2017年2月22日(水)、都内にて2017年4月16日(日)に横浜アリーナで開催される『RIZIN 2017 in YOKOHAMA』に参戦が決まった、堀口恭司選手の帰国記者会見が行なわれ、対戦相手が元谷友貴に決定したことが発表された。
はじめに元谷からのコメントが読みあげられた。
「自分は日本の格闘技が盛り上がっていない中ででも必死に闘ってきた。RIZINにも最初から出場しこの大会に自分のすべてを賭けて臨んでいる。ボクだけの力ではもちろんないけれど、少しずつ日本の格闘技に熱が生まれてきていると思う。
そんなタイミングで日本に戻ってきてオイシイところを持って行こうとしているように見える。ハッキリ言っておもしろくないし、日本のリングがそんなに甘くないことを教えたい。
自分にとってはもっともおいしい相手が巡ってきたと思っているので判定じゃなくて、必ず一本勝ちします。堀口選手を食って世界に自分の名前を知らしめてやりたいです」
そのコメントに対し堀口は、
「契約してくれてRIZINさんには感謝をしています。対戦相手の元谷選手なんですけど『日本の格闘技をなめんなよ』って言ってますけど、『世界のほうがデカイでしょ』っていうのを見せたいと思います」と笑みを浮かべながら発言した。
以下、質疑応答
——UFCを退団した理由は?
堀口 いつになっても試合を組んでもらえないのが凄いもどかしくて、このままいくと試合をやらないこともあり得るなと。たとえば自分がケガをしちゃったりとかして、一番大事な時期に試合ができないのはちょっともったいないなと思ってこう言う結果になりましたね。
——いつ頃から考えていましたか?
堀口 去年も2試合しかさせてもらえなかったんで、前からちょこちょこ思ってましたね。いつになるかわからない試合を待っていてもどうなのかな? っていう。
——RIZINに出場する決め手は?
堀口 FAになってタイミングよく榊原さんが話を持ってきてくれたので、「お、ちょうどいい」と思って凄いありがたく思ってます。
——RIZINの印象は?
堀口 PRIDEみたいに入場も派手なので自分が昔、憧れていた舞台にちょっと似てるなと思って。
——元谷選手の印象は?
堀口 弱い相手じゃないので嬉しいですね。寝技系の選手かなと思っています。
——「レベルが違うぞ」って感じでしょうか?
堀口 そりゃ、当たり前っスよ!(笑)。でも弱くはないのでしっかり勝って。
——これまで闘ってきたケージと違うリングでの闘いになりますが。
堀口 とくには違いは感じないと思います。
——RIZINではどんなことがしたいですか?
堀口 RIZINを引っ張っていく存在になりたいですね。
——トーナメントが開催されるかもしれませんがそこは興味ありますか?
堀口 そうですね。ベルトっていうカタチがあればわかりやすいじゃないですか? それは欲しいなって思います。
——UFCへの未練はないですか?
堀口 未練はないですね。それよりRIZINでしっかりベルトを獲って。そっちのほうが早いかもしれないじゃないですか。だからそれもプラスに考えてます。
——海外に行って成長したところは何ですか?
堀口 技術面ですね。自分の中では寝技の技術面が向上したと思いますね。
——これからの練習環境は?
堀口 ずっとATT(アメリカントップチーム)でやろうと思ってます。それで試合があるたびに帰ってきてって感じですね。
——アメリカに本拠地を置くということは他団体にも参戦する予定ですか?
堀口 いや、とりあえずはRIZINを日本をしっかり盛り上げたいので、いまはRIZINだけですね。
——堀口選手が日本で活躍することで世界のフライ級の選手に影響はあると思いますか?
堀口 絶対あると思いますよね。あんまり軽い階級って需要がないじゃないですか? でも盛り上がればみんな一目置いてくれると思うので。強い選手も集まってくるのかなと思います。
——どんな試合を見せたいですか?
堀口 しっかり決める試合をしたいなと。最近は判定ばっかなので……ちょっとダメだなって(笑)。
——今回の契約体重(58kg)は問題ないですか?
堀口 体重は問題ないですね。
——対戦相手として興味がある選手はいますか?
堀口 和田(竜光)選手とか、あとは外人選手ですかね、絶対に強い選手を用意してくると思うので。
——日本では久しぶりの試合になりますが。
堀口 空手の道場だったり、サポートをしてくれている人たちが日本にはたくさんいるのでその人たちに試合が見せられるのは嬉しいですね。
——日本にはどれくらいいるんですか?
堀口 すぐ帰りますね。空手の練習をしてから、アメリカだと空手がないのでちょっとそこだけ欲求不満なんですよね(笑)。
——年間何試合ぐらいやりたいと思っていますか?
堀口 最低3試合はやりたいですね。スパンが空きすぎちゃうと試合の勘が鈍ってきちゃうのでどんどんやりたいと思います。
——元谷選手も言ってましたけどこれから格好のターゲットになると思いますが。
堀口 もう、どんどん来てくれ。見せてやるよ。
——榊原さんにどう口説かれたんですか?
堀口 口説かれた⁉︎(笑)。まあ、「試合は3試合以上組めるよ」とかそういうことですね。「ああ、そうなのか……ちょっとそれいいな」って。で、予定も何月にやるって決まってるじゃないですか、調整もしやすいんですよね。UFCってそうじゃなくて1カ月前、2カ月前に試合は決まるんですけど、その前までは全然決まってないですからね。いきなりのオファーですからね。せっかくアメリカに行って試せるのに。で、やっぱり試合になると試せないことってあるじゃないですか。練習してきた技が出なかったりとか。そういうのも自分のものにしていきたいので、どんどん試合に出て、どんどん試して強くなりたいのにその場が用意されていないので。そのもどかしさがRIZINに決めたきっかけですね。
——日本とアメリカの移動は大変かと思いまいすが、やはりアメリカのほうがいい感じですか?
堀口 やっぱり向こうのほうが技術もあるし環境も整っているので、日本だと環境がなかなか難しいので。アメリカはひとつのジムで全部できるんですよ。レスリング、柔術、ボクシング、キックボクシング。やっぱり日本に帰ってきちゃうとなかなかそういうジムがないので。移動だけで時間を取られたりとかしてなかなか休める時間もなくなちゃうので。
——最後に意気込みをお願いします。
堀口 これから日本を盛り上げるのでよろしくお願いします!
決定対戦カード
スペシャルワンマッチ
RIZIN MMAルール(58.0kg契約)
堀口恭司 VS. 元谷友貴
RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA 大会関連情報
Yogibo presents RIZIN.48 大会関連情報
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