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abc presents RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA 試合後インタビューまとめ1
youtu.be鈴木博昭「『塩試合』と最近よく言われるから、ドッグファイトしてやろうと」

──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
鈴木 危なかったし、マジで嬉しいです。
──まず第一声が「危なかった」でしたが、振り返っていかがですか。
鈴木 気づいたら「アレ?」寝転んでパウンドをバシバシ打たれてるんで、「ヤベぇ、俺これで終わんのか」って一瞬思っちゃった自分はいますね。「危ねえ!」っていう。
──あれは被弾されたのですか?それとも……
鈴木 チョーパン(頭突き)食らって倒れた感じですね。セコンドがわーってラウンド終わって来て、「あれは頭突きだから」って言われて、リプレイ見たら思いっきりチョーパン入ってるんで。僕が行ってるタイミングと彼のチョーパンが一緒に入ってガツンって、ストンと落ちてるっていう。アクシデントはアクシデントなんで。格闘技には付きものなので、どうってことないです、はい。
──最後は肘、膝の連打でした。最終的なフィニッシュはああいう形を狙っていたのでしょうか。
鈴木 いえ全然狙ってないですね、はい(笑)。今回は本当は作戦ふたつあって。1が、「左ストレートで ぶっとばす 真っすぐいって ぶっとばす」ってやろうとしたんですけど、「あ、これちょっと違えな」ってちょっと戦いながら思って。あとは本当になんだろう「塩試合、塩試合」とか最近よく言われるから、「ドッグファイトしてやろう」って今回思って。中で勝負してやろうってずっと思ってて。だからそういう意味では、中間距離の集中力が甘かったのかな?って今振り返ってはいます。
──対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
鈴木 いやあ覇気というか、「食ってやんぞ」っていうのと、すごい感じましたね、うん。
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
鈴木 目標は変わらず、大晦日のバンテリンドーム大会、名古屋大会に出場する、からこそ、ただ勝つというよりかは、やっぱり熱い試合をして勝ちたいっていうのが今回すごくあったので。まあ、倒れてからの逆転だから、ハラハラさせたというか、盛り上がったんじゃないかなとは勝手に思います、どうでしたか。
──すごい盛り上がってたと思います。
鈴木 よかったです。ありがとうございますう!
──オープニングセレモニーから、たぎっていました。やっぱり気合いは相当入っていたのですか。
鈴木 「やっぱこれやんなきゃ」「やっぱここだよ、俺の場所は」って思いながら。「見とけよー!」ってすごい思いましたね。本当に今回はうまく勝ってやろうじゃなくて、本当に、なんだろう……ドッグファイトしたいっていうのがあったんで、中でやってやろうって。熱い試合をしたいというよりかは……なんて言うんですかね、そんな感じですね。
──バッティングでダウンし、止められる寸前でした。焦りがあったのか、冷静だったのか。
鈴木 無我夢中ではあったのと、逆に作戦とか、何か狙って「あ、うまくいかないな」って言って終わることは結構あったんですけど、そういう意味では、チョーパンとはいえ倒れてパウンドを上からゴシゴシ殴られて、裸の自分がそこから出てきたんじゃないかなあと思ってます。本当の自分っていう。そこから「いや絶対でもやっぱり俺は戦うんだ」っていう気持ちが出た試合なのかなって。逆に裸の自分が出たんじゃないかなと思ってます。キツくなってからでも諦めるんじゃない。戦いってそこじゃない。戦いはそこからだから。作戦とかそういうのじゃないんだっていうところが出たのかな?と思ってます。だからあんま覚えてないってのが本音です。
──自分の根っこの闘争本能みたいなものが本当に出てきた?
鈴木 だからそこですよね。何でもそうですけど、キツくなって辛くなってからが人間の本性なのかなっていつも思ってるんで。都合がいい時ってやっぱみんな何とでも言うじゃないですか。で、都合悪くなったらいなくなる人がいたりとか、それでもいてくれる人がいたりとか。だから都合悪くなってからが男の見せどころ?本領発揮なんじゃないかなっていうのが、試合で出たのかなって考えると、どこか自分を誇らしく思います。そこから逆転できた自分っていうんですかね。
──2ラウンドもパンチでダウンしました。
鈴木 「やっべ!」と思いましたよね。正直、チョーパンで効いてんなっていうのは本音ありますけど。
──ケージ際の肘は普段から練習していたり、得意だったりするのですか。
鈴木 まあ、ひと通り僕できるんで。別にグラウンドも練習するし、クリンチ際の近接格闘も、別にできるし。一応両手両足どれでもKOしたことあるし、肘でも膝でもパンチでも蹴りでも、っていう。そのうちのひとつが、いわゆる「何かしてやろう」って時間じゃなくて、半分頭パーになった時に出てきた本音があれだったのかな?っていう。だから狙ってたというよりかは流れで出したのがあれだったっていう感じです。
──戦績も勝ち越しになりました。3連勝です。
鈴木 本当嬉しいですよね。
──発言権もあるかと思います。具体的に、もちろん大晦日の名古屋大会に出たいとおっしゃっていましたが、どういう相手とやりたいですか。
鈴木 今すぐパッというのは出てこないですけど、本当は出てきた方がいいんですけど。盛り上がる相手が出てきたら「やるかー?」っていう。そんな感じです。
──試合後のマイクでアンチに対して発言されていました。その辺りの思いを、改めて聞かせていただきたいです。
鈴木 塩試合、塩試合と言ってくるんですけど、あんまり、アンチの言葉なんぞ、公衆トイレの落書きと変わんねえんだよっていつも言ってるんですけど。でも頭にずっとあったんだろうなって。だからこそ、俺、別にそういう……、ドッグファイトもできるからなっていう。遠くでうまくやることももちろんできるけど、それで「つまんねえ、つまんねえ」とか言う人もいたから。だから今回は中入って勝負っていうのは思ってましたね。そしたら危なかったですけど。「見たかオラ!」っていうのはあります。
──キツい時の経験値の差が出たようにも感じました。オープンフィンガーグローブでONEも含めてケージでやってきた。それがロープで後ろに逃げられない、ケージの中でああいう肘が出たというのは、そういうこれまでの経験が生きたというふうに感じますか。
鈴木 そうですね。経験値なんでしょうね。ひと通りできる中でそこを選択したという。ま、年上な分だけ俺の勝ちって言っておきましょうか(笑)。
──この試合に向けてブレイキングダウンが流れのなかで常に語られてきました。
鈴木 ありますよね。
──試合中の実況の方もおっしゃっていましたが、そこはもう自分としては終わったこととですか。
鈴木 やり返しに行けよっていう気持ちもゼロではない気持ちはありますけど、でもなんかやっぱアレじゃねえなっていうのもあるし。やっぱ全アリじゃなきゃ。もう1回あのナシナシのルールやりたくねえなっていうのと。せっかくだから全部、禁じ手のなるべく少ないルールでやりたいっていうのが、うん。だから今さら縛られたくないっていうのは本音です。別にあの場所はあの場所でいい場所だと思いますよ。やっぱ見られる場所なのはすごい感じたし。だから一切否定はしてないです。どこ・そこの素晴らしさがあるし。僕はやっぱこの全部ありのルール、踏んでもいい、今日だって肘・膝で倒して、グラウンドの膝で、とかそういう感じじゃないですか。グラウンドの膝なんて、なしの団体だって結構あるじゃないですか。ユニファイドだったりとか。でもオールオッケーというか、極力禁じ手なしルールでやりたいっていう。今さら縛られたくないね。この年になって(笑)。ハハハハ(笑)。
──逆にRIZINのリングでブレイキングダウンから来るなら迎え打つよ、というくらいでしょうか?
鈴木 まあいいですけど……、まあ、来るならって感じですよね。でもみんな、そこかしこで咲いてるんで、わざわざ「来いよ」とは言わないですけどね。だってカッコ悪いじゃないですか。「お前やるぞ、この野郎!……俺のルールで」って。「なんだよ、それ!」って。喧嘩売るなら自分から行けよって僕は思っちゃうんで。僕は昔からそれ言ってるんですけどね。もう1回再戦するんだったら、「いいよ、オメーの体重、オメーの好きな体重言ってくれよ」「オメーが好きなルール言ってくれよ」っていうのはあります。ただ、もう1回やり返したいからあの場所に戻ってっていうほど、時間もねえっていうのが本音なんで。僕もこれでキャリア18年越えて、今年42歳。あんまり年がどうこうって問題じゃないんですけど、今やりたいことに集中して大晦日に向かいたいっていうのが僕の一番なので、はい。RIZINで戦いたいです。


宮川日向「(バッティングではなく)絶対僕、右当ててます」

──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
宮川 さっき試合動画見返して、もう完全に倒せたなって思って、めっちゃ悔しいです。
──それはご自身でどこかのタイミングでフィニッシュできると思った瞬間があったということでしょうか。
宮川 1ラウンド目のダウンも2ラウンド目のダウンも、パンチで追撃行かずにサッカーボールキックで良かったなとか、色々あります。
──対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
宮川 打撃ではホンマに自信あるぐらい「勝てるな」と思ったんですけど、その後の気持ちの強さとフィジカルがすごかったですね。
──前回RIZIN参戦された際には61kgでしたが、今回は66kgでした。ご自身として前回と比べて良かったこと、悪かったことなどあれば、教えていただけますか。
宮川 フィジカルの……、言い訳あんましたくないんですけど、自分自身フィジカルが弱いんで。質問はなんでしたっけ?
──61kgか66kgかで、どう良いか悪いか、です。
宮川 メリットとしては減量しない分、動きはめっちゃ良かったんで、そこは良かったです。でも、フィジカル負けはしましたね、完全に。
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
宮川 またRIZINさんに呼んでもらえたら、バンタム級もっと荒らしていきたいんで。展望は、もっと強い選手とたくさん戦っていきたいです。
──インタビュールームに入る時に右拳を冷やしているようでした。今痛めているのですか。
宮川 毎回なんで。右当てたら痛めるんで、いつも(苦笑)。試合終わりのいつものやつです。
──骨に異常とか?
宮川 全然大丈夫そうです。
──右のパンチでダウンを奪ったシーンを振り返っていかがですか。2ラウンド、ですかね?
宮川 ホンマに右伸ばしたら当たるなってずっと思ってたんで。……振り返って、もっともっと伸ばしたら失神させれてたと思うんですよ。そこの後悔はあります。

──手応えがあってもKOまで行けなかったことに例えば体格差を感じましたか。
宮川 そこはないんじゃないですかね。わからないです、すみません。
──1ラウンド目のバッティングのシーンについてご自身ではどう感じていますか。
宮川 見たんですけど。絶対僕、右当ててます。絶対当ててます、あれは。
──頭に当たった感触は?
宮川 当たってないと思います。本当に。
──あそこも含め、仕留めきれなかったことについては?
宮川 もっといいとこに当てて、もっと力強く当てたら失神してたんすよ、あれは。(ため息をついて)後悔してます。
──今大会のセミに控えている兄貴分の萩原京平選手は、この試合について何かおっしゃっていましたか。
宮川 「面白かったで」って言ってくれたんで、そこは良かったなと思います。
──タイミングとしては次いつ頃に試合をしたいですか?
宮川 もういつでも待ってます。
──次はバンタム級で。
宮川 バンタムで(苦笑)
──もう少し準備期間が必要ですか?
宮川 1か月もらえたら嬉しいですね。
佐々木信治「序盤に膝をやってしまった」

──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
佐々木 率直な感想は「悔しい」ですね。もうやっぱ勝ちたかったんで、はい。悔しいです。
──決め手となったのが、林RICE陽太選手の膝蹴りだったかと思います。それをもらうまで、ご自身ではまだ行けるぞと思っていたんでしょうか。
佐々木 はい。セコンドには言ったんですけれども、試合も終わったんでいいんですけど、1ラウンド目に、結構序盤に、なんか膝やっちゃって。こっち(左)の膝なんですけど、元々こっち(右)怪我してて、試合中にこっち(左)やっちゃって違和感がすごくなって。で、帰ってきた時に膝やったって話はしたんですけど、さっきドクターに見てもらったら、一応なんか前十字切れてる。で、内側靱帯も切れてる、みたいな感じで、もう結構、何でなったかはあんまり分かんないんですが、試合なんでいろんなことが起きるんですけど、ちょっと1ラウンド目からもうすごい音がしてたのが分かって、グラグラと。ちょっと踏ん張りがきかない状態で。さっきX見て、RIZINの公式のやつを見たら、最後3ラウンド目ですかね。3ラウンド目に自分で膝がガクンってなっちゃって、ステップ踏んでたら。で、自分で勝手に倒れて、そこに膝もらっちゃってたんで。まあそうですね。もう力入ってないんだなって。その後ちょっとあんま覚えてなかったんですけど……、はい。そんな感じでした。
──対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
佐々木 自分の教え子とよく似てるというか、不器用な選手なんだろうなと思って。でもなんかすごい練習頑張ってるんだろうなって。最初の会見の時からそうだったんですけど、盛り上げようと頑張ってくれてて、ちょっと悪いこと言ってみたりとかしてたんですけど、林選手が。でもなんかすごいいい子なんだろうなっていうのが(笑)、めちゃくちゃ伝わってくる好青年な感じで。さっきも話はしたんですけど、やっぱりいい子でした。
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
佐々木 やっぱ広島で勝ちたかったんですよね、めちゃめちゃ。たくさん見に来てくれた人もいたし。これでもうRIZIN3連敗になっちゃってて、3回ともTKO負けですかね。なんで、需要があるかって話にはなってくるんですけど(苦笑)。まあ気持ちとしては全然戦いたい気持ちもずっとあって。やっぱり応援してくれてる人にかっこいいとこ見せたいなってのもあるし、最初のインタビューでも言ってたんですけど、娘の同じクラスの子たちが寄せ書きもくれたんですけど、負けたんで謝りに行かないといけないですけど(笑)。でもやっぱかっこいいとこ見せたい気持ちがあるんで。広島大会またないですかねえ(笑)?別のところでもし誰か戦わせてくれるんだったら全然。練習は、ジムの館長でもありますから、ずっと続けてはいくので、まずはちょっとしっかり怪我治してっていう感じですかね。
──本日の試合結果を踏まえて広島のファンの方に一言いただけますでしょうか。
佐々木 いやあ、広島テレビさん申し訳ない。申し訳ないです。やっぱり地元の選手が勝って、また取り上げてもらったりとかすれば、広島の格闘技の熱だったりとかスポーツ熱がまた盛り上がって、ちょっとでも貢献できたらなっていうのがあったんですけど。力及ばず負けてしまいましたが、これからも僕も選手としてもそうですけど、いろいろちょっと広島盛り上げていきたいんで、広島のファンの方はまた引き続きちょっと応援してもらえたらなっていう感じです。
──本日の試合、奥様と娘さんもいらしてたと思うのですが、ご家族に対して何か一言いただけますか。
佐々木 そうですね。奥さんはそこにいるんで、もうずっと最初から最後まで見てるんですけど、まだ娘に会ってなくてですね、試合が終わってから。ああ……、ちょっと腫れちゃってるんで、心配されるかなってのはあるんですけど。そうですね、怪我をすると次戦をまた簡単にはやらせてくれないかもしれないんですけど。ちょっとそこは話をしてみてってことにはなりますけど、ちょっと心配してるかもしれないんで、この後、連絡して会えたらなとは思ってます。
──膝のことについて、もう一度どのような状態か教えていただけますか。
佐々木 なんかですね、どのタイミングでなったのかちょっと分からないんですけど、普段練習でこんなことなることもないんで、ちょっと分かんない。試合ならではというか。前十字が、先生の診察によると、もうほぼ間違いないと。断裂してて。あと内側もちょっとやってると。内側切れてるとは言わなかったですね。やってるぐらいのこと。前十字は切れてるってもうほぼ間違いないとは言われました。
──それはもう手術が必要なのですか?
佐々木 手術でって言われました。
──入院をするような?
佐々木 入院するのかな?前十字は。嫁さんとか前十字やってるんで。格闘家の皆さんやってますけど、前十字。そういう怪我はせずに引退したと思いきや、戻ってきたら切るっていうか。そうですね。これで格闘家の仲間入りしたみたいな(笑)でも全然怪我は正直、その先生も言ってたんですけど、怪我は全然何とも思ってないんで。元々怪我することに対しては。怪我をすることは、戦っているんで本当になんとも思わない、さっきも頭もホッチキスでバチバチっと行かれて、麻酔なしで。この辺ですね。痛かったですけど。でもやっぱりみんな教え子とか応援してくれてる人いっぱい来てたんで、そこにちょっと会いに行くのが、心が痛むなとは思いますけど、それどの選手も一緒なんで全然アレですけど。
──今回の地元の広島大会があって、現役復帰されて、オープニングファイトで教え子の田中選手が試合をされて、選手もセコンドについたり自分が試合したりと忙しかったと思います。そういうことに対して、この大会を一緒に作り上げてきた充実感みたいなものもあったり、ファイターとしての勝てなかった悔しさみたいなものがあったり、今どういう感情が1番大きいですか。
佐々木 いやあ、なんかね。充実感よりも悔しい方が大きいんで、充実感の方が大きかったらもう終わりなのかなっていう感覚はあったんですけど。悔しい方が全然大きいんで、なんかどうなんすかね。いつまでやってんだって思われるかもしれないですけど、全然悔しいんで普通に。まだまだそういう闘う気持ちが別に折れてはないんだなっていうのをちょっと再確認したというか。
──指導者として若い子を送り出して、というよりやっぱりまだ自分が。
佐々木 いや全然悔しいです。全然悔しいですよ。やっぱ自分が勝つことで、応援してくれてる人もそうですけど、教え子たちも、「地方で頑張ってでもまだ勝てれる選手になれるんかな」っていう見本になりたい気持ちがずっとやっぱあるし。なんだかんだやっぱ勝ってないんで、ここで。そうなんすよ。勝ってないんで。なんか勝ちたい気持ちがやっぱずっとありますね。

──奥さんの藤井恵さんは、ずっと現役にこだわる旦那さんをずっと見てきて、今も支えてきて、いま車椅子で来て、応援してる人に喜んで欲しいと言ってる一方で、応援してる人が心配してるんじゃないかと思うんですが、正直な思いを。
藤井 そうですね。みんな心配してますね。心配はしてるけど、やっぱり普通の教科書通りの人生を送れない人なので、人が諦めるところを自分は諦めず立ち向かいたいタイプっていうのも、もう古い馴染みの人も多いんで、生徒もみんなそういうのは理解してついてきてくれてますし、今回も本当に「最高の師匠」っていう純粋に熱い思いでみんな応援に来てくれてますので。本人が言ってたように、そこに対して笑顔で結果を送りたかったと思うんですけれど。こういう、試合してたら、何もされてなくてもこうやって前十字が切れたりとか、先週ぐらいにコナー・マクレガー選手も同じような感じで自分の蹴りで膝を痛めたりとか、そういうのってゼロではないんで、パーセンテージ的には。だけど、1ラウンド帰ってきて「膝がもう動かん、力入らん」って言ってきたところで、ちょっと私も迷ったんですけど、本人が「まだ頑張って続ける、2ラウンドやる」っていうことだったんで……まあやっぱ背中押しちゃいますよね。私が格闘技やってなかったら、元格闘家じゃなかったら、もうタオル投げてたと思うんですけど、私も引退試合で目玉が切れても自分ではやめるって言わなかったんで、その気持ちもすごく分かりますし。だけど無理してほしくないっていう複雑な思いではありますけど、そうは言っても夫婦ではあるし家族ではありますけど、1人の人間としての人生がありますから、最後までそこは後悔のないように、自分の人生を全うしてもらいたいなっていう気持ちの方が……心配はありますが、それ以上にそちらの方が大きいかなと思います。
林RICE陽太「ライト級でもウェルター級でもどっちでも」

──試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。
林 とりあえずなんとか勝つことができてホッとしてます。
──対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。
林 ずっとプレッシャーがあって、僕の思い通りというか、僕がしっかり試合作っていかないといけないなと思ったんですけど、それをさせてくれなくて。やっぱりキャリアの分、そういうプレッシャーのかけ方とかそういうのがうまいなと思いました。
──決まり手となった強烈な膝蹴りでした。そもそも狙っていたのか、あのタイミングで咄嗟に出たのかなど、教えてください。
林 最後ちょっとグラウンドになった時に、それまでよりもちょっと力が入ってないなっていうのと、ちょっとスローになってるような感覚があったので離れて勝負するか、1回膝入れてそこから離れようかどうしようかなと思ったんですけど、行けそうだったんで、その場で咄嗟に出ました。
──初参戦のRIZINの舞台はどんな印象でしたか。
林 やっぱり入場の前とかすごい緊張したんですけど、試合終わった後の解放感とか気持ちよさもすごいなっていう感覚で、また出場したいと思います。
──試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。
林 今回はウェルター級で試合したんですけど、僕、正直減量もほとんどなくて、ライト級でもウェルター級でもどっちでも試合できるんで。強い選手がいたらというか、ライト級は強い選手いっぱいいると思うんですけど、とにかくこの場所で試合して自分の強さを証明したいです。
──ライト級でもウェルター級でもということですが、具体的にやりたい選手がいたら、教えてください。
林 相手は選ばないんですけど。強い選手だったら誰でもいいんですけど、ライト級だったら……そうですね、矢地選手とか、今日出てるジョニー・ケース選手とか、桜庭大世選手とか、まあ、誰でもいいです。やりたいです。
──相手の佐々木選手は、引退からの復帰で地元の大会ということでかなり気合おが入っている戦いだったと思います。そういう気迫とか何かそういうものっていうのは戦いながら感じられましたか。
林 はい。入場してケージに入ってきた時から、それまでちょっと顔を合わせる機会あったんですけど、明らかに目が違うなっていう感じで、試合中も僕がぐっと前に出たら何か仕掛けてくるんだろうなっていうようなプレッシャーがありました。
──そういう相手とこういう大きな舞台で戦えたことは、ご自身のキャリアとしても大きい経験になりましたか。
林 はい。大きい経験になりました。試合前に「一度引退した選手とやるのどうなのか」っていうのを聞かれたと思うんですけど、僕は本当にこの舞台で佐々木選手と試合できて良かったと思いますし、試合前から、とにかく組んでいただいてありがとうございます、という気持ちです。
──これまで対戦したファイターが何人もRIZINに上がってきました。そういう中でようやくご自身がRIZINに参戦できたことで、ここがスタートラインとなのか、何か、ひとつの区切りを感じていますか。
林 今回の勝敗で、もし負けたら僕もこれからの格闘技人生どうするのかなっていうような感じだったんですけど、とにかく勝ったんで、ここからどんどん上に行きたいと思ってます。
──ご自身のダメージを考えて、次の具体的なやりたい時期はありますか。
林 ダメージもないと思うので……、いつでも行けます。
──最後の膝ですけど、GRACHANルールとは違うRIZINルールの中で、相手の肩を持って首相撲のように膝を入れてました。あれは想定して練習してきたのですか。
林 練習はRIZINルールになるので、練習はしてきたんですけど、自分が出すよりも、ああいう展開になった時にやられるぞっていう意識の練習の方が多かったかなと思うんですけど。結果的に自分が出せて良かったです。
──序盤はガードの中に入っていました。それを入らずに長いリーチ、コンパスで膝が届くことは感じていましたか。
林 そうですね。最後のところはもう明らかに力が落ちてて、動きもスローに感じたんで、当たると思いました。
──最後に、林RICE陽太選手の好きな食べ物は何ですか。
林 白いご飯です!
──ハヤシライスではないのですね。
林 ハヤシライスも好きです(笑)!ご飯です!

2026年 年間スケジュール
【8/11(火・祝)開催】RIZIN.54 トヨタアリーナ大会
【9/10(木)開催】超RIZIN.5 浪速の超復活祭り
【10/3(土)開催】RIZIN LANDMARK 16 in NAGASAKI
【11/8(日)開催】RIZIN LANDMARK 17 in CHIBA
【7/18(土)開催】RIZIN LANDMARK 15 in HIROSHIMA
RIZIN甲子園 2026
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