[RIZIN トーナメントルール:
5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント2回戦4)]
無差別級トーナメント二回戦。
1R、モーがミルコの左足首を掴んでテイクダウン成功。トップポジションからパウンドを落としていく。この状態が続き、2分30秒過ぎにレフェリーがブレイク。モーの組み付きを離したミルコは左ハイで牽制。さらに左ミドルをモーの脇腹にヒットさせる。
2R、左右のジャブで前に出ていくモー。またもミルコは左ハイを出すが、モーはガードして右ストレートを繰り出していく。ミルコの左ボディがヒットしてモーはコーナーに後退、さらにミルコの左アッパーが顎を捕らえてモーはダウン。ミルコが劇的なKO勝ちを収め、31日の準決勝に駒を進めた。
マイクを取ったミルコは「みなさん、応援ありがとう! さあ、次は大晦日にまたお会いしましょう。バルトを叩きのめすのを見に来てください」とアピール。続いて負けたモーも「みんなは大晦日の準決勝、決勝を楽しみにしていると思う。だが来年はリマッチしたい」とミルコとの再戦をアピール。
キング・モーのコメント
──試合の感想をお願いします。
モー 試合自体はいいものだったんじゃないかと思います。スタートしたときはいい感じだったんですが、彼に驚かされました。打撃が重かったです。ぜひリベンジをさせてもらいたいと思います。
──ミルコ選手は自分が思っていたより強かったということですか?
モー オープンウェイトということを考えると私は服を着ても97キロ。彼は100キロを超えているので、その差はあると思います。同等のウェイトで闘うということができれば違う結果もあると思います。
──月に2回の試合でしたが、この経験から学んだことはありますか? アメリカにはRIZINのようなトーナメントはないわけなんですけども。
モー これも初めての経験ですけど、イランで闘い、シベリア、カフカス……時差の違うところを飛び回りながら闘ってきました。試合は試合ですし、ミルコなら闘いたかったというのもありました。ただ、できれば彼とは最初に闘いたかったというのはあります。
──今回のチャンピオンは誰がなると思いますか?
モー 今この段階で誰が勝つかなんて言えないですね。私もミルコに強い打撃を入れてますから、明日腫れ上がっていると思います。明日何が起きるかわからないし、31日に何が起きるかもわかりません。ですから、誰が勝者となるか、私の口からは言えませんね。
──体格差を感じたと思うんですけど、先にテイクダウンを奪いました。そこでブレイクがかかったと思うんですけど、私は少し早いと感じました。モー選手はどう感じましたか?
モー じつはあのとき寝技をかけながらという状態だったんです。何か理由があるからブレイクが入ったと思うんですけど、観ている方からして、なんらか動いているように見えないといけないのかなというのはあります。ただ、今回はミルコのほうが優勢だったんだと思いますね。
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