RIZINマッチメイク担当のチャーリーが対戦カードの見所を紹介!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!
試合順
第5試合 /クレベル・コイケ vs. 萩原京平
見所解説
勝負事に“絶対”は無い。特に格闘技には“絶対”が無い。このメンタリティで観戦するとワクワクしてくるマッチアップだ。脅威のフィニッシュ率を誇るクレベルはRIZINに参戦してからは向かう所敵なしなため、書面上では「寝技に課題のある萩原に勝ちは望めない」と判断してしまうだろう。ただし格闘技は何が起こるか分からない上に「パンチャーズチャンス」などという言葉が存在するように、打撃を主とするストライカーにはいつでも試合をひっくり返す可能性がある。
ハードストライカーが相手を研究し尽くし自分の打撃を当てる確率を少しでも上げる事ができれば、いつでも勝つ可能性があるということ事は、RIZINファン、RIZIN関係者が一番よく知っている。下馬評通りクレベルが無双して念願のタイトルマッチに手をかけるのか、それともアンダーグラウンドエンペラーが革命を起こしてRIZINフェザー級を更なる無秩序へと誘うのか。結果がどうなろうとも、今後のRIZINフェザー級戦線からは目が離せなくまるだろう。
第4試合 /倉本一真 vs. 魚井フルスイング
見所解説
ショートノーティスのオファーを受けた魚井に拍手を送りたい。両者ともにRIZINのケージの中では無敗、そしてフィニッシュ率100%を誇っている。魚井は緊張感のある間合いから必殺のフルスイングを狙い、倉本は胸を合わせた状態から必殺のハメ技コンボを狙う。
魚井のフルスイングはまさに「当たれば終わる」の超必殺技だが、それを当てる為には相手との距離感と攻め方が重要となる。魚井はこの相手との距離感と攻め方を自分に有利になるような餌撒きをしていきたい。倉本は必殺ハメ技コンボの展開に持っていく為に、必ず飛んでくるであろう相手のミサイルを掻い潜って接近しなければならない。課題のガードが勝敗を大きく左右する事になる。
魚井のリズムと倉本のリズムは共に独特で、緊張感の中に居心地の悪い不協和音が流れる。互いのタイミングと距離感が合った時に試合は動くが、手に汗握る我慢比べの展開も楽しみたい。
第3試合 /Exciting RIZIN presents グラップリングタッグマッチ/所英男&金原正徳 vs. 中村大介&太田忍
グラップリングタッグマッチ ルール概要
項目 | 内容 |
---|---|
基礎ルール | RIZIN MMAルール ※あらゆる打撃行為を禁止とする |
試合時間 | 10分 |
試合形式 | 1チーム2名のタッグマッチ / 試合中は1対1 / 3本勝負 |
勝敗の決定 | 試合時間内に2本先取したチームもしくは時間切れ時点で一本取得本数が多いチームの勝ち ※一本取得本数に差がない場合はドロー |
タッチ | 回数無制限 (タッチ:控え選手がコーナーポスト上面に手で触れている状態で、試合中の選手の手に手で触れてタッチが成立) |
その他 | 試合中に一本となった場合、両選手共に控え選手と交代の上、試合を再開 (一本取られた選手も負傷等がない限り、チームに残って試合に参加することが可能) |
第2試合 /関鉄矢 vs. 原口央
見所解説
ストライカー対グラップラー。関はRIZINフェザー級のストライカー枠として激闘を繰り広げてきた。勝つときも負ける時も正面からぶつかり、記録よりも記憶に残るファイターだ。原口はレスリングをバックボーンに持ち、現GLADIATOR王者としてRIZINに初参戦する。
フィジカルの強さ、レスリング力、グラウンドコントロール、どれをとっても高レベルなスキルを持つ。絶対的なグラウンド能力がある為に思い切りの良い打撃を打て、当たった時の破壊力はすでに証明されている。関はリーチと経験を最大限に活かして原口の得意な展開に持って行かせないようにしたい。対する原口は序盤に強い打撃を見せ、関の打撃に対する警戒心を高める事ができれば主導権を握る事ができるだろう。
勝負の見所は原口がタックルに行きやすい環境をどのように作るか、そして関がそれをどのように防いでくるのか。この攻防に注目だ。
第1試合 /YUSHI vs. ZENKI
見所解説
見た目が対照的な二人による完全決着必須のワンマッチ。YUSHIは自分の持ち味である打撃をRIZINデビュー戦では活かす事ができなかった。今回は適正体重で、同じストライカーとの対決となるので、どのようなYUSHIを魅せてくれるのか。入場もさながら試合の内容が気になるところだ。ZENKIは打撃に特化したファイターで、このチャンスを活かして注目をかっさらいたい。
スペシャルルールの中で両者がどのような戦いをし、大会の熱を上げられるのか、注目だ。
【試合中止】三浦孝太 vs. フェリペ“キングハンター”マソーニ
三浦孝太がMRI検査で「首ヘルニアにより全治一ヶ月の療養・治療を要す」との診断が下り、所属ジムの宮田和幸代表およびドクターにより試合ができる状態ではないという判断に至り、この試合は中止となりました。