなきゃいけない選手。逆に言ったら井上直樹選手をクリアすることが出来たらRIZINのベルトが必然的に近くなってくる。しっかり当日は倒して、(海とアーチュレッタの)勝った方をしっかりぶっ倒して、来年中にはチャンピオンになると公言しているので、有言実行したい」意気込みを語った。
RIZINバンタム級上位同士の一戦。王座戦に駒を進めるのは、果たしてどちらか…?!
梅野「YAVAY試合を見せたい」K-1所属の斎藤「ヤバい倒し方で倒したい」
今年6月のRIZIN.43以来の復帰戦となる梅野源治は、K-1からの刺客・斎藤祐斗と対戦する。
今回、K-1ファイターと対戦することに関して、梅野は「RIZINのリングでもずっと言い続けている『立ち技の大会をやってほしい』『立ち技を盛り上げていきたい』っていうものの一つのきっかけになるようなK-1との試合になると思う。僕がずっと言っていた『学んでほしい』というのが榊原さんにも伝わったんじゃないのかな」とコメント。続けて「今回その一発目、派手に熱い試合、YAVAY試合を見せようかなと思っています」と意気込みを語った。
対する斎藤は今回の梅野との試合に対し「梅野選手は凄いリスペクトしていますし素晴らしいファイターなので、まあ僕はオイシイかなって思った」とコメント。また「絶対に僕は『倒すか、倒されるか』という試合をするので、ヤバい倒し方で倒したいと思います」と意気込みを語った。
今回組まれたRIZIN vs. K-1のマッチアップは果たしてどちらに軍配が上がるのか、注目だ!
木村ミノル、ドーピング検査「陽性」で半年間の出場停止へ
記者会見の第一部では、6月24日(土)開催のRIZIN.43でロクク・ダリと対戦した木村“フィリップ”ミノルの試合後のドーピング検査の結果が発表された。
榊原CEOはこのドーピング検査の結果が「陽性」であったことを発表。
RIZINのドーピング専門チームによるドーピングチェックの詳細、これまでの経緯、そしてこの結果を受け木村の処分に関して以下のような発表をした。
- 当該試合は無効試合とする
- 契約書に基づき、罰金処分とする
- RIZINにおいては半年間の出場停止処分とする
- 復帰の際にはドーピングを実施し、陰性が証明された場合のみ出場が可能となる
またこれまでドーピング検査の結果に対して公表していなかったが、今回の検査結果を受け「タイトルマッチ、グランプリに関しては今後は検査をした結果は公表していこうと思っています」と、タイトル戦、グランプリに関して検査結果を公表すると話した。
今回の陽性という結果を受け、木村はマイクを持つと以下のようにコメントした。
木村 今回ドーピングをした状態で試合をしてしまい、ロクク・ダリさん、関係者の皆さん、そしてRIZIN関係者の皆さん、並びに応援してくださるファンの方々、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。正直に話すと、K-1を離脱してからずっと試合が出来なくてモチベーションがすごい保てない時期があって、いつ試合できるかもわかんない状態でトレーニングを続けてたんですけど、そんな中で僕が使用した...また質問が出ると思うので先にお伝えするんですけど「クレンブテロール」っていう成分で、試合がない期間トレーニングのパフォーマンスを上げたり自分のモチベーションを上げたり、体の状態を良い状態で保つために摂取していました。RIZINに出ることが決まってからはもちろんRIZINには検査があるっていうのは知っていたので接種はしなかったんですけど、当日の尿検査をした日にはまだ体内に残っていて検出されたっていう形で、僕自身すごい反省しています。いつになるかわからないんですけど、またRIZINの舞台で試合をさせていただくことができるなら、その日までにクリーンな体を作って、また正々堂々格闘技と向き合って、ファンの皆さんの前で戦いたいと思っています。
木村の復帰の時期に関しては未定だ。
記者会見の様子(YouTubeチャンネル)
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