5月31日(土)PARADISE CITY(韓国・仁川)にて開催されたRIZIN WORLD SERIES in KOREAの出場選手たちの試合後インタビューを公開!

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シン・ユリ「体をまたしっかり作るには、少し時間が必要」

画像1: シン・ユリ「体をまたしっかり作るには、少し時間が必要」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ユリ まず本当に、悔しいです。悔しい気持ちはありますが、一方では、今回の試合は怪我のせいであまり練習ができなかったので、正直、準備する中で不安な気持ちもありましたし、今回「勝ちたい」という気持ちも強かったんですが、それも欲張りなのかなと、そんな思いもあり悲しい気分です。

ーーケイト・ロータス選手と実際に戦った印象を教えてください。

ユリ 以前から試合をたくさん見ていた選手で、同じストライカーということもあって、ずっと関心がありました。思っていた通り、打撃がとてもきれいで上手でしたし、動きもすごく良かったです。試合中も“本当にうまいな”と思いながら戦っていました。

ーーシン・ユリ選手は日本でRIZINに出場してきましたが、今回母国で開催されたRIZINの印象を教えてください。

ユリ これまでRIZINで毎回日本で試合をしていましたが、今回は韓国で試合ができて本当に良かったです。久しぶりに母国で試合ができてすごく嬉しかったですし、ホームなのでより一層勝ちたかったです、それが悔しさにも繋がっています。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ユリ 一度引退を撤回して戻ってきたんですが、テクニック、技量を前のように戻すのはやはり簡単ではないなと痛感しています。少し欲を言えば階級を上げたい気持ちもありますし、怪我のせいであまり練習ができなかったのが非常に悔しいです。今は怪我の回復に思ったよりも時間がかかっていて、とりあえずは治療に集中しなければいけないと思っていて、体をまたしっかり作るには、少し時間が必要だと考えています。

ーー先ほど怪我については詳しく話されていなかったようなので、具体的にどんな怪我か教えていただけますか?

ユリ だいぶ前からヘルニアを患っていまして、最初は腰のヘルニアだったんですが、今は首にも広がって、全身がヘルニアのせいでかなり大変な状態です。トレーニング以外の時間はほとんど寝たきりで、日常生活も厳しい状況です。

ーー回復期間はどれくらいかかるのですか?

ユリ 今は手術の話も出ていて、手術を検討しています。もし手術するとなると、回復までに半年くらいかかるのではないかと考えています。

画像2: シン・ユリ「体をまたしっかり作るには、少し時間が必要」

ーー怪我のせいで練習できなかったこと以外に、試合中に悔しかった点はありますか?

ユリ 本当に悔しかったのは、1Rでお互いに打ち合ってる中で目をぶつけてしまって、その瞬間から前が全く見えなくなったことです。視界が遮られたことで混乱してしまい、それが大きく影響しました。目が見えなくなると恐怖心が出てきて、1〜2Rはその恐怖でまともに対応できませんでした。3Rからは“もう見えないんだから行くしかない”と思って腹をくくって戦いましたが、そのラウンドは少しうまくいった気がして、最初から思い切っていけばよかったなとちょっと後悔しています。

ーー目のことで打撃戦で苦労されたとのことですが、やはりケイト選手の動きの多さに対応しにくかったということでしょうか?

ユリ はい。まず、落ち着いて一つずつ攻めていきたかったんですけど、自分が思い描いた通りに詰めることはできました。ただ今回はパンチのパワーに重点を置いて、カウンターを狙って戦おうとしたんですが、目が見えないので物が二重に見えてしまって、反応速度も落ちて、パニックになって考えすぎてしまい、うまく戦えませんでした。

ーー階級を上げたいとおっしゃっていましたが、その理由は?

ユリ ROAD FCに出ていた頃より今は体がかなり大きくなっていて、減量がすごく大変になっています。今回の試合の直前2週間もとても辛かったですし、RIZINに出始めてから減量の難しさを実感しました。なので可能であれば階級を上げたいという気持ちはありますが、今はあくまで考えている段階で、どうなるかはまだ分かりません。

ケイト・ロータス「また日々、練習していくのみ」

画像1: ケイト・ロータス「また日々、練習していくのみ」

ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか。

ケイト 素直に嬉しいのと、勝ててホッとしています。

ーーシン・ユリ選手と実際に戦った印象を教えてください。

ケイト もともと気持ちの強い選手だと思っていたのですけど、自分がイメージしていた以上にもっとアツい選手でしたね。

ーー海外の試合は、今回が初めてですか?

ケイト はい、初めてです。

ーーRIZINの舞台ではありましたが、初の国際戦の印象を教えてください。

ケイト 日本だから韓国だからと言って、大きな違いやアウェー感はなく、今回「日韓(対抗戦)と言われているくらいで、日本チームがいるから心強かったのはあります。

ーー試合を終えたばかりですが今後の展望・目標を教えてください。

ケイト 今回も自分のなかでは3Rフルで戦ってフィニッシュするっていうイメージでやっていたんですけど、できなかったので、まずはフィニッシュできるようにひとつひとつの技術の精度を上げていくっていうのと、今、DEEP JEWELSとRIZINで1勝ずつ2連勝できたので、このまま連勝できるように、また日々、練習していくのみです。

ーー今回の試合はどのような作戦だったのか細かいところを可能な範囲で教えてください。

ケイト 自分は始め打撃だけで打ち合いたいと言っていたんですけどセコンドに「絶対ダメだ」と言われていたので、最初から3R通してMMAを、タックルをしっかり混ぜて戦うように言われていました。

画像2: ケイト・ロータス「また日々、練習していくのみ」

ーーこの試合で自分のイメージしていたことが何%くらい発揮できましたか。

ケイト 100%中だったら、うーん……40%くらいですかね。

ーー残りの60%はシン・ユリ選手の強さや、粘り強さにあった?

ケイト もちろん、シン・ユリ選手の強さがあったので、それだけしか、40%くらいしかできなかたというのもあるし、自分はタックルが得意な選手ではないので練習通りにそれができなかったっていうのは、練習はやってきたつもりだけれど、もっとやっていかなければいけないところなのかなと思いました。

ーー連勝を続けていきたいとのことでしたが、具体的に、いつ頃どんな選手とやりたいかのイメージはありますか。

ケイト 試合でのダメージはないので「すぐにでも」と言いたいですけど今回ちょっと水抜きが多すぎて多分体に負担がかかっているので休めるんだったらちょっと休んで、戦いたいのは上の、トップレベルのひとたちに絡んでいきたいというのが今の目の前の目標なので、自分よりちょっと上の選手たちを一人ずつ倒していきたいです。

ーー韓国で寄って行きたいところはありますか?

ケイト 生きたタコを鍋にぶちこむヤツを見て、そこに行きたいのと、あとシン・ユリ選手が豚カルビ?みたいなのがおいしいから食べてほしいと言っているのを見たので、あとでシン・ユリ選手に聞きに行こうかと思います。

ーー日本からPPVを見ているたくさんのファンが「勝利おめでとう」という声を挙げています。応援していたファンにメッセージをいただけますか。

ケイト 本当に練習とか減量でくじけそうなときもファンの人たちの「頑張れ!」とか、「やりきれ!」という声で頑張れているので、これからも引き続き応援してほしいし、応援しよう!って思える選手になっていくので、これからもケイト・ロータスをよろしくお願いします。

ーー韓国でも人気があるようなのですが。DMを受け取ったりしていますか?

ケイト DMを基本見なくてわからないです。でも嬉しいです。

ーーさっき、上の選手と戦いたいとのことでしたが、それはリベンジをしたい選手がいるということでしょうか、あるいは他の選手ですか。

ケイト 戦っていて楽しかったのでリベンジしたいと言う気持ちで、リベンジしたい選手はいます。

ーーそれが誰なのかは話しづらいですか?

画像3: ケイト・ロータス「また日々、練習していくのみ」

ケイト いえ、全然。RENA選手にリベンジしたいです。尊敬しているし大好きな選手だからこそ、リベンジしたいです。

ーーこれは質問ではないのですが韓国のファンに一言お願いします。

ケイト 韓国の方からの応援もすごく嬉しいです、ありがとうございます。ハングルは読めないので、文章自体はあまりよくわからないけど、これからも応援しつづけてくれると、嬉しいです。読めるようにも勉強します。

ーー韓国女子格闘技の発展に非常に努力している記者です。今、韓国女子格闘技の現実は、日本に比べてかなり遅れています。一方、日本では女子リーグが非常に活性化しており、女子のみの大会もあって、すごく発展しています。これに関して、日本特有の原動力のようなものがあるのか、詳しく知りたいです。

ケイト わからないです(苦笑)。

ーー今回、ダブルレッグテイクダウンのみならず、シン・ユリ選手の得意な首相撲ヒザに首投げを合わせてテイクダウンで背中をつかせてパウンドが試合を決定づけたと思います。あれは研究して練習してきた動きでしたか?

ケイト 首投げとか、腰から乗せて投げるのはもともと中学のときちょっとだけやっていた柔道が活きているのであまり練習とかでも使わないけど、ふとしたときにパンと出るので、中学のときに練習してきたことが今形になっているのかと思います。首相撲とかも全部は対処できなかったけど打撃のジムで首相撲も練習させてもらってるので、そこもちょっとずつ、もっと対処できるようにやっていきます。

ーー今回、小さ目のケージでしたが、それを事前チェックしたときにシン・ユリ選手の打撃を詰めて捕まえられると感じましたか。

ケイト 今回もともと、打撃できるだけ出して、出しての、タックルなので、タックル入るという練習をずっとしてきていたので捕まえるイメージはできていたのと、ありがたいことに狭かったので、それも自分の勝利のほうに傾いてくれていたのかなと思います。

RIZIN WORLD SERIES in KOREA 試合結果一覧

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