5月6日(土)有明アリーナにて開催されたRIZIN.42で朝倉海とフアン・アーチュレッタがリングに登壇し、現在空位となっているバンタム級のタイトルマッチを7月に実施することが発表された。
元谷をKOした海、井上に判定勝利のアーチュレッタが7月に王座戦へ
RIZIN.42の第12試合で井上直樹と対戦したアーチュレッタは、井上との15分間の死闘を制し、フルマークで勝利。
続く第13試合で元谷友貴と対戦した朝倉海は、3R目に元谷のフックにカウンターの膝を合わせ、KO勝利した。
海の勝利マイク後に榊原信行CEOとアーチュレッタがリングに登壇すると、榊原CEOから海とアーチュレッタのバンタム級タイトルマッチを今年7月に開催することが発表された。詳細な日程に関しては後日発表するとした。
海とアーチュレッタは拳を合わせ握手を交わすと、海が「Let's fight now!」と呼びかけ、アーチュレッタが「Let's do it! Let's go!」と返答し、両者とも今すぐにでも闘いたいとアピールした。
アーチュレッタ「ドッグファイトに引きずりこめるかどうか」
アーチュレッタは試合後のインタビューで「自分はできれば5Rでやりたい」と、タイトルマッチを5Rで闘いたいとアピール。
また記者から「(次戦の)朝倉海戦のキーポイントになるものは何か?」と問われると、アーチュレッタは「彼をドッグファイトに引きずりこめるかどうか。今夜(井上戦)のようにお互いにとって辛い、汚い戦いをするようにすること」と話した。
海「ビビってるんですかね?」「KOしちゃうので関係ない」
一方の海は試合後のインタビューで、アーチュレッタがタイトルマッチを5Rでやりたい旨を記者を通じて聞かされると「なんかビビってるんですかね?自信ないんじゃないですか」「僕は多分KOしちゃうので関係ないと思います」と自信満々に回答した。
榊原CEO「僕はあんまり5Rに賛成論者ではない」
榊原CEOは大会総括で記者より「アーチュレッタがタイトルマッチを5Rにすることを望んでいる」と質問を受けると、以下のように回答した。
榊原CEO (タイトルマッチの)3R、5R問題はこれまでも度々あって、「タイトルショットは5Rでも良いんじゃないか」という意見を持っている人がいることもわかっています。ただ僕らは常に『Go to Finish』で常にKO・一本を極めに行ってくれることを目指すのですが、5Rになると考え方によっては、ラウンド・バイ・ラウンドだと闘い方は違うと思いますが、5Rをトータルマストでそれでも見るのかとか、競技陣とも話をしますし、それでも選手の中で5Rのタイトルマッチになるとラウンド・バイ・ラウンドだとポイントを取っていくような点取ゲームになっていく事もあって、やっぱり「倒すか、倒されるか」の試合をするのに、そういう気持ちになってもらうのに一番ベストなのは、僕はあんまり5Rに賛成論者ではないです。今回のアーチュレッタの提案、提言も一つですが、しっかりタイトルマッチだけは5Rでというのももう一回ちょっとRIZIN全体の組織の中で検討してみたいと思っています。
また朝倉海とアーチュレッタの対戦が決定した7月大会の詳細発表に関しては、「ちょっとはみ出たこともしようと思っていますので、Bellatorのスコット・コーカーといろいろ画策していることもあるし他にもいくつか皆さんの想像の外側にあることを考えていたりするので、そこの交通整理、調整をして5月中にどんと発表できるようにしたい」と、今月中に発表すると明かした。
7月大会はバンタム級タイトルマッチ以外にもビッグカード、サプライズ発表があるのか?!今後の追加発表をお見逃しなく!
試合後インタビュー
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