9月28日(日)IGアリーナにて開催されたRIZIN.51の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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扇久保博正「RIZINフライ級のベルトを絶対に巻こうと思っています」

画像1: 扇久保博正「RIZINフライ級のベルトを絶対に巻こうと思っています」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

扇久保 勝ててよかったです、はい。

ーーガジャマトフ選手と実際に戦った印象を教えてください。

扇久保 いや、予想してたより打撃の散らしがすごい多くて、1R目はちょっと打撃がすごい見づらかったです。

ーーそこからご自身のペースに持っていったのには何かタイミングがあったんでしょうか。 

扇久保 そうですね。2R目から僕の打撃もちょっと当たってタイミングが合い始めてきたので、それで2R目以降テイクダウンのタイミングがあってきた感じでした。

ーー大晦日、元谷選手との決勝戦となります。先にご自身が勝って感じたことは?

扇久保 お互いにずーっと同じ世代で戦ってきて、ベテランと言われる選手になって、まあここで決勝戦で、僕と元谷選手が戦うってことは、なんか、運命的なことを感じますね。

ーー決勝戦に向けてぜひ意気込みをお願いします。

扇久保 あと一個なんでもう本当に大晦日、格闘技人生全て懸けて、RIZINフライ級のベルトを絶対に巻こうと思っています。

ーー途中までなかなかテイクダウンを奪えない展開もあったんですけど、あの時に焦りがあったとか、体力を必要以上にロスしたりはしなかったですか。

扇久保 組みながら組みながら、まあ僕のスタイルなので、あれが。1R目、相手が腰すごい強いというのはもう予想してたので。徐々に、徐々にガジャマトフ選手の息が弱々しくなってくると感じたんで「来た!来た!」と思いながらやってました。

ーーほぼ作戦通りという感じでしょうか。 

扇久保 そうですね。はい。作戦通りでした。

ーー元谷選手とは決勝戦が六年ぶりとなりますけれども、何をぶつけたいと思います。

扇久保 うん。まあ前回判定2-1でどっちが勝ってもおかしくない試合だったので。前回以上のお互いの全てをぶつけた試合にしたいですね。

ーー何度か食いついて、7度ぐらい組んで、1回振り回されて、引きはがされた時もあったと思います。

扇久保 はい。

画像2: 扇久保博正「RIZINフライ級のベルトを絶対に巻こうと思っています」

ーーテイクダウンして、ハーフになったところをマウントに行きました。ガジャマトフに対してマウントということは、もう極めにいく、あるいは相手がそれに対応できないだろうと考えたのでしょうか。 

扇久保 練習ではハーフ、マウントで相手がバック見せてきたところに、チョークっていうのはもう僕の得意技なので、それを狙っていたんですけど。おそらくガジャマトフ選手は僕のバックをかなり警戒したと思うので、全然バック見してこなかったので、ああいう展開になりました。

ーーそれは3Rも変わらずということですね。

扇久保 そうですね、肩固めも入ってたんですけど、やった感じ、もう完全にこれ極められるなっていうほどには入ってなかったので、手が入ってて。なので、最後マウントに戻って殴って終わったって感じでした。

ーーラストはフィニッシュしたいという気持ちで?

扇久保 そうですね。決めたかったです、はい!

ーー元谷選手との前回の試合は記憶にありますか?

扇久保 しっかりあります、はい。

ーースプリット判定勝ちですがどんな試合でしたか。

扇久保 いやもうめちゃくちゃ疲れた試合だった記憶がありますね。

ーーかなりの消耗戦でしたか。

扇久保 そうですね。もう最後、控え室戻るとき。本当に酸欠でトイレで戻したぐらいだったんで。本当にすごい疲れてしまいました。

ーー次の試合ではそれよりももっとキツい試合になる想定ですか。

扇久保 キツい試合したくないですけど、なると思います。

ーーガジャマトフ相手に「おぎの塩」の戦い方を完全にやってのけたっていう手応えはありますか。

扇久保 手応えは、はい、プラン通りでした。でも最後は決めきりたかったっていうのは正直なところです。

ーーベテランの2人が戦う決勝に物語性はあるんですけども、先ほどここに来たアーセン選手は、若い選手がなかなかこうベテランの壁を破れないことに歯がゆさを感じているようでした。扇久保選手としては、若手にもっと奮起を期待したいのか、ベテランと言われるファイターになってどう感じますか?

扇久保 まあ、どうなんですかね。次の試合が僕と元谷選手にとっては年齢的にも本当に2人ともお互いの総決算のような試合になると思うんで、「若手もっと頑張れよ」とか、そういう気持ちは正直ないですけど。どうでしょう、まあ、大晦日は、元谷選手とお互いの格闘技人生の総決算になるような試合をしたいと思ってます。

画像3: 扇久保博正「RIZINフライ級のベルトを絶対に巻こうと思っています」

ーー次がまた3ヶ月後と近いですが、現在の体調的には、怪我等、心配なことはありませんか。

扇久保 大丈夫だと思います。はい、わかんないですけど、やってみなきゃ。はい。このまましっかり仕上げていきたいと思っています。

ーーテイクダウンの時に、基本ダブルは切られた、ボディロックは倒せた。で、2Rから切り替えるか、餌に使うようになった。ダブルかシングルかで組んでボディロックに行くようになったその切り替えはいつ頃判断しましたか。基本的にボディロックに狙いを定めたのですか、どこかで。

扇久保 本当は練習やプラン的にはボディロックから反対の手を取ってバックを取って崩すっていうプランをちょっと考えてたんですけど、小手がすごい強くて、そこで行けなかったので。ちょっと切り替えて、差しで倒すっていうのは途中から切り替えました。

ーー元谷選手があれだけ神龍選手のテイクダウンを切り返しまくったのを見て、それでもあの元谷選手をテイクダウンして背中を着けさせて抑えこむ自信はありますか。

扇久保 あります。

ーー今回奥様とお子さんも名古屋に一緒にいらっしゃっているのですよね?

扇久保 そうですね。今日見てましたがまだ会ってないです。

ーー会ったら何と言いたいですか?

扇久保 あと一個勝ったら(賞金)2000万円だよと言いたいです。

ーー「パパ頑張ったよ」とかではないのですね。(笑)

扇久保 まあでも2000万円取んないと、多分奥さんも「頑張ったね」って言ってくれないかもしれない。

ーー厳しいですね。

扇久保 はい。全力で頑張ります。

ーー賞金の使い道を考えていますか。

扇久保 そうですね、まあでも本当に奥さんにワガママ聞いてもらってるんで、奥さんのやりたいことを好きなだけやらせてあげるために使いたいなと思っています。

アリベク・ガジャマトフ「今回の敗北の雪辱を果たすために戻ってきたい」

画像: アリベク・ガジャマトフ「今回の敗北の雪辱を果たすために戻ってきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ガジャマトフ とても落胆しています、がっかりしています。まあやるべきことはやったと思っていましたし、あと今回、時差ボケとかもなく、減量も問題なかったので、どうしてこんな風になってしまったのかと。これはあの神がそう望んだからであると、そうとしか言えないという結果になりました。

ーー扇久保選手と実際に戦った印象を教えてください。

ガジャマトフ 本当に強い選手。あのフィジカルがとても強く頑丈だと思いました。まあそれのみです。

ーー今回、試合に残念ながら負けてしまいましたが日本の多くのファンが試合を楽しみにしていましたし応援していました。そんな日本のファンに向けて何かメッセージをいただけますか?

ガジャマトフ 応援してくださってどうもありがとうございました。いつも私のことをサポートしてくださるファンの皆さんのひとりひとりにお礼を言いたいという気持ちでいっぱいです。必ず、これで終わりにはしたくありません。必ずもっと強くなって戻ってくるつもりでいます。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ガジャマトフ なるべく早く、この今回の敗北の雪辱を果たすために戻ってきたいと思います。今回まず家に戻り、そして戻ったらすぐにトレーニングを始めて、次の試合の準備を始めたいと思っています。

元谷友貴「正直、賞金よりもベルトが欲しいです」

画像1: 元谷友貴「正直、賞金よりもベルトが欲しいです」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

元谷 いやあ本当に嬉しいです。

ーー神龍選手と実際に戦った印象を教えてください。

元谷 やっぱり想像以上に強かったというか……うん本当に、本当に強いと思いました。

ーー扇久保vs.ガジャマトフの準決勝を見て、扇久保選手の勝利に何を感じましたか。

元谷 やっぱり強いなっていうのと、自分の形を持っていて、どの試合も同じように強い部分で勝っていくなと感じました。

ーー大晦日に決勝戦でその扇久保選手と当たることになりました。その意気込みをお願いします。

元谷 久しぶりに扇久保選手と戦うことになるんですけど。何年か前は判定2-1で負けたんですけど、ここはしっかり僕が成長して、しっかり越えたいなと思っています。

ーー神龍選手が相手だとテイクダウンを取られることはある程度想定していたと思うのですが、された後その後の対処についてはどう考えていましたか。

元谷 テイクダウンを取られることをそんなに予想していなかったというかーー。

ーーそうなんですか(笑)

元谷 そんなに取られないだろうと思っていたんですけど。まあ思った以上にテイクダウンが強くて、ケツをつく展開とかもあったりして、ちょっと思った展開とは違いました。

ーーフロントチョークも神龍選手相手に極めるのはちょっと難しいと思って見ていましたが、やっぱりちょっとスイープやひっくり返すことを意識していたのでしょうか。 

元谷 もし入ったらそのまま極めようと思って、ちょっと深く入る場面も何回かあったので、ちょっと時間をかけながら相手が疲れたときにガッと極めるか、ひっくり返そうかなと考えて使っていました。

画像2: 元谷友貴「正直、賞金よりもベルトが欲しいです」

ーー打撃の攻防はいかがでしたか。効いたパンチであるとか、手応えのあった打撃であるとか。

元谷 自分が何かもらったという打撃はなかったです。フラッシュもとかもないですし。ただ、最初から自分がペースを取りに行きたかったのですが、あっちがバッと来たので、ちょっとペース取られて。

ーーギロチンが勝負の鍵になったと思います。序盤の1回目のギロチンがかなり深く入ったと思います。その後のギロチンでスイープ含めて評価されるかどうかを、ご自身はどう感じていましたか。

元谷 そうですね。あれがどう取られるのか、神龍選手極まらないからあまり判定に影響しないとかはあると思いますが、感覚的には、まあまあ深く入っていたので「取って欲しいな」と、ニアフィニッシュ近くまで行っているので、思っていました。

ーー組み直して、という展開も何度もあったと思います。それは極めること、取ってほしいという気持ちのなかでやったということですか。

元谷 相手も逃げよう、逃げようとしていましたが、自分もちょっとずつ深く入ってきて、力を入れれば極まるかな?**と考えてやっていました。

ーー今年RIZIN3試合目でフィニッシュボーナスを獲得できていませんが、神龍選手から一本取るのは至難の技ですか。

元谷 そうですね。神龍選手から一本取るって、本当にすごいと思います。堀口恭司選手がそこでしっかりバチっと極めているので、すごいと思いました。

画像3: 元谷友貴「正直、賞金よりもベルトが欲しいです」

ーー大晦日に向けて再びアメリカのATTに行かれると伺いました。扇久保対策として堀口選手に色々聞いたりしますか。

元谷 そうですね。自分個人的には色々質問したりATTのコーチのマイク・ブラウンにもアドバイスもらったり、チームにレスラーもたくさんいるので、対策したいと思っています。

ーー今回同じATTからダニー・サバテロ選手も大会に出ましたが、交流はありますか。

元谷 あります。結構気さくに話しかけてくれるというか。「おー!」という感じなので。そうですね、普通に喋ったりはします。

ーーそのサバテロ選手は井上直樹選手のベルトへの挑戦をアピールしていますが、井上選手と戦ったことのある元谷選手から試合についてアドバイスしたりしますか?

元谷 アドバイスっていうほどのことは自分はできないと思いますけど、サバテロはサバテロで自分の強みをぶつけて勝っていくスタイルかなと思っています。

ーートーナメント決勝進出が決まり、最低でも準優勝賞金500万円は確定、優勝すれば2000万円の賞金です。モチベーションになりそうですか。

元谷 そうっすね。モチベーション……優勝したら、モチベーションというか、やっぱ上がりますよね(笑)。やっぱ優勝ですね。正直、賞金よりもベルトが欲しいです。最後にみなさん、(立ち上がってスポンサーロゴを見せながら)たくさんの応援をいつもありがとうございます。また頑張ります。

神龍誠「まだまだ修行が足りない」

画像1: 神龍誠「まだまだ修行が足りない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

神龍 うん。まあ悔しいですね。負けましたわ。

ーー今回DEEP新旧対決ということで注目度の高い試合でした。元谷選手と実際に戦った印象を教えてください。

神龍 印象……、やっぱ試合展開の作り方がうまかったなって思います。休むところ休まれてる感じしたし。素材というか、能力値的には負けてないけどゲームプランの作り方とかがうまいなあって。はい。そこを突かれたなって思います。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

神龍 そうですねえ、負けたんで。今回も死ぬほど追い込んだつもりだったんですけど、まだまだ修行が足りないということで。まだもっと頑張らないとなって。修行します。

ーーテイクダウンはできたと思いますが、その後なかなか相手の背中をマットに着けられずに、ちょっと膠着とするような形になってたと思います。そこはやはり元谷選手がうまかったのか、テクニック、パワーとか、差を感じたのでしょうか。 

神龍 まあ、うまく攻めさせないような形を作るのがうまかったなと思います。で、フロントチョークとかも入ってないけど、微妙に行き過ぎるとひっくり返されそうな展開とか。だからこっちも動けずに、まあコツコツ殴ってポイント取るしかないというか。そこら辺が極める気ないけど攻めてるような感じで見られちゃったと思うんで、印象とか。そこら辺がうまかったんです。

画像2: 神龍誠「まだまだ修行が足りない」

ーーご自身的にはテイクダウンしてからどういった展開が理想でしたか。

神龍 寝かせるとかですかねえ。寝かせてパウンドであるとか。

ーーハーフで削る、といった?

神龍 あ、そうですね。そういうふうにやりたかったけど、やっぱ立つのすごいうまいし……ってとこですね。

ーー打撃の攻防はどうでしたか?

神龍 打撃はまあ、パンチとかに関して差はあったと思うんですけど。やっぱりその中間でローキック蹴られたりとか前蹴りとか要所の手数とかうまいなって思います。

ーー神龍選手が判定で負ける時は、判定が割れてご自身が納得しきれない時も多かったのではないかと思いますが、今回はフルマークということで完敗したと感じていますか。

神龍 まあ負け……そうですね、攻めてるとあんまりわかんないですけど、上を取っていても自分が取ってない、ポイントにしたら。まあ、負けてますよね。フロントチョークかけられたあれがどっちのポイントなのかわかんなかったんですけど、僕は。まあでも、セコンドのチームとも話して。まあ負けても仕方ないっていう感じなんで、全然。今回は結果を受け入れますだし。自分が持てる全てを出しきりました。

ーー能力では負けてないというところがある、ということでしたが、そこに経験の差を感じましたか。

神龍 経験なんすかねえ。わかんないなあ。……経験はしているつもりではありますけど、僕も。まあでもやっぱ、なんだろう。いつもここで躓くんですよね。このトップの壁で。やっぱ何かが足りないんですよね、僕に。本当に地獄見て行くしかないですね。

ーー日頃もすごく追い込んで練習されていらっしゃると思いますが、それでもまだ足りないですか。

神龍 もっと……どうなんすかね。めっちゃ追い込んだっすね、マジで。(涙をこらえながら)まあでも、めっちゃ追い込んだけど、足りなかったんですね。

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