6月9日(日)国立代々木競技場 第一体育館にて開催されたYogibo presents RIZIN.47の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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試合後インタビュー / Yogibo presents RIZIN.47

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宇佐美正パトリック「トップとしっかり絡んで行って倒していきたい」

画像1: 宇佐美正パトリック「トップとしっかり絡んで行って倒していきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。

パトリック 支えてくれてるみんなに結果として恩がえしできたことがよかったなといま 一安心しています。

ーー第一試合目、そしてTKOという素晴らしい結果でしたが、気持ち的には昂ぶったりはしませんでしたか?

パトリック 試合の展開的には倒すか倒されるかというイメージしかしていなかったので1試合目のオープニングファイトでみんなわざわざ早い時間から来ていただいて盛り上げられないのは格闘家として絶対ダメだと思ったので、(ストラッサー)起一さんにも試合前から「僕、ブチ上げるんで」「1試合目が一番ヤバい試合するんで」という話をしていたのでこういう結果になってよかったかな、と今思っています。

ーー過去一緒に練習していた徳留選手と実際に戦ってみて印象と違ったところがあったら教えてください。

パトリック や、やっぱり向き合ったときに、大きさは感じましたね。キャリアが僕より倍以上あったので、

スパーリングとまた違った雰囲気がありまして。やっぱこう、行こうと思ったときにもすぐには行けなかったですけど、ああいう状態で行ききれたのは良かったかなと思います

ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えていただけますか。

パトリック このまますぐトップ戦線絡んでいこうかなと思っています。しっかり勝っていって、今日のこのスタイルをしっかり確立して、自分のMMAを起一さんとしっかり作っていって、トップとしっかり絡んで行って倒していきたいですね。

ーーひさしぶりのKO勝利の感覚はいかがでしたか。

パトリック 本当に、泣いちゃってたんですけど。去年1年間すごい自分のなかで長い1年で。一勝もなかったじゃないですか。**こう、MMA負けてキック行って負けて。で、今回すごいいろんな面で問われる、すごいプレッシャーを感じている部分もあったし、寝られへん日もあったというかほぼ毎日寝れなかったですし、変な悪夢を見ているような感じでしたけど。でもこう、起一さんであったりとか、みんなが支えてくれたおかげで……、何ですかね、今回、水抜き1キロも一切していないんですよ。体重も全部管理して、色々こだわってやってくれたので、みんなが。だからすごい良かったと思っています、今回。

ーー試合後、徳留選手とどんな会話を?

パトリック 僕本当に徳留さんに関しては自分本当にリスペクトしていて。本当に、MMA始めたときに、もちろん起一さんにずっと教えてもらっていたのですけど、スパーリングとかで経験のない僕に教えてくれるような、からだを貸してくれるような優しい方で、丁寧に教えてくれる優しい人なので本当にすごいリスペクトしていて。「本当にありがとうございました」という、試合を受けてくれてありがとうと声をかけさせてもらいました。

ーー試合が早期決着でしたので、超RIZIN.3にも出たいと思いますか?

パトリック どうなんですかね?求められるのであれば格闘家としてやるべきだと思いますし、その時と場合って感じですかね。試合時間は何分でしたか?**2分29秒?ハーフタイムですね。そんな感じです。

ーーもしいい相手のオファーが来たら?

パトリック そうですね、時と場合で。スパンが短いと、新しく磨きたいもの磨けないので。試合の時間は今回も短かったけど、こだわりを持ってこれからもやっていこうと思っているので、時と場合で。

ーー寝られなかったという話ですが、それはどういう不安からですか?

パトリック 本当に、試合に負けてからなんですけど、本当に夢も見てないのに朝起きるんですよ。アラームもないのに、3時とか4時に。そこから眠れないんですよ、ずっと毎日。で、安保戦で「よし次は勝手、花を咲かそう」と思っていたけど負けてしまって、より挫折したっていうか。ほんまに格闘技やってて意味あるのかと思ったこともあったんですけど、そこで助けてくれたのが起一さんであったりとか、自分の弟メイソンとか、あと親父もそうですけど。だから、リングでのマイクで「諦めそうなときも諦めずに最後まで頑張ったら絶対に結果がついてくる」ということを言いました。

ーー水抜きをしなかったというのは、ボクシング経験を含めて初めてですか?

パトリック ボクシングのときはインターハイとか1週間の計量とかあるので、そんなに水抜きできないんです。だからボクシングの時と同じでした。今回計量前日でアンダーでしたね。

ーー試合前会見のときから「コンディションがいい」と言っていたのはそのことなのですか。

パトリック 写真撮影のときもアンダー入ってました。

ーー徳留選手がスパーリングのときと違った雰囲気だったというのはどういう違いでしょうか?

パトリック やっぱり、キャリアの倍以上、僕よりキャリアがあるのでデカく感じました。怖いというよりデカいと思った。体がデカく見えました。

画像2: 宇佐美正パトリック「トップとしっかり絡んで行って倒していきたい」

ーーオーラみたいな?

パトリック そういう感じです。

ーーフィニッシュ直前には徳留さんの左、右、左と被弾して体勢を崩しました。あのときはどういう心理状態でしたか?

パトリック 打ちに行って、避けて……僕ほんまに、映像見てもらえばわかりますが鼻先で避けていたんですよ。ほんまに当たるか当たらないかくらいの感覚で避けていたのですけど、最後右行ってちょっとこう、ズラしたときに、バランス崩してましたね自分が。一発テンプルにドン!と当たって、そのときに相手が多分ギロチンか何かで僕の頭を押さえようとしたのですけど、そこで僕は頭触られるのがあんまり好きじゃないので抜いて「行かなー!!」と思ってブワッと振ったパンチが当たった感じですね。

ーーもらわずに戦いたいのか、もらっても、もらうことも覚悟でというスタイルなのか今どちらでしょうか。

パトリック 今日に関してはカウンターを合わせようと思っていました。でも来られた時に引きすぎるとやられっぱなしになるので、来られた時は行くという感じでしたね。基本的に相手の最初の牽制を見ていたけど思ったより早い展開になりました。

ーー水抜きなしということについてですが、今後戦っていくなかで対戦相手が外国人になったりとたくさんリカバリしてくる選手がいると思いますが、それに対しても自分の体調重視で水抜きなしでいくのか、徐々に体を変えてリカバリを求めてやっていくのか。今はどちらを考えていますか?

パトリック 完全に水抜きなしでやろうと思っています。そのほうが目覚めたときもそうですけど、体の調子がすごいよかったですね。今回初めてなんですけど、これ。朝起きてからもそうですし昨日もそうですし、体にストレスがない状態で気持ち的にもラクなので、これで行こうと思っています。水抜きなしで。

ーーストラッサー選手は、水抜きなしで体を戻さずに戦うことをどう思われていますか?

ストラッサー起一 パトに関しては、今日リカバリーで体見たときに水抜きしたくらいの戻し、体のコンディションがよかったのでそれに関しては今日は心配なかったです。ただ、みんながみんな水抜きなしでここまで戻せるかと言ったら多分戻せないので、彼の体のポテンシャルの高さのリカバリだと思います。

ーー水抜きなしで何キロ戻したのですか?

パトリック 言うて5、6キロ。そんなにめっちゃっていうのはないですね。

徳留一樹「たこの舞台に戻ってこれるよう、もう1回作り直してやりたい」

画像: 徳留一樹「たこの舞台に戻ってこれるよう、もう1回作り直してやりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。

徳留 いやあ、3年ぶりだったんですけど仕上げてきたので立ち上がりはいい感じに動けてたんですけど。で、まあパトリックくんがが打撃強いのは知っていたので、どんな感じかな?と思ったら自分から打撃当てていってもいい感じに当たるっていうのがわかったので。で、ワンツー、ジャブ、タックルフェイントからのフックで一発当たって効いて倒れたので、よしここ仕留めるぞって言ったときにスクランブルで立たれて、自分が苦手な距離でババンてもらって負けちゃったんですけど。まあ、そこはもうちょい、久しぶりに当たったんで「よっしゃ!」となっちゃった自分がいるので。それはずっと練習していて「抑えなきゃいけないよ」ってチームの仲間に言われていたのに、やっぱそこはなかなか治らないというか、ファイターだからしょうがないのかなって。まあでもやってきたことは出せたし、体力的にももう完璧に戻ってたので、調子は本当によかったですね。

ーーちょっとスッキリした感じもあるのですか?

徳留 すっきりですか?……そうですね、まだ呼んでもらえるならやりたいですけど、やっぱもうちょいやりたかったですね、5分3Rやるつもりで準備してきたので。毎回早いんですよね、サトシにしても今回にしても。まあでも楽しかったですね、ひさしぶりに「これが一番大好きなんだな」とまた再確認できたし、本当に。またこの舞台に戻ってこれるよう、公務員ですけどもう1回作り直してやりたいなと思っています。

ーー打撃が強いことは知っていたということですが、戦ってみて、イメージと違ったところがあれば教えてください。

徳留 多分向こうは対策で距離遠めにとっていたと思うので、初めにタックル入ったのはどれくらいの距離かなというのと、あと「タックルがあるぞ」と見せるために入って、やっぱりちょっと遠めだったので、打撃もこれくらいの距離だったら当たらないなというのは考えていたのですけれど、やっていくうちにだんだん近くなっていっても平気だなというのは、やって自分が当たる距離になってワンツー、フック、潜ってフック、という練習していたものが出せて当たったので。うん、いい感じに自分的には攻めれていましたね。

ーー今後もお仕事をしながら機会があれば是非試合したいという感じですか?

徳留 そうですね。明日は子供も学校が休みらしいので、休みもらってちょっと病院とか行って検査してもらって、火曜日からまた公務員として働こうと思います。

ーーやりきった、納得いくものを作った自信があると思いますが、仕事との両立でもやれる手応えも?

徳留 本当に、もしかしたらこっちのほうが……、というか、若い時って「量やればナンボ」という考えがやっぱり自分のなかにあって二部練・三部練は当たり前で、専業格闘家ならそれが当たり前だと思っていたのですけど、今、仕事しながら自分はこの試合に向けて何ができるかというのを考えたときに、一番最善の方法を選べるようになったので。だから今回も正直3Rやるつもりで体作ってきたけど、今1Rあれで途中で終わったけど全く疲れていなくて、もっと動けるような体力は全然残っていたので、体的にはバッチリだったですね。

ーー作戦としてはスクランブルのなかでパンチをもらったと。あそこで凌げたとしたらどういう展開に持っていきたかったですか?

徳留 あそこの距離でしっかりがぶったりとか、たぶん向こうは打ってきたところにロープ際まで追い込んでたからしっかり下に入ったりとかやってきたのはそれだったので、ここにいる高木(凌)くんとかも、そういうふうにやろうと言ってくれてずっと打ち込みもしてきたし、練習でもその練習をずっとしてきたのでそれを出せればよかったのですけど、やっぱ(苦笑)、「ダメだよ」と試合前に何回も言われたけど、打ち合っちゃうていう。さっき動画を確認したんですけど(顎を上げて)こんな感じで打っていたので、それも昔から何回も言われているけどなかなかアツくなっちゃうとダメな部分だなというのはあるので、もっと、もう一回戻ってくるときはそこをもっと徹底してやらないと行けないと思っています。

ーーそう思えるのは、まだ自身に伸びしろがあると?

徳留 そう思いたいです。はい。

ーー今回、お子さんからサトシ戦で負けたあとに「弱いね」と言われたことがモチベーションになっていたと。試合後に何かお話をしましたか?

徳留 そうですね、今ちょっと遅れたのは、子どもが会いたいと言うので会ってきたのですけれど。「どんまい」みたいな(笑)。でもそれが嬉しいですよね、やっぱそれが力になるというか。もう一回、負けてばっかりですけど、呼んでもらえたら勝ってる姿を見せたいし、どうだと言いたかったけどしょうがないですね。相手も勝つためにやってきているんで。

ーー今回3年ぶり。試合勘としてブランクを感じた部分はありましたか?

徳留 いや、それはなかったですね。ただやっぱ見ているひとだと、初めのタックルの入りとかは、ちょっとダメなんじゃないのと思われるけど、それを俺は練習してきたので。距離的に多分それでフェイントになってタックルあるのを意識させていたので、自分的にはそれはオッケーで。試合勘的には、練習めちゃくちゃやってきたので本当に自信持って、本当に練習してきたぞというくらい作ってきたので、RIZINに上がるってそういうことなので。プロとして見せられるように。公務員だけど、ここにきたらプロっていうのを見せられるように頑張ってきたので、ブランクとかはほとんど自分のなかではなかったですね。

ーー宇佐美選手をキャリア初期から見てきて、今日は成長を感じましたか。

徳留 時間が短すぎたのでなんとも言えないですけど、やっぱり自分が効かせた後の対処は、ちょっと効いたなと思って、本当はあそこでしっかりバックを取ったりがぶったり、普通だったらできるはずだけど、そこらへんも徹底してストラッサーさんと話し合ってそうなったらしっかり立って近い距離だったら打つって言うのを多分考えてきてやっていると思うし、それは成長しているし真剣にやっているんだなとわかりました。

ーー次を見据えるなかでファイトマネーをもらえずに命を削るということをそれでもやりたくなる格闘技の魅力とはどこにあるのですか?

徳留 やっぱ本当は勝ってマイクで言いたかったんですけど、会場で見ている人やネットで見ているひとは自分と気持ちは一緒で、やっているかやっていないかは別として、格闘技が最高だから見に来ていて。メインまでアツい試合ばかりだから、自分はファンとして見たいですし、熱がすごいですよね格闘技は。そういうファンがひとりでも増えてくれればいいと思ってやっているんですよね。

魚井フルスイング「ああ……、悔しいのでもうちょっと続けたいと思います」

画像: 魚井フルスイング「ああ……、悔しいのでもうちょっと続けたいと思います」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせください。

魚井 ヒジが効きました。記憶がところどころ飛んでいます。1回めのダウンだと思うのですけど。さすがだなと言う感じです。

ーー1Rの最初からかなりスタートダッシュしていました。あの一撃で仕留める勢いでいたのでしょうか。

魚井 そうですね、最初にペースは持っていきたかったので、こうバッ!と最初から全開で、というのは、ひとつ思っていました。

ーー実際に戦ってみてイメージと違ったところはありましたか。

魚井 ミドルが思ったよりは距離感とかが見えたかなという感じで。やっぱヒジですね。もらってみないと、と思いましたけど全く見えなかったですね。全く見えなかったので、それはさすがだなと素直に感心しました。

ーーヒジをもらってから記憶がないということでしたが、体が反応して最終ラウンドまで戦ったのですか。

魚井 そうですね。ところどころは覚えているんですけど。金的とかももらって、しばらく試合後の控室で、「金的もらったのか」とそのことも忘れていて記憶が飛び飛びみたいな。もう1回ダウンしたんですかね?2ラウンドめか3ラウンドめで。一発目、縦のヒジなのかな、あれが一番印象的ですね。

ーー急遽参戦でしかもオープンフィンガーグローブ(OFG)でのキックボクシングルールという特殊な試合でしたが、試合を終えて今後の展望や目標を教えていただけますか。

魚井 また大舞台に立たせてもらえたのにまた負けちゃったので舞台にこだわらずお声がけいただけるところで然るべきいいタイミングであれば、ちょっと、ああ……、悔しいのでもうちょっと続けたいと思います。できればMMAで。

ーー試合中、何度かタックルを仕掛けてイエローカードも出されていました。記憶ところどころ飛んだということでしたがその辺りん意識は?

魚井 覚えていますね。際でやらないように事前には気をつけていたけど、どうしても出てしまって。1回ローシングルみたいな形で行っちゃったときは、1回目か2回目か忘れたけどそりゃ減点になるよなと思って、それは梅野選手に申し訳ないなという感じですかね。

ーーMMAファイターとしての部分がどうしても出てしまった感覚なのでしょうか。

魚井 そうですねえでもそういうルールじゃないので、これは自分がちょっと足りなかったという感じで反省しています。

ーー魚井選手のパンチで梅野選手を退かせる場面も。キックルールだから得意のパンチを振れたというのも事実としてありますか?

魚井 そうですね、とくにOFGでやらせてもらったので打撃に行く時の感覚がMMAと似ていたのでその辺は、そう言うことなのかと思います。

ーー次回は本職のMMAでしっかりやりたいと?

魚井 そうですね。できれば勝ってMMAに、というふうに思っていたのですけど。そうですね、自分MMAなんでMMAやりたいっす(苦笑)。

ーー大沢ケンジ代表からはどんな言葉をかけられましたか?

魚井 うーん、まあ、気をつかってたと思うのですけど「ヒジありでよく前に出られたんじゃないか」とは言ってもらいました。でも、うーん……、大沢さんにも喜んでもらうような試合がしたかったんですけどそれができなかったんで申し訳ないですね。こういう大舞台で戦うためのチャンスを、大沢さんだったからこういうふうに話がHEARTS所属の自分に降ってきたと思うので、そこはちょっと申し訳ないですね。

梅野源治「ヤヴァかっただろ……?やっとヒジが見せられたなっていう」

画像1: 梅野源治「ヤヴァかっただろ……?やっとヒジが見せられたなっていう」

ーー右目がかなり腫れているのは魚井選手のパンチが当たったのですか?

梅野 これたぶん1Rめにバッティングですね。魚井選手からもバッティングがあった瞬間に謝られたので。バッティングでちょっと1Rめに右目が見えなくなっちゃったなって。左フックが魚井選手は得意だと思うのですけどそれが見えなくなっちゃったので……。

ーー対戦相手と実際に戦ってみて戦う前の印象と違ったところがあったら教えてください。

梅野 やはりこう、イメージどおりフックを振り回してくる。MMA選手が立ち技に挑戦していただけるというのは本当にすごい勇気が必要なことですし、うん。右ミドルをばんばん蹴ったから多分左腕が死んだと思うのですよ、一気に威力がなくなって。そのなかでも顎を引いて前へ前へ行こうという気持ちが伝わってきたので、やっぱりファイターだな、本物のっていう。MMAで今やったら1分持たずにぶっ飛ばされますからね。そんななかで彼に立ち技をやってもらったので、感謝ですね。これは試合後に本人にもお伝えしました。

ーー魚井選手は1Rに梅野選手のヒジをもらってからほぼ記憶がなかったとのことでした。ヒジを見せられた感想は?

梅野 ヤヴァかっただろ……?やっとヒジが見せられたなっていう。ずっと見せたいなと思っていたので、だけどやっぱりみんな気をつけるじゃないですか、僕のヒジは。今回首相撲はなしでしたけれど、組んだなかでヒジを打たれないように胴タックルみたいなのをやってくるので、どうしてもヒジを見せづらいなと思っていたのですけど。魚井選手が突っ込んでくるフルスイングに合わせたいなって、ずっと久保優太くん、久保賢司くん、タイ人のトレーナーの先生たちと作戦練っていたのでそこは作戦遂行できてよかったなと。記憶が飛んでいたというのは本人から言われました、謝られましたね、「タックル何度もしちゃったんですよね?僕。1Rから記憶がなくて」と謝られました。セコンドの方からも謝られました。

ーー試合を終えたばかりですが、今後の目標・展望を教えていただけますか。

梅野 いま一応右目閉じてますけど全然開けるので、そんなに大した怪我もないので、今回ヒジを見せたいと思っていて見せられはしたけどヒジでぶっ倒すまでは見せられなかったので、榊原さんに直談判に近々行こうかと思っていて。「すぐ試合させてくれ」と。超RIZIN.3でもいいし、RIZINファイターとして海外に乗り込むのでもいいし、MMA参戦を今年の秋か冬くらいに予定しているけどその前の一戦ぜひムエタイの試合を組んで、榊原さんもずっと僕のヒジを見たい、見たいというので、もっとすごいのを見せるから。榊原さん、ちょっと近々話しましょうか、って。

ーーヒジはヤバかったんですけど...

梅野 見た?見ちゃった?

ーー速すぎて最初見えないくらいでしたが、ヒジを受けながらも立ち上がった魚井選手のスタミナや打たれ強さもヤバかったですか?

梅野 魚井選手は体が強いですよね。MMA選手というのもあると思うのですけど、ヒジすごい勢いで当たりましたからね。これ立つんだ!?と。1回目も2回目のダウンもめちゃくちゃ感触があったので。

ーームエタイなら「これで終わり」くらいの感触も?

梅野 正直思いましたね。今回オープンフィンガーグローブなので試合前も伝えたと思いますが、ヒジがめちゃくちゃ打ちやすいんですよ、グローブちいさくて。フルスイングに合わせて縦ヒジ打って思い切り当たったので、「これで起きるならどうやってこの選手を倒すんだろう」というのは感じましたね。(ムエタイ選手は顔の前に腕を出して)

ーームエタイにいないタイプのファイターで戦いづらかったですか。

梅野 めちゃくちゃ戦いづらかったです。野球のボールを投げるかのごとく上からフックを振り回すしてくるじゃないですか。ムエタイ選手って割とこう、手を前に出してガードをするんですね、その上を掻い潜ってフックがくるので。しかもすごい頭を下げて打つじゃないですか。ヒジもなかなか合わせづらいし、顔面ヒザも狙っていたけど、想像を超えるくらい顔を低くして打ってきていたので、フックに気をつけたほうがいいのか今回タックルはなしですけどタックルのフェイントからのフックをやってきていたので途中惑わされそうになりましたね。

画像2: 梅野源治「ヤヴァかっただろ……?やっとヒジが見せられたなっていう」

ーー試合中に右スネが流血していたのは魚井選手のガードでしょうか。

梅野 多分ヒジを受けたのと魚井選手んが今回サウスポーだったので右の蹴りをたくさん練習するなかで怪我もあったので、また傷が開いちゃったのかなと。途中わかりましたけどそんなに痛くないので大丈夫です。

ーーMMAの練習でやってきたことが今回の試合にプラスになった手応えは何かありますか?

梅野 ムエタイだったらどちらかというと前足のかかとを上げるんですね、僕のスタイルは。MMAになるとタックルのディフェンス行ったり逆にタックルに行くため後ろ足のかかとを上げる、特に僕は。かかとを上げて前足重心になる分重くなるはずなんですね。と言う意味で今回、右のミドルキックかなり重く蹴れたんじゃないのかなという。めちゃくちゃ魚井選手ダメージあったと思うんです、魚井選手に。そう言う意味で攻撃力が増した点で、MMAの構えが打撃、立ち技格闘技に活きたのではないかと。

ーー秋から冬にかけてMMAデビュー戦をめざしつつ機会があれば立ち技をやりたいのですね。

梅野 近々に、明日にでもあ榊原さんのところに行きます。RIZIN事務所に話をしに行きます。

ーー超RIZIN.3にはベアナックルファイトが組まれていますが興味は?

梅野 ……ふざけてんの?(笑)まあ、ベアナックル最近流行ってますよね。本当にそういう声があるんだったら、ベアナックルやってもいいですけど、ただ年内MMAデビューしたいなかでベアナックル出たら顔ボコボコだろっていう(苦笑)。どこかのタイミングで別にやってもいいんですけど、その前に1回ちょっとムエタイやらせよっか、っていう。そのあとでMMAがっつりと本腰入れて練習します。

ーーヒジが当たる前に2回とも頭が当たっているように見えたのですがご自身の感触は?

梅野 ヒジが当たったときは頭が当たった感じは自分ではしなかったですけど。それよりヒジのほうの感触がすごかったなっていう。

ーーバッティングの腫れは飛び込んできたときにぶつかったときの?

梅野 そうですね、僕はそういう認識なのとセコンドもそう言っていたのと、魚井選手からもそのタイミングに当たってしまい申し訳ないと言われたので、突っ込んできたときのバッティングだと思います。こういうのはお互い前に出ればよくあることなので別に何でもないかなって。

ーールールが違うの頭の切り替えはあると思いますがタックルで何回かこかされてMMAへの不安はありませんでしたか。

梅野 全くないですね。これはもうセコンドからずっと言われていて、タックルのディフェンスは久保優太くんとかとやっていて。しっかりやっているので。ただタックルのディフェンスを意識し出すと左フックもらうよと。タックルのフェイントからの左フックが本当に危ないから、タックルはもう受けちゃっていい、そのまま倒されていいからタックルは全部無視しろと言われたので。だから別に不安はなかったですね、タックルされても。

ーー逆にちょっとMMA展開になったことで得たものは何かありますか?

梅野 今回一番思ったのはOFGめちゃくちゃ組みやすいなって。首相撲とかあればめちゃくちゃやりやすいし、すごいヒジも当たると思ったので、OFGいいなって。MMA楽しみだなって、このグローブで。めちゃめちゃグローブ薄いので、相手のスピードも増すだろうけどこちらのパワーも精度も増すので、本当にいい試合が今年見せられるんじゃないかと思っています。

ーー先ほどムエタイもう1試合ということでしたが、OFGでのムエタイをやりたいのでしょうか。

梅野 どっちでもいいです。ムエタイの強さだったり、ムエタイに少しでも興味を持っていただきたいと色々動いてチャレンジしているので。チャンスがあるんだったらどんなルール、MMAにも挑戦するしベアナックルも話がくればやるし。そのなかで、ちょっと前にも言いましたけど、RIZINから求められていることをしっかりこなしていくというか、しっかりやらせていただくなかで自分のやりたいことを少しずつ実現して、で、ムエタイ頑張っている選手たくさんいるので、そういう選手に少しでも陽の目を浴びてもらいたい、そういう地盤を作っていけたら自分が動いている意味があるんじゃないかなって思っています。

ーーRIZINのなかでムエタイをやりたい場合、伸び盛りのムエタイ選手とやりたいですか?

梅野 そうですね、まあそもそも団体をRIZINじゃないで言うと、ONEとかも話はよくあるんです、ムエタイトップ選手とONEでやってくれないかというのはよくあり、僕はRIZINという国内のでかい団体でムエタイ認知を上げていきたいのがベースにあるので、RIZINが言う相手「この選手とやって欲しい」と言われたら「じゃあやりましょう」となるし、海外のトップ選手、それこそONEのチャンピオンとかたとえばそういう選手とずっとやってきたので、そういう選手と立ち技で対抗戦やってくれないかと言われたら全然やりますし。ここ数年RIZIN来てかららよくわからないキャラになってますけど(笑)、言っても僕、ONEのチャンプクラスに勝ってますからね。そういうふうに言われるような戦いを見せていきたいなとは思っています。

ーーMMA挑戦にあたり戦いたい相手をイメージしていますか?

梅野 正直、誰でもいいというか。RIZINとこの選手とやって欲しいと言われたらじゃあやりましょうとなるけど、誰との試合を見たいかはお客さんの声もあるし、皇治くんとか、彼もMMA始めたじゃないですか。**彼と僕のMMA見たい人もきっと多いし、いろんなドリームマッチというか、立ち技選手同士がMMAの試合するんだとかMMA選手が今回みたいに立ち技に来たりとか、こういう交流ができたらもっとお客さんに楽しんでいただける幅が広がっていいと思うので僕は言われた相手と誰とでもやります。

ーー梅野選手の入場シーンにファンは期待していますが、今回はストレートに入場し試合に影響は何かありましたか?

梅野 あれストレートでした?あれ入場前に久保優太&賢司にもタイ人のトレーナーにも言われましたよ「今回ちゃんと普通にできるのか」と。RIZINにもそういう話をしていないし、僕が話したりX投稿したりすると壮大なフリと言われますから今回一切ノータッチでやったんですけど。結局あいつら(hy4_4yh)いましたね、花束(苦笑)。どうリアクションしていいのか。欲しいわけじゃないんですけど、彼女たち。あと佐藤大輔の煽りとか(苦笑)。欲しくないけど最初あそこまで何もないと少しだけ寂しいというのもあったし、安心して、集中して「よしじゃあ試合に集中しよう」と思ったら「お前らいるんだ、花束渡す?」と思ったし行き場のない自分の気持ちというか(苦笑)。またRIZINに、一回佐藤大輔に会わせろと言おうと思います。

Yogibo presents RIZIN.47 試合結果一覧

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