3月7日(土)有明アリーナにて開催されたRIZIN.52の出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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RIZIN.52 試合後インタビューまとめ2

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伊藤裕樹「強豪選手が来れば、その人たち倒して、日本人最強の男に挑みたい」

画像1: 伊藤裕樹「強豪選手が来れば、その人たち倒して、日本人最強の男に挑みたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

伊藤 1Rで終わるとこんなに気持ちいいんですね。

ーー実況の鈴木アナも、「外国人キラー」と言っていて、外国人選手にめっぽう強いという試合でしたが、ご自身としては?

伊藤 うーん、なんでこんな海外の選手に強いか自分でも不思議なんですけど、日本人にも強くありたいっすね(笑)。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

伊藤 イメージ的には、サルみたいな感じで野性味が溢れるかなと思ったんですけど。フェイスオフで対峙したときに、なんか階級差を感じるというか、もうサイズ感がすごいデカくて。「あ、なんかコイツ、生物的にヤベえな」っていうのを感じましたね。

ーーそんな相手にTKO勝利しました。プラン通りでしたか。

伊藤 プランは、もうバチバチで殴り合おうと思って。まあ削って、いつもみたいなアウトボクシングしようと思ったんですけど。ボディだったりも「コイツのこの体、効かねんじゃねえか」って思い出して、一撃で仕留めようっていうプランに切り替えましたね。

ーー決定打となったパンチの感触は?

伊藤 ガードが高かったんですけど、僕の得意の左ハイから、そのガードの隙間開いてるところバチっと狙えたので、「これがボーナスパンチか」って思いましたね。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

伊藤 RIZINがVS世界で強い海外の選手が来ているなかで、今回も海外の選手がすごい活躍して。ま、過去に戦った相手とはとりあえず一旦やりたくなりたくないけど。まあ新しい、すごい強豪選手が来れば、その人たち倒して、日本人最強の男に挑みたいなと思っています。

ーー対峙して、階級の違いを感じるぐらいのファイターだったとのことでしたが、その体格差を感じたことで、作戦を何か変えた部分はありましたか。

伊藤 作戦というか、こう……、なんて言うんですかね。ボディで散らして、またいつもみたいな感じでやろうかなと思ったんですけど、本当に分厚くて「コイツ、ボディ打っても効かねえな」と思って(笑)。で、まあそれで一点集中で、タイミングで倒そうと思いました。

ーーあのハイキックのことですか?

伊藤 まあ、ハイキックだったり、コンビネーションよりも、1発効かせるやつで倒したいなと思いましたけど。

ーー去年の敗戦からの反省であるとか、そこから練習でさらに磨いてきたものがあるという、自負がありましたか。

伊藤 まあそうですね、去年はもう4試合すべてフルラウンド戦ってボーナスも1回も取れずに終わったので、その反省も活かして、狙うところは狙って、最後、仕留めるところはしっかり仕留めるというのは、2026年は反省してやっていこうかなって思ってます。

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ーーリング上で、扇久保選手の名前も出されて、自分の地元の名古屋で大晦日という話もありましたが、先ほど今大会で、仙台大会の開催が発表されました。扇久保選手は岩手出身で、東北なので近いということで「ぜひ出たい」ということをXで投稿していました。伊藤選手でも、ララミー選手でもということでした。

伊藤 仙台でと?ああ、なるほど。いやそこはもう、神龍とかも仙台が地元じゃないですか。そこで神龍に負けてもらって、扇久保さん勝って。6月でしたっけ。だから6月からちょうど半年でちょうど大晦日で、扇久保さんもタイミングいいと思うので、名古屋で決着つけましょうよ、そこは。

ーーあくまでも敵地には乗り込まないということですね。

伊藤 まあ、そうっすね。地元で大晦日に出ることに意味があるので。敵地よりはこっちでやらせてください。**

ーー仙台でベルトを獲って、名古屋で防衛戦はいかがですか。

伊藤 いいえ、仙台には申し訳ないけど(笑)、仙台は普通に観光とかで、牛タンとか食べながら、「ああ、やっぱり扇久保さん強いよね」っていうのを確認して、名古屋で扇久保さん倒したいです。

ーーでは仙台は解説ですね。

伊藤 解説は、僕はたぶん変なこと言うから解説に呼ばないと思うんで(笑)、まあ裏解説ぐらいで楽しみたいと思います。

ーー左ハイが完全に入ったけれど、モタ選手が「効いていないよ」という素振りをしました。それは見えていましたか。

伊藤 いや、「効いてないよ」というより、嫌な顔をしたんで。結構ハイキックした時に「えー!」みたいな顔をしたので(笑)、そこで間髪入れず。結構、僕の得意なコンビネーションでもあるので、そこを逃したらまたこのガチムチと残りの時間やって、15分やらないkんって考えたら仕留め切ったほうがいいという判断になりました。**

ーービデオで見たら相手は叫んでいまして、気合いを入れていました。

伊藤 はいはい。

画像3: 伊藤裕樹「強豪選手が来れば、その人たち倒して、日本人最強の男に挑みたい」

ーーでも続けてのストレートで倒した、と。

伊藤 はい。

ーー左ハイからの左ストレートについては、あれはコンビネーションなのか、入って効いたと思ったからまた左を伸ばしたのか、どちらでしょうか。

伊藤 僕の得意なコンビネーションでもあるので、そこで嫌な顔してくれたから、すかさず「もうここ、打ったほうがいいな」と思って、それでとストレート打ちにいきましたね。

ーー最後もパウンドも左もめちゃくちゃ入っていましたけど、最終的には右で飛ばしました。あの場面も、自分で見ていて右に切り替えるとか、瞬時に自分の中で判断できるということですか。

伊藤 そうですね。もう2025年で、それは痛いほど学んで、やっぱ止めてくれなかったんで。こう左、相手のガードがちょっと上がったところに右が開いたんで。右で顎を一発目打ったら、それで飛んでくれたので、気持ちよかったです

ーーこの1勝で去年の中盤の辛かったことを払拭できるぐらいのKO勝利でしょうか。

伊藤 いや、それはないですね。今年も4試合ぜんぶKOで全部ボーナスもらってかないと割に合わないので、はい。全員倒してきます。

ーー仙台大会で神龍選手が扇久保選手に挑戦すればいいという発言がありましたが、神龍選手は福岡大会の参戦が決まっています。どう見ていますか。

伊藤 あ!うーん、まあズールーが勝っちゃったら、仙台行っちゃおうかなあ(笑)? まあちょっと考えます、タイミングが合えば。そういうプランなんでしょうね、RIZINは。分からんけど。ララミーが今回すごかったですね。ララミーもタイトルマッチの候補として有り得るのかなと。

カルロス・モタ「もっと練習して、より強くなって、戻ってきます」

画像: カルロス・モタ「もっと練習して、より強くなって、戻ってきます」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

モタ 少し悲しいです。なぜなら勝ちたかったので。でも試合というのはこういうもの。また強くなって帰ってきます。

ーー決まり手として、ハイキックのあとにパンチをもらっていましたが、おあが見えていましたか?

モタ あのハイキックが入るまでは自分がゲームをコントロールして、あの支配していたと思うんですけれども、いいタイミングであのハイキックが入ってしまったので、このようなハイレベルな戦いでは、ひとつのエラーが大きなミス、大きな過ち、間違いにつながってしまうので、しょうがないと思っています。今日は自分の運がなかったと、ツイてなかったと思っています。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

モタ ボクシングが得意な選手という印象は変わりません。自分がミスを犯してしまった。試合はどちらか一人が負けなければいけないものですから、自分はもっと強くなって戻ってきて、この階級のチャンピオンになります。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

モタ 改善するべきところを改善して、もっと練習して、より強くなって、戻ってきます。

所英男「もう、何もできなかったなあって」

画像1: 所英男「もう、何もできなかったなあって」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

 いやー、何も試合という試合をさせてもらえなかったというか。もう、何もできなかったなあって。鹿志村さん、強かったなあっていうのと、自分ダメだったなっていうのと……、な感じです。はい。

ーー何もできなかったのは、ご自身どういったところだと振り返って思っているのか教えていただけますか?

 金原さんと勝村さんに言われたのはまあ、ちょっと硬かったっていうその間でもう終わっちゃってたっていう感じです。はい。

ーー練習したことのある鹿志村選手を相手に試合で手合わせをしてみて、実際に戦った印象を教えてください。

 もう強いのは分かってたし、あの形も強いのは分かってたんで「ああ、やっぱ強いなあ」っていうのと、まあ「いい男だな」っていうのを、すごい感じました。なんか、リスペクトをしてくれてて、ありがたいなと思いました。

ーー皆さん気にしているのが、進退についてだと思います。今後について現状どう考えているのか教えていただけますか。

 正直、今回3R、金原さんみたいな試合が出来たら、もうまあ十分やった、満足だって思いたかって、もう、あと2試合行ってたんですけど、まあ今回でもうガチンコ、ラストかな?って心の中、思ったんですけど、ちょっと。なんか思ってたのと違って。「ああ、どうしようかな?」っていう感じです。

ーーまだ考え中ですか。

 そうですねまあ、もうちょっとまあ、あの、考える時間はどんだけでもあるんで、自分。まあゆっくり考えて。そうっすね。信頼できる人たちが近くにいるんで、その人たちと考えたいと思います、はい。

画像2: 所英男「もう、何もできなかったなあって」

ーー鹿志村選手とは一緒に練習している間柄。ああいう展開になったことは過去にありましたか。

 あ、もう何回もあります、うん、で、僕もあそこで立っていくと、起きると食らうのは分かってるんで。頭ん中入れたし。そういうイメージ練習もしてたんですけど。なんかもうあの、ラウドラックッて言うんですかね、あれが嫌だったので、なんか起き上がっていっちゃったんですかね。で、まあああ。まだ不完全だったような感じだったですけど。もうちょっと気がついたら意識はなかったです。

ーー完全に失神を?

 そうですね。起きたら足つってて、痛いなあと思ってたら勝村さんがいて、なんか「あれ?何やってたんだろう?」って感じでした。

ーー失神負けっていうのは、キャリアの中では初めてですか?

 ああ。まあ、もう、何度もあります。

ーー今後に向けてっていうのは、またちょっとお時間があるということでしたけれども、まあ、今年の大晦日はあの所選手の地元岐阜に近いナゴヤドーム(正式名称バンテリンドーム ナゴヤ)での開催なので、まあここを期待しているファンも多いと思うんですけれども、まだそこまでは考えられない状況ですか?

 まあ、なかなかその出たいなっていう内容じゃないし。ああ名古屋ドーム行きたいですけど。なかなかこのRIZINっていう舞台はやっぱ難しいと思います。でも、そうですね。まあナゴヤドーム行きたいっすね。

ーー本音では出たいと?

 けど、まあ、はい。

ーー鹿志村選手は試合後、何か会話されましたか?

 いやもう本当に……、そうっすね。なんか本当に自分なんかにリスペクトの気持ちを持ってくれて話してくれて。リングでも、だって、あんな、手を挙げてもらってとか。あんな、びっくりしましたね。なんか、ああ、もう。でも本当に。もうそうっすね、完敗です。もう本当に鹿志村さん、強かったです

ーーこれじゃ、このまま簡単にはやめられないなみたいな気持ちも若干出てきたっていう感じもあるんですかね。

 だからそうですね。そのまあ、思ってたことができないのがもう現実なんですけど。そうっすね……、勝村さんとも話しましたけど、ちょっと。ここで、ちょっと考えます。あの、ちょっと、はい。

ーー今は誰とやりたい、というよりか、出し切りたいっていうのが強いですかね。

 そうですね。もう、出し切りたいっす。出し切りたかった。まあでも、そうさせてもらえないのが試合なんで。はい。悔しいです。

鹿志村仁之介「僕がこのMMAで活躍するにあたって、(自分の)スタイルを貫いていきたい」

画像1: 鹿志村仁之介「僕がこのMMAで活躍するにあたって、(自分の)スタイルを貫いていきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

鹿志村 無事勝つことができてまずはホッとしています。と共に、所選手を超えた実感が徐々に湧いてくる感じがすごい不思議な感じです。

ーー試合時間は短かったのですが、練習相手ではなく、対戦相手としての所選手と、実際に戦った印象を教えてください。

鹿志村 実際、今この試合が終わってからだから言える話ですが、練習でもたまに一本取られることもあって正直「怖いな」って思っていた部分もあったので、対面したときにいざそれが出ないように、ポーカーフェイスしながら戦ってたつもりだったんですけど。……試合になっちゃえば試合は試合なので、相手が誰だろうと変わらないかな?というのは正直な感想です。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

鹿志村 まず僕がこのMMAで活躍するにあたって、一番大事なことは「自分の柔術を忘れずに極めで勝っていく」っていうスタイル。これを貫いていきたいと思います、今後も。

ーーこの試合が決まってから、準備を経て、実際にスーパーレジェンドとリングで触れ合って何を一番強く感じていますか。

鹿志村 今一番強く感じることは、僕が今日フィニッシュしたのはアナコンダチョークなんですけど、僕が中学生の時に柔道をやっていて、その柔道で使える絞技として親父が教えてくれたチョークであって。それを僕はずーっと使い続けてきていて、今となってはすごい自分の武器にもなってるし、なんかそれでフィニッシュできたっていうのが、一番嬉しいかなって思います。

ーーお父さんとは会話しました?

鹿志村 はい、すぐに。「これ、誰が教えてやったんだよ」って、すぐ言われました「お前だよ!」と言ってやりました!(笑)

ーー試合後、所選手と何か会話はされましたか。

鹿志村 はい、しました。「もう任せた!」って言ってくれたんで、その言葉にすごいジーンときたのですけど「いやいやいや!」って言って。またLOTUSで練習お願いします!と行って。「いやこちらこそ」みたいな感じで、お話しさせていただいたんですけど。そんな感じです。

ーー交通事故で欠場した盟友の相本宗輝選手の思いも背負っていましたか?

鹿志村 表には出さなかったんですけど、すっごいありましたね、やっぱ心の中では、アイツの分まで。俺が勝って、アイツが全部報われるっていうかこう……、すっきりするわけはないんですけど、どこか悔しい気持ちをちょっとでも俺が背負ってあげて、しっかり勝って、いい背中を見せられたら……じゃないですけど、僕の活躍を見て、さらにやる気になってくれたら、僕は嬉しいですね

画像2: 鹿志村仁之介「僕がこのMMAで活躍するにあたって、(自分の)スタイルを貫いていきたい」

ーー回復されたら次こそは一緒に?

鹿志村 次こそは一緒に出たいですね。まあ、こんなところで辞める人じゃないし、こんなところで挫折して終わるような人でもないと思ってて。根性あるんで、絶対戻ってくると思うんで、それをみんなに楽しみにしててもらいたいですね。

ーーパスガードを狙って、スプロールしたところにアナコンダチョークを合わせましたが、もともとは普通にパスガードして抑え込みを狙っていたのでしょうか。

鹿志村 はい。あの形はすごく僕、すごい得意な形で。パスガードに行く瞬間って相手が亀になるか、もしくは、手でフレーム張って、足を戻して、ガードを戻してくるかの多分2択くらいにはなると思うんですけど。所選手は亀になられて、こちらに向かってきたので、ちょうどアナコンダのセットがうまく入ったっていうような感じですね。まあ僕の狙いとしては、どっちでもよかったです。それは、どっちの選択肢もあったんで、まあ、どっちが来ても大丈夫なようにはなってたつもりだったんで。それがうまくハマったかな、とは思います。

ーーちなみに足を戻してきた場合はどういう狙いですか。

鹿志村 足を戻してきた場合は、再度同じプレッシャーをかけて、またパスのプレッシャーでパスガードに行くか、相手が亀になるのを待つ。足を戻してきて、また再度のプレッシャーかけられると、相手ももう1回戻そうというよりかは多分亀になってくるような感じがするので、まあそんな感じで狙ってたのかなと思います。まあでも、僕が注目してほしかったというか、アナコンダのセットももちろん自分のなかでも良かったし、すごいハマった感じはあるんですけど、あの、蹴り上げを注意した僕の立ち位置が、自分のなかではすごく良かったと思っていて。正面で行くと蹴られちゃうから、横で、相手と半身で横に向いて詰めていくっていう。あれを自分のYouTubeでも解説してて、技術解説みたいな感じで、HOW TOみたいな感じでやってるんですけど、そのHOW TOがうまくハマったんで、そのYouTubeをみんなに見てもらいたいなと思います。「ああ、これやってたんだコイツ!」みたいな。僕のYouTubeに出ているのでちょっと見てみてください。

ーー所選手は、試合後インタビューで「あと2試合で引退と前から言ってけれど、ちょっと今回のような負け方だとどうしようか考える」と。それを聞いて思うことはありますか。

鹿志村 いや、僕はもう1試合やってほしいです。もうその1試合もしやるってなったら、僕は全力で協力するし練習にも付き合うし。何でも言ってくださいって感じなんで。僕はもう1試合見たいです、ファンとして。はい。

ーー所選手に試合前にお話を聞いた際に鹿志村選手のお父さんが所選手のファンであるという話題のなかで所選手が、「試合後に鹿志村選手のお父さんと飲みに行きたい」と話していたのですが、それを聞いていかがですか。

鹿志村 行きましょう、僕も混ぜてください(笑)

キム・ギョンピョ「(チャンピオンの)足掛かりとして戦える相手とは全て戦っていきたい」

画像1: キム・ギョンピョ「(チャンピオンの)足掛かりとして戦える相手とは全て戦っていきたい」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ギョンピョ (日本語で)「こんにちは」。今日のRIZINの試合、1年4ヶ月ぶりということで、かなり深刻な怪我をしまして、その間、トレーニングできるかどうか、試合に復帰できるかどうか心配したのですがまた復帰できて嬉しく思っています。怪我で休んでいるあいだにRIZINのリングの大切さについて改めて分かった気がします。今回の試合は、当初、自分が望んでいたような試合展開ではなかったのですが、そのせいもあって、試合後はあまり気分が優れませんでした。先ほどまた試合内容を映像で繰り返し見ているなかで、ある程度トレーニングしてきたことが出せていたなと思っていて、その点は改めて良かったなと思っています。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

ギョンピョ 予想通り、ベテランということもあり、戦略を駆使する能力、試合運びの能力というのが、とても優れた選手だと思いました。そういう選手だろうと知ってはいたのですが、実際に戦ったことで体感してみて、実際に彼の素晴らしさを感じることができました。試合後にお互いに顔を合わせたのですが、本当にナイスガイだという気がしました。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ギョンピョ RIZINのチャンピオンです。それが最終的な目標ですが、全てのライト級の選手たちがそれを目指しているのではないでしょうか。ただし、いきなりタイトル戦とはいかないでしょうから、ライト級はかなり増えて選手層が厚くなりつつあると聞いています。足掛かりとして戦える相手とは全て戦っていきたいと思っています。

ーー久しぶりの試合ということで、リングに上がる時に不安もありましたか? やってみて、たとえば思ったよりできたというところや、不安があってできなかったことがあれば、教えてください。

ギョンピョ 思っていた試合展開にならなかったということで、スタンドでもう少し戦いたいと思ったけれど矢地祐介選手が圧をかけてきたことで、自分の当初考えていたプランが崩れてしまいました。そういう攻め方をしてくるとは想定していたのですが、なかなかそれに対応することができなかった、ということ。そして、グラウンドの技もなかなか使えなかったこと。それ以外に関しては、矢地祐介選手はテイクダウンが上手な選手なので、ある程度、事前にはおそらく倒されるであろうことも考えていましたが、そういった点でなかなか思うようにできなかった、これができなかった点ですね。できた点としては、試合前はいつもリングに上がる前は不安な気持ちというものはありますけれども、いざリングに上がると自分を信じるしかない気持ちが強くなるので、その感覚を取り戻せたこと、自分を信じる気持ちは良かったと思います。

画像2: キム・ギョンピョ「(チャンピオンの)足掛かりとして戦える相手とは全て戦っていきたい」

ーーカットして流血したことで試合が止まりました。流血によるドクターストップを狙っていた部分というのはあったのでしょうか。

ギョンピョ 選手としてドクターストップという形で試合が終わることは望みません。もちろん勝とうと思っているなかで、矢地祐介選手がカットしてしまって流血でドクターストップになりました。自分はパウンドやバックチョークでフィニッシュしようと考えていました。で、できれば3Rまでやって試合を終えたいと思っていました。ところが予想外に傷が深かったためにドクターストップになってしまいました。ドクターが試合を止める前に最後にチェックをした時も、まさかこれで試合が終わることはないだろうと心のどこかで思っていたんですけれども。まあ、全般的に自分の方がちょっと運が良かったのかなというふうに思います。思った以上に矢地選手の傷が深かったということもあったので、まあ少し自分の方が運が良かったかなというふうにも思いますし。まあ自分としては3Rまでしっかりやって勝っておきたかったですし、経験上3Rまでやっても勝てたと思います。

ーー次にすぐタイトルマッチとはいかない、ということをおっしゃっていましたが、では次に戦いたい相手は?

ギョンピョ まだはっきりと、どの選手とは考えていませんが、知っている選手としては、おそらく野村(駿太)選手がノジモフ選手とやるのではないかと思いますし、そこで勝った選手、もしくはまた新たな選手が対戦相手になればいいかなと思います。自分はRIZINでやれと言われたら、試合を組んでいただけたら、つべこべ言わずに全部戦いたいと思っています。ただしタイトル戦というのも自分の中にある欲としてはあります。

ーー(韓国語)韓国ではライト級でギョンピョ選手が最も強いと評価されていますが、ご自身はどう思っていますか?あとは全盛期を迎えているという評価についてはどう思いますか?

ギョンピョ 自分が全盛期かどうかははっきり言ってよくわかりません。韓国のライト級の最強ではないんじゃないかと自分では思っています。今はいい選手がたくさん出てきているので。すぐに戦えと言われたら負けるかもしれないけど、しっかり時間をかけてトレーニングすれば誰にでも勝てるだろうと自分では思っています。

画像3: キム・ギョンピョ「(チャンピオンの)足掛かりとして戦える相手とは全て戦っていきたい」

ーー(韓国語)軽い質問ですが、野球はお好きですか?

ギョンピョ 嫌いです(笑)!格闘技が一番、RIZINが一番です(笑)。

ーー(韓国語)今日は、試合開始からかなり優勢でした。しかしながら勝利を収めたにも関わらずあまり試合後の表情が満足そうではなかったです。10点満点のうち、点数をご自身につけるとしたら何点でしょうか?

ギョンピョ 10点満点中3点です。あまりにも久しぶりにリングに上がったこともあって、試合勘がかなり鈍っていたと思います。自分ではこういうふうに戦おうというイメージ、想像をしてリングに上がったけれども実際に戦ってみたら、イメージ、想像していたものとかけ離れていたという感じがありました。ただ、今回試合をしたことでまた試合勘も取り戻したので、次の試合はもっといい試合をお見せできると思います。

ーー(韓国語)「しっかり時間をかけてトレーニングすれば誰にでも勝てる」ということでした。RIZINの試合に出るとしたらいつ頃を希望していますか?

ギョンピョ 「来月すぐ来い」と言われたらちょっと困ります。3、4ヶ月後というのが自分のなかではあります。35歳ということもあってあまり時間に余裕もないので、3、4ヶ月後に戦えたらな、と思います。

ーー韓国国内にも盛り上がっているプロモーションがあるなかで、ご自身がRIZINにこだわる理由は?

ギョンピョ 韓国のプロモーションもだんだん良くなっていますが、RIZINのファンであるとか、そういった点からすると、まだ韓国よりもRIZINのほうが上なのかなと思います。もちろん韓国もどんどん良くなっています。日本の情緒的なものが僕自身にすごく合っているかなと思います。とても感覚的なものですが、その感覚や情緒があっていること、RIZINが自分を気遣ってくれていること、その点にはすごく満足しています。

矢地祐介「今回の試合、自分の中で収穫があった」

画像1: 矢地祐介「今回の試合、自分の中で収穫があった」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

矢地 ええまあ、(負けたら)いつも悔しいんですけど、今日本当に悔しさはいつも以上っていう気持ちです。

ーードクターストップだったので、ご本人としては「まだまだ続けられた」と思っていましたか。

矢地 うん、まあね、結局1Rあそこまで攻められてるから何も言えないんですけど、うん、正直自分としては相手もガス欠していたのが分かっていたんで、「あ、ここから俺の時間だな」と。まあ判定行ったら負けちゃうと思ってたんで、3つめ(3R目)でしっかり仕留めに行くぞと、仕留められるぞと思っての2R最後、あの四つのテイクダウンだったので、本当に悔しいですね。

ーー対戦相手と実際に戦った印象を教えてください。

矢地 やっぱり、まあね(苦笑)、強いのは当たり前なんですけど。強かったですね。特に、力負けとかは全然感じなくて。うまかったですね、最初のテイクダウンも上手でしたし。「うまかった」っていう印象です。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

矢地 ああー、まあ、負けはしたんですけど、自分自身、今回自信がついたというか。自分に自信がなくて、それが試合にも出ちゃってたんですけど、今回の試合、まあ自分の中で収穫があったというか。このレベルの、アジアできっと上位陣の選手にここは通じるんだとか、「あ、これくらいやれるんだ」とか。いろいろ今回テーマとして取り組んでいたことが通用した部分もあったので。そういう意味では、変に自信がついてしまったというか、また早く試合組んでいただけたら嬉しいなとは思います。

ーー出血したきっかけになった攻撃を覚えていますか。

矢地 多分、1Rに僕がクローズドガードになったときの相手のヒジ、相手の左ヒジか、なんだと思います。割れた感じはなかったけど気がついたら血が出ていたな、という感じです

ーー映像で見るとかなりの出血量です。ダメージは?

矢地 そこまでダメージという部分では、何発かヒジで、ぐわんと衝撃はありましたけど、そこまで、血の割にはダメージは正直なくて意外と冷静には戦えていました、1Rの場面も。

ーー2Rで、これで止められるか?という感覚は?

矢地 それに関しては、自分で見えているわけではないし分からなかったですけど、まあ「これくらいの流血だったら、まあ全然大丈夫かな」と思っていたのですけど。ドクターの方も「まあ大丈夫か」っていう雰囲気だったんですけどね。急になんか「やっぱダメだ」となって、血が出過ぎていたみたいですね。

ーー流血したことで、変えたもの(プラン)は?

矢地 特にないです。別に、まあもちろん「あ、血が出てるな」とは思いましたけど、だからといって何かを変える感じはなかったかなと。

ーー序盤に劣勢でも最後に巻き返していけるという確信があったり、戦略もしっかり持った上で最後までやりたかったですか。

矢地 そうですね。やっぱり1Rも勢いと圧力が強いの分かっていたので、まあそこはしっかり慎重に戦わなきゃいけないなって。まあ結果ああやってたたみこまれちゃったんですけど、1R凌いでそこからもう自分の蹴りも嫌がっていたのを感じたし、組んだ時に「全然もう力が残ってないな」って感じたんで、もうここから四つでしっかりテイクダウンして、まあ最後下になっちゃったんですけど、「ここから俺の時間だな」「これ、みっつめで極められるな」っていう、正直確信くらいの気持ちでいました。だから本当に悔しいですね。

ーーRIZINが今年、VS世界というテーマのもと、矢地選手もそこに向かっていくことを考えていらっしゃったなかで、今回負けてしまったことで、対世界としては一歩後退しました。もしかしたらまた日本人対決になるかもしれません。それでも戦っていきますか。

矢地 もちろん、もちろん、組んでいただければ誰とでもやるスタイルは昔から変わらないんで。まあ組んでいただけたら日本人だろうと、外国人だろうと、誰とでも戦う気持ちでいますし、準備はしておきます。

画像2: 矢地祐介「今回の試合、自分の中で収穫があった」

ーーカットの原因となったテイクダウン、最初に四つで五分だったと思うんですけど、あれを回してテイクダウンされたことに関してはどう感じました?

矢地 まあ、あれは本当うまくやられたなという、支釣込足的な、力うまく逃がして。あの組んだ感じ、本当になんか力ってそんな感じなくて、良くも悪くも柔らかい感じだったんで組んだ時「あ、大丈夫だ」って思ったんですけど。そこはうまく体重読まれたというか、うまく投げられちゃいましたね、はい。

ーーガードもオーバーフックからクローズド入れたと思うのですが、その反対側のヒジも、うまく相手に使われた?

矢地 そうですね、いろいろ反省点は色々あるけど、あそこで立っていく展開にする選択肢も十二分にあったと思ったんですけども。なんか、うーん。ね、ガードからとりあえず凌いで、多少、多分効いていたのもあるのですけど、次につなげようという意味で、意外と冷静でしたけど。で、そのラッシュで相手がみるみる疲れていたので、まあ、まあ(苦笑)

矢地 (質問の合間に)マジで悔しー……。すみません、言い訳がましくなってしまってマジで悔しい。

ーー「悔しい」を連呼されているということは、ドクターストップには不満がある?

矢地 不満はないです、もちろん。チェックしていただいたドクターの方たちの決断、判断は全然アレですけど、ちょっとね(苦笑)。もうちょっとやれたんじゃないかという気持ちはあります。ドクター陣、カットマン勢に不満があるわけではないです。

ーー逆にそれが「矢地選手っぽい」と思いました。不満を露わにしたほうがお客さんに色々伝わったと思いますが、終わってすぐ笑顔でギョンピョ選手とハグしたり、ああ矢地選手っぽいなと。

矢地 ハハハ。いや本当に彼ナイスガイで、試合後もいろいろお話させていただいたんですけど、素直にもらったのが悪いわけで、そこに別に不満はない、もらった自分が悪い。ただもうちょっとなんか……、もうちょっとうまく止血してくれてもよかったなとはね、正直ちょっと思うんですけど(笑)、まあその決定はね。RIZINで戦う以上、その決定を覆すというか反発するわけにいかないんで、RIZINで戦っている以上は、それをしっかり認めて、次に繋げるっていう気持ちですね。

ーー最後、下になってなかったら止められていなかったかも、という思いは?

矢地 それは思いました。あそこで1回区切りついちゃったんでそこに関しては失敗したなと思いましたけど……、(モニターのライブ中継を見て)あ、武田勝った!すげえ。……俺もすごいドクター陣に聞いたんですけど、あれはまあ、ラウンド入ってもラウンド中の出血具合見て止めていただろうとみんな言っていたのでしょうがないと思います。ただ本当に、ここから俺の時間だったのに!という気持ちは消えないですね。すみません、うるさくて。

ーー次に期待しています。

矢地 はい、ありがとうございます。

矢地 (帰り際)まだまだ、がんばります!

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