Cygames presents RIZIN FWGP 2016 2nd ROUND開催直前
全出場選手インタビュー Part 1
［シモン・バヨル,キング・モー,カイ・カラフランス,
マリオ・シスムンド,ニキータ・サプン,アリソン・ヴィセンテ］

シモン・バヨル

「今はモルダフスキーとの試合にだけ集中しています。そのあとは次々と勝っていきたいと思います」

──コンディションはどうですか？
バヨル　コンディションは大変いいです。前回の試合から練習を積んできました。その成果が木曜日に表れると思います。
──トーナメントのメンバーに変化がありますが、どう感じていますか？
バヨル　私にとってメンバーの変更は大きな問題ではありません。今はモルダフスキーとの試合にだけ集中しています。そのあとは次々と勝っていきたいと思います。
──モルダフスキー選手についてはどのような印象を持っていますか？
バヨル　一言で言って強い。身体能力が高くて、技もいろんなものを持っている大変強い選手です。
──どのあたりが一番警戒するところですか？
バヨル　スピード、それだけです。
──体重は増えたり減ったりしていますか？
バヨル　普段は110キロなんですが、相手が速い選手なのでそれに合わせて少し落としました。スピードを手に入れるためです。
──何キロぐらいですか？
バヨル　106～107キロぐらいです。
──トーナメントは3試合。優勝するのにどのようなことが必要になってきますか？
バヨル　3つの試合を勝たないといけないのはもちろんです。今はワレンティン・モルダフスキーの試合に集中しています

キング・モー

「とにかくベルトが欲しいですし、勝つことしか考えてないです」

──ついこの間、試合をしたばかりなのでコンディションを心配している人もいますが、どうでしょうか？
モー　そんなに大変な試合でもなかったです。10日前なんですが、何回かキックも受けましたけど、特に大した打撃もされなかったですし、普段からトレーニングも積んでいるので、コンディション的には大丈夫です。
──RIZINのオファーはいつごろからそういう可能性があると思っていましたか？
モー　シウバに会ったんですけど、噂で参戦しないということを聞いていたので本当かなと思っていたんです。彼は交通事故にも遭ったので完全に戻ってないという噂も聞いていたので、石井に勝ったらやったらどうかと言われていて、連絡が来たらやろうと思っていたら、本当にきたのでやろうと思いました。私は100％RIZINに出場すると想定していたので、負けるとは思っていません。
──RIZINにまた上がることについてはどう思っていますか？
モー　RIZINとは何度か電話でやり取りをしていて、ぜひ参戦してくれという話はあったんですけど、最終的に決まらなくてイライラしていることもありました。噂で何人かケガで参戦しない人がいるということを聞いていたので、今回そうい経緯で戻ってくることができたんです。ただ、前回は赤コーナーだったのに今回青コーナーだから、それはどうかなと思っています。
──ミルコ選手についてはどうですか？
モー　彼はレジェンドです。本当に強いです。打撃も強いし。ただ、石井選手と対戦してこんなもんかという手応えをえていて、彼はクロコップのヘッドキックがないバージョンぐらいだった思うんですよ。クロコップと同じようなスタイルじゃないかと思っています。だから、十分にトレーニングをしているので大丈夫です。
──前回ヘビー級のトーナメントで勝っていて、今回は無差別級ですがどうですか？
モー　とにかくベルトが欲しいですし、勝つことしか考えてないです。一番私が名が知られている選手だと思っています。体格的には劣っているかもしれませんがスキルは持っていますし、1Rで勝ちたいと思っています。
──石井選手にはどんな印象を受けましたか？
モー　前に一緒にトレーニングをしたことがありますし、スタイルはよく知っています。オランダでトレーニングしていて、違うスタイルを習得しているようですが、それが確立されていないので私のほうが優れていると思いました。
──ミルコ選手はもう42歳ですが、彼はもうピークを過ぎていると思いますか？　それとも成長していると思いますか？
モー　成長しているかどうかはわかりませんけど、まだ危険な存在です。グラップリングがかなり良くなっていますね。
──試合後はどうしますか？
モー　終わって数週間ぐらいはリラックスしますけど、そのあとはラスベガスに行ってトレーニングを再開します。次何が来るかわかりませんけど、万全の状態を整えます。4月にRIZINがあれば戻ってきたいと思いますし、年に7～8回は試合に出たいですね。
──準決勝、決勝に勝ち上がってくるのは誰だと思いますか？
モー　10分・5分の試合なら見通しはつくんですけど、5分・5分の試合では誰が勝ち上がってきてもおかしくないですね。
──バルト選手と髙阪選手ではどちらが勝ち上がってくると思いますか？
モー　バルトは手強いですね。かなり運動能力も高いし、いい膝も持っているし、強いですよ。アメフトやってもいいぐらいの体格ですよね。

カイ・カラフランス

「日本は格闘技の中心の国だと思っています。夢がかなったという感じです」

──日本に来るのは初めてですか？
カラフランス　2回目です。
──PRIDEがお好きだとお聞きしました。
カラフランス　小さい時にPRIDEを見て育ってきました。
──RIZINに出ることについてはどう思っていますか？
カラフランス　夢がかなったという感じです。日本は格闘技の中心の国だと思っていたので、日本のファンに試合をお見せできるのは楽しみです。マーク・ハントとかレイ・セフォーとか同じ国の出身の選手たちと、同じような大会に出られることをうれしく思っています。
──対戦相手の和田選手については？
カラフランス　凄く経験豊富でバランスの取れた選手だと思います。サブミッションも上手ですし。危険な対戦相手だと思っていますし、尊敬もしています。彼はフライ級もトップだと思っていますが、日本のファンにいい試合を観せたいと思います。
──ハントやセフォーのようなレジェンドになりたいですか？
カラフランス　もちろんです。特にニュージーランドで有名なレジェンドなので、同じような場所で試合ができるのは素晴らしいことだと思っていますし、彼らの存在で火が付いたので、光栄です。
──日本に来るのは2度目だということですが、前回は何をしに来たんですか？
カラフランス　上の兄が日本に住んでいます。10年ぐらい学校の先生をしてました。その関係で休日に来ました。
──お兄さんは今ももいるんですか？
カラフランス　まだ住んでいますし、今回は僕の家族もニュージーランドから来ています。
──お兄さんは試合について何か言っていましたか？
カラフランス　兄はライブで僕の試合を見たことがなくて、楽しみにしています。RIZINのことは知っていて、ワクワクしていると言っていました。
──和田選手とくらべて勝っているところはどこですか？
カラフランス　彼のことは尊敬しています。経験も豊富ですし、簡単な試合だとは思っていません。とはいえ、私自身もこの日本がアジアで11カ国目の試合になるんですが、いろいろな場所で試合をしてきました。ラスベガスでアルティメット・ファイトにも出てますし、そういった経験値で成熟してきているので、つまらない試合にはならないことを期待していてほしいですね。
──ニックネームはドンブリンク？　スピードが持ち味と聞きましたけど。
カラフランス　30秒でノックアウトした試合を数試合しているんですよ。「彼の試合はまばたきするヒマはないよ！」って言われてます（ニッコリ）。

マリオ・シスムンド

「マニー・パッキャオにはよく似てると言われます。試合中でも観客が『マーニー！　マーニー！』ってコールが起きたり（笑）」

──噂通りマニー・パッキャオ選手に似ていますね。
シスムンド　よく言われます（笑）。試合中でも観客が「マーニー！　マーニー！」ってコールが起きたり、ショッピングモールとかジムに行くと「写真撮っていい」って言いながら人が集まってきますね（笑）。
──ボクシングスタイルを真似たりとかしているんですか？
シスムンド　私にとってはアイドルなので同じようなスタイルをとっています。
──対戦相手の印象を教えてください。
シスムンド　多角的に見てもバランスのとれた強い選手。非常にいい試合が多い。カウンターパンチも手強いと思っています。
──あなた自身は格闘技はいつごろからやっているんですか？
シスムンド　ボクシングは16歳からやっています。キックボクシングとムエタイは2008年からやっています。
──何試合ぐらい経験があるんですか？
シスムンド　ムエタイは24勝2敗の成績です。

ニキータ・サプン

「那須川選手の打撃は素晴らしいですし、相手として不足はないです。自分の力を一所懸命に出すだけです」

──日本に来るのは初めてですか？
サプン　初めてです。まだ着いたばかりで街を観る時間もないんですけど、窓から見た感じでは大きな都市だと感じます。
──コンディションはどうですか？
サプン　とてもいいです。ただいいとは言えないぐらい最高で、気持ちの上でも身体も最高の状態にあると思います。
──対戦相手の那須川選手の印象を教えてください。
サプン　若い選手で打撃が得意と聞いてます。
──映像は？
サプン　見ました。手の動きと足の動きが非常にいいですね。彼の手と足、そして打撃に注意しないといけないですね。
──那須川選手は日本で天才とか神童と呼ばれている選手ですがどう思いますか？
サプン　そうかもしれませんけど、打撃は素晴らしいですし、相手として不足はないです。自分の力を一所懸命に出すだけです。
──テコンドーはいつごろからやっていたんですか？
サプン　10歳からテコンドーを始めまして、今も自分の体力、コンディションを整えるためにも続けていますけど、一番の中心はMMAです。
──MMAはいつごろからやっているんですか？
サプン　3年前です。19歳になった時からです。
──那須川選手はMMA初挑戦になりますけど、対応できると思いますか？
サプン　格闘技、特にMMAは何が起きるかわかりません。だから、どれだけ長い期間やってきたかはあまり関係ないと思います。選手の気持ちや意志、プラス技術が必要になってくると思います。
──サプン選手のMMAで好きな選手、ヒーローは誰ですか？
サプン　イゴール・ボブチャンチンです。ウクライナでは英雄なので子供の頃からずっと見てました。
──どういったかたちで試合に勝ちたいかイメージはありますか？
サプン　私はグラウンドで絞め技で決めるか、打撃で決めるか、この2つで勝ちたいと思います。

アリソン・ヴィセンテ

「ネムコフ選手を徹底的に分析してきたので勝てると思います」

──日本に来るのは初めてですか？
ヴィセンテ　初めての来日です。何もかも綺麗で素晴らしい国だと思います。
──今回が初めてのRIZINへの出場ですがどんな印象を持っていますか？
ヴィセンテ　これまでの試合は全部観ています。出場できて光栄です。
──対戦相手のワジム・ネムコフ選手ですが
ヴィセンテ　ネムコフ選手は動きが早くとても優れた選手です。ただ、彼を徹底的に分析してきたので勝てると思います。私はあらゆる準備をしてきました。
──自分が得意としているスタイルはなんですか？
ヴィセンテ　柔術だと思います。柔術のスキルなら負けません。判定でもKOでも勝てればいいですがせっかく練習を積んできたので判定でない勝ち方をしたいと思っています。

Cygames presents RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016
無差別級トーナメント 2nd ROUND

対戦カード・開催概要
http://jp.rizinff.com/_ct/16978370