5月5日(祝・木)に開催された+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.3の出場選手たちの試合後インタビューを公開!
所英男「やられ役で終わっちゃいました」金原正徳「色々難しいなと痛感」
ーーグラップリングタッグマッチを終えての率直な感想をお願いします。
金原 やっぱこう、タッグの難しさ、グラップリングの難しさ、ちょっと観客もいない中で、リアクションも含めて、ちょっと色々難しいなと痛感したのと、やっぱ自分達が一発目だったので、周りがどういう反応をしたのか正直気になるところではあります。
所 やられ役で終わっちゃいました。
金原 あははは!
所 すごく悔しいですね。ほんと悔しいです。
金原 大丈夫です!
ーー急遽決まったタッグマッチでしたが、お話を聞いてどんな感じでしたか?
金原 自分も前回の試合が終わってから、大きな怪我はなくてすぐ練習は再開できていたのですが、ちょっとGWの予定もあって、色々崩れてしまったんですけど、普段やっていること、20年格闘技やっていることの延長線上であって、それの仲間が所さんだったので、喜んでオファーは受けさせていただきました。
所 僕はまたRIZINのリングでグラップリングやらせてもらえると思ってなかったのと、こんな感じでRIZINのリングに上がれるのは嬉しかったというのと、パートナーに金原さんと対戦相手に中村さんがいて、いやーこれは絶対楽しいなと思ったら、太田選手が来て(笑)。いやまあ楽しかったですね。やられ役でしたけど(笑)、すごいいい時間を味わえて、本当にありがとうございます。
金原 ふふっ(笑)。
ーー太田選手は「大先輩とやれていい経験になった」、中村選手は「金原選手に意地でもタップしていません」ということでした。
金原 ははは!(笑)詰まるところ、オヤジは負けず嫌いなんですよ、昭和のオヤジは負けず嫌いだからみんな「負けてない!負けてない!」って。(所選手を指して)ねえ?ここもそうでしょ、ずっと「悔しい、悔しい」って言っているので。やっぱいいっすよね、負けず嫌いの人が集まってね。それがどういう風に伝わっているのかが、僕はそれだけが気になります。
所 そうっすね。
金原 喜んでもらっているのか。リアクションが本当に分からないので、難しいっすよね!
所 まあそうっすね、はい。
ーーグラップリングの興行とRIZINのグラップリングマッチでは雰囲気は違いますか?
金原 全然違いますよね。RIZIN独特の雰囲気もありますし、見ている数が絶対的に違うので、そういう意味も含めて、ちょっと緊張しましたよね、所さんね。
所 そうですね、緊張しましたね(笑)。トイレ行きたくなっちゃって。
金原 ずっとオシッコしたいって言ってましたね。「10分我慢してください」って。
所 今はキュって絞られました。
金原 投げられた勢いで。あ、洗濯バサミで。
所 (笑)
金原 洗濯バサミでチビらなくてよかったですね。
所 気が遠くなりましたね、洗濯バサミとか。バスターも気が遠くなるし。全部気が遠くなる。
金原 まあ見せ場は作ったっすね。
所 金原さんも見せ場作って、良かったですね。いい時間だったですね。
ーー所選手は、2年前に太田忍選手のデビュー戦の相手として戦いましたが、太田選手は変わったところはありましたか。
所 何が危険で何が大丈夫とか、自分のスタイルに、今日はグラップリングですが、それを当てはめてて、本当に別人なくらい強くて本当に感動しましたよね、すごすぎて。強くて感動しました。
金原 親戚のおじさんみたいだよ。「うちの忍は頑張ってよかったな」みたいな(笑)
所 すごいっすね。悔しいっすねー。
ーー金原選手にとって中村選手は、フェザー級戦線で共に戦う仲間で、もしかしたらMMAで試合する可能性もある相手とグラップリングでやってみていかがでしたか?
金原 オッサン同士はいいっしょ。我々オジさん同士で、ねえ?それで需要があるならすごくいいとは思いますし、でも我々のいる立ち位置って、やっぱりトップを目指しているし、じゃなければ、若手の壁にならなきゃいけないし、MMAだとちょっと違いますよね、僕はそう思っています。自分の役割や立ち位置はしっかり把握しているつもりなので、中村さんとMMAというのは違うと思います。
ーー結果はドローでした。
金原 誰のせいですか?
所 レフェリーじゃないですか(笑)。
金原 (笑)。僕のせいです。僕が取れなかったので。中村さんをあそこで取りきれなかった僕のせいです、完全に。
ーー次こそは一本取りたいと。
金原 もちろん。全力で取りにいきましたよね。
所 はい、全力で、かっこよかったです。
ーー今後のRIZINのMMAでの試合に向けての目標や意気込みを一言いただけますか?
金原 自分もどれくらい、前回試合したばっかで次の試合いつになるかちょっと分からないですが、1回、身体をゼロにリフレッシュしてもう一度RIZINのリングに上がれて、上の選手というか、少しでもフェザー級をかき乱せたらいいなと思っていますので。ちょっと休み時間をもらえればと思ってます。
所 僕もまた金原さんだったり中村さんだったり今成さんだったり、同じ総合格闘技、RIZINの試合をやりたいなと思っているんですけど。まあ今日ちょっと…、
金原 宣言しちゃえばいいじゃないですか。
所 勝ったらしたかったけど今日のあれだとちょっと。
金原 勝ったテイで言いましょうよ。
所 今日はあれなんで。ちょっと本当に、まあもう(笑)やりたいですね。
金原 やるしかないですよ!7月?9月?
所 ちょっと今日のアレだと……
金原 本人落ち込んでるんでやめましょうか(笑)
所 すごい悔しいです。
ーー事前に集合して作戦を立てたというような話を所選手のTwitterで見ましたが、どんな作戦だったのですか?
金原 所さんがちゃんと練習しているかを僕が確認しに行っただけです。あとは100万円の取り分をどうするかっていう話をしただけなので。試合に関しての作戦はあんまりないです。お互い「その場でやりましょう」みたいな感じですよね。僕ちょっと太田選手と組んだことなかったので、「僕、太田さんとやりたいです」という感じで主張しましたけど。僕が最初に「太田くん、やろうよ」って声かけさせてもらって、最初の対戦になった感じですね。そんなね。今更ね。お互いのいいところと、わるいところをお互い知っているので、今更どうこうって感じではないですね。
ーー2人ならではの戦い方は考えてきませんでしたか?戦法など。
金原 中村さんだと得意技とか、3人はお互い知る中だったので、手の内知りすぎちゃってるので、そこの確認とっていう。ちょっと(所選手)しゃべってもらっていいですか?
所 納得!
ーー金原選手とのタッグを組んだことはどうでしたか?
所 前回の摩嶋選手も、芦田選手の試合もそうでしたけど、勇気もらって。リングでマイク持たせてもらって、俺もやってやろうって気持ちはあったんですけど、今日ちょっとやっぱり……
金原 結構落ち込んでますね。
所 ちょっと、悔しいんで。また頑張ります。でも本当に、いつも勇気を、ケツ叩いてもらって、すごいありがたいです。
中村大介「タップは絶対していないです」太田忍「いい経験になりました」
ーー試合を終えての率直な感想を教えてください。
中村 10分なんであっという間だとは思ったんですけど、けっこう捕まった時間が長かったので、なんか金原さんにやられたみたいになっちゃったのがすごいムカつくんですけど(笑)しょうがないですね、すごい強かったです。金原選手はフェザーでもやっぱりまだトップの選手だと思っているので、極めたかったんですけど全然悪いイメージになったので。でも全然タップはしていないし、絞めじゃ自分はタップはしないので。まあでも結構入ってたんですけど(笑)、意地で、タップは絶対していないです。それだけは絶対言いたいです。ありがとうございました(笑)
太田 率直に「楽しかったな」というのが一番です。まず大先輩方とやる機会はこういう機会しかあんまりないかなと思うので、このメンバー、格闘技のレジェンドの中でやらせていただいたというのがいい経験になりましたし、最初、金原さんの時は様子を見てしまったというのがあるのですが、最後はレスラーらしい僕のいいところをしっかり出して試合ができたかなというのと、もうちょっと極めに行ってもよかったのかなあ、極められたんじゃないかと思うのと、まあ、打撃ありであの状態でパウンドとか打ちたいので、「早くMMAやりたいな」と思っています。
ーー対戦を終えて、所選手、金原選手のイメージは実際に組んでみて違うところはありますか?
中村 違ったところ?所さんに関しては、練習も何回もしてますし、スタイルは同じ部類だと思うので。やるかやられるかのスタイル、いまだに所さん変わっていないと思いますし。金原さんは本当にしつこいというか、グラップリング、グラウンドテクニックすごい強かったですね。まああれで打撃が入るとまた違う。こっちも違うと思うし、あっちも違うと思うし、正直MMAでやりたいとは思わないですね。自分はあまり同世代というよりは、若いバリバリの選手に負けないように練習しているので、なんか同世代は仲間意識というかできてしまって。組まれればもちろんやりますけど、うーん、ま、なんか、若い世代にまだ負けないように頑張っていきたいですね。
太田 所さんの場合、僕は2年前の年末に対戦させていただいて下からの引き込みであったりプレッシャーというのがすごく強くて、実際、僕は腕十字で極められた印象があったので、今回は作戦もあって、自分達のコーナーに引きずってから勝負するという作戦もあっての、シンプルに、1対1のグラップリングっていう対戦とはまた違う要素もあった、作戦遂行するような戦い方だったので、なんて言うんだろう、MMAとは違うところもあるし、普通の1対1のグラップリングとも違うので、なんとも言えないんですけど、自分のやりたいことはできたかなという印象ですね。金原さんに関しては、もっともっと、僕との組みだったりを体験したいと仰ってくれていた分、もうちょっと行きたかったですし。まあ最初だったので、どういうものか分からなくて、少し見てしまったのは後悔があるので、次やることがあれば、MMAは階級違うのでないかもしれませんが、練習等でもっとガンガン極められても、練習なら何回極められてもいいので、練習させていただく機会があったら挑戦させていただきたいと思っています。
ーー今回かなり急なオファーでしたが、この話を聞いた瞬間、どのような思いだったのか教えていただけますか。
中村 急だったんですけど、基本練習はずっとしているので、やれと言われればMMAでも2、3週間あればできるとは……、こんなこと言ったら来ちゃうな(笑)
太田 あははは、言わないほうがいいっす(笑)。
中村 いつでも行ける気持ちではいるんで。で、グラップリングで、相手も知らない中ではないので、即決で、楽しそうだったのですぐ決めました。あと、太田選手とも、オリンピック選手っていうすごい触れてみたいというか、一緒にやってみたかったんで、試合前のリングチェックでちょっと組ませてもらったんですけどすごい強いなと思って。ほんとに若い選手はひとまわりちがうんで、今すごいバリバリ、ここからの選手だと思いますし、そういう人いっぱいいると思うので、すごい刺激になりましたね。今日は、まだまだ頑張れる、まだまだやれると思いましたね。
太田 まあでも1週間あったので。減量もないですし。自分ずっと「グラップラーから逃げてる」と言われていて悔しかったので。そのつもりもないですし、所さんとやって、ストライカーの久保(優太)さん、オールラウンダーの祖根(寿麻)さんという感じで、僕はまんべんなく戦っているつもりですし、グラップリングの試合に出ていいところを見せられたら、グラップラーから逃げているという言葉は言われないと思って、絶好のチャンスだと思って。本当にいくつも経験も年も違う先輩方と同じ舞台で出来るっていうのが僕はもう本当に、小さい頃にテレビで見ていたような選手たちだったので、そこに仲間に入れるだけでも嬉しかったですし、そこでいいところ見せられたら今後のアピールにもなるんじゃないかなという気持ちで、しっかり、鶴屋(浩)さん含めて、マネージャーとも話し合ったうえで決めました。
ーーリングチェックの時に組んだと仰っていましたが、試合前に一緒に練習する時間も取れず、という感じですか?
中村 そうですね。自分が基本、自分道場以外でやってなくて。ひきこもりで自分の道場だけで、あんまり出稽古とかしないので。
太田 面識もないですし(笑)
中村 そうそう本当に初めましてで(笑)
太田 僕がSNSで「よろしくお願いします」ってメッセージを送らせていただきました。
中村 僕から言わなきゃ行けなかったです。
太田 僕の方が年下なんで。
中村 人見知りなもので。
太田 いやあ(笑)
中村 そうですね、今日初めて肌合わせて、すごい刺激になりました。また頑張ろうと思いました。
ーーお互いに代名詞がありますね。腕十字だったり、レスリングでがぶり返しなどもしていましたが、リングチェック中に教えてもらったことや作戦を立てたこととは?
太田 技に関してはないです。戦うポジションであったり、タッチしやすいところとかそういう作戦ですね。
中村 そうですね。そこまでやる時間はなかったです、はい。
ーー今回結果はドローとなり賞金もなしになりました。
中村 賞金なしなんですか?等分じゃないんですか?
太田 それはちょっと話が違うんじゃないですか。全然、25ずつでいいじゃないですか。
中村 そうですね、取りたかったな。
ーー取ったら使う予定がありましたか?
中村 いやそこまで考えてなかったですね。
太田 僕はちょっと前に確定申告の税金があれだったので、積立てにまわそうかなって(笑)。資産運用。
中村 僕は何も考えてなかったですね(笑)。生活資金に(笑)。夢がない。
太田 50万円だとちょっと……、まあすごいお金ですけど……。ちょっとリアルになっちゃいましたね(笑)
ーー今回は急遽参戦いただきましたが、今後RIZINのMMAの試合に向けての意気込みやファンにメッセージをいただけますか。
中村 MMAに関しては、RIZINに出させてもらえるようになって勝ったり負けたりなんですけど、それで最近ちょっと満足……はしていないですけど、ちょっと落ち着いてきちゃってるので、今日いい結果だして言いたかったんですけど、やっぱりベルト狙いに行きたいですね。言ってかないとこれは伝わらないと思うので。結果出してからはっきりと、今言っちゃってるんですけど、ベルト狙いにいきたいですね。今日のメインもすごく楽しみで。今のチャンピオンの牛久選手にも一回勝ってるので、届かないところではないと思っているので。目標は絶対あったほうがいいので、フェザー級のベルトを狙っていきたいです。
太田 僕も本当にベルトっていうものに絡んでいきたいっていう風に思っているので、そのためにも試合をもっとコンスタントにしていかなければいけないと思っているので、今日セミでバンタムの試合やっていますけど、レスリングの先輩の倉本先輩であったり、すごく勢いがあるので、そういう選手に負けないように自分のいいところをしっかりアピールしてまずはトーナメント出てる選手から一人ずつ勝って、1つずつ潰していって、今年の年末あたりはビッグマッチができたらいいと思っているので、2年以内とは言わず本当に近いうちにベルトに挑戦していければと思っているので、もっともっと詰めて練習していこうと思っています、頑張ります!
+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.3 試合結果一覧
RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA 大会関連情報
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Yogibo presents RIZIN.48 大会関連情報
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