7月30日(月)、都内にて『RIZIN.11』(7月29日、さいたまスーパーアリーナ)の一夜明け会見が行なわれ、激闘を終えた選手たちが再び集結した。
会見には、榊原信行RIZIN実行委員長、浅倉カンナ、堀口恭司、五味隆典、海人、山本美憂らが登場。はじめに榊原RIZIN実行委員長より挨拶があり、昨日の大会の激闘を改めて振り返った。
榊原RIZIN実行委員長は「本当に素晴らしいファイターたちによって、熱いものが届けられたのかなと思います。『RIZIN』で闘いたいと思わせる魅力的な舞台を作り出したいと思っています。8月、9月と2つの大会が続いていきますので、昨日の大会に負けない熱狂を生み出していこうと思います」とコメントした。
今回、急なオファーを受け、見事KO勝利を収めた海人は「昨日はKOできたのですが、正直納得はいっていなくて、もっと強い姿を見せられる自信があるので今後、期待してください」とコメント。久しぶりの『RIZIN』参戦で石岡との壮絶な試合に勝利した山本美憂は「去年の10月から長い間かかって、戻ってこれました。やっとちょっとだけMMAらしい試合ができたのかなと思います。もっと強くなってこのリングに戻って来たいと思います」と自信が深まった様子。さいたまスーパーアリーナを大爆発させた日本のレジェンドファイター五味隆典は「おはようございます。二日酔いです……それだけです」とさすがのコメント。すかさず榊原実行委員長が「もう飲んでるの⁉︎ 普通は飲まないでしょ!(笑)」と指摘。会見場は笑いに包まれた。
そして、判定とはいえ、しっかりと格の違いを見せつけた堀口恭司は「昨日はしっかり決めると言って決められなかったので、次はしっかりと決められるように強くなってきます」と話した。最後に、RENAとの再戦を制し、2連勝を飾った女王・浅倉カンナは「RENAさんと試合をすることができたことを嬉しく思います。勝ったからにはもっと上を目指して頑張っていきます」と意欲を見せた。
以下、質疑応答
——榊原代表がこれからは浅倉カンナ選手がRENAさんの代わりに『RIZIN』を引っ張っていってほしいと言っていました。
浅倉 まだまだチャンピオンとして足りない部分がたくさんあると思うのですが、まだ準備期間ですので、いずれはしっかり自分が引っ張っていけるくらいにはなりたいなと思っています。
榊原 でももう2連勝してたからね。責任があるんですよ。
浅倉 ちょっとプレッシャーを感じます(笑)。でも今回の試合もプレッシャーはあったので、その中で勝つことができたのでこういうプレッシャーも楽しんでこれからもっともっとやっていきたいですね。
榊原 だってアリーシャ・ガルシア選手に負けてから、1年半後におおとりで出てくるんだよ……以上です(笑)。
浅倉 ……(笑)。
——海人選手に今後の試合スケジュールお聞きしたいです。
海人 9月15日にシュートボクシングでメインで試合をさせていただきます。今回の試合は怪我なく無事に終われたので、8月の『RIZIN』名古屋大会(RWEDDINGS presents RIZIN.12)にも出させていただければなと思っています。体重は今回、急遽だったのですが本来の65kgでやっていければと思っています。アジアでもその階級が凄い選手が集まっています。その中で自分は立ち技最強を目指していけると思うので、65kg戦線で戦っていければなと思います。
榊原 まだ21歳なんでしょ? 浅倉カンナ選手と同級生なんだって。しっかりしてるよね。たいしたもんだなと思うよ。その横では、40過ぎた親父が酒飲んで、酔っ払ってね(笑)。いろいろな生き様があるよね。
五味 まだ39です(笑)。
榊原 浅倉カンナ選手も海人選手もそうだと思うけど、描いた夢が自分の力で叶えていける年齢じゃないですか? だから小さくまとまらずに。夢を大きく持てる歳じゃないですか。僕らはそれを実現していく。そういう立場だと思うので。8月名古屋に参戦すべく話をします。
——昨日はどこで祝勝会のほうを?(笑)。
五味 新宿(叙々苑)游玄亭。減量中に夜中ずっと焼肉の画像見てたからね。写真のホルダーが全部肉になったよね(笑)。
——山本選手にお聞きします。成長を感じた部分は?
山本 グラウンド状態で相手に技を極められなかった。ディフェンスは成長しましたね。打撃はもっと落ち着いてできたらなと思いました。まだまだこれからです。
——那須川天心選手と話しましたか?
浅倉 「おめでとう」って言ってくれました。
——堀口選手、キックトーナメントが9月からあります。
堀口 自分は日本を盛り上げるために日本に戻ってきたので、キックでやっても勝つにいきます。
——浅倉選手と山本選手はこの先、対戦するかもしれません。お互いの印象を聞かせてください。
山本 グラウンドのコントロールがすごく上手いなと思いました。
浅倉 美憂さんは自分が小さい時にレスリングで見ていた大先輩なので、その大先輩と同じリングに立っていることが嬉しいですね。
——今後のことを教えてください。
五味 膝を痛めたのでそれを考えながらですね。あんまりこんなこと言うのはあれですが、今回は2試合やったような気分なので。あとは大みそかにかみ合った選手とやることですね。
——まだいけそうな感じはしますか?
五味 そうですね……試合やるたびにもう最後にしようと思いながらやっていますけどね。でもその前に結婚しなきゃいけないからね(笑)。昨日で十分アピールできたと思いますけどね(笑)。
榊原 試合終わったあともめっちゃアピールしてたよ(笑)。でも五味隆典という選手に本当に魅せられた。僕も魅せられました。今回の試合は、本人も「2試合やったみたいだ」と言っていますが、まあ2試合分のギャラをよこせというふうにも聞こえますけど、それは払わねーぞと思いながら(笑)。でもそれくらいのストレスと心労はあったと思います。五味選手は全て契約通りにクリアをしているのに相手は体重をオーバーしてきた。それを了承し、あの試合をした。観客席はほぼ上の席の人まで全員総立ちで放送席もみんな立っていた。これは立たなくちゃいけないから立っていたんじゃなくて、みんな立ち上がってしまうという衝動に駆られていたんだと思います。見たことないですよね。まあ、あとはここからは実力ですよね。昨日も女優さんがだいぶ見に来てましたから。大物女優とかいけるんじゃないんですか? 出会いの場所だけは僕が作るようにしますんで(笑)。黒部さんもそうです。
——キックトーナメントの構想をお願いします。
榊原 9月を1回戦にして12月を準決勝、決勝にするのか。はたまた、そこを最終査定にして、去年やったようなワンナイトのトーナメントにするのか。まだ最終の形態は考えています。58kg、59kgあたりで堀口恭司選手、那須川天心選手を中心に世界中から集めます。キックとは言っているのですが、「立ち技の最強」を決めるトーナメントなので、キックボクサーのみを集めるとは考えていないです。立ち技の格闘技は世界中にたくさんあるので、もう少しお時間をいただいて決めていきたいと思います。
——次の試合はいつぐらいにやりたいですか?
山本 まあ、それは榊原さんの指示があれば出ますけど、年末がいいかなと思っています。次の試合もすごく楽しみです。
——キックの試合にはどう準備をしていきますか?
堀口 この後、ATTに戻るんですけど、主体を打撃メインで調整していきたいと思います。
——9月に浜崎選手と黒部選手の対戦が決まりました。勝利者が浅倉選手と試合をしたいと言ってきたら受けますか?
浅倉 浜崎さんの強さも黒部さんの強さも実感しているので、この試合は凄く楽しみです。対戦要求をしてきたら負けないようにしていきたいと思います。同じ階級なのでやるべき時が来たらやります。
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