[RIZIN MMA トーナメントルール(61.0kg)]

(Win)マネル・ケイプ vs. 山本アーセン(Lose)
1R 1分11秒 TKO(スタンドでのハイキック)

左ハイ一閃! マネル・ケイプがアーセンを秒殺!!

画像: 山本アーセン

山本アーセン

画像: マネル・ケイプ

マネル・ケイプ

1R、ケイプがリングを這うような姿勢でアーセンを挑発すると、組みつきからアーセンをコーナーに押し込む。そして離れ際から左ハイキック一閃! この一発でアーセンは崩れ落ちてケイプがKO勝ちを収めた。

画像1: 左ハイ一閃! マネル・ケイプがアーセンを秒殺!!
画像2: 左ハイ一閃! マネル・ケイプがアーセンを秒殺!!

山本アーセン インタビュー

画像: 山本アーセン インタビュー

「悔しくて今は言葉も見つからないっスね」

── いまどんな気持ちですか?

アーセン 「なんも憶えてないです。ちょっと憶えているのは、自分がやりたかったことをやられたなってことです。本当は飛び込んでハイキック入れたかったんですけどね……よくわかんないです。頭の中でまだ整理できてないです。でも悔しい……ちょっとだけ試合終わったあとに泣きました。その後も考えるばかりで、本当にまだよくわかんない状態です。」

── 映像は見たくないですか?

アーセン 「Youtubeに上がってるような決まったシーンだけは見ました。KOシーンだけです。そこの記憶がないんですが、ロープをちょっと背負いすぎたかなと思いました。試合前はリングを大きく使ってって考えてましたけどね。できなかったですね。全然、身体も動いてなかったしダメダメでしたね。やられたなって感じっスね。」

── 選手としては強かったという感想ですか?

アーセン 「もちろんもちろん。チャンピオンベルトを3つ持ってることもあるし、そこはリスペクトだし。試合が終わってからも仲良くなりました。組んだ時のこれだったらイケるなって確信をついたばかりに……(笑)。そこでハイもらっちゃいました。めっちゃ悔しいっスね。ハイをもらう前にカウンターを狙ってたんですよ。自分のストレートを合わせようと思ってたんですけど、どうやら狙いすぎちゃったっていうのがあったっスね。それでタイミングつかめないまま距離潰されて。」

── MMAへのモチベーションはどうですか?

アーセン 「まずそれよりも本当にこういうことが起きちゃったんだなとしか思えないですね、「ああ、やっちゃったなぁ」って。チームとも作戦立ててたものがひとつもでなかったので。ホンットに自分の動きを一個も出せてないっていうのが悔しいです。いままでにない悔しさです。まだKOされたことがなかったので。新しい悔しさを見つけました。悔しくて今は言葉も見つからないっスね。」

マネル・ケイプ インタビュー

画像: マネル・ケイプ インタビュー

「俺は日本人女性が大好きです。皆さん、ご注意を(笑)」

── 相当インパクトを残したと思うんですけど、試合の感想を。

マネル 「わかりきった結果でした。毎日毎日地道にトレーニングを重ねていって、本当に同じことの繰り返しなんですけど、その結果にほかならないと思います。また、セコンドの声を聞くようにとても集中していったので、言われたことをやったまでです。」

── 最後の左ハイキックは狙ってのものですか?

マネル 「計算尽くされたものだと言っていいと思います。セコンドが「左を狙え」と言われ、言われたとおりにしたまでです。」

── 試合後、アーセン選手と話されていましたが、何を話されていたのですか?

マネル 「お互いを褒め称え合いました。それから「君と対戦できて幸せだ」と。「君はいいヤツだから、これからもその調子で頑張れよ」と。アーセン選手からは「ぜひ勝ち進んでこのトーナメントで優勝してほしい」と。で、優勝あるのみです。」

── 堀口選手に何かアピールしていましたが。

マネル 「決勝は俺と堀口選手と闘うということが、自分の中では決まりきったことなので、2RKOで勝ちます。それを言いました。」

── 試合後、勝って興奮して、すぐにリングから降りて観客席に向かったのが印象的だったのですが、あのときの心境はどうだったのでしょうか。

マネル 「感動感激、あとは「やった!」と。自分の中ではちょっとしたブランクがあり、この大会での勝利をひとつのターニングポイントにしたかったので、その目標が達成できた歓喜でいっぱいでした。自分の家族にも感謝したいですし、日本のファンが大好きなので、そういった感情が自分の中でごっちゃになって、観客と一緒に分かち合いたいと、そういう心境でした。」

── RIZINで闘って、イベントとしての感想を聞かせてください。

マネル 「私のレベルにかなったイベントだと思って最高でした。非常に良くしてもらいましたし、熱烈な歓迎ぶりだったと思います。この調子でまた闘いたいです。」

── SNSを覗くと日本のファンもインパクトを感じていて、「I love japanese girl!!」というコメントも話題になっていました。

マネル 「子供の頃からアジア系、とりわけ日本人女性は好きです。日本人女性と結婚してたくさん子どもを作りたいです。皆さん、ご注意を(笑)。」

── コナー選手がMMAを盛り上げたように、あなたの今回の勝利とこれからの活躍で、自国とりわけアフリカでMMAをさらに盛り上げて、今日のようなインパクトを残せると思いますか?

マネル 「それは言うまでもないことなんだけど、コナー・マクレガーと私を比較してもらっては困る。コナーは私の比ではないので。私はスペクタクルを作るために生まれてきたので、これからもさらにビッグになってみせます。」

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