9月25日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された湘南美容クリニック presents RIZIN.38の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

堀口恭司「マイク・ブラウンに『何やってんだお前!』と(言われた)、ハハハハハ!」

画像: 堀口恭司 試合後インタビュー / The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38 youtu.be

堀口恭司 試合後インタビュー / The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38

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堀口 みんな全員疲れ切ってるじゃないですか、やばいじゃないですか(笑)

——久しぶりの日本での試合を勝利で飾れましたが、今の率直な感想をお聞かせいただけますか。

堀口 そうですね、うれしいですね。ま、でもちょっとパンチもらってしまったので、もうちょっと自分の得意な寝技とかに持って行けばよかった、とは思いますね。

——試合後のマイクでもご自身が(みんなを)ヒヤッとさせた場面があったとおっしゃっていましたが、ご自身もそこはヒヤッとしたのでしょうか?

堀口 いや、自分は全然ヒヤっとはしなかったです。

——でも、見た人はヒヤッとしただろう、と。

堀口 そうですね、それでマイク・ブラウンに「何やってんだお前!」って。「お前もっと最初からテイクダウン行け!」と言われたんですけど、ちょっとだけ相手もうまくすごい自分の研究もしてて、まあ、タックルに入りづらい戦い方をしてきましたね

——今回実際に金太郎選手と拳を交えてみて、イメージと違う部分はありましたか?

堀口 すごいやっぱり自分の対策をしてきたなっていう感じですね。「あ、これ来るよ、あれ来るよ」とセコンドの方も言っていて、それは当たり前のことなんですが、すごい自分のことを研究しているなという戦い方をしてきましたね。

——「会場に見に来てください」とおっしゃっていたことについて、やはり生でご自身の試合を体感してほしいという気持ちが強いですか?

堀口 そうですね、やっぱり、音とか、迫力とかって、あまりテレビじゃわからないことなので。まあ是非しっかり生で見てほしいですね。

——今回の勝利で連敗脱出となりました。今後の目標や展望を教えていただけますか。

堀口 これからもっともっと格闘技を盛り上げていきたいな、と思っています。

——1ラウンド、金太郎選手のパンチもらってダウンするようなシーンではダメージはありましたか?

堀口 ダメージはなくて、フラッシュダウンで、一瞬だけパッと意識がなくなって、で、すぐ治ったという感じなのですけど。ちょっとアレですね、自分が「打撃で行こう!」って思っちゃって、それですごいマイク・ブラウンに怒られました。

——そこで焦りとかは?

堀口 焦りとかはまったくなかったです。

——前々日会見で、今後は体重落とそうかなという話をされていました。この試合を終えての考えはいかがですか?

堀口 そうですね、やっぱり体重がどうしても軽いので、まあ、1階級下げようかなとは思っています。

——今回の勝ちは、ご自身のなかでの意味づけは?この一本勝ちを持って復活という感じなのか、内容的にはそうは言えないのか。あるいはそもそも復活であるとかそういう試合ではなかったのか。どんな感じでしょうか?

堀口 1試合1試合、自分は気持ち入れてやっているので、2連敗だから、とかそういうのはあんまり気にしていなくて。まあ勝てたのですごい嬉しいですね。

——先ほどのお話で、早くタックルに行くようセコンドに声をかけられたとおっしゃっていましたが、金太郎選手の打撃に警戒していた部分はありましたか?

堀口 そうですね、金太郎選手は打撃がすごいうまいので、テイクダウンとって、寝技で極めるっていうプランだったんですけど。自分が1ラウンドめで欲張っちゃって。打撃ばっかり打っていて、それを見たマイク・ブラウンが「何をやっているんだ」と。ハハハ!「早くタックルに行け!」と言っていました。

——会場での音を楽しんでほしいということは、音が伝わりやすいのが打撃なのかな?とも思うのですが。

堀口 そうですね、でも色々あって。パウンドとかあるので、その音ってすごいので。それも見せたいなーと思っていました

——1年9ヶ月ぶりの日本での試合。会場の雰囲気に違いは感じましたか?

堀口 そうですね、何て言うか日本の方が声援が多いというか。海外ってなんか、声援多いんですけど、もっと違う感じです。イケイケー!みたいな。そういう感じで違うんです。

——ビール飲みながら的な。

堀口 そうそう、そういう感じです。

——日本の方が、お客さんが集中しているような?

堀口 そうです、ちゃんと選手を応援しているっていう感じです。

——終わったばかりで恐縮ですが、具体的に次の試合をアメリカでやりたいか、日本でやりたいか、日本のファンも気にしていると思うのですが、現時点の気持ちはいかがですか?

堀口 そうですねー、負けてるんで海外でちょっとやり返したいなというのはありますね。まあでも、RIZIN出てくれって言われれば、榊原さんは組んでくれると思います。

——階級も下げることも考えるが、次の相手や条件面で決めていく?

堀口 そうですね、そうなりますね。

——最後の肩固めですが、頭の位置がちょっと高かったと感じました。あれはマネル・ケイプ戦以来ですが、左腕、頸動脈を絞めたという感じですか?それともいつも通り?

堀口 あんまりそこ気にしていないですけど、このままなら絞まると。結構得意なので。しっかり傍を絞めて入れれば極まると思ったので、ずーっと絞めてました。

——あそこに迷いはなかったですか?このまま絞めても、と。

堀口 全く迷いはなかったです、はい。

——フライ級、できれば次くらいから階級下げることも考えていますか?

堀口 そうですね。本当に今回の体重4kgくらいしか落としてなくて。もうちょっと落とせるので。次からでも落としたいなと思っています

——そのあたりは、スコット(・コーカー/ Bellator代表)とも話すことになるでしょうけれど、

堀口 そうですね、はい

——いつかは、かつて戦っていたUFCでのフライ級にリベンジしたいという気持ちもありますか。

堀口 そうですね、やっぱり負けたりしているので、まだUFCのベルトも獲っていないですし。でもまずはしっかりBellatorでベルトを巻きたいなと思っています。

——密着映像で日本との練習環境の差をお話しされていたと思いますが、米国で試合をしている間に日本のMMAはどう変わったと思いますか?

堀口 単純に盛り上がってますよね。だんだんいい流れができているのかなと思います。

——そのなかで、伊澤星花選手は作新学院の後輩にあたるとおもいますが、活躍はアメリカでもご覧になったりしていますか?

堀口 そうですね、試合があればまあ、何回か見ていますね。今回一緒の控室でしたが、ちょっと話して、写真とか撮りました(笑)。

——どんな話を?

堀口 「がんばってください」とか。「私、作新学院なんですよ〜」、「あ、そうなんすか〜」、という会話をしました。

——(英語で)英語がどんどん上達していることを存じ上げておりますので、

堀口(英語で)Nooo(いやいや〜)

——(英語で)ぜひあなたの周りの人、ATTのチームの方々などにメッセージをお願いします、実際アメリカでも堀口選手の試合を見ていた方はたくさんいますから。

堀口 「Finally 、I could win! HA HA HA! Thank you so much! 」(やっと勝つことができました!ありがとうございました!)

金太郎「強い選手からいろんなことを学んで、また続けたい」

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金太郎 試合後インタビュー / The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38

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——試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。

金太郎 悔しいです。

——1ラウンドに堀口選手のミドルキックのタイミングで左ストレートを当てたり、堀口選手をふらつかせた時の感触、手応えはいかがでしたか?

金太郎 ちょっと、試合にかなり集中していて。あんまり一部一部を覚えていないのですけど、その「勝負できる」というか「勝負できるな」って思ったというか。自分が狙って打った攻撃は手応えがありました。

——試合に集中して細かく覚えていないということですが、それはボルテージが上がっていたというような状態なのでしょうか?倒したいという気持ちが大きかったのでしょうか。どのような感じですか?

金太郎 そうですね……、倒したいという気持ちが強すぎて、なんか、うーん……。

——実際に現バンタム級王者の堀口選手と拳を交えてイメージと違ったところやイメージ通りだったかなど、感想はありますか?

金太郎 戦ってるあいだはちょっと必死すぎてあんまり分からなかったんですけど。今思えば、経験値というか、脳の切り替えというか。格闘技に対する脳というか。なんかこう、“これがダメだったらこうする” とか、そういう作戦の切り替えが、すごい速いのだなと思いました。

——試合を終えたばかりですが、今後の目標や展望を教えていただけますでしょうか。

金太郎 うーん……そうですね。今回の試合で、ほんまの自分を引き出すっていう意味では、メンタル的には良かったので。このいい経験ができた、堀口選手と試合できるっていうこのいい経験をしたからには、その経験を活かして、いろんな、こういう強い選手からいろんなことを学んで、また続けたいな、と思います。

——試合が決まったことでファンから色々言われたことに対して、今はどう思いますか。

金太郎 ファンのひととか、あんまりSNSとか、そういう外野の声はあんまり聞かないようにしていたんですけど。でも周りから、自分に近い存在のひとたちから「こう言われている」「ああ言われている」と教えられて、まあ「全員黙らせる」というような自分のキーワードが出ていたのですけど。やっぱりアンチの人もファンの人も、格闘技見てくれているひとが、いいことではないかもしれないけど、奮い立たせてくれたと思っていて。「見とけよ」と思った気持ちから、必死に、ほんまに倒しに行こうと決めれたというか。まだまだ試合でそれが全部できたかというとできてないけど、でもまあ、悪い言われ方をしたことによって、いい力になりましたね。

——それも含めて、堀口選手と戦ったことで、自分が今後強くなれるな、という感触を掴めましたか。

金太郎 そうですね。試合に勝ちたいとか色々あるんですけど、自分のために格闘技やってるので。なんか、あんまり周りは関係ないというか。やっぱり自分に関わってくれて、自分のために動いてくれている家族とかトレーナー、仲間、スポンサーの人であったり日頃から支えてくれている人のためにもこれから強くならなアカンなというのもあるし、一番は、この道を自分が選んだからにはこの道で結果出さないといけないから、今後どこまで行けるかわからないけど、自分の可能性を信じてまだ続けたいですね。

——パンチを当ててダウンを奪う場面で、打撃が通用したと自信に?

金太郎 かなり練習してきたことだけが出た、というか。そうですね、そこは自信を持っているんですけど。うーん。まあ、あれがあったから、余計に悔しいです。

——先ほど戦った印象を聞かれた際「作戦の切り替えが速いと思った」とのことですが、2日前の会見でも堀口選手は、スポーツとしていかに相手を攻略するかを考えて格闘技に取り組んでいて、まさにそういう部分が堀口選手の強みでもあると思うんですけれども、金太郎選手としても、そういう作戦を立てた試合にこれから取り組んでいこうと? 割と今まで喧嘩的なファイトスタイルでやってきたと思いますが、そ愛言う部分に取り組もうとは思いますか?

金太郎 今回、僕もいろいろ作戦があって。まあ実行できたかっていうと一部しか実行できていないんですけど。まあ……、この堀口戦に僕も喧嘩の作戦を組んできたから。でも、それが全て封じられ、それで倒せなかったから、僕が負けたというだけなんで。なんていうんやろ……、そこは“わからされた” というか。格闘技の技術に負けたなって。結果負けてしまったなと思います。

——試合後、控室に堀口選手がいらっしゃってお二人が話していらっしゃいましたが、どういう会話をされたのでしょうか?

金太郎 僕もちょっとあんまり覚えていないというか、それは多分こう、カメラが入っていたと思うので、みんなもそれを何ヶ月後かに見ると思うのですけど、自分「CRONOS」っていうブランドがスポンサーについていまして、何ヶ月か前に、堀口戦が決まったことがまだ世間に出ていない時に、CRONOSが堀口選手のスポンサーになって。「堀口選手にCRONOS取られました!」っていう会話をしただけです(笑)。でも、ちゃんと(CRONOSは自分の)スポンサーもしてくれてるんで。スポンサーが同じ同士だったので、「CRONOS取られました!」という冗談を言って最後……、という感じでした。

——交流が生まれたことで、堀口選手はアメリカで練習されていますが、出稽古・修行に行きたいと思いましたか?

金太郎 そうですね。すごい行きたいなっていうのと、それは僕の気持ちだけでは行けないと思うのですけど、でも、すごいこう、戦っていて、堀口選手の漢気というか。「この人、スポーツって言ってるけど男として尊敬できるというか。全然、向き合ったときに、「あ、これ全然喧嘩するつもりやな」と思ったんで僕も。そういう両方持ってる、裏の顔も表の顔も両方持っているなと思ったので。そういう、なんていうんやろ、すごい強みがあるなっていうか。そこに技術も乗っかっているというか……。自分もそういう修行をしたいな、と思いますね。

——ダウンを奪ったシーンは、堀口選手は前足を打ってくる、そこにカウンターの左をっていうのは、考えていた作戦のひとつでしたか?

金太郎 カーフを蹴ってくるっていうのはずっとあって。そうですね、カーフ蹴ってくるのに当てに行くっていう。その、作戦のなかであったので、そこで体が動いてっていう感じですね。

——その後も反応して、同じような場面がありましたが、二度目は堀口選手はなかなか当てさせなかった。テイクダウンを受けてそのときはまだフルガードで、まだガードの中でしたが、そこからパスをされた。その点で、堀口選手の思っていたのとは違った強さとはどういうところでしょうか。

金太郎 えっと……なんか力が強いという感じじゃなかったというか。力とかじゃなくて、バランスが……、なんかこう、フィジカル僕強いほうで、意外とこう、立てたりするんですけど。なんか、バランスがよかったというか……

——あそこで立たせてもらえなかった?

金太郎 そうですね。なんかこう力使ってしまって1回目に。ちょと力んでしまったというか。なんかこう、押しても抜けていくような感じというか。力が入らないポイントでバランス良くキープされて、ちょっと焦ってしまいました。

——肩固めは、ちょっとまだ頭の位置が高いようでしたが、どっち側がきつかったのでしょうか。

金太郎 まったく覚えてないんです。どの感じで絞められたのか、どのタイミングで肩固めに来たかも覚えてなくて。どっちだったかもちょっと覚えていないです。

——自分の右側を巻かれていてたのですが。じわじわと極められてしまった?

金太郎 そうですね、大事な試合はいつも肩固めで負けている気がしますね。パンクラスのタイトルマッチも肩固めでやられて。見ていたかもしれないですね、堀口選手も。

The Battle Cats presents 超RIZIN / 湘南美容クリニック presents RIZIN.38 試合結果一覧

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