5月31日(土)PARADISE CITY(韓国・仁川)にて開催されたRIZIN WORLD SERIES in KOREAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
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大原樹理「もう1回まずは勝ちたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
大原 強かったですねー……、そして……、あんま覚えてないですね。
ーーどういった場面まで覚えていますか?
大原 なんかジャブ差し合ってるとかは覚えてるんですけど、そのあとが割と……、気づいたら医務室?でした、なんか、縫ってました。
ーー覚えているのはその場面までだとして、短い試合時間のなかで感じた、ケース選手と実際に戦った印象を教えてください。
大原 そうですね、えっとジャブ差し合ってるとき「やっぱ長いなあ」とはね、すごい思ったんですよね。今までもリーチどうこう、という相手とかもいっぱいいたんですけど、リーチ長い人は一撃で持っていくものがあったなとは思いましたね。
ーー今回Black Combat推薦ファイターとして参戦したRIZIN韓国大会の印象を教えてください。
大原 そうですね、やっぱ、うーん……韓国でやるといってもやっぱりRIZINは、RIZINですね。すごい、見ていても出ても、やっぱりその『特別な空間』という感じがすごくあるので。うん、そんな感じで「やっぱRIZINだったな」って感じですね。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
大原 次どうなるか、どこになるかはわからないけど、とりあず今日負けちゃって2連敗なので少なくとも、もう1回まずは勝ちたいな、と思います。
ーー日本人として、そして韓国の(団体に出ている)選手として、今回参加した感想を聞きたいです。
大原 正直、ずっと韓国で今2年間くらい戦っているので、それで韓国のファンの人が多くて今回呼ばれたと思っているので、そういう意味でやっぱ韓国チームとして1勝を持っていきたかったなって今思います。
ーー先ほど、どうやってどこでやっていくかはわからないと。今Black Combatと契約していてこれからどうしたいかについては、何かありますか。
大原 どうしたい、どうなればいいとかはわからないけれど、とりあえず今日負けちゃったので、さっさと試合して、勝ってもう1回に勝ちに塗り替えたいですね、最後の試合は勝ちだったって言えるように。
ーー(実際のところ相手が計量に失敗したので)負担がかかるような試合だったと思いますが、(そういったいろいろな要素があるにもかかわらず、この試合を)今回受けた理由について、教えていただけますか?
大原 今回受けた理由……、それは本当に単純な理由で、先に声をかけてくれたのがRIZINだったっていうだけですね。
ーー大原選手は日本の選手ですが、たくさんの韓国のファンたちが応援していました。韓国のファンたちにメッセージを非ことといただけますか。
たくさんの韓国のファンの人たちが見にきてくれていたのは知っているので、本当に今回それで勝つ姿を見せたかったですけれど、できなかったので、次また韓国のどこかで戦って勝って、まずイーブンに戻してから、また勝ち続けたいと思います。
ジョニー・ケース「またチャンスをもらえるなら絶対に体重を作って、ファンやスタッフを失望させないようにすると約束します」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ケース うーん、今は素直に喜びを感じるということはしづらいです。体重超過をしてしまった自分自身にすごくがっかりしていて、そこに言い訳の余地はありません。うん、だから自分が良いパフォーマンスできたにしてもそれを嬉しいとは思えないのですよね。
ーー大原選手と実際に戦った印象を教えてください。
ケース 経験豊富なベテランでタフガイです。彼のことを悪く言うつもりはまったくないです。素晴らしい選手です。ただ、今回は自分のキャンプが本当に良かったんです。MMA Labの将来有望な若い選手たちと一緒にすごくハードに練習してきましたし、彼(大原)にはリスペクトと愛情を持っています。でも今回は自分のコンディションも良かったし、しっかり準備できていました。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
ケース RIZINは世界で最高のプロモーションですし、世界最高のファンがいて、世界最高のチームで運営されています、また出られ続けるのであれば、ここで勝ち続けていきたい、と思っています。年齢を重ねて減量がちょっとずつ厳しくなってきているけど、体重超過をしてしまったことに言い訳は一切するつもりはなくて、だからもし本当にまたチャンスをもらえるなら絶対に体重を作って、ファンやスタッフを失望させないようにすると約束します。
ーーコリアンゾンビことジョン・チャンソンさんとは何か言葉を交わしましたか?
ケース さっき廊下でちょっと会って言葉を交わしました。本当に素晴らしい人だと思いますし人間としても尊敬していて、主催者的にも素晴らしいし、練習相手としても良いし、いつ会っても、すごく気持ちの良い方です。
ーー前回の訪韓はコロナ禍だったと思うので(何もできなかったと思いますが)、今回何かしたいことがありますか?
ケース いいえ、実際のところ今回も特に何も。体重超過したことでこの旅はおもしろくないものになってしまったし、試合でフィニッシュをして今こうしてここにいますけれど、勝つことはできなかったですし、恥ずかしい気持ちなんです。実際ほとんどずっとPARADISE CITYの中にいて、すばらしい施設、ホテルですが、明日は1日フリーなのでコリアンゾンビに会ったり、外にちょっと出てみいようかなとは思っていますが、ウキウキと浮かれた気分ではないですね。
キム・シウォン「宿題をもらったような気がします」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
シウォン 正直、すごく悔しいです。でも、次に自分が何をすべきか分かったので、逆に良かったと思います。宿題をもらったような気がします。それさえ克服できれば成長できると思います。でもやっぱり、悔しいですね。
ーー宇佐美正パトリック選手と実際に戦った印象を教えてください。
シウォン 試合の準備をしていたときから、ボクシングが上手な選手だと感じていて、ボディへの攻撃などを気をつければ大丈夫だと思っていました。実際、練習通りの動きをしてきました。ただ、僕の積極性の問題で負けたと思っています。それと、宇佐美選手が思ったよりすごく優しくて驚きました。もっと荒い選手だと思っていたので(笑)
ーー初参戦のRIZINの舞台の印象を教えてください。
シウォン 本当にしっかりした運営だと感じました。すべてのことを細かくチェックしてくれて、他の大会よりもずっと正確に点検してくれて、選手管理もしっかりしていて、本当にいい団体だと思いました。チャンスがあれば、また出場したいです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
シウォン この試合に出たいからといって出られるものではないので、まずはまた試合に復帰して、自分が何をすべきかを見つけて、トレーニングを重ねたいと思っています。RIZINに出られたら一番良いですし、試合が決まればフェザー級でもライト級でも構いません。とにかく早く復帰して、より良くなった姿を見せたいです。
ーーちょっと個人的な疑問なんですが、目の上に痣がありますね。それはどうしてですか?
シウォン これはちょっとしたハプニングです(笑)。前回の記者会見前からなんですがRIZINが決まってから、(同門の)(キ・)ウォンビン兄さんとスパーリングしていて、そこで軽く当たっただけなのにこうなっちゃいました。全然強く当たったわけじゃないんですけどかすった程度でこうなってしまって…。記者会見の前日、計量の前日もこの状態でして。
ーー さっき「宿題をもらった」とおっしゃっていましたが、もう少し詳しく教えてください。
シウォン 今回の試合を振り返ってみると、ボクシングベースの宇佐美選手よりも自分のジャブが良かったと思います。それに基づいて、ジャブからの攻撃を多く練習していたんです。でも、試合ではそれを積極的に出せなかったのがとても残念でした。ジャブが当たったら次に繋げられなくて、ジャブが当たったらストレート、とか、ジャブからのハイキック……というように流れを作るべきだったのに、彼のボクシングを意識しすぎて、自分のジャブが通用していたにも関わらず、ちょっと怖がってしまったんです。僕が得意なジャブを起点に大きな攻撃を繋げること、それを自信を持って出せるようにすることが、今回の宿題だと思っています。
ーー 先ほど「階級は問わない」ということでした。もともとの適正階級と、今後集中したい階級は?
シウォン 僕の本来の階級はフェザー級です。でも、アジアや韓国の大会だと少し軽めに試合することもあって、ライト級でも特に問題はないと考えています。ただ、もっと大きな団体や強い選手と戦うなら、やっぱりフェザー級に集中したいですね。
ーー先ほど「宇佐美選手が優しくて驚いた」とおっしゃっていましたが、どういうところでそう感じましたか?
シウォン (笑)。試合前の映像では、挑発したり煽って相手を「殺す」みたいな過激な発言もしていたので、正直怖いイメージがありました。でも、試合後にすごく笑顔で挨拶してくれたりさっきも「お前のジャブ痛かった!」って笑って話しかけてくれて、イメージが全然違っていて驚きました。
ーー初めて大きな舞台で戦ったわけですが、技術面の課題とは別に、メンタル面の強さや熱意の面で、いかがでしたか?
シウォン 正直、大きな団体に出るのが初めてだったので、すごくプレッシャーもありました。「本当に僕がRIZINに出られるのか?」と悩んでいました。でも、記者会見やいろんな経験を通して、すごく楽しかったですし、何より人々の関心があるというのが本当に嬉しかったです。今まで無関心の中で戦っていたのに、今回は応援してくれる人がいて、すごくモチベーションになりました。もっとやりたくなったし欲も出ましたね。
宇佐美正パトリック「あの人(サトシ)とのタイトルマッチにふさわしい男になれるように日々レベルアップしたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
パトリック ま、結果として勝ったんでよかったなと今は思っています。
ーーキム・シウォン選手と実際に戦った印象を教えてください。
パトリック いやもう、アツい選手でしたね、ケージのなかでも僕が「殴り合おうや!」ってやったときにニコッとしながら殴り合ってくれてた選手で、すごいアツいなと思いましたね。
ーー今回、兄弟揃ってRIZIN韓国大会に参戦となりました。メイソン選手はドローの結果となりましたが、その後にご自身が勝利しました。どのような感情になりましたか?
パトリック 2試合目にメイソンが戦ってくれて。ダウンもらってしまったんですけどそれも経験として、いい経験になったと思いますし、でも、そのなかでも最後まで戦い抜いて、ドローまで持っていけたというのは「すごいな」と思いましたし「練習もめっちゃ頑張ってるんやろうな」と改めて思いました。でもメイソンがドローだったから俺の試合に影響するということはなかったですね。アイツは一人の選手として、プロなので。兄弟ですけど。でも応援はしていましたね。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
パトリック 今日メインイベントで試合するサトシ選手がチャンピオンなので、あの人とのタイトルマッチにふさわしい男になれるように日々レベルアップしたいと思っています。まだこんな今の自分じゃ全然ダメだと思っていて、もちろん絶対ダメなので(苦笑)、もっとレベルアップして「パトリックが行かないとダメだね」と、みんなに言われるように頑張ります。
ーー今回かなり15分間通してスタンディングの展開が多かった。想定していた、あるいはご自身の持って行きたい流れでしたか?
パトリック 正直もっとテイクダウンに来ると思っていました。なぜなら柔術に自信を持っているとあっちは言っていたので、もっと来ると思っていたのですけど、1回タックル切ってからボディで作っていっていたら、思ったよりというか、気づいたらスタンドになってましたね。で、なんか僕も楽しくなってちょっと「殴り合おうや!」とアピールしちゃいました(笑)。

ーー寝技に持っていかれる展開も練習も相当していましたか?
パトリック だからもう正直、組技の練習のほうが多かったと思います、今回。ただどうなってもしっかりタックルも切れたし、それは練習の成果が出たと思います。
ーーご自身としては、どのくらいの期間や試合数で王者のサトシ選手に辿り着きたいかのビジョンはありますか?
パトリック 現時点ではまだそこまで考えられてないですね。自分がまだレベル低いと思っているので。でももう僕もめっちゃそんな若いわけじゃないので、レベルアップしっかりして、できるときまでに……なんやろ、とりあえずレベルアップすることだけを今は考えています、いつまでにとはまだ考えていないです。
ヤン・ジヨン「上位ランカー、もしくはチャンピオンとのタイトルマッチを希望していま」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ジヨン 最近は1Rでフィニッシュしないと、勝った気がしないんです。今も正直、嬉しいとか楽しいというより「次はもっと確実に、1Rで終わらせられるように精進したい」と思っています。
ーー金太郎選手と実際に戦った印象を教えてください。
ジヨン 予想よりも金太郎選手のパンチは強かったです。一発もらったとき、「これをまともにもらったらマズい」と思って、すぐにグラップリングの作戦を混ぜながら落ち着いて試合を進めました。
ーーRIZINが韓国で初開催となりましたが、(これまで日本で出場してきたご自身としては)どのような思いがありますか。RIZINでの活躍が地元で見てもらえたことなどに対しての気持ちを教えてください。
ジヨン 個人的なお願いなのですが、これからも韓国大会をたくさん開催してほしいです。僕がもっとカッコよく、熱い試合で応えます。今回のRIZIN韓国大会を楽しみにしていた方も多かったので、僕の激しい試合で応えたいですし、これからもRIZIN KOREAを積極的に展開してもらえると嬉しいです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
ジヨン RIZINの上位ランカー、もしくはチャンピオンとのタイトルマッチを希望しています。
ーー先ほど「1RでKOできなければ勝った気がしない」とのことでしたが、それについて詳しく教えていただけますか?
ジヨン 僕は毎試合「相手を1Rで倒す」という気持ちで臨んでいます。その気持ちが完全に染みついています。だから2R、3Rでフィニッシュしても悔しい気持ちが残ります。ファンも関係者も派手でカッコいい試合を求めていると思うので、できれば1Rで勝負を決めたい。だからそう言いました。
ーーさきほどタイトルマッチについてもお話しされましたが、次に対戦したい選手がいれば名前を挙げていただけますか?
ジヨン 名前はちょっと曖昧ですが金太郎選手と戦ったことのある、朝倉海選手の弟分の若い選手がいますよね?(秋元)強真選手とやりたいです。
ーー理由を教えていただけますか?
ジヨン 朝倉海選手が逃げたので、その弟分くらいは相手にしておかないといけないでしょう。
ーーさきほど、韓国でRIZINをもっと開催してほしいと話していましたが、済州島出身のファイターとして、済州島での開催も強く望んでいるのではないでしょうか?
ジヨン 済州島といえば、世界ユネスコ自然遺産に登録されている美しい島です。世界的に知られている有名な観光地で、日本で言えば沖縄のような存在です。もし済州島で開催されるなら、それ以上に素晴らしいことはないと思います。僕が将来上位ランカーやチャンピオンになったら、強くアピールするつもりです。ぜひ前向きに検討していただきたいです。
ーークリンチやレスリングのなかでサブミッションをたくさん見せてくれました。1Rにフィニッシュできなかったことを悔しがっているようですが、極めを見せたのは印象的だったと思います。ご自身としては、いかがですか?
ジヨン 1Rで相手がの息が苦しくなっている見えたのですが、汗のせいで滑るので無理やりやるのはよくないかなと諦めて次のラウンドに合わせました。
ーー次の試合ではサブミッションでの勝利も期待できますか?
ジヨン KOのほうがカッコよくないですか?

ーー 最後のフィニッシュ時のパンチですが、あれはスーパーマンパンチと見ていいですか?ちょっと変則的だったので、どんな技術か説明していただけますか?
ジヨン 僕は真っ直ぐなパンチがあまり好きではありません。格闘技が進化するにつれて、パンチやテクニックも変化してきています。真っ直ぐすぎるとプロの世界では読まれてしまうので、最近はバリエーションのあるパンチを研究しています。
ーー ジャンプしながら飛び込んで打つパンチやキックをよく出しますが、カウンターを被弾するリスクなどの不安はありませんか?
ジヨン もちろんリスクは理解した上でやっています。逆に考えれば、相手にはより強くプレッシャーを与えることができる。そういうのも自信と大胆さの現れだと思っています。
ーー 今回、韓国で初めてRIZINが開催されましたが、非常にリラックスしているように見えました。準備から試合まで、ホームグラウンドの利点はありましたか?
ジヨン 僕にとっては日本もソウルも、済州島から飛行機で1時間の距離なので、特にホームという感覚はありません。アドバンテージも特にないと思っています。いつも通り、しっかり準備してきただけです。それが今日の勝利につながったと思います。
ーー先ほどオカ選手(※モンゴルのナンディン・エルデン。ジヨンは25年3月に1R KO負けを喫した)をコールアウトしていましたが、それは本気の考えなのでしょうか。というのも周囲は止めているという話も聞いていまして、それについてどう思いますか?
ジヨン オカ選手は2階級制覇の選手で、僕にとっては挑戦になります。前回の対戦時は、僕がまったく準備できていない状態でした。ただ焦っていた。でも今度はフルキャンプを組んで、改めて挑戦したいです。自分の立ち位置を確認するためにも、勝ち負け関係なく、熱い試合をして格闘技ファンと関係者の皆さんが期待する試合を見せたいです。ただ、まずは目の前のタイトル戦に集中します。
ーー今日はROAD FCを代表してキム・スーチョル選手と一緒に出場しましたが、スーチョル選手と佐藤将光選手のこれから行われる試合についてどう思っているかと、まだ彼と決着していない因縁の試合についての今の考えを教えてください。
ジヨン まず、スーチョル兄さんは絶対に勝つと信じています。そして以前、バッティング問題があったので、その決着をつけないといけません。9月の試合では、必ずフィニッシュします。KOを狙って臨むつもりです。9月にご注目ください。ベルトは誰の腰に巻かれているのか、見せてさしあげます。
金太郎「なんとかいつかKOで勝てるまでやりたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
金太郎 率直な感想は、悔しいですけど、相手のほうが強かったなという感じです。
ーーヤン・ジヨン選手は日本でも試合をしていて、それもご覧になっていると思いますが、実際に戦った印象を教えてください。
金太郎 印象は、フィジカルと打撃が強い印象だったんですけど、イメージよりフィジカルがより強かったなと感じました。
ーー韓国で開催されたRIZINの印象は?ホーム/アウェーといった面など、教えてください。
金太郎 このPARADISE CITYっていうすごいホテルで試合ができたのはすごいいい思い出になったというか、すごいいい興行だと思っています。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
金太郎 今後の展望は、ちょっと負けちゃってこれで2連続でTKOで負けちゃったんで。なんとかいつかKOで勝てるまでやりたいなと思ってます。
ーー負けはしましたが、そのなかでも練習してきて出せたことや手応えがあったら、教えてください。
金太郎 手応え、そうですね……、自分から行こうっていう気持ちとか、前に行こうっていう気持ちは、自分のなかでは出たのかなというのはあったのですけど、まあ実際相手のほうが駆け引きがうまかったなというので、あまり練習してきたことは出させてもらえなかったな、という感じです。
ーーKO勝利するまでやりたいということでしたが、いつ頃どのような相手と対戦したいかのビジョンがあれば、教えてください。
金太郎 いつもRIZINが試合のオファーをくれて、いつも対戦相手を用意してくれていつも試合を受けているのですけれど。自分ももう32歳でここからあと何年できるかわからないので後悔ないように、戦績よりも自分が納得する試合をしていきたいなと思うので、誰が相手でも金太郎という名前をしっかり残せるように、頑張っていきたいと思っています。
ーー4試合ぶりにRIZINに出てきたヤン・ジヨン選手は強くなっていましたか?
金太郎 全部見てきていて、ROAD FCの試合もYouTubeで見たんですけど、圧倒的に多分フィジカルとか上がっているなと、今日はイメージと全然違いました。なので、強くなっていると思います。
ジ・ヒョクミン「特にRIZINのメインのリングに立ってみたいです」

ヒョクミン (日本語で)ありがとうございます!
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
ヒョクミン 相手は完全にベテランの選手じゃないですか。誰が見ても武田選手が勝ち、ジ・ヒョクミンは負けるだろうと言われ続けていたでしょう。でも、どうですか、彼は倒れ、私は負けませんでした。今すごくすごく、嬉しいです。
ーー武田選手と実際に戦った印象を教えてください。
ヒョクミン グラップリングはさすがにベテランでした。ただやってみて思ったのは、うちのジムのチコーチの方がもっと厳しいというか、練習の方がキツかったです。打撃については、僕の打撃の練習パートナーが “Sirasoni”(=バン・ソンヒョク)で、今Black Combatのフェザー級チャンピオンなんですよ。だから打撃の面でも全然問題なく、むしろかなり余裕を持って対応できたのでKOまで持っていけたと思います。
ーー4月に行われた本大会の記者会見にも不参加だったと思いますが、今回初めてRIZINに参加した印象は?
ヒョクミン RIZIN、めちゃくちゃ良かったです。本当にまた出たいです。チャンスがあるなら、RIZINのメインにぜひ呼んでほしいです。
ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
ヒョクミン これから4〜5試合してUFC行くのが目標です。でもそのあいだにBlack CombatかRIZINの舞台にどちらでも呼んでいただけたら嬉しいです。特にRIZINのメインのリングに立ってみたいです。

ーーあなたと同じ19歳の秋元という選手をご存じですか?
ヒョクミン すみません、いま知りました。
ーー同い年であり秋元選手も強い選手なのですが、RIZINで対戦してみたいですか?
ヒョクミン 呼んでいただければ今回と同じくKOして見せます。
ーーこれまで日本に来たことはありますか?
ヒョクミン 美味しいものを食べに行ったくらいです。
ーー何がおいしかったですか?
ヒョクミン 日本のごはん(白米)は本当に最高です。
ーーまた試合しに来て、日本のご飯を食べてください。
ヒョクミン 是非是非、本当に行きたいと思います、美味しいお店がたくさんあって行きたいところもたくさんあるし、また行くしかないですね!
ーー試合後のマイクで三浦孝太選手と戦いたいとのことでしたが、今も対戦したい気持ちがありますか?
ヒョクミン いや、もともと三浦孝太が勝ったらやろうと思ってたんですけど、負けちゃったじゃないですか。そもそも彼と戦いたかった理由は、僕のカノジョが三浦孝太しか見てないんですよ。それで嫉妬して「これはもうKOして見せるしかない」と思ったんですが……負けちゃったので、戦うことはもうないと思います。
ーーコーチが今回相手の武田選手はすごく強いので「今回じゃなくて次の機会を目指そう」と言っていた、という話を聞きましたが、どう説得したのですか?
ヒョクミン 僕は説得はしていないです。というより館長は「武田選手は強すぎるから、次の機会に挑戦しよう」と。でも自分は「RIZINですよ?やりたいです」と答えました。相手が強かったとしてもそういう相手に今回勝てなかったらUFCにも行けないし勝てません。選手を選んで戦うのは自分のスタイルじゃありませんし。だから「戦いたいです」と言ったのですが、ずっと止められていました。でも自分は「やりたいです、勝てると思います」と強い気持ちで押し通して、館長も「わかった、やりたいようにやれ。それなら全力でサポートする」と言ってくれました。
ーー1、2Rではレスリングで少し押されているようにも見えましたが、実際どうでしたか?
ヒョクミン 予想して準備していた通りに出てきたので大丈夫でした。首を押し出す練習ばかりしていて、バック取られても手首を押して外す練習をしていたんですが、まさにその通りの展開でした。正直、1Rは全くきつくなかったです。相手の息がとても荒くて、「あ、もう疲れてるな」と感じたので、このまま首を押しながら動けばいいと思いました。1Rでも打撃の道は見えてましたけど、あえて入らず、相手のスタイルを見極める時間にしました。そして2Rで打撃に行くつもりでした。

ーー自分を含めて、多くの人が、ヒョクミン選手が負ける可能性が高いと思っていました。
ヒョクミン 僕も自分が勝つとは選ばなかったかもしれません(笑)。武田光司が勝つと思っていました。でも、試合中はずっと自分を信じて戦いました。
ーー今回、大会前の記者会見にも、計量のイベントにも不参加でした。それでも結果的に勝利し、ここで勝者インタビューをしているわけですが、何か問題はありましたか。
ヒョクミン 記者会見に出られなかったのは、日程が出る前にタイ合宿を決めていて、飛行機と宿まで予約済みでした。(会見に出席していたらその分の)300万ウォンの損失が出てしまうので、僕はファイターでお金がありませんから無理でした。公開計量に参加できなかった理由は、減量がうまくいかず、ホテルで2時間追加で減量したら心臓にかなり負担がかかってしまって。息をするだけでも心臓が痛く、食べても痛みが続きました。結局、計量後は車椅子で病院に運ばれました。その回復のために公開計量には出席できませんでした。
ーーそのような経験を今回して、階級転向について悩みは出てきませんでしたか?
ヒョクミン 今回は1週間前から急遽減量を始めました。本来なら3週間前から始めるんですが、釜山やタイ、ソウルを行き来して練習していて、減量に集中できなかったのです。1週間で10kg減らしたので、減量の問題があったと思います。
ーーあるファンが「ジ・ヒョクミン選手はどんな選手にも勝てるし、どんな選手にも負ける可能性がある」と言っていましたが、それについてどう思いますか?
ヒョクミン まあ、間違ってはいないですね。格闘技ってそういうものじゃないですか?誰が勝つかわからないものです。だから僕はどんな相手でも勝てると思って、自分を信じて戦います。でも、まれにすごい新人が出てきて僕に勝つかもしれない。でもその確率は1%もあるかないかだと思います。負ける可能性もありますが、その確率はかなり低いと思っています。
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