9月19日(日)さいたまスーパーアリーナで行われるYogibo presents RIZIN.30の見所を、RIZINマッチメイク担当のチャーリーが徹底解説する『チャーリーガイド』!選手のバッグボーンやストロングポイントを把握すれば、試合観戦がもっと楽しくなる!観戦前に是非チェックしておこう!

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バンタム級トーナメント 2回戦/朝倉海 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ

朝倉海

当て勘 | ボクシング力 | 試合運び | 圧力

アラン“ヒロ”ヤマニハ

フィジカル | 総合力 | バランス | グラウンド力

勝負の鍵を握るのは打撃のスピード、そしてグラウンドの展開になった時のスクランブルをどちらが制する事ができるのか。打撃のスピード、フットワークでは朝倉がヤマニハを上回っているが、ガードを固めてコーナーやロープ際に追い詰めればヤマニハにもチャンスが訪れる。ヤマニハは前に出て朝倉を下がらせたい。朝倉はヤマニハの圧に屈せず押し返したい。打撃の展開では下がった方が不利な状況に身を置くことになる。テイクダウンを防ぐ高い能力を発揮し続けている朝倉に対し、ヤマニハがどのようにアプローチしどのように攻略していくのかが見所だ。

前進することで活路を見出し、後退は地獄を意味するこのマッチアップは序盤から目が離せない。

併せて見たい朝倉海の過去の試合動画

Full Fight | 朝倉海 vs. 渡部修斗 / Kai Asakura vs. Shooto Watanabe - RIZIN.28

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併せて見たいアラン“ヒロ”ヤマニハの過去の試合動画

Full Fight | 倉本一真 vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ / kazuma kuramoto vs. Alan “Hiro”Yamaniha - RIZIN.29

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バンタム級トーナメント 2回戦/井上直樹 vs. 金太郎

井上直樹

総合力 | ボクシング力 | グラップリング力 | フィニッシュ力

金太郎

打撃 | アグレッシブ | 気迫 | ハイペース

東京ドームで戦慄のKO勝利を飾った井上と、丸善インテックアリーナで死闘を演じた金太郎。初めてのKO勝利を飾った井上は一本決着の多さからグラウンドが得意と思われがちだが、その打撃力も一目置かれるものがあり、一回戦ではそれがついに火を吹いた。タイミングと精度で相手を仕留める打撃は、まさに日本刀さながらの切れ味を持つ。対する金太郎は破壊力抜群の重いパンチを連続で振り抜く、まさに回転ハンマー。これに巻き込まれたらひとたまりも無い。

この戦いは例えるならば刀対鈍器の構図になる。圧力の金太郎に対してタイミングと精度の井上。スタンドの展開で両者が打撃の距離になる度に息を飲む緊張感が繰り返し漂う。グラウンドの展開でもスルスルとポジションを移行して極める井上に対して、パワーと圧力を駆使して鈍器さながらのパウンドを叩きつける金太郎。こちらも極めるか叩くかのヒリつく展開になる。

試合のポイントは打撃の距離と交錯の際の精度だ。また、打ち合いの最中にタックルを織り交ぜリズムを変えることができる選手がペースを握るだろう。バンタム級グランプリ二回戦屈指の緊張感を演出してくれる試合になりそうだ。

併せて見たい井上直樹の過去の試合動画

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バンタム級トーナメント 2回戦/扇久保博正 vs. 大塚隆史

扇久保博正

グラップリング | バックチョーク | 試合運び | グラウンドコントロール

大塚隆史

経験 | スタミナ | 試合運び | ドライブ]

総合力に長け、経験豊富な両者のマッチアップ。グランプリ一回戦では総合力の高さを駆使して相手を完封した大塚と、拳を骨折しながら3ラウンドコントロールし続け勝利を勝ち取った扇久保。大塚も扇久保もトップポジションからのグラウンドコントロールに優れ、一度握ったペースは崩さない。例え打撃で相手にペースを握られてもテイクダウンで流れを止める強さを持っている。

スタイル的に背中をマットに付けることを嫌う両者が戦った場合、どちらがトップポジションを維持できるのかが一つの見所になる。はたまた両者の武器を相殺し合う消耗戦になるのか。打撃の流れの中でタイミングよくテイクダウンを仕掛けられた方が得意のトップポジションを取ることになる。

勝負の鍵は、際の強さとスタミナになる。総合力の高い両者の試合は作戦と際の仕掛けが流れを大きく変える。また、両者15分戦い切ることには慣れているが、単純なスタミナだけ見たら大塚が有利か。扇久保はスタミナの調節をしないと後半失速する可能性がある。試合巧者同士による壮絶な駆け引きと削り合いを堪能したい。

併せて見たい扇久保博正の過去の試合動画

Full Fight | 扇久保博正 vs. 春日井“寒天”たけし / Hiromasa Ougikubo vs. Takeshi“Kanten”Kasugai - RIZIN.28

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併せて見たい大塚隆史の過去の試合動画

Full Fight | 大塚隆史 vs. 獅庵 / Takafumi Otsuka vs. Shian - RIZIN.29

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バンタム級トーナメント 2回戦/元谷友貴 vs. 瀧澤謙太

元谷友貴

打撃 | 勝負勘 | 試合運び | 冷静さ

瀧澤謙太

アグレッシブ | 当て勘 | リーチ | スピード

グランプリ一回戦では試合巧者の相手に先手先手で手を出し続け、試合のペースを握らせなかった元谷。前回の試合ではこれまでの打撃と寝技に加え、戦略とスタミナの強化が見られた。対する瀧澤は難解な相手に事前の戦略を最後まで遂行し勝ち切った冷静さ、意思の強さは感じたが、技術面においての成長は影を潜めた。瀧澤はこの試合で前回の鬱憤を晴らしたい。

この試合は様々な部分で見所が多く、どの展開になっても目が離せない。打撃における長距離では瀧澤の長い蹴りやパンチが、近距離では元谷のパンチコンビネーションが鍵となる。また、他の四天王との試合を経て強化をしてきた瀧澤のグラウンド力が元谷の豊富な引き出しに対応できるか。下になっても問題なく技を仕掛ける事のできる元谷に対して、瀧澤が長いパンチを利用してパウンドを打てるかどうかでも試合の流れが大きく変わる。

勝負のポイントは打撃の距離、そしてグランド状態で瀧澤がパウンドを打てるかどうか。RIZIN立ち上げから最前線で活躍し続ける元谷が、鬱憤を晴らしにくる瀧澤をどのように迎え、RIZIN初参戦からイバラの道を歩み続ける瀧澤がどのように元谷へ挑むのか、非常に楽しみな一戦だ。

併せて見たい元谷友貴の過去の試合動画

Full Fight | 元谷友貴 vs. 岡田遼 / Yuki Motoya vs. Ryo Okada - RIZIN.28

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併せて見たい瀧澤謙太の過去の試合動画

Full Fight | 瀧澤謙太 vs. 今成正和 / Kenta Takizawa vs. Imanari Masakazu - RIZIN.29

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スペシャルワンマッチ/浜崎朱加 vs. 藤野恵実

浜崎朱加

経験 | グラップリング力 | 手首コントロール | 総合力

藤野恵実

経験 | フィジカル | パワー | クリンチ

9年越しのリマッチが組まれた。浜崎はこの間、国内外で活躍し世界タイトルを2つ獲り、藤野は国内に拠点をおきながらも世界のトップレベルの選手と拳を交え、国内タイトルを獲得している。二人の初めての試合後から共に練習するようになり、私生活でも関わりを持つようになった両者だが、常に強者との対戦を臨む者同士、対戦となるとそんなことは一切関係ない。

藤野の強みは圧倒的な身体の強さ。浜崎は手首のコントロールから相手の体勢を支配する試合作りを得意としているが、圧倒的フィジカルを前に巧さで対応する事ができるのか。藤野にとって49kgでの計量は未知の部分であり、まず減量という一戦に勝たなければならないが、ここをパスできれば試合当日はかなりの体格的アドバンテージを持って試合を迎えることができる。

試合のポイントはやはりフィジカル差と体格差でアドバンテージを持つ藤野がどのようにそのアドバンテージを活かしていくのか。そして浜崎がどのようにそこを攻略していくのか。テクニックvs.パワーという構図が当てはまる一戦だ。全く根拠のない予感ではあるが、この試合は「肘」が何か一役買うかもしれない。

併せて見たい浜崎朱加の過去の試合動画

Full Fight | 浜崎朱加 vs. 浅倉カンナ 2 / Ayaka Hamasaki vs. Kanna Asakura 2 - RIZIN.27

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Yogibo presents RIZIN.30 大会情報