[RIZIN 女子 MMA トーナメントルール(49.0kg)]

(Win)アイリーン・リベラ vs. 山本美憂(Lose)
2R 2分26秒 腕十字固め

女子トーナメント開幕、山本美憂が腕十字で一本負け!!

画像: 山本美憂

山本美憂

画像: アイリーン・リベラ

アイリーン・リベラ

1R、山本は軽快なステップを踏みながら距離を詰めていくと、リベラの頭を抱えての右フック。そして脇を差してテイクダウンに成功。リベラのボディにパンチを入れていく山本に、リベラは下からフットチョーク狙いに。膠着ブレイク。リベラの右ハイが空を切ると、山本の左フックがヒット。そして山本は正面からの両足タックルで再びテイクダウンに成功する。しかしリベラはここで下からの三角絞めをセット。これが決まったかに見えたが1R終了のゴングが鳴る。

画像1: 女子トーナメント開幕、山本美憂が腕十字で一本負け!!
画像2: 女子トーナメント開幕、山本美憂が腕十字で一本負け!!

2R、パンチで距離を詰めていく山本。左右のワンツーを決めた山本は両足タックルでテイクダウン成功。しかし、ここでリベラがまたもすぐさま三角締めをセット、そして腕十字に切り替えると山本の腕が伸びきり、これで山本がタップ。リベラが一本勝ちを収めた。

画像3: 女子トーナメント開幕、山本美憂が腕十字で一本負け!!

山本美憂 インタビュー

画像: 山本美憂 インタビュー

「また振り出しに戻っちゃったかなぁって。前回やっと勝てたのに」


── 今のお気持ちを聞かせてください。

美憂 「また振り出しに戻っちゃったかなぁって。前回やっと勝てたのに、今回も自分的には全然「あ、いけてる」って思ったんですよ。「あ、これいけるな」って。やっぱり最後のちょっとした気の緩みで……また極められてしまいました。」

── 確かにテイクダウンや右フックも入っていて、1Rの終わり間際で極められそうになって逃れて、同じパターンで極められてしまったと思うんですけど、そこは先程の「気の緩み」でしょうか。

美憂 「そうですね、はい。」

── 対戦相手の印象はどうでしたか。「いける」という感触があったんですか。

美憂 「どっちかというと今回、立ち技で打ち合っているときのほうが相手がよく見えていて、気持ちもリラックスというかノレていたので、打ち合いのときのほうが気は楽でした。

── 先程「また振り出しに戻った」とおっしゃっていましたけど、今後は何かありますか、目標だったり。

美憂 「今はぁ……うん、考えられないですね。とにかく自分が強くならないといけないなと思って。」

── 軽量前日のインタビューにいらっしゃられなかったのでお聞きすることができなかったのですが、コンディション的にはどうだったんですか?

美憂 「すみませんでした。あのときなんか急に胃が痛くなって。それは調整とか減量とは全然関係なくてたまにあって、それで申し訳なかったんですけど。コンディション的には全然良かったです。試合をやっていても脚が重いとかそういうのもなかったし、全然バテたりもなかったので、むしろ余力はたくさんあるまま終わってしまったという(苦笑)。」

アイリーン・リベラ インタビュー

画像: アイリーン・リベラ インタビュー

「(山本選手には)素直に尊敬の念をいだきます。勝利して嬉しいですが感激というのが一番強いです」

── 試合の感想をお願いします。

アイリーン 「感激しています。オープニングから試合までに長くて今か今かと待っていたので、いざ終わってみて勝利の実感があまり湧いていないんですけど、ジワジワくるんだと思います。でもひとまず、もちろん嬉しいんですけど、感激というのが一番強いです。」

── 得意の関節技、アームバーで倒したんですけど、試合をやっている中で狙っていたのでしょうか。

アイリーン 「トレーニングでよくやっているのですが、試合を意識してこれで勝とうと思ったことはあまりなくて、ただ結果的にアームロックで勝つことが結構多いです。実は彼女の動きを止めるためのラバーガードを一番多くトレーニングしていました。山本選手は寝技に持ち込むだろうと思っていたのでそれを阻止するためのトレーニングを集中してやっていたのですが、結果的にアームロックになりました。ただ、特にアームロックを狙っていたわけではないです。」

── 山本選手の印象を。

アイリーン 「非常にパワーとスピードがある選手です。彼女が繰り出す蹴りには非常にパワーを感じました。彼女の紹介VTRを見ていますと、1991年からすでにレスリングをしてらしたということで、私はまだ生まれてもいませんでした。それからずっと続けてらして、ここまでまだ現役を続けていることに素直に尊敬の念をいだきます。すごいなと思いました。」

── 次への意気込み、期待を聞かせてください。

アイリーン 「次の試合で頭がいっぱいですが、トレーニングは今回のように家族や地元を離れての過酷なものになると思います。すでに頭の中はそれでいっぱいです。一言いいですか。まずRIZINの大会で闘えたこと、とてもうれしく誇りに思います。私にとってはまったく初めての異国でしたが、皆さん親切でよくしてくださって、サポートもとても手厚くて、とてもあたたかく迎え入れてもらったという思いが強くあります。(泣きながら)東京はほんとに楽しみで、また頑張りたいと思います。日本の文化に触れることができて、それが一番の喜びではなかったのかなと思っています。心から御礼を言いたいと思います。ありがとうございます。」

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