11月8日(日)、LaLa arena TOKYO-BAYにて開催される『abc presents RIZIN.55』(以下、『RIZIN.55』)の追加対戦カード発表記者会見が行われ、5試合の追加カードが発表された。
既に発表されていた5試合と合わせ、現時点で全10カードが決定。既に参戦が発表されている選手たちも駆けつけた。
メインイベントでは、RIZINフライ級王者・神龍誠がトニー・ララミーを挑戦者に迎え、初防衛戦に臨むことが決定した。
RIZIN初参戦となる千春、溝口司、木村琉音ら若手ファイターも登壇。
ベテラン勢との世代間対決も組まれ、2026年後半戦から大晦日に向け、新たな物語が動き始める大会となることを予感させた。

榊原CEO「新たなドラマを紡いでいきたい」

会見冒頭、榊原信行CEOが登壇。
9月に行われた『超RIZIN.5 浪速の超復活祭り』から約2週間。大きな興行を終えたばかりのRIZINは、10月3日(土)の『RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI』を皮切りに、11月8日(日)の『RIZIN.55』、そして大晦日のバンテリンドーム ナゴヤ大会へと進んでいく。
榊原CEOは、超RIZIN.5で復活を遂げた選手たちの次なるアクションに触れながら、今回の『RIZIN.55』についても言及。
「新たな選手たちがたくさん千葉でも出てまいります。ハングリーで戦うことに飢えた選手たちの新たなドラマを、我々RIZINとしては戦いを通じて、それぞれの選手たちの生き様、人間ドラマを紡いでいきたい」と語り、2026年シーズン後半戦への期待を寄せた。
ヘビー級GPの一戦は延期に

また、予定されていた「スダリオ剛 vs. エドポロキング」については、エドポロキングが肩を負傷し、『RIZIN.55』での実施を見送ることを発表。
榊原CEOは、「ベストな状態でやらせたいと思いますので、11月8日のこのカードに関しては一旦延期」と説明した。
大晦日に実施する可能性も含め、今後の回復状況を見ながら改めて発表される予定だ。
追加5カードを発表!
今回発表されたカードは以下の5試合。


RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
キム・ギョンピョ vs. ヌルハン・ズマガジー



神龍誠、王者として初のメインへ
まずは、既に参戦が発表されていた選手たちから。
RIZINフライ級王者・神龍誠は、トニー・ララミーを挑戦者に迎えて初防衛戦に臨む。
ララミーからは、「チャンピオンを大変尊敬しているが、俺の履歴書にはRIZINチャンピオンの肩書きが必要だ」とのコメントが寄せられた。
これに対し神龍は、「この前チャンピオンになって、やっぱりベルトを防衛してからが本当の真のチャンピオンだと思う」と初防衛への強い意欲を示した。
さらに榊原CEOに「今回もメインですか?」と確認すると、「そうだね」と返答。
神龍は「よし」と笑顔を見せ、「今回は僕がチャンピオンとして初めてのメインなんで、すごい気合入ってます」と語った。
地元・千葉を“第2の地元”と位置付け、「みんなに憧れられるような、かっこいい試合をして勝ちます」とファンに約束した。
質疑応答では、大晦日に伊藤裕樹との対戦を見据える発言についても質問が飛んだ。
神龍は「もう先まで見据えてますね」と答えつつも、「伊藤はホセ・トーレスとやりたいみたいですよ」と柳に風。まずは11月の防衛戦に集中する姿勢を示した。

鹿志村仁之介 vs. 太田忍、会見で舌戦
『超RIZIN.5』で対戦が発表された鹿志村仁之介と太田忍も登壇。
前戦のバンタム級タイトルマッチでサバテロに敗れた鹿志村は、再起戦となる今回の一戦に向け、
「こいつぶっ飛ばしてえなって思ってる相手と組んでいただけたっていうのが一番嬉しい」とコメント。

一方の太田は、鹿志村について「個人的には別に何とも思っていない」としながらも、DEEPで自身の所属するTHE BLACKBELT JAPANの平松翔がタイトルマッチで敗れたことを挙げ、「やり返したいなっていう」と対抗意識を燃やした。
両者はマイクで応酬。鹿志村は「引っ叩く」「いつまでも銀メダルこすってる」と舌戦を展開。
一方の太田は、超RIZIN.5で鹿志村がセコンドについた青木真也のバトンを投げたことに対して、「あれはちょっと感動したよ」と褒めながら、すかさず「自分のバトンも投げる準備しとけよ」と挑発。

前戦でサバテロに敗れた経験について鹿志村は、
「今まで戦った中でもちろん一番強い相手だったんで、あいつにガンガン前に行けたっていうのは、試合で得た経験」と振り返り、その経験を次戦につなげると語った。
一方の太田も今回の試合は「相手は前戦タイトルに挑戦しているので、前向きな試合」と捉え、「しっかり勝って、いい勝ち方して上にあがっていこうっていう一戦」と位置付けた。
福田龍彌、復帰戦でキム・スーチョルと激突
福田龍彌は、負傷からの復帰戦でキム・スーチョルと対戦。
スーチョルからは、「これから来る季節のように落ち着いて冷静に、そして徹底的に準備してきた姿をお見せしたい」とのコメントが寄せられた。
福田は、「前回(アジズベク・テミロフ戦)の負けから怪我も治して、ようやく現場に戻ってこれたなと幸せな気持ちでいっぱい」と復帰への喜びを語った。

スーチョルについては、「ほんまにすごい気持ち強くて、ガンガン前に出てくる選手」と評価。
「見てる人らが楽しんでもらえるヒリヒリを提供したい」と、福田らしい言葉で真っ向勝負を予告した。
相本宗輝、66kgでメヘウラと対戦
現在10勝0敗、格闘技ファンから熱視線を浴びる相本宗輝は、前戦DEEPでライト級の一戦だったが、本来の階級に戻し、萩原京平をKOしたアバイジャ・カレオ・メヘウラとのフェザー級戦に臨む。
相本は『RIZIN.52』で予定されていたビクター・コレスニック戦をキャンセルしてしまったことについてファンに謝罪し、「今回11月8日、またこのRIZINの舞台に呼んでもらえて本当にありがとうございます」と感謝。
「今までの自分の格闘技人生すべてをかけて必ず勝つ」と意気込みを語った。
質疑応答では66kgでの試合についても質問され、「今もう体重も75kgで、しっかり減量も順調」とアピール。「今めちゃくちゃ調子いいんで大丈夫です」とコンディションへの自信を見せた。

メヘウラについては、相手の強みを警戒しつつも、「自分は練習をしっかりして、試合ではその自分のやりたいことを相手に押し付けるだけ」とし、「今まで通り打撃で行って、必ずKOしたい」とフィニッシュを誓った。
鈴木博昭 vs. 千春、RIZIN初参戦の新鋭が番人に挑む
Fighting NEXUSから千春がRIZIN初参戦。対するのはRIZINで3連勝中の鈴木博昭。
千春は地下格闘技で兄弟とともに戦ってきた自身のバックボーンにも触れ、
「今回サッカーボールキック、踏みつけありなので、自分の喧嘩の強いところを見せられるかなと思います」と、RIZINの舞台で自身の持ち味を発揮することを力強く宣言。

榊原CEOから直接声を掛けられたことがRIZIN参戦につながったという千春は、期待をプレッシャーに感じるかとの質問に、
「みんなの期待に応えたいというのはあります。でも、いつも通り変わらず、目の前の相手をぶっ飛ばすだけ」と語った。
対する鈴木は、若手との対戦が続く自身の立ち位置について、「必然的に“RIZINの番人”みたいな感じになっているのかな」と表現。

千春の試合をYouTubeでチェックしたという鈴木は、千春がTikTokでも活動するアポロ中山に勝利したことにも触れ、「(自身がいち視聴者として好きな人に勝ったので)おぉ!って一人でテンション上がってました」と笑顔を見せた。
両者の口ぶりからは、お互いが正面からぶつかり合う激しいファイトとなることを感じさせた。
榊原CEOが語った「世代交代」
今回の『RIZIN.55』ではRIZIN初参戦の選手も多く、鈴木博昭、中島太一、力也ら経験豊富なファイターに、千春、溝口司、木村琉音ら新世代の選手が交わるカードが並んだ。
その中でも、榊原CEOは質疑応答で千春のRIZIN参戦について、
「Fighting NEXUSをすごく愛しているし、その中での戦いを通じてキャリアアップしてきている姿を僕らも見ていて、しっかりベースがある。ぽっと出じゃない」とその実力を評価。
さらに、「Fighting NEXUSからトップ戦線に上がっていけるんだぞっていうところを、きっと代表して見せようっていう思いがあると思う」と千春の気持ちを推し量る。

他の若手ファイターたちについても、「20代の若い選手たちがギラギラしてますよね」と期待を寄せ、ベテラン勢との戦いを通して、「世代交代含めた、格闘技の残酷なところもしっかり表現できたらいい」と、『RIZIN.55』に込めたテーマの一端を明かした。
2026年 年間スケジュール
【10/3(土)開催】RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI
【11/8(日)開催】RIZIN LANDMARK 17 in CHIBA
【9/10(木)開催】超RIZIN.5 浪速の超復活祭り
RIZIN甲子園 2026
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