7月18日(土)に広島グリーンアリーナで開催される「abc presents RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA」の追加対戦カード発表記者会見が行われ、榊原信行CEOと新たに発表された対戦カードに名を連ねる選手たちが登壇。当日は広島大会の4カードが発表された。

榊原CEO 「PRIDE時代から中国地方・広島での開催は悲願だった」

会見冒頭、榊原CEOは「PRIDE時代から中国地方・広島での開催は悲願だった」と振り返り、「広島グリーンアリーナは非常に人気のある会場で、これまで会場を抑えることがタイミング的に難しかった」と経緯を説明。

チケットについては、A席がすでに完売。S席、アリーナS席、SRS席含めて残りわずかとなっており、「記念すべき広島初開催をライブで見届けてほしい」と早めの購入を呼びかけた。

また、大会前日には前夜祭の開催が決定し、前夜祭の受付は6月16日(火)18時よりオフィシャルサイトで開始されることも発表された。

そして、今回発表されたカードは以下の通り。

佐々木信治 vs. 林RICE陽太


RIZIN MMAルール:5分3R(77.0kg)
佐々木信治 vs. 林RICE陽太

昇侍 vs. 梅野源治


RIZIN MMAルール:5分3R(64.0kg)
昇侍 vs. 梅野源治

ヒロヤ vs. 山本アーセン


RIZIN MMAルール:5分3R(57.0kg)
ヒロヤ vs. 山本アーセン

ダニー・サバテロ vs. 鹿志村仁之介


RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
ダニー・サバテロ vs. 鹿志村仁之介

佐々木信治、2年ぶりに電撃現役復帰

今回の発表で早速サプライズとなったのが、2年前に引退を表明していた佐々木信治の現役復帰だ。

最初に、対戦相手の林RICE陽太がコメント。「佐々木選手に死に場所を提供して、自分がいい勝ち方をしてインパクトを残したい」と、RIZIN初参戦に静かに闘志を燃やした。

それに対して、「練習自体はずっと続けていた。地元広島での開催が決まったなら、引退なんかしている場合じゃないと手を挙げた」と佐々木。

「無理やり参戦させてもらった形にはなるが、林選手には申し訳ないけどまだ死にません。二人で熱い試合をして、広島を盛り上げたい」と意気込みを語った。

なお、46歳での現役復帰について家族の反応を問われると、「妻は特に反対も賛成もしていない」としながらも、「娘はかなり反対していた」と明かした。

娘は物心がついてから、佐々木が怪我を負ったときの映像・写真を見ていたこともあり心配していたという。しかし現在は「完全に応援モードに切り替わっている」と笑顔で語り、家族の後押しを受けて広島大会に臨むことを明かした。

地元枠?の梅野源治、神戸での敗戦を経て広島でリベンジへ

前回の神戸大会で1Rに敗れた梅野源治が早期の再起戦に臨む。

榊原CEOは梅野の参戦理由を「サンフレッチェ広島との縁が深く、中国地方での知名度も高いことから、サンフレッチェ広島枠として、地元枠として参戦が決まった」と説明。

東京出身の梅野は「サンフレッチェ広島枠ってなんですか?」「僕、東京出身ですよ?」と苦笑い。

「(前回のダイキ・ライトイヤー戦の敗北後)すぐに次の試合への意欲を伝えにRIZIN事務所へ挨拶に行ったが、スタッフにあしらわれ、榊原さん・笹原さんも不在で置き手紙をしてきた」と不満げに語る梅野。

「理由がどんな形であれ、いただいたチャンスはモノにしなければ。サンフレッチェ広島さんの力も借りて、いい試合を見せたい」と語った。笑いに包まれた中でチャンスへの決意を示す。

昇侍「“ヤバいだろ”と言わせる」

昇侍は約1年8か月ぶりの参戦。
43歳となった今も現役で戦い続けることについて「自分を応援してくれている同世代やそれ以上の方々のために、まだまだ前線で戦う姿を見せたい」と語り、「MMAの厳しさを梅野選手に教えて、会場全員が"ヤバいだろ"と口をそろえるような記憶に残る試合をしたい」と、梅野の持ちネタになぞらえて宣言。

また、今回の契約体重64kgについては、「もともとバンタム級は適正ではなく、試合のパフォーマンスを高く保つにはフェザー級、もしくはフェザー級に近い体重で戦いたいという思いがあった」と説明。

対戦相手の梅野が打撃を出せずに負けた前戦について、「今までの格闘技人生で一回もない負け方だった」と話し、悔しさを糧に上田貴央コーチとMMAをつくり上げてきたと発言。

それを受けて、昇侍は「立ち技の選手がRIZIN参戦することが多くなったが、僕も自分の良さ(打撃)を消されて、涙したことは何度もある。それでも立ち上がって挑んできた」「だからこそ、梅野選手の前に立ちはだかり、勝利をつかむ姿をファンに見てもらいたい」と梅野に自身の背中を見せるべく熱い想いを語った。

山本アーセン「ヒロヤ戦は夏のプレゼント」

すでに参戦が発表されていたヒロヤの相手として、山本アーセンが正式決定。

山本アーセンは「ヒロヤ君とはまわりから"いつやるんだ"と言われ続けていたカード。(開催は)7月だし、ヒロヤ君と俺からの夏の最初のプレゼントとして受け取ってほしい」「この試合を見たらいい夏を過ごせると思う」と、らしさ全開のコメント。

腰の怪我などで試合間隔が空いていた時期については「試合に向けた練習ではなく、自分を強くする練習だけをしていた」「ヒロヤも(試合間隔が空いて)同じ状況だったと思う。今回はお互い発表会。以前とは全く違う動きを見せられると思う」と、やってきたことの充実ぶりを語った。

そして、母親の山本美憂がボクシングに挑戦していることにも刺激を受けていると話した。

ヒロヤ「自分の人生が懸かっている」

終始険しい表情で会見に臨んだヒロヤ。ようやく対戦相手が山本アーセンに決まったことについて、「格闘技を始める前、10代の頃からテレビで見ていた選手。いつかやり合うだろうと思っていた相手だった」と語る。

ここ2戦で連敗を喫しているヒロヤにとって、今回の一戦は後がない状況で迎える重要な試合。

「この試合は必ず勝たないといけない。自分自身の人生も懸かっている」そう言い切る表情には強い緊張感が漂う。

「まだ試合まで1か月あるが、今の時点で緊張感を持っている。そんな気持ちになるカードはなかなかない」「いつでも試合をする気持ちで毎日生きている」と強い覚悟を口にした。