7月30日(日)にさいたまスーパーアリーナにて開催されたのむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXTの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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画像: 朝倉未来&ヴガール・ケラモフ / のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT youtu.be

朝倉未来&ヴガール・ケラモフ / のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT

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ヴガール・ケラモフ「(未来は)実力のある選手。その選手に勝てたことは自分にとって大きな名誉ですし、これからの励みにもなる」

画像: ヴガール・ケラモフ「(未来は)実力のある選手。その選手に勝てたことは自分にとって大きな名誉ですし、これからの励みにもなる」

ーーおめでとうございます、ベルトを巻いた今の気持ちを教えてください。 

ケラモフ ありがとうございます。とても幸せな気持ちです。この瞬間をずっと長いこと待っていました。やっとベルトが私のものになり本当に嬉しいです。

ーー朝倉選手のイメージが大戦前と違ったところはありますか。 

ケラモフ まず、朝倉選手と対戦することがわかったときから決して楽な試合にならないとわかっていましたので、自分としても丹念に準備してきました。自分がひとつでもミスすれば決してそのミスを逃すことなく攻めてくる相手ですから、これまでの選手と比べても2倍も3倍も用意周到に練習してきました。本当にすばらしい対戦相手だったと思います。

ーー勝利して登ったコーナーから見たファンや、光景はいかがでしたか。 

ケラモフ 特別に周りを見てたとえば「朝倉ファンが多いな」とかそういう特別な感情はもたなかったです。自分は外国で対戦することも多いですし、そういう時に、対戦相手のファンがほとんどで自分を誰も応援していくれていない状況は何度も経験しました。そのなかで、いつもチームがうしろに控えて応援してくれていますし、国では仲間や家族が支えてサポートしてくれているとわかっているので、どんな場所で戦うときもそれを感じていました。日本のファンが朝倉ファンが多いということを意識するようなことはありませんでした。

ーー日本にもケラモフ選手を応援していたファンはたくさんいます。そういう方にメッセージをいただけますか。

ケラモフ 日本のファンの皆さんに、心から感謝したいと思います。自分の国にいる時も応援してくれてSNSを通して、さまざまな形で応援してくれています。それが日本語だろうと英語だろうと翻訳機にかけて全部読んでいて、私に対する応援の気持ちを受け止めて感謝しています。この機会にあたたかいご支援、応援に感謝申し上げたいと思います。

ーーアゼルバイジャンで大会をやることが発表されましたがモチベーションにつながりましたか? 

ケラモフ もちろんです、とても大きなモチベーションになります。たとえば外国でRIZINの競技をやるのははじめてで、バクーでやることは私やトフィック、メイマンが日本で何度も試合をして実力をみせて功績を築いてきたその一部であると思いますし、日本やRIZINに対する愛が実った結果だと思うので大変嬉しいです。

ーー誰と戦うことになると思いますか? 

ケラモフ 組織委員会のほうで、何人か候補者をあげてもらい選べと言われれば選ぶし、ただ自分としては誰であろうとかまわない。クレベルでも斎藤でも、いわれた人と対戦します。

ーーロープ際でしたが、あの状況でも極めきる自信がありましたか? 

ケラモフ 特に、今回リングでしたが、たとえばケージならもっとやりやすかったと思います。今回リングでしたが、自分自身はあの場所であのチャンスを逃してはダメだと思っていたので、必ずやりきる自信がありました。

ーー今日、BELLATOR王者のパトリシオ選手と鈴木選手の試合がありました。同じ階級ですが、鈴木選手とも対戦したいと思いますか? 

ケラモフ もちろんです。鈴木選手であろうとクレベル選手であろうと斎藤選手であろうと、言われた人といつでも戦う用意があります。このベルトは長く自分のもとにあると信じています。RIZINの中でも自分の66キロは非常に優秀な選手が多い。たとえベルトをとっても1日も休まず練習しないとこれは保てないと思うので、肝に銘じたいと思います。

ーー朝倉選手と何度戦っても同じ結果になると思いますか? 

ケラモフ その自信はもちろんあります。朝倉選手は打撃に強い選手なので、チームの作戦としては打撃戦よりなるべくグラウンドでやれたほうがいいというアドバイスを受けて、それに従い、私自身は打撃でもひけをとらない、勝っていける技術があると思うので、打撃戦でも恐れることはなく、将来的に打撃勝負でも絶対に勝てる自信があります。

ーー今日の勝利と、アゼルバイジャン大会の発表があったことで、日本のファンがよりアゼルバイジャンに注目することに。国の魅力や、自分の強さに生まれた環境がどう影響したか教えてください。 

ケラモフ 私自身は田舎のほうで育って私のうちも金持ちでもなく遊びと言ったら外で喧嘩というか、格闘技の真似っこをする以外あそぶ方法がなかったので毎日のように外に出て友達と遊びのような喧嘩していました、それを見た両親がもうちょっとちゃんとした格闘技をやったほうがいいのではとクラブにいれてくれた。そういう環境だったので自然と格闘技を学ぶようになりました。アゼルバイジャン人は友好的な民族で日本にとても一般的な人は興味をもっていて仲良くなりたいと思っています。国には多くの歴史的建造物もたくさんありますし美しい風景が見られて、観光客としてきても飽きることがないし、おいしいアゼルバイジャン料理を味わってほしいと思います

ーーマウントポジションからの肘打ちに固執せず相手の体を反転させるあるいは起こして、相手の背後にまわりチョークにいくことを狙って、わざと相手の体を動かしたのでしょうか。 

ケラモフ 実際に私はマウントをとって肘を落とし最終的にはチョークで極めましたが、決して、それぞれの動きのなかでこの瞬間を活かしたいとは思っていましたが、そんなに焦ってはいなかったんです。最初は、ご覧いただいたとおり、試合運びとしては最初は打撃でやりあいましたが、チームからは絶対にグラウンドに持っていたほうが有利だと言われていたので、チャンスがあればテイクダウンを取りたいと思っていました。実際、ある程度の計画通りに実行してうまく行ったと思っています。

ーー最後あなたの右足が相手の股間に入っていてあなたの左足はロックしていなかったけど、今日はケージではなくロープで、極めきれるかの不安はなかったですか? 

ケラモフ 全く心配はなかったです。自分はあの状態でも相手をコントロールしていました。もちろん左足は自由でしたけど、万が一朝倉選手が立ち上がったとしても、彼をコントロールして勝てる自信はありましたし、こういったグラウンド状態で反転したりしていましたが、自分は常に彼の体をコントロールできていた自信があったので、勝てる自信がありました。

ーー朝倉未来選手はRIZINの象徴的な選手です。その選手に勝ったことをご自身ではどう感じていますか。

ケラモフ 朝倉選手は自分にとっても大きな名前だったですし、日本のスターと認識していました。そして名前だけでなく実力のある選手だと思います。その選手に勝てたことは自分にとって大きな名誉ですし、これからの励みにもなると思います。

朝倉未来「あそこでどう足掻いても落ちるしかなかったのでタップしました」

画像: 朝倉未来「あそこでどう足掻いても落ちるしかなかったのでタップしました」

ーー試合後の率直な気持ちをお聞かせいただけますか。

未来 特に何もないです今は、言葉がない。

ーー実際に対戦したケラモフ選手は戦う前のイメージと違うところはありましたか。 

未来 うーん。まあ、強かったですね。

ーー何もないということですが、今、何も考えられないのか「無」という感じなのでしょうか。 

未来 反省するような内容でなかったというか。何もしていないので。ちょっと今までの負けとは訳が違って、なんか、難しいですね。とりあえず何もないって感じです。

ーー 試合を終えたばかりですが、今後の目標がありましたら教えていただけますか。

未来 目標はないですね、何も。

ーーまた落ち着いたら考えますか。

未来 そうですね、はい。

ーー戦ってみて、ケラモフの想定外だったことはどんなことですか? 

未来 想定外……うーん、絞める力ぐらいですかね。

ーーチョークに入られる前に、すこし未来選手が余裕があったようでした。極まらないという感じだったのでしょうか。 

未来 そうですね、背中がロープについていて、あの体勢から決まることはないので、普通は。次に立ってからのことを考えていました。

ーーそこで油断しましたか。 

未来 油断と言ってしまえば油断かもしれないです。

ーー最後の場面は、普段練習しているケージなら背中を譲ることなく立ち上がれたという感覚ですか? 

未来 まあそうですね、ケージだったらというか、リングでも一緒だと思うのですけど、足も多分こっち側(左)入ってなかったと思うのですよね。そのまま立てると、立つ準備をしていたのですけど、だんだん絞まっていって、そこが想定外でした。

ーーほぼ横から絞めるような形で普段ならあれが極まるようなことはない。

未来 そうですね。

ーーファーストコンタクトでシングルレッグでのボディロックで崩された感じでしたが、あれはいかがでしたか。

未来 うーん、まあ、組み技の力は想定内でした。ロックから倒された時ですか?

ーー後方に倒れた時です。

未来 パンツに引っかかって右足が。おろせなくなってテイクダウンされて。動画見ればわかります。マウントのキープ力というかは、今までやった選手とは比べものにならないくらい強かったですけど。ブリッジしたあとにエビでケツを引けたので、背中がロープについてこれは立てるなって、次の展開を考えていたら、首が極まったっていう感じですね。

ーーアゼルバイジャン大会でもう一度ベルトを獲りにいきたいですか。

未来 今はそんな発言権もないですし、とりあえず今後のことは今は考えられないですね。

ーータップアウトはRIZINで初めてのことだと思います。直後の心境は。

未来 タップするしないっていうのは、タップしないこともできるけど、タップせずに落ちるのは容易いこと。前回の時もタップしないことはよくないことだっていう世の中の風潮もあり、格闘技業界的にもそうなのかなと、あそこでどう足掻いても落ちるしかなかったのでタップしました。

ーー真夏のビッグイベントでメインを務めて注目が集まっていたと思います。今回の結果でがっかりしているファンに一言お願いします。

未来 すごい期待してくれたファンの人も多かっただろうし、結構遠くからチャンピオンになる姿を夢見ながら応援に来てくれた人たちに申し訳ない気持ちですね。

ーーそういうファンにまた試合を見せたいですか。

未来 今は、ね。今後のことはとにかく考えられない状況です。

ーー顔に傷がありますが、ダメージはいかがですか。

未来 大丈夫です。

ーー今後のことは考えられないということですが、今までかなりクレベル選手との再戦に強い気持ちがあったと思いますがそこに変化していますか。

未来 まあそんなこと言ってる場合じゃないので。考えてないです。

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