10月13日(水)沖縄アリーナにて、11月20日(土)開催のYogibo presents RIZIN.32の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
会見には榊原信行CEOと、沖縄大会に参戦が決定したRENA、山本美憂、砂辺光久、安谷屋智弘、宮城友一、にっせーの計6名のファイターを登壇した。
初上陸の沖縄大会でRENAvs.山本美憂の約5年ぶりの再戦が決定!
榊原CEOが登壇した後、RENAと山本美憂が登壇した。榊原CEOはRENAvs.山本美憂のカードが正式に決定したと発表すると、このカードが決定した経緯について「この沖縄アリーナの建設とともに、沖縄の仲間たちと沖縄でRIZINをやろうという話で盛り上がっていた。その沖縄開催の噂を聞きつけた山本美憂から志願を受けた。『沖縄大会を開くなら、是非私を沖縄で闘わせて欲しい。せっかく闘うならメインでやりたい』と。山本美憂にも沖縄には特別な思いがあると思う。メインをやるなら自分としてはメインに相応しい、RENAと再戦して欲しいという思いがあり、美憂からその話を聞いた時、そのままRENAに伝えた。このカードが成立した時点で沖縄でやろうと決めた」と、このカード決定と沖縄大会開催を決めたこれまで流れを明かした。
さらに榊原CEOは「日本の女子格闘技を今のステータス、プレゼンスまで押し上げたのは紛れもなくRENAと美憂の2016年の9月の試合。あの試合以降、日本の女子格闘技界にスポットライトが当たって、メジャーなスポーツとして、多くの人たちに感動と興奮を与えられる競技として見てもらえるようになった。その先駆者と言うかツートップの女子選手、RENAと美憂、この二人が二度目となるが、当然大晦日へのステップを睨んだ、負けられない女の対決が、11月20日、このアリーナで実現します」と話した。
今大会のポスターは、そんなRENAと山本美憂をメインにハイビスカスを散りばめた華やかなデザインに仕上がった。
RENA「最終章に向け、華やかに試合をしたい」
参戦が決定した選手達から意気込みが語られると、RENAは「約1年ぶりの試合ですが、練習を積み重ねて強くなっている自信もあります!」と、試合をしていなかったこの期間に成長している事をアピール。
また、対戦相手の美憂については「一度対戦している山本美憂さんに勝手ながら運命を感じていて、山本美憂さんとだからこそ時代を動かせたというか、ギアを上げられたと思うし、この二回目があるからこそもっとギアを上げられる、女子格闘技の注目を集められると思うので、凄くワクワクしています」と話した。
また以前より現役引退を考えていると明かしているRENAは「最終章に向けて、この試合を勝つか負けるかで人生も大きく変わってくると思うので、ここはリベンジさせずに、私も華やかに試合をしていきたい」と、自身のゴールに向けての意気込みも明かした。
美憂「成長した姿を見せ沖縄の皆さんに恩返しを。今回はリベンジします!」
美憂はマイクを持つと冒頭の榊原CEOの話に触れ「先程の榊原代表からお話があった通り、(開催が)沖縄と聞いて是非、出場させて欲しいと思いました。なぜなら、自分がデビュー戦で負けて、その後、KID、アーセンと沖縄に移って、その中でたくさんの方にお世話になりました」と、その理由を話した。
また沖縄での開催ということに触れ「家族とも言えるような人たちが沖縄にはたくさんいるので、成長した自分の姿を見てもらえてばいいなと思っています。それが本当に皆さんへの恩返しになるんではないかなと思っています」と、続けた。
今回の試合で約5年ぶりにRENAへのリベンジマッチが実現したことについては「デビュー戦の頃よりはだいぶ成長したので、だいぶ強くなったと思うので、皆さんには私とRENA選手で凄く良い試合をすることが出来ると思います。今回リベンジします!」と、熱い思いを語った。
砂辺「今回は査定、全部持って行く」村元「瞬き厳禁のスピード対決を」
地元・沖縄から参戦が決定した初代キング・オブ・パンクラシストの砂辺光久。今回のRIZIN沖縄開催について「今一番日本で熱い団体が自分の地元の沖縄で開催されるということで凄く嬉しく思っているが、今回僕は査定だと思っている。フライ級で生き残れるか、沖縄をRIZINで熱く出来るか、沖縄が毎年のようにRIZINを開催できるのか。それも含めていろんな査定が掛かっている。全部自分で持って行こうと思います!」と、地元沖縄を盛り上げる意気込みを人一倍熱く語った。
対する村元友太郎は「『琉球のスピードスターvs北陸の牛若丸』のスピード対決を、瞬き厳禁でお楽しみください!日本軽量級を引っ張ってきた砂辺選手をぶっ倒して世代交代します!!」というコメントが代読された。
安谷屋「沖縄を盛り上げようね!」宮城「安谷屋に全てぶつけて行きたい」
沖縄出身同士の対決となった安谷屋智弘 vs. 宮城友一。
安谷屋はマイクを持つと「地元沖縄でRIZINが開催されるということで、すごく光栄に思うのと同時に、すごく興奮しています」とRIZINの地元開催、そして初参戦を果たす喜びを話した。
また対戦する宮城については、過去に何度か一緒に練習したことも明かしたが「リングに上がればそんなの関係ないっす。友情とか関係ないので、しっかりリスペクトを込めてボコボコにしたいと思います。おい、宮城友一!11月20日、沖縄を盛り上げようね!」と、宮城に挑発(?)してみせた。
これに対して宮城は「20年で自分なりに積み上がてきたものがあるので、それをこの試合で安谷屋に全てぶつけて行きたい」と、コメントした。
にっせー「誰が来てもKOか一本で仕留める」ベイノア、皇治の参戦も決定!
他にも地元沖縄からDEEP JEWELSで活躍するにっせーの参戦が決定!RIZINの沖縄初上陸、そしてRIZIN初参戦について「初めての沖縄大会でRIZINに出れるのが嬉しいです。まだ相手が決まってないようですが、誰が来てもKOか一本で仕留めます。盛り上げていきたいと思いますので応援よろしくお願いします!」と意気込みを語った。
また今年6月の東京ドーム大会で、RIZIN初参戦&MMAデビュー戦を飾った“ブラックパンサー”ベイノアが再び参戦することも発表された。
会見に出席できなかったベイノアは「RIZINの舞台で極真空手とRISEの強さを魅せ、沖縄の皆様に、押忍とは何か、ベイノアとは誰か、成増とはどこか、というのを認知していただくために、当日は精一杯頑張ります」というコメントが代読された。この他にも皇治の参戦も発表された。
にっせー、ベイノア、皇治の対戦相手は決まり次第発表予定となっている。
RIZIN新シリーズ『RIZIN TRIGGER』開催決定!萩原京平参戦!
また会見の最後に榊原CEOよりRIZINの新シリーズ『RIZIN TRIGGER』の開催が発表された。
TRIGGERとは「引き金を引く」という意味で、ここから何かが始まる、新しいスターが誕生する、という思いを込めてタイトルを付けたと話された。
榊原CEOはこの『RIZIN TRIGGER』は、従来のナンバーシリーズ、RIZIN LANDMARKとも違う大会であると話し、「テーマは、再生・回帰、発掘・育成、地域活性」「日本中のあらゆる場所で開催予定。その地域の選手を発掘、ナンバーシリーズで負けたり思うようなパフォーマンスが出せなかった選手へ再びチャンスを与える大会にしたい」とも話した。
そしてこの『RIZIN TRIGGER』はRIZIN初となるケージで試合を行うこと、また10月2日のRIZIN LANDMARK vol.1に出場した萩原京平が参戦することも発表された。
『RIZIN TRIGGER』は11月28日(日)神戸ワールド記念ホールにて開催、詳細は随時発表予定となっている。
年末に向け、続々と大会の開催が発表された今回の記者会見。今後の追加情報もお見逃しなく!
記者会見の様子(YouTube)
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