ディエゴ・ヌネス
「尊敬するヴァンダレイ・シウバのスピリッツも自分の中に入れて闘いたいと思います」
——現在のコンディションを教えてください。
ディエゴ 万全です。いままでで一番ハードな練習だったと思います。この試合のために限界を超えるほど一生懸命練習してきたので、あとは当日、いい結果を残すだけだと思います。勝てる自信はあります。
——対戦相手の矢地選手はどう思いますか?
ディエゴ 何も言うことない、素晴らしい選手です。経験豊富だし知名度も高いし、RIZINで結果を残してきた選手なので、彼と試合ができて光栄です。RIZIN初参戦で、彼と試合できるというのは自分にとっても大きいです。もし自分が勝てば、日本での知名度も上げていけると思うし、次の試合にもつながると思っているので、今回の試合は楽しみです。
——日本で初めて見る方も多いと思いますが、ご自身のストロングポイントは?
ディエゴ ブラジル人といえば、ハングリー精神と攻撃力の高さが持ち味で、自分の特徴でもあると思うので、この2つの武器を使って相手を下したいと思っています。尊敬するヴァンダレイ・シウバのスピリッツも自分の中に入れて闘いたいと思います。
——あなたにとってMMAは?西洋と東洋で違いはありますか?
ディエゴ 日本に来るのは今回初めてですが、日本で闘うことは自分にとって大きなことです。日本には元々武士道というのがあって、自分も相手も尊敬し尊重するというのが根強いと思いますが、外国のMMAではそれが失われて全く別物になっていると思います。日本の気持ちを海外でも取り戻してもらいたいと思っています。
——前回の矢地選手と五味選手の試合を見ましたか?
ディエゴ もちろん見ました。それで、矢地選手のストロングポイント、ウィークポインドそれぞれを徹底的に研究しました。自分は五味選手よりテクニックは上だと思っているので、矢地選手は簡単に自分を倒すことはできないと思っています。
——あなたにとって、ヴァンダレイ・シウバはどういう存在ですか? 今回の試合について彼からアドバイスはありましたか?
ディエゴ 彼は自分の全てと言っても過言ではありません。彼のおかげで自分はここにいると思います。彼は雲の上の存在で、本当に尊敬しています。彼が日本で頑張ってくれたおかげで、私たちもここで闘うことができます。日本で闘うことは自分にとって大きな夢だったので、それが今回実現するのは彼のおかげだと思っています。残念ながら今回の試合について彼と話はできませんでしたが、この試合でいい結果を残して、ブラジルに帰ったら報告したいと思っています。
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イアン・マッコール
「とにかく堀口に勝って私がナンバーワンだということを見せたい」
ーーコンディションはいかがですか?
マッコール いつになく良好です。ランニングとかいろんなトレーニングを積んできました。
ーーRIZINでは2戦目となりますが、またRIZINに上がる理由は?
マッコール 堀口選手と戦いたいからです。RIZINでは彼が最強なので彼以外と戦う気はないです。デメトリアアス・ジョンソンなど強い選手はたくさんいますが、RIZINの中では彼は間違いなく一番強い選手です。
ーーメインイベントです。
マッコール 堀口戦を楽しみにしています。皆さんもこの試合を楽しみにしていると思う。前回(マネル・ケイプ戦)はバカらしい感じがした。負けてなかったと思うけど、もうあまり話したくないね。
ーー非常にリラックスしているように見えますが。
マッコール もちろん。16年間、ずっと戦っていてもう取り乱すこともない。侍として戦うよ。
ーー前回のケイプ戦の敗戦からどうやって気持ちを切り替えましたか?
マッコール 立ち直るのには少し時間がかかった。よくないことが重なって、パンチも受けた。だけど、今回は私が一番強い格闘家だということを見せるために頑張ります。
ーー堀口選手以外に戦いたい選手は?
マッコール いや、やっぱり堀口選手が一番強い選手ですし、とにかく彼に勝って私がナンバーワンだということを見せたい。とにかく世界中にこの試合を見てもらいたい。RIZINのルールはほかのプロモーションとは違う部分があるが、私はレスリングもストライキングも柔術もできるので、効率的に、彼をKOしたいと思います。
ーー那須川天心とキックルールで戦ってみたいという気持ちはありますか?
マッコール 彼は19歳なのにとても能力のある素晴らしいファイターなので、機会があればやりたい。面白い試合になると思うよ。自分を試すいい機会にもなる。
ーー堀口選手と那須川選手が戦ったらどっちが勝つと思いますか?
マッコール 私はリアリストなのでなんとも言えないが、彼らはいろんな才能を持ち合わせていて、それぞれに一生懸命に練習しているから、いろんな技をたくさん持ってやっている。だからチェスのような試合になるだろうとは思う。
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中村優作
「勝つ自信はありますよ。ちょっと沸かして終わったろなんて思ってない」
ーーコンディションはいかがですか?
中村 もうバッチリです。やってきました。いい感じで笑いが取れると思います(笑)。もうやることやってきたんで、あとは2日後が楽しみな感じです。
ーーキックルールということに関して。
中村 いや、そんなに。ルールは違いますし、向こうの土俵でもあるんですけど、僕はキックボクシングはしないです。キックボクシングをしたら向こうの思うツボなんで、僕は総合格闘技の動きでちゃんと倒しに行きます。蹴りに行きます、ちゃんと。今回は蹴り合いやと思ってるんで。どっちが先に当てるかやと思ってます。
ーー自分のペースに持っていく戦いをすると。
中村 そうしたいですね。その練習をしてきたし。
ーー那須川天心とキックで試合をするということについていかがですか?
中村 なんやろ、未知の世界なのでもう相手のレベルがわかんないんで。まさか今世界一強いと言われている那須川選手とまずそんなことありえないと思ってたんで。ほんまにわかんないですよね。レベルもわかんないし。正直なところ、打撃は自信がありますけど、かすらんのちゃうかなと思ってみたりもするんですよ。わかんないんですよね、あのレベルとやったことないんで。日本チャンピオンのキックボクサーとはやったことありますけど、あのレベルのキックボクサーっていてないじゃないですか? 正直わかんないですけど、でもまあ、わかんないですけど自信はあります。当てれるんちゃうかなっていう。僕も日本拳法を3歳からずっとやってきたんで、そこの面ではやっぱり自信があるんで、先に触ってやろう、先に当てたいですよね。
ーーゴールデンタイムの地上波で試合が放送されることについてはいかがですか?
中村 あんま気にしてないですね、そこに関しては。まあチャンスですけど、ほんまは総合格闘家の、総合ルールでの中村優作を見てほしかったというのが事実です。
ーー勝つ自信はありますか?
中村 自信はありますよ。やる以上は勝たないと。インパクトだけ残してとかじゃなく、ちゃんと勝ちに行きますよ、俺は。
ーー完全に勝つために福岡に来たと。
中村 当たり前じゃないですか。当たり前ですよ。ルールが何であろうと格闘家なんで、勝ちにこだわりますよ、それは。魅せる試合もプロなんでやりますけど、勝つための練習をちゃんとしてきたんで、そんなちょっと沸かして終わったろなんて思ってないですね。絶対に勝ちに行きます。
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リカルド・プラセル
「RIZINの前にUFCからも声がかかっていたんですが、私はRIZINを選びました」
——日本に来るのは初めてですか?
リカルド はい。まだ到着したばかりですが、既に大好きになりました。とても素敵な国で、日本人もみんな親切です。
——格闘技を始める前は、サッカーをやっていたんですか?
リカルド 元々サッカー選手で、ゴールキーパーをしていました。ブラジルでサッカーを始めて、18歳から21歳までプロとしてベルギーのスタンダール・リエージュとイングランドのチェルシーでプレイしました。——サッカーを辞めた理由は?
リカルド 自分は背が高いので、キーパーのトレーニングで故障してしまいました。治療もうまくいかなくて、結局サッカー人生を諦めてベルギーからブラジルへ帰ることにしました。——格闘技を始めたきっかけは?
リカルド 兄がブラジルで柔術をやっていて、兄の影響で始めました。始めはプロになる気はなかったのですが、201センチという長身を活かしていい成績を残すことができたので、3年前から本格的にMMAにうつりました。キャリアとしては浅いですが、自分に向いていると思って一生懸命活躍しています。——現時点での目標はありますか?
リカルド プロの格闘家としての最大の夢は日本で有名になることです。日本でこの先も試合をしたいし、勝ち続けて知名度を上げていきたいと思っています。RIZINの前にUFCからも声がかかっていたんですが、私はRIZINを選びました。全く後悔していないし、昔からPRIDEも大好きだったので、RIZINが自分に合っていると思っています。——髪型は何かをイメージしていますか?
リカルド 私の祖父母がドイツからブラジルへ移住したので、私はドイツ系ブラジル人なんです。毎回試合前にドイツの国旗をイメージして黒・赤・黄色に染めています。ドイツ語は話せないけど、二重国籍を持っています。この色に染めるのはルーティーンです。——日本へは今日到着したんですか?
リカルド 昨日日本に来ました。東京で一泊して、今日福岡へ来ました。——ブラジルから日本まで24時間かかりますが、その長身で長時間の飛行機は辛かったですか?
リカルド 正直辛かったです。乗り継ぎもあったので、37、38時間はかかったと思います。でも、自分にとってはこれが初めての記者会見なので、何もかもが新鮮で魅力的で、疲れなんか感じていません。——多少の肉体的疲労はあるかと思いますが、これからどうやって時差ボケと疲労を抜こうと思っていますか?
リカルド 昨日の夜11時に、朝と勘違いしたトレーナーに叩き起こされるという事件もありました(笑)。時差ボケは辛いですが、試合までまだ少し時間があるので、今夜から練習したいと思っています。——2m以上の選手は珍しいですが、今回の試合でどう活かしていきたいですか?
リカルド たしかに体が大きいですが、これは自分の大きな武器です。デリア選手を研究してきましたが、彼もとてもタフな選手なので、距離感を保って様子を見ながらの試合になると思われているかもしれませんが、自分は最初から攻めていきたいと思っています。対戦相手に合わせて自由自在に闘えるように練習してきましたので、まったく恐れていないし、勝てると思います。——榊原さんもリカルド選手を注目していると言っていましたが、それについてどう思いますか?
リカルド 正直、鳥肌が立ちました。私は初めて日本で試合を行うのですが、まだまだ右も左もわからないので、自分にとって全てが勉強です。榊原さんが自分のことをそういう風に褒めてくれたのであれば、私は100%ではなく200%の力を出して、今回いい結果を出して、継続的に日本で闘い続けられるように頑張りたいです。RIZINで優勝したいと思っているので、皆さんの応援よろしくお願いします。
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RIZIN.10 《5.6 マリンメッセ福岡》
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