7月30日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催されたのむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXTの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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RIZINパート / のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT

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鈴木千裕「(パトリシオと再戦は)一言で、『イエス!』やります!」

画像1: 鈴木千裕「(パトリシオと再戦は)一言で、『イエス!』やります!」

ーー試合後の率直な気持ちをお聞かせいただけますか。

千裕 これはもうずっと決めてて。試合決まったときから、テーマは、『負ける勇気を持って勝ちに行く』本当にこれが僕のテーマだったんですよ。たまたま重ねて言うのじゃなく、榊原さんが本を出して、題名を見たときに「今回の俺のテーマだな」と思って。それを心に入れて試合して。「負ける勇気を持って」勝ちに行って、勝ちました。

ーーよく舞台裏でも選手にそのような声をかけるということでしたが、実際にそういうことを言われたことがありましたか。 

千裕 会った時に握手してくれて「がんばれよ」と言ってくれて「押忍、行ってやります」と。激励してもらいましたね。

ーー相手が倒れた瞬間はどんな気持ちでしたか。

千裕 俺のパンチが世界に通用したんだなという確信が。倒した時に「あっ、通用した」と。それが素直な気持ちですね。

ーー大歓声を受けてどうでした。

千裕 いやあ忘れないですよ、「これが超RIZINだ!」っていう感じですよ。

ーー実際に手を合わせて、パトリシオ選手のイメージが違ったところがあったら教えてください。 

千裕 やっぱりオーラがあるので、何か僕が技をかけようと思ってもカウンターを狙われているような、ヘビに睨まれるような感じがしたんですけどでも「もう関係ねーや!」って感じでしたね。

ーーBELLATOR王者を倒しましたが今後の展望は? 

千裕 おっきく変わるんじゃないですか?これで。この後の展望は、ちょっと僕は今まだ試合が終わって何も考えていないので、おのずと見えてくると思うので、もうちょっと心の整理がつくまで待ってほしいです。

ーー明日から世界中でも話題になるのではないかと思いますが、そういった今後出てくる反応に対してどのような気持ちになりそうでしょうか。 

千裕 みんなに試合前に「無理だ」ってめちゃめちゃ言われ続けて、それこそアメリカの反応で「マックの店員?女の子?」みたいにすごい言われていたんですけど、今日外に出た瞬間から、「いや、不可能はない」と僕自身が証明できたので、明日から「自分を信じれば絶対うまくいく」と信じながら生きたいと思います。

ーーパトリシオがあのように負けたことはあまりないと思います。再戦を望まれたらどうしますか。

千裕 一言で、「イエス!」やります。

ーークレベル戦後の敗北からまさかこうなるとはファンも驚いていると思います。この1ヶ月を振り返るといかがでしたか。 

千裕 本当に格闘技の醍醐味を味わっているような。ズドーンと落ちてズドーンと上がる!この上げ下げがあるのが格闘技だっていう感じがして、この1ヶ月、下がって上がっての、この上げ下げが激しいので、最高に充実していますよね。やっぱり格闘技っておもしれーなと思います。

ーー今回の勝利も、クレベル戦から持ち直して日ごろから練習に励んでいることが、勝因だと思います。勝った後でもこれからもハードな練習を続けていきますか。

千裕 前回の試合で負けてすごい悔しくて、色々悩んだんですよ。「今後どうしようかな、やっていけるのかな」って、すごい自信なくして、今回試合が来た時に一気にエンジンがかかったので、やっぱこの、格闘技が純粋に好きなんだなって俺が。だから何があっても、イヤなことがあっても、どんなことがあっても勝手に練習すると思うんで。好きなんで。だから、ハードな練習も含めて、たくさんやります、練習。

ーー現在の率直な思いとして、クレベル選手へのリマッチもしくは今日のメインの新王者への挑戦、どちらに重きを置きたいと思っていますか? 

千裕 うーん、僕はファイターなので、それはもうRIZIN次第ですよね。僕がどうこうじゃなくて、勝てば自ずと出てくるので。誰とやりたいとかは今はないですね、「誰でもやるぞ」っていう。だから特にこの人とやりたいというこだわりは今はないです。なんか、晴れました。

ーー発言権はあると思うのですが、主張はしないと?

千裕 自ずと出てきます。ちょっと方向性も考えもやりたいことも、絶対出てくるので、今試合が終わって上がってるので、一回冷静にならないと、俺の悪いところなので(笑)。だからちょっと急がないで、1回考えます。

画像2: 鈴木千裕「(パトリシオと再戦は)一言で、『イエス!』やります!」

ーー事前のインタビューで、クレベル戦の前に実はピットブル選手とやりたかったとおっしゃっていましたが、実現してどのように思っていますか。

千裕 思えば形になるんだなと思いました。形は違えど結果的にめぐり会えたので。格闘技を好きでやってきたので。格闘技を好きでやっている人に天運が向くんだなって思いました。純粋に嬉しかったです、格闘技には、神とかいないと思ってたけど、案外いるのかなって思います。

ーーある種、目標としていた選手に勝てたことはプラスになりましたか。

千裕 世界に通用するんだなって思って。自信をもっていきたいと思います。いろんな意見があると思います、急遽参戦だったしお互いの体重もあり、出しちゃえばなんとでも言えるのですが、そういうの関係なしに俺のなかでは「自分が世界に通用したんだ!」って自信につながったので、僕はそう信じています。

ーー世界にどんどん挑戦したい思いがありますか。

千裕 世界を相手にして戦いたいと思いました。沖縄合宿をした後、平良達郎君がしっかり試合に勝って世界でまたランキングを上げて1歩1歩進んでいっているので、そこからいい刺激、影響をもらっているので、世界を相手に戦いたいな、という気持ちがすごいありますね。

ーー70kgという契約体重が有利に働いた部分はあると思いますか? 

千裕 僕はもともとあっちから体重は提示してもらってそっちに合わせたので、正直初めてだったのでアレですけど、そこは特にないのかなと思います。体重差とか力量は感じなくて。でも純粋にコンディション自体はいいですよね、体重の上げ下げがないぶん、普段の日常生活と同じようなコンディションを保てているので。そういった面ではすごいよかったのかなと思います。

ーーこれを機に70kgに?

千裕 ちょっと……フェザーでやらせてください(笑)

ーー発言権があると思うのですが次にこの選手とやらせてくださいというのは?

千裕 ちょっと、本当はここで言うのがベストだと思うのですけどまだなかなか出てこなくて。1回冷静になって考えたいです。まだ、夢見てるみたいな感じなので、本当にマジでこれ俺やったんだよなと1日噛み締めて実感して、よし、じゃあ次の相手は誰だ!って言う準備の時間が欲しいです。ただ、世界を相手にする、世界のトップ選手とやるという考えは変わらないです。

ーー序盤右ストレートが距離が遠いかと思っていて。フィニッシュ直前に急にスイッチが入ったように詰めていった感じがあったのですけど、序盤はちょっと届かないなという感じがありましたか。 

千裕 そうですね、ちょっと出方見ました。何を狙ってくるんだろう?と。前回の試合見たら間違いなくテイクダウンくるんだろうなと思っていたんですけど、でもやっぱ打撃の持ち味がすごくあるので。やっぱり案の定フックをすごい振ってきたので「これ、打ち合ってくるんだな」っていうのを様子見ていまいた。僕の方がリーチあるとわかっていたので、ジャブ出して相手のリターン見て距離確認して「あ、この俺の距離だったらもらわないな」と確認して、効いたところ一気に詰めた感じでした。

ーーでは、思ったより打ち合いに来てくれた、と言う感じですか? 

千裕 そうですね、三日月蹴りをけったんすよ、で「うっ」て言って、これはボディ効いてるなと。腹効いてるとき、なかなかタックルいけないんですよね。僕自身がそうだったので、練習で。だから「あ、これはタックル来ないな」と、打ち合ってくると思って。さっきも言ったんですけど、「もうここまで来たんだから、負ける勇気持って、突っこんで勝ちに行くぞ!」と思って詰めて。そしたら右が当たった感じですね。

ーー試合前インタビューでおっしゃっていた「打ちに来させる」という?

千裕 結果的にですね、勝てばなんでも言えるので。でも、そうだと思います、打ち合いに乗ってくれたので。

画像3: 鈴木千裕「(パトリシオと再戦は)一言で、『イエス!』やります!」

ーーパトリシオが舐めてなければもっと組みを考えていくと思いました。立ちで勝負に行くのなら、鈴木選手のことを考えずに舐めてかかっていると考えていました。もっと組まれたらどうしようと思っていましたか。

千裕 組まれる前に打ち落とす、組まれたら組み返して投げに行く、そこはMMAなので。キックボクシングをやっているわけじゃないので。MMAをしようと思いました。攻防をして、離れる投げるはその時の状況で出ると思うので、組みから逃げようとは思わないです。

ーー打撃だけだなとなった方が、組みの要素を見せないほうが、打撃のほうが自分はいけると戦っているなかで思いましたか。

千裕 打撃は自信持てましたよね。やっぱトップ選手、チャンピオンに当てて倒すことができる。それって言うのは、本当にコンディション云々を置いておいて、世界のトップ選手に当てられるのは大きいことだと思うので。そうですね、もし打撃が当たらなかったらもうどうしよう!と思うじゃないですか、「俺、世界行けるのかな」と思いますけど、当てることができるなら、やっぱりそういう確信が持てるのかなという感じです。

ーー今回のような緊急参戦で勝利することで得たものは何ですか。

千裕 僕は「自信」ですね。前回の試合で負けて本当に凹んで。今回試合が決まっても格上なので、「無理だ」「負ける」と散々言われて、DMでも「お疲れ。負けたね。」とか結構見るんですけど、そういうのが来ていて。でも、「いや、俺は勝つ」って。俺のチームとファンを信じてるから絶対勝てると思って今日試合当日を迎えて勝つことができた。ってことは、自分を信じることができたっていうのがすごい大きな収穫だと思います。準備期間がなくて短期間だろうがなんだろうが自分を信じることができるのは自分にとって一番の武器だと思っています。

ーーTweetする時間がないと以前おっしゃっていましたが、現「X」で、「鈴木千裕」がトレンド入りしています。

千裕 おお。嬉しいですよね。純粋にSNSのいい使い方できるなと思って。これで見てくれる人が増えれば、僕がやるイベントに多くの方に来てもらえたら。悪い面もあるけど、いい面が発信できることは嬉しいですよね。これをきっかけに多くの人にフォローしてもらいたいので、見て欲しいですね。

ーー煽りじゃなくて純粋な強さで。

千裕 煽りも含めて格闘技なので、それもひとつのいいところだと思うのですけど、僕はそう言うんじゃないんだなって思ったんで。口より言うようりも拳で語る、それが俺のスタイルだと思ったので、それで行かせてもらいます。

ーー五味隆典選手からは試合後何か言葉はありましたか。 

千裕 試合前も控え室に来てもらって首をガツッと持ってもらい、「やってこいよ、お前ならできるぞ」と言われて「押忍、行ってきます」と言って。終わったあとにも来てくれて……これ言っていいのかな、ちょっと半泣きでした!ははは。多分です、わからないですけど(笑)。僕はすごい嬉しかったですね、「よくやったな」って言ってくれたのでやっぱ間違ってなかったんだなと思いましたね。

トフィック・ムサエフ「サトシ選手と対戦してリベンジしたい」

画像1: トフィック・ムサエフ「サトシ選手と対戦してリベンジしたい」

ーー試合後の率直な気持ちをお聞かせいただけますか。

ムサエフ 今日勝ちましたので、自分にとっては本当に嬉しいRIZINの帰還となり大きな喜びを感じています。またチャンピオンになるために何度でも戻ってきたいと思います。

ーーチームメイトがチャンピオンになった瞬間はどうでしたか? 

ムサエフ 私たちにとっては祝日のようです。ケラモフがタイトルに挑戦しチャンピオンになりました。私も以前にGPを優勝していますし、アゼルバイジャンの国にとって名誉なことだと思います

ーー久しぶりのRIZINはいかがでしたか? 

ムサエフ 2019年に自分が優勝したときのことを彷彿とし、その時と同じような感覚を味わっていました。

ーー対戦相手の印象は試合前と後で違いはありましたか? 

ムサエフ フィジカルの強い選手だったと思います。一昨日の記者会見の時にも申し上げましたが、3Rまでやらずに決めたいと言っていましたので、今日は自分のプラン通りです。印象は試合前も後も大きく異なることはありません。

ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望は? 

画像2: トフィック・ムサエフ「サトシ選手と対戦してリベンジしたい」

ムサエフ 次回RIZINで試合する機会があるならサトシ選手と対戦してリベンジしたいと思います。

ーー同郷の選手とともに勝利した気持ちは?

ムサエフ 二人で一緒に勝利できたことは2倍嬉しい気持ちです。前回やはり二人で出場し残念な結果になりました。そのとき、帰りの車中で、必ずもっと強くなって戻ってこようとお互いに誓い合ったので、それを証明できてとても嬉しく思っています。私たち、いわゆるアゼルバイジャンのファイターにどういう優越性があるかというと、より強くなるという野心があります。いつでもさらに強い選手と戦いたい、そして勝利したいという気持ちを持ちながら毎日の練習に励んでいます。より強い選手と戦い勝利することをテーゼとしています。

アキラ「しっかり基礎から鍛え直さないといけない」

画像: アキラ「しっかり基礎から鍛え直さないといけない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

アキラ やっぱりムサエフ選手強かったなっていう感想と、悔しいっていう気持ちです。

ーー予想でも強いと言う話がありました。実際に拳を交えて脅威に感じたことなどは?

アキラ 拳硬いなっていうのと、思ったよりバンバン前にこないなというのはあって。世間のみなさんが思っていたほどの差はなかったかなと。秒殺されるんじゃないかと思われていたので、1Rは持ちました(苦笑)

ーー被弾しても倒れない場面もあり、まだ自分が通用すると感じる場面がありましたか? 

アキラ そうですね、僕もあっちが効いている場面があったりして、今回は一切引かないぞという気持ちでやっていたので、結果ちょっと打ち合いでKOされちゃったんですけど、せっかくいただいたチャンスを掴みきれなかったのは自分の今回に向けての力が足りなかったのかなと思います。

ーー試合を終えたばかりですが今後の目標や展望を教えていただけますか。

アキラ 戦前、試合前から石渡(伸太郎)さんに「こういう展開になるから」という通りの展開になって負けちゃったので、石渡さんから「ここまで行けば勝てるよ」というレベルまで持っていけなかったから今回負けちゃったので、そこまで持っていければ勝てるかなと思うので、まあちょっと、しっかり基礎から鍛え直さないといけないのかなというところです。

瀧澤謙太「金網でもう一回太田選手とやりたい」

画像: 瀧澤謙太「金網でもう一回太田選手とやりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

瀧澤 素直に悔しいですね。今回そんな……っていうか、全然、ダメージがなかったので。リングから故意に出たわけではなく、残りの秒数も多分10秒くらいだったので。で、作戦を自分とチームで考えたなかで、作戦どおりに動けていたので、次の、このラウンドはスタンドバックを上げて凌いでっていうのを作戦通り動いていたなかで止められたので、僕は10月、金網で太田選手と再戦したいっていう気持ちが強いです。

ーー故意ではないということでしたが、場外に逃げるような形に見えました。あれは打撃を避ける上でああいう形になったのですか。 

打撃を避けるというか押し込みがあったのでコーナーからずれて押し込まれると頭が出ちゃうのですよね。でまあ……うん、そうですね、それですね。

ーートータル的にどういう作戦でしたか。

瀧澤 やっぱり、がぶりが強いのでフロント系も力で極めがあるんじゃないかなと思っていたので、頭を下げて立つというより後ろ向きで立つっていうのを決めていて。バックチョークとかは特に取られている気はなかったので、投げられても別にしっかり受け身を取れば、投げでKO負けっていうのはないと思っていたので、スタンドバックでクラッチ切れる時にしっかり切り、あとは打撃勝負というのが僕の作戦でした。

ーーオリンピック銀メダリストの肩書きを持つ選手と戦ったことで、実際に戦ったことでイメージと違うところはありましたか? 

瀧澤 イメージ通りでしたね、自分の調子もよかったので、自分と向き合ってきて。しっかり作戦は遂行できて思った通りの動きをしていたので、想定内で戦っていたので、ただただ悔しいですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望や目標を教えていただけますか。

瀧澤 今後はやっぱそうっすね、金網で太田選手と再戦したいですね。僕の中では、元谷(友貴)選手がリングから場外逃避があったと思うのですけど、あれはダウンからの流れで2回ほど、1発効かせて尻餅ついて、コーナー際でも1回ダウンというか、リングにもたれかかるように倒れ込みながらの流れだったので。今回の場外逃避っていうのは僕のなかで全く違うものだと思っています。せめてイエローカードとか、そういうものだったら納得がいったのですが最後10秒くらいにあの負け方は自分の中では納得がいっていないですね。

ーー結果に納得していないということですが、正式に抗議するアクションを起こすのですか? 

瀧澤 抗議は特にしないです。負けは負けで認めるのですけど、金網でもう一回太田選手とやりたいっていう気持ちが強い感じですね。

ーー金網ならまた違う展開になるということですか。 

瀧澤 はい、そう思っています。

ーーTwitterにも書かれていましたが、押し込みがあったというのは、どういった形であったのですか? 

瀧澤 スタンドバック取って、押し付けながら殴るっていうのはセオリーだと思うのですけど、その圧力で出ちゃった感じです。

ーー普通ならどうするところなのですか。 

瀧澤 他の選手も全然出ている場面があります、今日もたくさんあったと思います。

ーー力が強くて戻れなかったということですか。 

瀧澤 そうですね。ストップドントムーブとかならよかったなと思いますね。

太田忍「(朝倉海と)組んでいただけるなら期待に応えるような試合ができると思う」

画像: 太田忍「(朝倉海と)組んでいただけるなら期待に応えるような試合ができると思う」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

太田 無事、勝って安心しました。

ーーそれは作戦通りに戦えたからですか? 

太田 うーん、まあ、まわりからも「今回は勝てるでしょ」と言ってもらえることは今回はすごく多かったので。結構前戦まではオッズもそうだし、あまり……本当に近くの人しか勝てるといってもらえなかったのですが、今回多くの人に勝てると言ってもらえたので、勝たなきゃという気持ちが強かったので安心しています。

ーー対戦相手のイメージは実際に戦って印象と違うところはありましたか。 

太田 もっとアグレッシブな打撃をしてくる選手かと思っていたのですけど、僕のタックルだとか、僕の前戦の倉本選手との試合のパンチの印象があったと思うのですよね。なんか思った以上に警戒してきたなっていう感じでした。でも、回し蹴りですかね、ちょっと当たったやつ。あれは思った以上に伸びてきたのですごかったですね、あれは。空手の蹴りってすごいですね。ダメージ自体は、当たったけど当たってない、みたいな感じだったのでそんなにダメージ自体はなかったけど尻餅ついた感じでびっくりしました。

ーー今後の展望を教えていただけますか。

太田 早めにオファーいただければ10月名古屋大会も全然僕出られるんで。そこでまあ、リング上でも言いましたけど、今回ベスト4の選手を倒したので、今いる、今日バンタム級のタイトルマッチがありますけど扇久保さんが。扇久保さんに勝っていただいて、僕が1回負けている元谷選手や井上直樹選手、朝倉海選手が上にいるので、誰でもいいのでやらせていただきたいです。タイミング次第ですけどね。10月でもいいですし、年末でもいいですし、ベスト4倒したのでそれなりに言う権利があると自分で今思っているので、ひとつずつ倒して来年にはチャンピオンになりたいと思います。

ーー今回リーチの差や身長差をどう克服しようと思っていましたか? 

太田 蹴りに関しては、距離でかわす。あとはまあ、組みつけば勝てると思っていたので、本当にリーチの対策というよりこちらも打撃ある程度うって警戒させてテイクダウンに行く、組むという作戦ですね。で、テイクダウンできたら、力を使わないようにエネルギーを最小限にしてテイクダウンできたら極めるつもりできましたが。うちにもリーチの長いバンタム級の選手がいるので、あんまりリーチは。練習通りでした

(※この瞬間に鈴木千裕がパトリシオ・ピットブルをKO)

太田 勝った!?えっ見逃した!すごい!ほら言ったじゃないですか、一発あるって。やばい!完璧。僕もああ言う試合がしたかったですね!

ーーフィニッシュはコーナーに押し込んで相手の背後からのパンチという形でしたが、あれは想定したフィニッシュだったのですか。 

太田 あれは想定以上にちょっと場外に逃げてきたので途中でこうやってくるんだったら、まあ……出てきたのであれが想定外でしたね。想定外でしたけど、RIZINのリング特有の間から出してパンチすればいいやと思ったので。それがちょっと効いてる感じがあったので、最後のカンカンて(拍子木が)聞こえたので最後まとめようと思って印象良くしようと思ったら止めていただいた感じです。

ーーバンタム級戦線をまた太田選手がかきまわしそうですが、準備ができれば秋にもやりたいということで、榊原さんは朝倉海選手に、秋に試合をさせたいとも仰っていました。現在の勢いならふさわしいと言う声もあるようですが。

太田 オファーいただければ全然やります。全然やるんですけど、どうなんですかね。僕との対戦受けてくれますかね?復帰戦で。一番相性悪いじゃないですか、向こうからしたら。僕には全然メリットしかないのですけど、受けてくれるならやりたいです。

ーー相性で言うと、自分が勝てる確率が高いですか。 

太田 そうですね、いろんなことを加味しても朝倉選手はまだ治療に時間がかかると思うので、僕は今ノーダメージですし、試合に向けて仕上げていきたいので、オファーいただいたらここから2ヶ月後に向けてやればいいだけなので、そういういろいろな面を、相性的なものも含めて僕有利じゃないかと思います。まだ全然対戦決まってないし煽るようなこと言いたくないですけど、組んでいただけるなら期待に応えるような試合ができると思います

ーー前戦に続いて打撃が光りました。パンチ力が強化されている秘訣は何ですか。 

太田 なんなんですかね、別に打撃のスパーリングだと全然うちのジムでボコボコにされるので。練習で強く打つことなんてないじゃないですか。ミットをがんばって強く打つ、サンドバッグを強く打つくらいじゃないですかね。今回は打撃がというよりも、組んだところからの近い距離の打撃っていう感じだったので、そこに自信があったので。近い距離の打撃に。もともとレスリングの差しの動きが近い距離の打撃に似ているのでそこですかね、バックボーンが活きているのですかね、僕もわからないです。

阿部大治「悔しいです」

画像: 阿部大治「悔しいです」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

阿部 悔しいです。

ーー対戦相手のイゴール選手の印象は試合前と違うところがありましたか? 

阿部 強かったです。

ーー右ヒザにテーピングをされていますが、フィニッシュの時に?

阿部 そうですね。

ーーどういう状態なのですか? 

阿部 多分靭帯の方だと思うのですが、明日病院に行って(診断を聞きます)。

ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望や目標を教えていただけますか。

阿部 今はちょっと。ちょっと考えてからまた。はい。

イゴール・タナベ「もし本当に名古屋で試合があるなら是非」

画像1: イゴール・タナベ「もし本当に名古屋で試合があるなら是非」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

イゴール ああもう、ただ嬉しいですね。ああもうなんか「勝って終わってよかった!」って感じですね、本当に

ーー阿部選手は練習仲間だったということですが、実際拳を交えてイメージと違うところはありましたか。 

イゴール 初めて練習したときとかは打撃が見えなくて。すごい強いというのはわかっていたのですけど、本当に練習の成果で。正直自分が当てるところは何もなかったんですけど、意外とパンチとか見えてそれにあわせてタックルだとか最初にダウンみたいな感じがあったのですけどあれはデコにあたって勢いで尻餅をついてしまっただけで全部意識ありますし、パンチも見えていたっていうところで、本当に打撃はめちゃくちゃ強かったんですけど、練習のおかげでなんとか凌ぎきれたという感じでしたね。

ーー試合前インタビューで柔術界に恩返しをしたいとおっしゃっていました。実際に極めて勝つという宣言通りでしたが、極めた瞬間というのは、どのような気持ちでしたか。

イゴール まずは勝ってよかった!っていう。やっぱり今までの試合で、1試合目50秒で、2試合目は1分50秒で、本当に自分の形に最初から持っていけた形だったので今回は試合は苦戦したし、打撃もやったし、やっぱりタックルしてバックまで行って逃げられたりと本当に全然自分の形に持って行けなかったので正直心配だったんですよね。でも最終的には自分の得意な極めで決められて本っ当によかったです。

ーー初参戦のRIZINの舞台はいかがでしたか。 

イゴール 僕は本当に小さい時からPRIDEとか観てきて、やっぱ本当に、すごい自分のなかでは、もう夢の舞台っていうかもう別世界っていう感じだったのでまさか自分がそこに立てるっていうことに緊張しましたし、やっぱり自分が座ってテレビの前で見るのとも違うし、今度は会場で座って見るのも違うし、今度は自分が入場してきたっていうのは、本当にすごい嬉しかったですねやっぱ。子供のとき見ていたところに立てたという感じですね。

画像2: イゴール・タナベ「もし本当に名古屋で試合があるなら是非」

ーー今回勝利しました、今後の展望をお聞かせください。

イゴール 全然今年試合していないんで、可能であれば、すぐに、さっきも言わせていただいたのですけど10月に試合が名古屋であるとクレベルが言ってて、もし本当に名古屋で試合があるなら是非、地元が三重なので地元の近くで試合させてもらえたらと思いますね。

ーー煽りVのなかでもサトシ選手へのリスペクトについて話していました。同じ大会に出ることはどうでしたか。

イゴール いやもう本当に、このニュースを見た時に、Twitterで見たのですけど、一気にまた、憧れの人と同じ舞台で試合するのは本当にやる気があがるっていうのが、まさにそうでしたね。嬉しくなってまわりに「おー!サトシが出る!」みたいな感じで本当に嬉しかったです。

ーーサトシ選手の試合はご覧になりましたか。

イゴール はい、もちろん見ていました。

ーーご自身の試合と重なるような、ストライカーvs.柔術家の戦いでした。負けたのは悔しかったですか? 

イゴール 悔しかったんですけど、やっぱ本当に1週間前に5分5Rのこういう試合を受けたことだけで本当にすごすぎじゃないですか、僕はそう思うんですよね。なんか本当に改めて憧れましたねサトシには。この試合に負けたことで何も変わっていないと思いますし、僕からしたら、むしろリスペクトが増えました。

ーー今後はご自身もサトシ選手のようになっていきたいですか?

イゴール もちろんです、もちろんです

ーー先ほど、外国人の記者の方のポルトガル語の質問にポルトガル語でお答えになっていましたが、どういう質問と答えだったのか、話を簡単に教えていただけませんか?

イゴール 最初に日本語で出たのと同じような話と、あとは、僕たち”デカセギ”=海外から日本に、出稼ぎに来る人に、僕のひとつの目標は、そういう人に夢を与えたい。やっぱり外国人だから損するって言うか、自分で自分を見下しちゃうことがあるんです。どうせ外国人だから日本人のようには勝負できないって、仕事の役職だったり。でもそういうことじゃなくて、ちゃんと自分のやりたいことを、仕事だったり、夢に向かってちゃんと励んだら国籍関係なくそれは必ず叶うから、そういうのを僕はデカセギとして、それはサトシも同じなんですよね、僕がサトシに憧れている理由って今は増えているんですけど、昔は柔術でブラジル人で日本で活躍していたのはサトシだけだったんです。それで僕ら世代の子供たちはみんなサトシに憧れていたんです。だから僕もサトシみたいになりたいんです。デカセギの、ブラジル人でもペルー人でも、国籍関係なく自分の夢を必ず日本で実現できるというパワーを与えたい、ということを言わせてもらいました。

伊藤裕樹「また鍛え直して10月の名古屋とか出たい」

画像1: 伊藤裕樹「また鍛え直して10月の名古屋とか出たい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

伊藤 めっちゃ疲れたっす。

ーーそれは試合前の予想していた展開と違ったからですか? 

伊藤 まあでも、僕が打撃でいくんでもちろん相手は組みに来るかなと思っていたのですけど、僕が思っていたより組みのプレッシャーが、ヒロヤくん強かったですね。

ーーヒロヤ選手は、戦う前のイメージと違うところはありましたか。 

伊藤 イメージしてた通りなんですけど、でもレスリングの際の部分が思ったより強かったですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望を教えてください。 

伊藤 ブレイキングダウンの中堅以下の雑魚にあんな試合していたら僕も中堅以下の雑魚に毛が生えたくらいの実力なので、また鍛え直して10月の名古屋とか出たいですね。

ーーヒロヤ選手の打撃が当たったりテイクダウンが決まるたびに歓声が湧いていました。

伊藤 単純にすごい相手の応援が大きいなと思って、打撃もらったらわーって盛り上がったりテイクダウンされたらわーって盛り上がったり。もう1回テイクダウンされたらもっと盛り上がるかなと思っていました(笑)

ーーつらい展開でも気持ちには余裕があったのですか。 

伊藤 余裕があったというよりは僕も連敗して勝ちに飢えていたので、これでもし負けたら僕もちょっと今後のこと考えるかなという感じだったので、まあなんとか勝ってよかったですね。

ーーあんまり打撃が効いていないという感触でしたか? 

伊藤 多分相手も僕が打撃で来るって思ってたから「何発もらってもいいや」って気持ちで向かってきたので、やっぱりもらうって想定している気持ちとなかなかいいパンチ入っても、もうもらっても組みに来るという感じなので、すごい試合中もニコニコしていたので、「ああ、こいつ倒してーな」と思っていましたね。

ーー判定になり、2-1でした。判定が割れたことについてはどのように感じていますか。

伊藤 まあ判定割れたのは、人の見方によれば判定がわかれる試合だと思ったので。2-1の時って最初に呼ばれたほうが高確率で負けなんですよ。僕が先に「赤」って呼ばれたじゃないですか。** 2人目が「青」と言った時に「うわ、これはちょっとやばいかな」と思いました。

画像2: 伊藤裕樹「また鍛え直して10月の名古屋とか出たい」

ーーご自身としても、負けていてもおかしくないと?

伊藤 見方によってはそういうのもあると思っていました。

ーー今回、試合を通してヒロヤ選手について認めた部分は?

伊藤 認めたというよりかは単純にすごい気持ちの強い選手だなと思って、もっと努力したら多分上にはいけると思うので、もっとがんばってほしいですけどこれで最後だと思うので、引退が惜しいですね。

ーー健闘したことで、ヒロヤ選手が続けるとして、たとえば伊藤選手に教えを乞うようなことがあったらどうしますか?

そういうのがあまり好きではないので。あんだけ舐められていたので、試合終わって馴れ合いするよりかはもう一切そんな仲良くはしたくないです。

ーー朝倉選手のジムで今回はピットブル兄弟などトップどころと練習していて、相手の環境が充実していることはどう思いますか? 

伊藤 環境についてはやっぱ超一流だと思うので、トップの朝倉未来やピットブル選手たちがいるその環境はうらやましいです。練習できる機会があるならヒロヤくんがいないときにやりたいですね。

ーーヒロヤ選手目当てで初めて伊藤選手を見たファンもいたと思いますが、試合を自己採点するなら?

伊藤 点数聞いちゃいますか?25点くらいです。4分の1くらいで。RIZIN見たことなくてブレイキングダウンのファンのひとが、「案外ヒロヤいけるんじゃない?」って思って、そこからまたRIZIN見てそこから格闘技にハマっていったらいいんじゃないかなって思っています。

ーー名古屋大会も話題にされましたが、対戦したい相手はいますか? 

伊藤 現時点でやりたい日本国内の選手は今のところいないので、海外のゴツい選手をあててもらって、そこを乗り越えて僕はもっと強くなっていきたいですね。

ーー今回ヒロヤ選手と対峙するなかで「対策されている」と思った瞬間は?

伊藤 対策しているというよりかは、やっぱり(朝倉)海くんの打撃のエリーコーチだったり、誰でしたっけ、(白川)陸斗くんの小倉(將裕)さんとかが多分作戦練ってたと思うので、まあそうですね、思ったよりやりにくい感じになりましたね、自分的には。

ーーチーム朝倉のバックアップを感じましたか。

伊藤 そうですね。チーム総出でぶつけにきたって感じしますね。

ーーやりづらい中でこう言うふうにしたということが試合中にありましたか? 

伊藤 たとえテイクダウンきても上を取ることを僕は考えていたので。一回下になってもそこから上に返すのをずっと練習していたので、シンプルに僕がもっと練習必要だと思いました。

ヒロヤ「いまの感情で発言はあまりできない」

画像: ヒロヤ「いまの感情で発言はあまりできない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ヒロヤ やっぱこの試合に賭けてた思いというのは僕の人生のなかで一番大きい舞台で、ここを掴めなかったら、まあもう格闘家としてチャンスはないだろうなっていうくらい僕の人生において大きなチャンスだったんですけど、それをいい試合だったなと声はかけてもらえたのですが、いい試合というかまあ僅差だった分、本当に悔しいです。

ーー実際に拳を交えて伊藤選手の印象が違ったところはありましたか。 

ヒロヤ 戦う前と印象は一緒かなっていうふうには思いました。やっぱストライキングが強くて、テイクダウンディフェンスがうまくて、テイクダウンに行って切られて、それでも行かないと3Rか2Rで打撃でまとめられると思っていたので、そういう意味では試合前と試合後の印象は同じでした

ーー判定が2-1で相手に入り、自分に入った、という瞬間はどのように感じていましたか。

ヒロヤ 本当にそのジャッジの判定を聞く前に、僕はこの試合に賭けていた思いがあったので自分が持っている力は全て出せたのかな、とあの時感じて、そこで感極まってしまった部分はあるんですけど、ああいうジャッジを聞いて、ここでぐずぐず言ってもファイターとしてはカッコ悪いので。まあ自分が弱かったのだと思います。

ーー初参戦のRIZINの舞台の印象は?

ヒロヤ やっぱり未来さんからもそうですけど、最初は僕朝倉未来1年チャレンジのオーディションが、渋谷のほうでボロボロのリングが1台だけ置いてあって、ここのオフィス(会見場)よりも半分くらいの大きさですごいちっちゃいところに未来さんと、YouTubeの動画が回っているところで始めて。そういう結構プレッシャーのかかった試合を始めたところから、さいたまスーパーアリーナという夢の舞台にあげてもらえて、「すごい緊張するだろうね」と言われていて、僕自身、「緊張してしまって自分のやりたいことできなかったらどうしよう」とか、やっぱり前日でも思っていたので。試合になったら、リングに入ったら関係ないだろうとは思ってたんですけど、緊張することもあるとは想定してこの日を迎えたと言う感じです。

ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えてください。 

ヒロヤ やっぱこの試合が本当に最後になるんだっていうふうに僕は思って、キツい練習を今まで以上にやっていってやろうと、本当にしんどいときも「これで最後なんだ、これで負けたら俺はやめる」と思いながら毎日練習はしてたので。そうでうすね、なんかここで負けてサクっと「やっぱやります」っていうのはカッコ悪いなと思うのですけどこのまま負けたまま終わるのもカッコ悪いと思うので、いまの感情で発言はあまりできないのかなと。いろんな方々の声を聞いてから考えたいですね。

ーー練習していることの100パーセント中どれくらい出せましたか。

ヒロヤ 120パーセント出せたんじゃないかとは思っています。自分の、できることは、この大舞台で初めて出せたのかなというふうには思っています。いつもやっぱりDEEPだったりブレイキングであったり試合はやっているのですがいつも自分の強さっていうのが出せなかったりメンタルやキャリアもそうですけど「練習のほうが強いね」って。自分でも思っていたので
今日は伊藤選手みたいな本当に強い選手だからこそ気負わずに挑戦できたのかなという気持ちがあります。

ーー試合後に未来選手とは話をしましたか。 

ヒロヤ そうですね、「僅差だったけど、あれが悪いね」といか「ここだね」っていうふうに、あまり話してはいないのですけど。やっぱり勝ちを持って帰りたかったですね。

ーー悪いところを指摘するというのは、次を期待されていると感じましたか? 

ヒロヤ そうですね。ここで、未来さんに僕は人生変えてもらったんで、難しい心境ではあるんですけど、ここ最後にするんだという覚悟で出させてもらったので、でも未来さんに人生変えてもらって、こんな中途半端な感じで終わるのも失礼だなと思うし、自分でもカッコいい格闘家ではありたいと強く思います

ーー参戦のきっかけとなった西谷選手がセコンドについていましたが試合後にどんな会話を?

ヒロヤ 西谷くんは勝ったと思っていたらしいです。

ーーご自身もそう思っていましたか? 

ヒロヤ そうですね、自分やってる主観なんで、もう1回見直さないとなというのはあるのですけど、ジャッジがどこから見ているかなども運なのかなと思っています。

ーーSNSでアンチの声があったということもありましたが、今日はヒロヤ選手の攻撃のたびに大きな歓声があがっていました。

ヒロヤ そうですね、すごく聞こえてました。やっぱり、あそこで沸いたんですけど、会場で僕を認めてくれている人ってやっぱりいないんだろうなって僕は思ってて。RIZINはすごい方々が後に続いていて、それのオマケくらいで出して僕は出させてもらってるくらいに見られるかと思っていたんですけど、やっぱり試合中に、3万人っていう大人数の歓声がすごい聞こえていて。リングに入ったら全然緊張しなかったんですけど、試合を、ラウンドを重ねるたびに「すごい人がいるんだな」ということと「応援がこんなにいるんだ」と肌で感じました。

ーー今後については考えたいと。具体的に迷っていることがあるのですか。 

ヒロヤ ひとりの男として、“吐いた唾は飲むな”というか、そういうしょうもないプライドですかね。

ーー伊藤選手も実力は評価しているようでした。前評判を覆せたという感覚はありますか。

ヒロヤ うーん、僕が求めていたことは勝って覆すことだったので、いい勝負をして認めてもらうことは僕が求めていたことではないので。っていう感じですね。

ーー師匠の未来さんをはじめ、いろいろなひとのサポートについて今思うことはありますか。

ヒロヤ 僕が見ている背中は、黙っていろんな声を結果で示してきたひとなので、自分もそういうふうになりたかったですけど、自分はまだまだ全然だなっていうか。やっぱり結果で返したかったですね。繋げたかったです。

ーーそのあたりには悔しい思いがあるのですか。 

ヒロヤ そうですね、悔しい思いしかないです。

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試合後インタビュー

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