12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて開催されたRIZIN DECADE Yogibo presents RIZIN.49の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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武田光司「2025年は、じっくりしっかり自分のことを自分自身で向き合う」

画像1: 武田光司「2025年は、じっくりしっかり自分のことを自分自身で向き合う」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

武田 率直な感想……、ちょっと汚い発言になるんですけど。ま、「チンコで始まった1年で、チンコで終わった1年だな」というのが率直な感想ですね。下品な感想ですみません、そんだけです。

ーーいえ。いろいろ試合でのトラブル、不運が続いてしまった一年だったということですね。

武田 そうですねまあ、3月はタマで年末はサオでという感じですね。女性陣すみません。申し訳ない。

ーーフルラウンドではありませんでしたが、練習でも組んでいた新居選手の印象が変わった部分がありましたら教えてください。

武田 ”すぐるさん”ではなく、選手の、”新居すぐる選手”としての印象を言わせてもらうと、まあ予想通りだったなと。で、自分自身のことを自己分析すると、フェザー級に転向してきて本当にまだ全然情けない結果しか出せてなくて、ちょっと申し訳ないなっていう。ライト級の時のような動きがまだ全然出せてなくて。仲間たちと、今回セコンド陣営にBRAVEの人は誰もいなくて、もうBRAVEじゃないので僕。でもその仲間たちと一緒にいろんな動きのムーブメントだったりをやってきて、立ち位置がまずわかってきた、打撃の。で、新居すぐる選手のアームロックのディフェンスに関しては、ジムに佐藤将光選手がいらっしゃるのですけど、今回セコンドについてくれたマックス・コクエイさんからもディフェンスの仕方徹底して教わってたので、だから仮にアームロックが来ても「あ、来た来た、来たか、これか」「ああ全然問題ないな」って。それでもう僕もあの時、力入れてなくて重心置いてただけだったので、だから疲れるだけだなと、すぐるさんが。だから試合が終わって、不完全燃焼だからこう言うのも何ですが、疲れとかも全然ないし、っていう感じですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

武田 RIZIN側が、外国人とかを当ててくれるのか、日本人選手と当ててくれるのかっていうのはまだわからないですけど、まあ変わらずですね。それで、僕のパズルのピースが、武田光司っていうパズルのピースがだいぶはまってきたところがあるんで。で、あとは打撃に関しては立ち位置だったりとかがわかってきたんで、あとは自分のオフェンスのピースをはめる作業をしに行かなきゃなと。2025年は。今、トフィック・ムサエフ選手と2023年11月に試合をしてから、すぐの期間でフェザーの体を作って減量してとやっていたので、バタバタの1年だと前半戦だったので。だから2025年は、もちろん試合は全然しますけど、緊急オファーは断ろうかと思っています。2025年は、じっくりしっかり自分のことを自分自身で向き合って。で、自分の周りにいる、僕の仲間たちとしっかり相談して。で、まあ相乗効果をしっかりすることができたらなと、本当に心からそう思っています。

ーー新居選手のやってくることは決まっているところがすごく強い選手。それに対して、力を使わせてそのあと自分で攻めていこうと思っていましたか。

武田 作戦としては、アームロックくるのはわかっていて組みの展開には絶対なるし、それで1Rのところでフィニッシュだったなと一個思うところがあるのと、あとは3Rで最後ダブルレッグ狙いにいって、一番最後、テイクダウン、タックルで持ち上げるかそのままテイクダウンしていつもだったらクラッチしたままなのですけど、アームロックが来て、という展開が予想されているので、離したら最後はサッカーキック狙ってたんですよ、一番最後のところ。たらればですけど。だからそこが戦略のひとつだったな、という感じですね。

画像2: 武田光司「2025年は、じっくりしっかり自分のことを自分自身で向き合う」

ーーキムラから洗濯バサミがくるのはひたすら凌ごうというところでしたか。

武田 最初は必ずこだわってアームロックを持って来るのはわかっていたので、練習一緒にしているどうこう関係なく、映像は腐るほど見てきたし、あとはセコンド陣営ともたくさん話をしてきたので、こう来たらこうする、こういうふうに来たらこう対処するっていうのをやってたんで。だから、一緒にやってた練習仲間とか関係なしに今回に関しては対策はばっちりできていました。試合内容どうこうは関係ないですけど、試合前の対策練習はしっかりすることはできたのかなと自分で思うところはあります。

ーー洗濯バサミなどの対処はマックス・コクエイさんの力が大きいですか。

武田 もちろんです。打撃に関しては、中村京一郎=けいちゃんだったり、いろんな選手とやってて。マジで強いんですよけいちゃん、打撃。マジで本当にうまくて。だから、けいちゃんと僕は相乗効果できていると思っているんです。2024年、プーケットにも、けいちゃんも来たし。タイガームエタイ(での練習)の話なんですけど、組み技を僕なりに指摘させてもらって、けいちゃんはけいちゃんで、「こうしたらいいんじゃないですか、兄貴」みたいな、だから打撃に関しては何も怖くなかったです。さっきの話に戻りますけど、ピースがはまってきたと感じています。

ーーそれが完成するのが2025年ですか。

武田 すぐに見とけよとは言えないですけど、言うのは難しい。何て言うんだろう「すぐに作れます!」と断言はできないけど、みんな信じて待っていてほしいとは心から思います。

ーーこの試合は二人の関係性に試合前には焦点が当たっていましたが、武田選手は今後の新居選手との関係性はどうしていきたいと。

武田 終わった話になっちゃってますが僕は関係ないですね。もちろん好きだし、夜の世界ってやっぱ誘惑がすごいんですよ。クラブで働いていた話になりますけど。だけどやっぱそこで僕はブレずにやってきたし、すぐるさんはブレてる時期があったんですけど、今はまっすぐ格闘技やられてて、本当に僕の好きな兄貴のひとりなんで。だから関係性は全然変わらずに僕は行きたいと思っていて、すぐるさんはどうかわからないけど、多分電話来るんじゃないですか。夜、このあと、僕は一時的に実家に帰るのですけど、島田勇っていう人がいるんですけど、島田の兄貴から伝言で言われたのは、勝っても負けても、知り合いのTK-NIGHTCLUBで今日は絶対飲むって言われたので。会うかわからないですけどけいちゃんも連れて行こうかと思っています。

ーー渋谷で再会予定ということですね。

武田 ちょっとサオが腫れててるのを、ドクターに診てもらわないといけないので(笑)。僕、試合中に吐いたの初めてだったので、サオの根元の部分が腫れているので、ちょっとまだ吐き止めを飲んでいるんですけど。まだちょっと「うっ!」てくるところがあるんで、そこは体調しだいで、もちろん体調悪かったら絶対行けないんですけど。まあ、サオが元気だったら、大丈夫ですね。

ーー2025年以降、準備期間を設けて試合したいということでした。RIZINの最近の流れで、ストライカーの選手が転向してきて各階級で台頭して活躍しているなかでレスリングベースの武田選手はそこに感じる思いはありますか。

武田 まあ、ストライキング僕も覚えてきたし、何だろうな、思うこと?やりたい相手ってことですか?

ーーそういうことも含めてお願いします。

武田 やりたい相手か。まだ選べる立場ではないので、もちろんチャンピオンシップやりたいとかは、もちろんありますけど、そんな1段、2段、3段も跳ばしたような発言はできない立場だと思っているし、そんなのファンも認めてくれないっし、何よりマッチメイカーの方たちにも認めてくれないし、盛り上がらない。「何でオマエなんだよ」ってなるので、僕はしっかり下地を作って、下積みを積んでやってきたし、やってきているので、言われた相手とやるしかないなって、思っていますね。

新居すぐる「また戦わせてもらえるチャンスをもらえるように、やっていきたい」

画像: 新居すぐる「また戦わせてもらえるチャンスをもらえるように、やっていきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

新居 武田との試合だったので尚更勝っても負けても、かっこいい先輩で戦いきりたかったのですけど、武田にもそうですけど試合を見ているファンの方にも、会場に来た方にも申し訳ないですね、あんな試合をしてしまって。

ーーこれまでに組んだこともある武田選手と、今回フルラウンドではありませんでしたが対戦して、イメージが違ったところはありましたか、あれば教えてください。

新居 いや、イメージはそのままだったんですけど、やっぱり武田の気持ちがすごい伝わったのに僕がそれを返してあげれなくて、本当に情けないですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

新居 あんな試合をしてしまって、頑張りたいとかそんなことは言えないので、また戦わせてもらえるチャンスをもらえるように、やっていきたいです。

ーー1Rめに武田選手の腕を取り、かなり攻めている場面がありました。これまでの新居選手であれば一気に極めるシーンも多かったと思いますが、武田選手のディフェンスが想定よりうまかったという感覚ですか。

新居 いや、ディフェンスは、というよりも、やっぱりそこでも僕の取りに行く気持ちが少なかったじゃないですけど、あれは想定外のディフェンスというより、僕のオフェンス自身に問題があったんじゃないかと思っています。

ーー具体的にどういうところなのか教えていただけますか。

新居 普段はもっと強引に取りに行ったり、考えながら取りにいくのですけど、腕掴んだまま休んでしまった部分があって、そのあいだに極められるチャンスをどんどんなくしてしまった感じですかね。

ーーいつも1R本戦で2R延長と言っていますが、メンタル的に追い込まれた部分がありましたか。

新居 そうですねやっぱり1Rで極めにいきますけど、2Rめ3Rめに行ってしまっても取れるように練習しなきゃなとは思います。

ーー試合後、武田選手と言葉を交わしましたか。

新居 僕はすごい謝らせてもらったのですけど、武田は「一緒に帰りましょう」って言ってくれて。うーん……、会話はいつも通りだったんですけど、僕は武田に返す言葉がなかったです。

貴賢神「基礎を叩きこんで、肉体改造から全て、やってくしかない」

画像: 貴賢神「基礎を叩きこんで、肉体改造から全て、やってくしかない」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

貴賢神 うーん……、そうですね……、やるべきことは本当にまだまだ山ほどあるんで。山ほどというか、山が3つ4つくらいある感覚なので、道のりは長い感覚はあるのですけど。まずは肉体改造から始まって、もっとベーシックなところを詰めてやらないとな、と思っています。

ーー今回対戦したエドポロキング選手ですが、戦う前にイメージしていたところと実際に向かい合って違うところはありましたか。

貴賢神 うーん…、思ったほどそういうのはなかったんですけど。うーん、もっと、エドポロ選手というよりは自分の試合の組み立て方をもうちょっと細かく丁寧に組み立てていけたらなと思いました。

ーーそれは試合前に練っていた計画があまり良くなかったということですか。

貴賢神 いえ。計画は、話していた内容は良かったんですけど、ちょっと距離を詰める打ち合いに持ち込むタイミングが早すぎてしまった。

もっと時間を使ってやれたらよかったなっていうところですね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

貴賢神 そうですね……、もっともっと基礎を叩きこんで、肉体改造から全て、やってくしかないなとしか思ってないです。

エドポロキング「コツコツ地に足を着けて頑張ります、押忍!」

画像1: エドポロキング「コツコツ地に足を着けて頑張ります、押忍!」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

エトポロキング 気持ちいいです、言葉にならないです!押忍!

ーーパンチが当たった瞬間など、ご自身ではどんな感触だったのでしょうか。

エトポロキング 一発めのジャブ入って、その時に自分の距離で行けると思ったので、行きました。

ーー最後フィニッシュした瞬間の気持ちは?

エトポロキング 言葉にならないです!もう、人生で一番気持ちいいです!

ーー今回RIZIN初参戦、また大晦日に初参戦ということで、リングから見た会場の景色やオープニングセレモニーなどの感想をぜひ聞かせてください。

エトポロキング 全部自分のものにできたかなっていう感じですね。

ーー今回、見事なKO勝利でした。今後の展望・目標を教えてください。

エトポロキング ここで満足せずコツコツ地に足を着けて頑張ります、押忍!

ーーRIZINの規格にハマらないという声もSNSでは挙がっています。ご自身はRIZINヘビー級で戦っていきたいですか?

エトポロキング うーん、まあ。今はそんな世界とか言うレベルじゃないんで、そうですね、コツコツ。世界で戦えると思ったら世界に行くし、まだ時期尚早ですね。

ーー具体的にどういう選手と戦いたいかの希望はありますか?

エトポロキング うーん、わかんないですね。

ーー用意された相手であれば、外国人でも、日本人でも?

エトポロキング そうですねまあ、自分に合った相手というか。高望みせず、コツコツちょっと頑張ります。

ーーヘビー級ベルトができるとしたら、いつ頃自分の腰に巻きたいですか。

エトポロキング まあそうですね今と行っても現実味がないのんで、コツコツ勝ちを積み上げて、時期が来たら自分のものになると思うし。焦らず、コツコツとという感じです。

ーーTHE MATCH 2出場への意気込みは?

エトポロキング 怪我の状況とかも踏まえて、そこに絶対出たいということはないので、コツコツ練習頑張りますって感じです。

画像2: エドポロキング「コツコツ地に足を着けて頑張ります、押忍!」

ーー試合を終えてお正月はゆっくり過ごしますか?

エトポロキング まあ、そうっすね、はい。ちょっとだけゆっくりしてまた練習に励みます!

ーー「コツコツと」と言う言葉が目立ちますが、今の自分に足りない感覚はどういうところですか?

エトポロキング まあ自分が一番わかっているっていうか。自分に足りないものが見えたので、それを修正してまたみんなの前でまた見せられたらという感じです。

ーー急がずに、着実に力をつけたいと言う感じですか。

エトポロキング そうですね。焦らず、潰されず。

ーーまだ23歳ですがどのようなキャリアを見据えていますか?

エトポロキング まあ、3年、4年ではUFCに行きたいですもちろん。そこが目標です。

ーーご自身の練習風景で、同じアフリカがルーツの方と練習。ROOTS GYMということで、自分のルーツを辿ることを練習環境として世界めざすならば、いろんな国からタレントを呼ぶことも必要だと思う、練習環境が今どうで、将来どうしていきたいですか?

エトポロキング 今、組みであったり、セネガル相撲の二人が来ているので、その二人に特訓してもらっていて。その二人のおかげで今日倒されなかったので、また、この二人にも注目してください、お願いします。

ーーその二人のお名前は?

エトポロキング アサンという、階級ではライト級の子と、バイディという体重で言ったらミドル級かライトヘビー級。これから上がってくると思うので、注目してください、ROOTS GYM。

大雅「とにかく総合格闘技で絶対に強くなります」

画像: 大雅「とにかく総合格闘技で絶対に強くなります」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

大雅 初めてやってみて、すごい戸惑っちゃったというか、試合が始まってみて色々やろうと考えすぎちゃってて。結局、何しよう?みたいな感じになっちゃったと思います。

ーー今回フルラウンド戦い抜きましたが、当初やろうとしていたことはどのくらいできたという印象ですか?

大雅 いや、ちょっと全然できなかったですね、今日は。

ーー梅野選手とはキックボクシングでも対戦していて、今回MMAで初めて対戦しました。印象が違ったところはありましたか?

大雅 特に変わらないかなって感じです。

ーーキックでもMMAでも変わらないですか?

大雅 そうですね。まあ、相手が変わらないというか。ルールが変わったのでそこぐらいな感じです。

ーーMMAに対しての手応えや、ご自身のなかで「これは行けるぞ」等、何か思ったことや感じたことはありますか。

大雅 正直今日やってみて「俺、弱っ!」って思っちゃったんですけど、やるって決めたので、打撃と総合の動きをアジャストさせて、しっかり自分のスタイルを作れば絶対まちがいなく強くなれると思っていて、試合する前からそれは何も変わらないので。ただ、数年ぶりに負けたので久しぶりに……、「あ、負けたな」という感じですね。

ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標を教えてください。

大雅 とにかく総合格闘技で絶対に強くなります。

ーー今日はどんな作戦を立ててリングに上がりましたか?

大雅 打撃でも圧倒して、それでタックルも見せてという感じで思ってたんですけど。なかなか練習通りには動けなかった感じですね。

ーー一番想定外だったのはどのあたりですか?

大雅 自分の動きですね、はい。

ーー具体的に言うと自分の動きのどの辺がですか?

大雅 いや、何て言うんですかね。もっと余裕持って戦えなかったというか。ひとつひとつミスしちゃいけないとかか、いろいろ考えすぎて結局何がしたいのかわからない状態になってしまっていたので、これからしっかり作っていかないといけないというふうに思います。

ーーMMAにアジャストするということでしたが、アジャストするのにどれくらい時間がかかると思いますか?

大雅 どうなんですかね。本当に早く強くならないといけないと思ってるので。年齢的にも何年もかかってたら、どんどん若い選手も出てくるし。本当に上に行く奴は、早く強くなるしかないと思ってるので、早くアジャストさせて、毎日どうやったら強くなれるか、ちょっと考えたいと思います。

**ーー2025年の試合は立ち技、MMAどちらも機会はあると思いますが、どちらかに集中したいであるとか、現時点で考えていることはありますか

大雅 正直なことを言うと、もうMMAのことしか考えられないです、頭は。

ーーたとえば経験として、舞台を問わずどんどん試合をやっていきたいと考えていますか?

大雅 総合格闘技をですか?そうですね、本当に最終(目標)というかRIZINで絶対チャンピオンになると決めたので、そこに向かってどうやっていくかチームと話して、どういう道がそこに早く行けるかを考えていく感じです。

梅野源治「やっぱり、いろんなことに挑戦していきたい」

画像1: 梅野源治「やっぱり、いろんなことに挑戦していきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

梅野 MMA初戦、まずは勝利することができて素直に本当に嬉しいです。まあ本当に……、試合まで、「これ試合できないんじゃないか」と思う出来事、いろんな出来事がいっぱいあったのですが、2024年勝って締め括ることができたので最高の年越しができるんじゃないかと。いやあよかった!

ーー対戦相手の大雅選手はキックでも戦っていますが、今回MMAで戦って印象が変わった部分などがあれば教えてください。

梅野 やっぱり彼ステップ速くて、そこからパンチで飛びこんでくるのが、キック時代からすごい長けているところで、今回MMAでパンチをステップ使って来るところから、そこから飛び込んでタックル来るかと思っていたので。戦前の予想通かなって、動きは。パンチはすごいパワーありましたけど、でもやっぱり僕はムエタイでずっと首相撲とかやっていたので、組む力とかは全然僕の方が上だったんじゃないかなっていう。

ーー今回最後に肘のアピールをしていましたが。キックでは見られなかった肘はMMAはようやく出していけますか。

梅野 今回はほとんど、出しました?僕、肘。試合中あんまり出せなかったなと思ったんですよ。

ーー出そうとしているのは、すごく見えていました。

梅野 そうですね。出そう出そうとしていたんですけど、やっぱりこう、対戦相手のセコンドが「肘狙ってるぞ、肘狙ってるぞ」ってずっと言ってたのと、あと組んだ時にずーっと顔をこう、ゼロ距離にして肘を打てないように打てないように、そこだけすごいフォーカスして組まれていたので、なかなか距離を作って肘を打つっていうのは今回ちょっと難しかったなっていう、はい。

ーー梅野選手の肘が見られないのは、みんなが肘を警戒しすぎているからなのですね。

梅野 多分、僕とやる選手はみんな肘にめちゃくちゃ警戒しているはずなので、首相撲。蹴り技と肘をすごい警戒している人が9割10割だと思うので。それをどう肘を見せるかがなかなか課題なのですけど、なかなかRIZINに来てから、「肘、見せてないだろう」って榊原さんたちにも言われたので今回肘で倒したいというのはずっとあったのですが、なかなか決められませんでした。

ーー今回MMAデビュー戦を白星で飾りました。今後の展望・目標を教えてください。

梅野 僕はMMAに挑戦していくのはやっぱりこう、自分の競技=ムエタイというものの強さを少しでも見せたい。そしてムエタイの認知度を少しでも上げたいということ。僕がムエタイの試合をいくらしてどんな強敵とやったところで今のムエタイの認知度はそんなに上がらないと思うので。さんざん世界のトップ選手とやってきているので、僕は。では今度僕はムエタイとは違う動きを、ムエタイの技術を使って活躍することで、自分がやってきた競技に還元できるんじゃないのかなと思うので。やっぱり、いろんなことに挑戦していきたいですよね、MMAもそうだし。ただ、2025年は、榊原さんに言いますけれど「二度と世界の果てまで行かないぞ」と、本当に。そこは二度と挑戦しないです、二度と行かない。

ーーそういう挑戦ではなく?

梅野 (苦笑して)あれから僕まだ榊原さんとちゃんと話をしていないけど、そこだけは強く言いたいなって。あとは……、今回一番よかったのは、本当に、佐藤大輔ありがとう。お前出てこなかったからだぞっていう、本当ありがとうと、そこは感謝を伝えたいです。

ーーMMAファイターとして、大雅選手に上回った部分はどこだと思いますか。

梅野 やっぱり組みの展開なんじゃないですかね。タックルとか、タックルフェイントから首相撲に行ったりとか、組んだ状態で、ムエタイのテクニックですけど首相撲から相手をこかしたりですかね。本当はもっとマウントキープや、最後はバックチョークいきましたけど、あれも本当はもっと練習していた動きがいっぱいあったのですけど、100の力で暴れる相手に対してなかなかうまく極めきれないし、そこは課題だったなと思います。

画像2: 梅野源治「やっぱり、いろんなことに挑戦していきたい」

ーー実際に戦ってみてキックやムエタイよりもMMAの競技の難しさはどこに感じましたか。

梅野 本当に始めたときからめちゃくちゃ感じていますよ。一番最初に、久保優太くんとFIGHTER’S FLOWの今回セコンドついていただいた方々と練習したあと、1時間くらい動けなかったので。何もできないし、こうやって人って殺されていくんだなっていうくらい本当にボッコボコにされたので。そこから少しずつ練習を積み重ねて。でもやっぱり絞技からは逃げられないしタックルされたら簡単に上取られちゃうし、毎回毎回練習後に気持ち悪くなって「もう行きたくないな、練習」と思う日々が毎日だったので。本当に、ずっと言っていますけど、「練習行きたくない」で行かなくなったら、叶えたい夢とか何も叶えられなくなっちゃうと思ったので、ここが努力するところだなと思って、毎日頑張って今日まで来ました

ーー来年こういう相手と戦いたい、もしくは、具体的に誰と戦いたいというのはありますか。

梅野 FIGHTER’S FLOWの上田(貴夫)さんからは、「全然トップ選手行きましょうよ」とずっと言われているんですけど。「誰でもいいですよ」みたいな。僕は言っていただいたファイター誰でもいいのでそれに勝つためのトレーニングを毎日積み重ねていくし、RIZINファンが見たいようなカードを見せられたらいいんじゃないかって。僕が「嫌だ」と言うことはないので。

ーー今後ムエタイをRIZINのなかでやっていきたいでしょうか。梅野選手が中心となってムエタイのイベントを作っていきたいのか、具体的な構想はあるのですか。

梅野 これもずっと言っているのですけど、ムエタイ選手って僕以外にもたくさん頑張っている選手がいて、ちゃんと強い選手がいっぱいいてちゃんと結果を出している選手がいっぱいいるので。僕がムエタイの試合をバンバンやっていきたいというよりも、頑張っている選手たちに少しでも光が当たる環境を作れたらいいのかなっていう。本当に、ファイトマネー、世界チャンピオンになってからも僕は6,000円とかで試合していましたからね。そういうことは自分はずっとしているしわかってるので、なかなか恵まれた環境にないファイターにも少しでも光、チャンスを与えられるような舞台というか、土台を僕が作っていけるような、そういう位置にも来たと思うので。そうですね、だけど僕がムエタイ、ムエタイと言って、RIZINでムエタイの試合だけを組むというより、今も、もうほとんど試合はMMAじゃないですか。ムエタイより、立ち技の試合数を少しずつRIZINでも増やしていけるように、で、立ち技の中に、キックボクシング、ムエタイ、ボクシング、空手とかいろんなきょうぎがありますけど、みんなが協力して、村社会じゃなくて、しっかり格闘技っていうものを大国にできたらいいんじゃないかと思っています。

ーーMMA次戦に期待されるところですが、皇治選手とMMAルールでの対戦には興味がありますか。

梅野 いや勝てるだろ。全然大丈夫ですよ。いつでも組まれれば、まあ彼がやりたいんだったらやってやろうかなと。因縁あるのも皇治選手だろうし。あとはまあ、竜誠とか同じバンタム級で名前も上がってきているだろうし、しっかり絡んでいけるように毎日積み重ねていきたいなと思っています。

バンタムか、まあフライ級で落ちるのか、今それは上田さんとか選手の方達みんなと話していて。僕の身長でフライ級まで落とせればかなり有利と言われていて、そういうのもちゃんと試してテストしながらどこが適正階級か探していきたいですよね。

ーー試合前後に奥様=「妻梅」へのお礼でどこかに出かけたり食事をされていますが、今回は?

梅野 今回いろんなことがありすぎたので、「試合やめよう」ってずっと言ってて。試合そもそもやるのを。だけど奥さんからずっと「そんなキツいことあって、でもそこで逃げるのは、私はあなたを嫌いになっちゃう」と試合前に言われて。「嫌なことあったらそうやってすぐ逃げるんだね」と。「今回すごいきついかもしれないけど、どん底になってからでも挑戦する姿勢がかっこいいんだよ、そしたら私はあなたについていきたい。それで試合蹴っちゃうなら、何でも嫌なことから逃げるあなたは嫌い」と言われて、そこまで言われて、嫌われたくないので、試合やるって決めたんです。だからSNSほとんどやってなかったんです、いろんなことがありすぎて。だけどそういう状況も妻梅さんは知ってるんで。今回試合前も試合後もどこか連れて行ってというのはなくて、ずっと協力してくれていました。だから試合後も泣いて僕のところ来たので。リングを降りるとき「本当によかった」って。だから向こうから何も言われていないけどどこか連れて行ってあげたいなって。本当にありがとうって。支えてもらってるおかげでしっかり勝てたので。感謝を伝えたいしね。

ーー嵐の大野智さんに年越しに誘われているとのことでしたが勝利報告をしますか?

梅野 このあとちょっとちゃんと電話しようかなと。ずっと応援してくれていたので、結構前から。僕のTシャツ着て、「PPVで観てますね」と言ってくれたので。本当にありがたいですよね、僕なんかにすごい丁寧に対応してくれて、ご飯にも行ってくれて誘ってくれて、年越し。普通にヤバいだろ、嵐はヤバいだろ、リーダーですからね。本当にいろんな方がサポートしてくれた。荒木(隼人)選手(サンフレッチェ広島)も、入場にJ1のトップ選手が来るとか意味わからないじゃないですか。本当に他にもね。最近は絡んでないけど、かまいたちとかも、あいつらも応援していると聞いたので、めちゃくちゃ。またちょっと2025年はもう1回かまいたちも構ってやろうかなと思っています。

横内三旺「めちゃくちゃ強くなります」& ⻫藤健心「絶対に強くなって帰ってきます」

画像1: 横内三旺「めちゃくちゃ強くなります」& ⻫藤健心「絶対に強くなって帰ってきます」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

斉藤 素直に悔しいっすね、やっぱ。

横内 めっちゃ言いづらいっすよ。(隣の斉藤が大丈夫という感じで手を振る)でも、嬉しいです、はい。

ーーお互いの印象は試合前と変わったところはありましたか?

斉藤 変わらずいい人っていうのはすごいわかっているので大丈夫です。

横内 斉藤選手、絶対いい子だと思ってて、近所にいたら絶対試合したくないですよね、こんないい子。これからずとと仲良くして、切磋琢磨したいです。

ーー初参戦のRIZINの舞台の感想を、オープニングを含めて教えてください。

斉藤 すごくいい景色でした。めちゃくちゃ楽しめました。

横内 僕は、緊張はしていなくて。で、やっとこの舞台に立てた!と思って。で、すごくワクワクしてて。斉藤選手と正面立ったときに、早くやらせろよ!と自分は言っていました。

ーーそれぞれ、勝者/敗者となっていますが、今後の目標を教えてください。

斉藤 絶対這い上がってまたプロでやれるくらい絶対に強くなって帰ってきます。

横内 僕はやるからにはチャンピオンになると思ってやっていたので、RIZIN甲子園のチャンピオンになって、次は、RIZINのベルト、RIZIN、DEEP、UFC……、欲しいベルトを全部巻くのが自分だと思っているので、やりたいようようにやって僕の生き方をしていきたいと思います。めちゃくちゃ強くなります。

画像2: 横内三旺「めちゃくちゃ強くなります」& ⻫藤健心「絶対に強くなって帰ってきます」

ーー横内選手、何度かワンハンドでチョークを狙っているなかで上から押さえて蓋をする状態にはできていなかったけれど、あそこから極められる練習を積んでいたのですか?

横内 そうですね、まあワンハンドとかバックチョークは……、今回、グラップリングの練習をあまりやっていなくて、空手の選手で打撃がめっちゃうまいとわかっていたので、この1ヶ月打撃の練習をひたすら徹底してやっていて、グラップリングは週に2回っていうので、まあ壁レスとかは毎日やっていたんですけど、まあ、極めるとは思っていなくて、打撃でバンバン撃ち合うイメージを自分はしていたので、ワンハンドはコーナーから「ワンハンド、入ってるよ!」と言ってもらえていなかったら、極めることは自分の頭にはなかったです。

ーーその声をかけてくれたのは?

横内 豊田館長です。

ーー横内選手、本戦に年齢の同じ秋元強真選手が出場していることにライバル心など意識するものはありますか?

横内 そうですね。秋元くんは、めちゃくちゃ強いじゃないですか。で、僕もめちゃくちゃ強くなるので。で、今後タイトルマッチ絶対秋元くんと僕がやると思ってるので、僕のなかでは。絶対に握っちゃいますよ。まあ、そうですね、避けられないですからね、秋元くんは。まあ2年以内に必ず倒して、僕が一番注目される選手になります。

ーー斉藤選手は、今後も高校生ターゲットにRIZIN甲子園が継続して開催されるとしたら、次回以降も出場したいと思いますか?

斉藤 まだ決めてないですね、今は。

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ーーそれは、MMAをやっていくのか空手を極めていくのかというところも含めて考えている感じですか?

斉藤 一番は、自分は高校で部活で入っているのでそっちが一番で、そっち集中してやっていきます。

横内 MMAやりなよ、めっちゃ強いんだから。

斉藤 また、やりましょう!

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