7月17日(水)RIZIN FF事務局にて、のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXTの記者会見が行われた。
司会進行はRIZIN実況担当の鈴木芳彦アナウンサーが務め、会見には榊原信行CEOと朝倉海、扇久保博正が登壇した。
海が欠場。扇久保が緊急参戦でアーチュレッタと王座戦へ
会見前半では榊原CEOと朝倉海が登壇し、榊原CEOから朝倉海の欠場が発表された。
朝倉海の欠場理由は、左膝内側側副靭帯損傷。全治6週間の診断を受け、その後回復を試みたが劇的な回復は見られず、7月12日(水)に榊原CEOと朝倉海が会って話をして最終的に欠場を決断したと話がされた。
しかしBellator側のリクエストとしては、アーチュレッタが5月に井上直樹に勝利し、7月にタイトルマッチを行うことはもともと約束していたことで、9月か10月にタイトル戦をスライドすることはアーチュレッタの試合の都合もあり難しい。なのでなんとかしてタイトルマッチを成立させて欲しいというものだった。
それを踏まえ榊原CEOは以下の様に話した。
榊原CEO 僕からするとBellator契約下の選手にRIZINのベルトを渡しちゃうと海外に(ベルトを)流出してしまうという、RIZINのベルトでありながら我々のコントロール下にない選手がRIZINのベルトを巻くという、とても歪な形になるので、通常のタイトルマッチでRIZINの契約下の選手同士であれば、どっちに勝って欲しいとか、プロモーターとしてはニュートラルな立場でいなければいけないんですけど、今回の海選手とアーチュレッタ選手とのタイトルマッチで言えば、海選手に代わって出場する選手も含めて、何があっても勝って欲しい。RIZINのベルトを死守して、日本に留めて欲しいし、RIZIN側のコントロール下に置いておきたいというのが本音です。
榊原CEO ただBellatorとの信頼関係、そしてBellatorと対抗戦も含めてやってきて交流してきた中で、ここで僕らも梯子も外す気もないし逃げも隠れもしたくもないので、そんな中で僕らが選んだのは、扇久保選手。RIZINのバンタム級JAPANグランプリを制していますし、朝倉海選手にも勝っています。直近(5/6のRIZIN.42)の4人の顔ぶれの中で言えば、井上直樹選手、元谷選手にも勝っていたいる選手で、実績から言えば申し分ない状況だと思うんですが、当然、本人はフライ級に転向している状況の中で、扇久保選手が今回のオファーを受けてくれるのかどうなのか、それをすぐに当たりました。「そういう状況なら自分が海選手の代わりにRIZINのベルトを何としても日本に残すために勝ちに行く」ということで扇久保選手が今回、海選手に代わってアーチュレ選手のタイトルマッチに挑むということになりました。
海「年内の復帰を目指し、必ずベルトを巻けるように」
榊原CEOから今回の経緯の説明のあと、海が、マイクをもってコメントした。
海 この度は僕の怪我で欠場することになってしまい本当に申し訳ございません。ファンの皆様、対戦相手のアーチュレッタ選手 、配信をしていただくU-NEXT様、大会を協賛していただく企業様、関係者の皆様、本当にご迷惑をおかけしてすいませんでした。今大会において僕の試合がとても重要なことは僕自身理解してましたし、どうにか出場できないかいろいろ考え、いろんな治療を行ってきました。しかし今現在、走ったり深くしゃがんだりすることができない状態です。医者からも7月30日までにレスリングだったり蹴ったりする動きができるようになるとは考えづらいということを言われました。そんな状態でリングに立つのはファンの皆様にも対戦相手にもとても失礼なことだと思い、欠場させていただくことを決めました。本当に悔しいですし本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。怪我をした時は頭が真っ白になって、今でも心の整理がつかない状態です。しかし、必ずこの怪我を克服してこのRIZINのリングに戻ってくることを約束します!年内に復帰して今よりも強くなって、必ずベルトを巻けるように頑張るので、そこを期待していただけると嬉しいです!最後に、今回僕の代わりに急遽出場を決めてくださった扇久保選手に心から感謝したいと思います。ありがとうございます!
緊急参戦の扇久保「家族がピンチの時は黙ってる男はいない」
海の降壇と入れ替わりで扇久保博正が登壇すると、榊原CEOより改めて今回の変更カードが発表。そして今回のバンタム級タイトルマッチを「Bellatorとの対抗戦がそのまま引き続きこのタイトルマッチになった。裏のテーマとして(対抗戦が)あります」と話した。そしてこの短い期間で出来るのは扇久保であり信頼をしていると話した。
これを受け扇久保はマイクを持つと「僕が5年前、RIZINで戦う理由は堀口選手を倒す、本当にそれだけでした。ただこの5年間ずっとRIZINで戦ってきて、榊原さんをはじめたくさんのスタッフの方々に家族のように支えていただきました。家族がピンチの時は黙ってる男はいないと思います。そして家で待ってる妻と息子のために、この試合のオファーを受けました。断る理由はないです」と力強く話した。
そして「アーチェッタを倒してRIZINのベルトを必ず俺が守ります」とコメントを締めくくった。
緊急参戦となった扇久保は、バンタム級でアーチュレッタからRIZINのベルトを守り切ることが出来るのか。
9/24(日)さいたま、10/1(日)名古屋大会の開催も。海の復帰戦となるか?
今回欠場となった朝倉海の復帰戦に関してマスコミから質問が及ぶと、榊原CEOは次回大会として9月24日(日)さいたまスーパーアリーナでのRIZIN.44、もしくは10月1日(日)愛知県体育館で開催するRIZIN LANDMARK 6での復帰を目指してもらいたいと話し、秋に2大会を開催する予定であることも口にした。
果たして海の怪我が回復し、秋には試合を行える状態になるのか。
その他、のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXTの追加情報は、決定次第随時発表予定!今後の追加発表もお見逃しなく!
のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT 変更カード(選手コメント掲載)
フアン・アーチュレッタ vs. 扇久保博正
バンタム級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
フアン・アーチュレッタ vs. 扇久保博正
フアン・アーチュレッタ
やあみんな、スパ二ヤードだ。海が怪我して試合が出来なくなったという連絡があった。とても不運な事だが試合は行なわなければならない。オウギクボヒロマサがスクランブルで試合を受けてくれたと聞いた。彼には心の底から感謝をしたい。真のチャンピオンだし元々RIZINの中でもトップ選手だ。俺が倒したキム・スーチョルとも良い試合しているし、朝倉や井上にも勝っているのでこのタイトルマッチはいずれにしろ凄い試合になるが俺のやる事は変わらない。リング上で精一杯戦い素晴らしいパフォーマンスをしてベルトを獲得する。Let’s Go!!見逃すなよ!7/30(日)は準備万端でベルトを獲りにいくぜ!
扇久保博正
僕が5年前、RIZINで戦う理由っていうのは堀口選手を倒すっていう本当にそれだけでした。ただこの5年間ずっとRIZINで戦ってきて、榊原さんはじめ笹原さん、柏木さん、中野さん、竹内さん、たくさんのスタッフの方々に家族のように支えていただきました。家族がピンチの時は黙ってる男はいないと思います。そして家で待ってる妻と息子のために、この試合のオファーを受けました。断る理由はないです。アーチェッタを倒してRIZINのベルトを必ず俺が守ります。
記者会見の様子(YouTubeチャンネル)
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