4月16日(土)武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで開催されたSPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rdの出場選手たちの試合後インタビューを公開!
金原正徳「いやー、強かった!強かった!本当に強かった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
金原 いやー、強かった!強かった!強かった!強かった、本当に強かった、それだけです。**
ーー特にどの辺りが強かったのでしょうか。
金原 自分の想像以上の組み手と力と、でしたね。ちょっと多めには見積もってはいたんですけど、はい(笑)。それを超えてきましたね。さすが裏番長って言うだけはありますね。
ーーその笑みは、勝った嬉しさでしょうか?それとも眞嶋選手が強くて楽しかったということでしょうか?
金原 終わった安堵感です!**
ーー「15分間ドロドロの試合を」ということを試合前にも仰っていました。…あと1分30秒くらい足りなかったように思えましたが…。
金原 いやもう充分でしょ?(笑)充分でしょ。あれ3分半くらいかかったんですか。
ーー3分37秒です。
金原 やっぱRIZINのいいところは、判定がトータルなんですよね。なので、ラウンドマストだったら、3ラウンドとってもキツイなという状況はあったんですけど、トータルジャッジなので、まあ1、2ラウンド終わった時点で一回自分の見せ場をつくれれば逆転は全然あるなと思っていて、そういう意味では15分トータルで戦いたいなっていうのはそういう意味を含めての15分だったので、自分としてはいいプランだったのかなと思います。
ーー今のお話ですと、最後に取り返せばというニュアンスに受け取れます。今の試合では、1ラウンド、2ラウンド目はどちらに付いているか分からない感じだったのでしょうか?
金原 1(ラウンド)は正直分からないですけど、2(ラウンド)は完全に取られていたので。ま、トータルじゃないラウンドマストであるなら3ラウンドしっかり取りに行かなくてはいけないし、1ラウンドもし取られてジャッジが割れた時点でしっかり取りに行かなくてはいけないラウンドではあったので、トータルという意味では、3ラウンドしっかり取れば逆転はあると思っていたので、諦めるというのは言い方が悪いですけど、全然まだまだ元気でしたね、3ラウンド目は。
ーー試合後のマイクで、「良いお年を」と言っていた意味は?
**もういいっしょ。もう疲れたよー、やっぱねえ、また数週間したらやりたくはなるかもしれないですけど、やっぱ試合終わって「もういいや」ってなって、また練習始めるとまた試合やりたくなるじゃないですか。で、試合が近づくにつれて「俺、何やってるんだろう」って。まあ鬱みたいな感じですよね、起伏が激しい感じになっちゃって、今回も結構緊張して、もういいやって。で、勝ったら「良いお年を」って言おうとセコンドチームと話してたので、それを実行しただけです。
ーーまた今年はまだ8ヶ月ほどありますので、またやりたくなって出ていただける可能性も?
金原 もういいっしょ、もういいっしょ。何見たいの?みんなももうっていう感じですね。
ーーいえ、まだまだ見たいです。それでは今後の展望を教えていただけますでしょうか。
金原 ああ、またそれ。負けたら「辞める」って言っちゃうパターンの展望パターンすね。でも本当に、若くないし。一回休みたいっていうのも正直なところなんですけど、やり続ける以上、休んじゃうとまた体を戻すのも大変なので、別にそんな目標というか、目標もつと疲れちゃうんで、自分のやりたいタイミングで試合をして、その時にやりたい相手がいれば試合するし何かを目標にしてやるってことはもうないと思うので、本当に楽しみたいです。今回楽しかったので、摩嶋戦が決まってから2ヶ月間、格闘技と向き合って、すごく楽しい時間を過ごせたので、まあちょっとゆっくりしたいですね(笑)。
ーー3ラウンド見事なフィニッシュだったのですが、逆に1、2ラウンドはあの展開で、最終的には大丈夫だろうという感じもあったのですか?
金原 1ラウンドは大丈夫でした。1ラウンド思っていたより自分が疲れちゃって。腕パンパンになっちゃって。2ラウンドはもっと腕疲れたので、立ち技の右手が、思ったより握れなくなっちゃって、思ったより打撃が出せないなー、というところがあって、2ラウンドは結構自分の中で気持ちの余裕ができたというか、相手も結構疲れてきたのが分かっていたので、2ラウンドの方がやられる展開は長かったですけど、自分の気持ちの整理が2ラウンドの方がしやすかった感じですかね。1ラウンドの方が想像以上に疲れましたね、自分としては。3ラウンド、テイクダウン切った時に想像以上に相手が疲れたので、天から仙豆が降ってきてHPが回復して、「これ行くしかない」と思っていきました。
ーー相手が疲れているところで逆に自分の元気が出る、みたいな?
金原 それはあります、それはあります。やっぱり僕、弱味を見せるのが、昔から先輩に「見せるな」と。お腹が効いても痛そうな顔をするな、疲れても顔に出すな、声に出すな、ま、昭和の人間なんで、そういうところで摩嶋選手が疲弊していた声が出ていたりとか、「はーっ、はーっ」て、結構嫌がっているのを感じられて自分の中でまだチャンスがあるなと光が見え続けていた感じですね。
ーー攻防的にはそこまでかとは思いますが、リングだったらとか、ケージだったから良かった点、悪かった点はありますか?
金原 そうですね、向こうも同じ条件だと思うのですけど、向こうもケージがやりやすいでしょうけど僕もケージがやりやすかったし、でも思ったよりケージ際で戦えなかったなと、寝技になった展開でちょっとこう自分が下になった時に頭をケージに寄せて来てくれるかと思ったら思ったより寄せて来なかったので、そこはちょっと立てなかった部分というか。もうちょっと寝技と立ちレスの展開かと思ったら、思ったよりパスガードの攻防が増えてしまったので、そこは予想外だなという感じはあります。
ーー素晴らしい試合だったと思うのですけど、両者の差を見たら、金原君は組みでもディフェンスをやっぱりしっかりしていて、摩嶋選手はどちらかと言うとノーガードの組み技と言うか、ディフェンスはそれほどなく攻めで押し切るタイプできたという、彼のポジショニングに対する、ディフェンス面などやってる時に感じられましたか?
金原 その通りだと思います。多分、僕がこういうのも変ですけど、練習相手の差だと思います。すごく攻撃力が強いのは、多分スパーリングを打ち込み感覚でやれちゃうんすよ、やっつける練習をずっと彼はできると思うんですよ。やっぱり地方の選手と、摩嶋選手の環境分からないですけど、ああいう突出している選手はやられる環境にはいないんですよね。僕は青木(真也)君や北岡(悟)さん、岩本(健汰)君とか、たくさん強い人と練習できているので。オフェンスの、やっつける練習もできるし、やられる練習というか、ディフェンスの練習もしっかりできるので自分の中で自分がパスガードされてもしっかり戻せる環境を作れるとか、一線は、やられる環境はあるかもしれないですけど一線を崩させないというのが自分の中ではあったので、なので思ったよりは対応ができたと思っているし、摩嶋選手は逆にそれをできなかったのは練習環境の差はあるのかな、とは、ちょっと思っています。
ーー場内で、組みのスクランブル合戦でお客さんの反応とかは、余裕はなかったと思いますけど、いい反応があったのかな?と思いますか?
金原 いや、スクランブルできなかったんですよ。もっとぐちゃぐちゃにしたかったんですけどね、なので伝わりづらい試合にはなっちゃったっすよねー……。金原vs.日沖(発)戦じゃないですけど、ああいうぐちゃぐちゃな試合を僕はやりたかったんですけどね、思ったより抑えられた時間が長かったので、あれは競技者じゃないと伝わらないよなと思っているので。プロとしてはダメですよね。まあTRIGGERならいいんじゃない?って感じですね(笑)
ーーハニ・ヤヒーラ戦くらいの良さがあったと思いますけど
金原 あれくらいやりたかったですけどね。強かったっすよ、でも。摩嶋選手。本当に強かったですね、想像以上でした。
ーー是非またドロドロの試合を見せていただきたいと思います。
金原 機会があれば。いや、本当に疲れた。
摩嶋一整「最後はベテランの上手さにやられた」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますか?
摩嶋 試合始まる前、すごい怖くて不安だったんですけど、今終わってホッとしています。
ーー試合前インタビューでは、「越えなければいけない壁」と仰っていました。それが恐怖に繋がったのですか?
摩嶋 そうですね、やっぱり有名な選手ですし、今も日本のトップファイターだと思っているので、怖くて不安だったんですけど。試合前は越える気満々でいったんですけど、やっぱりちょっと越えられなくて。そんな、いけそうな感じもあったんですけど、やっぱり最後はベテランの上手さとか、そういうのにやられたという感じです。
ーー「ホッとした」という言葉もありました。試合中に出し切ったという意味もこめらているのですか?
摩嶋 そうですね、本当に出し切って、それでも負けたので、もう鍛え直すしかないなという感じで。今はもうホッとして。疲れましたね。
ーー試合を終えたばかりなのですが、今後の展望を教えていただけますでしょうか。
摩嶋 まあ僕はまだ全盛期じゃないと思っていますし、やることもたくさんあるので、それをもう1回ゼロからひとつずつ積みあ上げて、まずは一勝して、山口でも応援してくれるたくさんの人がいるので、その人たちの期待に応えたいという気持ちでいっぱいですね。
ーー前半かなりうまくいっているように見えたのですが、あの展開は、理想通りでしたか?
摩嶋 そうですね。テイクダウンしたんですけど、やっぱりクラッチとか組ませてもらえなくて、そこはちょっとやりながら「うまいな」と思ったんですけど、それでもテイクダウンできていたので、1、2ラウンドではこういう感じかな、自分の思う通りの展開は進めていました。
ーー3ラウンドに入ったら攻め疲れがあったのでしょうか?
摩嶋 3ラウンドになったら、相手も息が上がっていたので、テイクダウン取れるかなと思ったんですが、逆に粘り負けて僕の方が疲れました。
征矢貴「競技を離れてた期間長かっので諦めなくて良かった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
征矢 競技を離れてた期間長かったんですけど、諦めなくて良かったなと、今改めて試合終わって感じています。**
ーー約2年8ヶ月ぶりの復帰戦とは思えないくらいのスピードとパワーだったと思います。それは以前話されていたように普段の練習を試合と同じような意識で行っていたから、そのように出せたということでしょうか?
征矢 そうですね。昔に比べて練習量は減ってしまったので、いかに普段のスパーリングで試合を意識しつつ、集中して少ない本数でやるかをテーマに練習しているので、久しぶりにしてはまあ動けたんじゃないかと思っています。
ーー対戦を終えて相手の印象は戦う前と後で違うところはありましたか?
征矢 はい、そうですね、思っていたよりもパンチのカウンターだとかが上手で、そこが印象が変わりましたね、戦ってみて。
ーー今着られているTシャツが気になりました。チームを一緒に戦った…(扇久保博正さん)?
征矢 ご存じの通り、これは扇久保博正選手、自分の師匠である扇久保選手のYouTubeチャンネルの「おぎちゃんねる。」のものなので、ご覧になった方は是非このYouTubeを見てみてください。すみません宣伝になっちゃって。
ーー試合を終えたばかりですが、今後の展望を教えていただけますか?
征矢 まず、この半年間復帰に向けて休みなくずっと集中して練習してきたので、まずひとまず休んで、ちょっと病院に行ってしっかり検査を……、試合前にちょっと病院に行って血液検査の結果とか悪いと不安になるので行っていなかったので、まず病院にいって、まず体調がなんともないことが確認したら、次の大会に向けて走り出したいと思います。
ーー実際にケージに入って動いてみて感覚はどうでしたか?違和感はありましたか?
征矢 感覚は、やっぱり試合から離れていたのでちょっとやっぱり最初、なんかこう、距離が合わない感じがやっぱりあって、あとはやっぱり練習では、スネ当てつけてやっているので、蹴りがかなり、インローだったりミドルだったりって言うのが感覚がいつもと違うなって思いました。
ーーこれから、こういう試合ペースかというのもありますが、この練習の仕方でできる限りやっていければ、という感じですか?
征矢 そうですね。この今のやり方はやっぱり朝昼晩と昔はスパーリング、スパーリングとやっていたんですけど、そのやり方じゃなくても身体に負担をかけずに考えて強くなれると思っているので、そこは考えて引き続きやっていこうと思います。
ーー終わってから、扇久保さんから何か言葉はありましたか?
征矢 そうですね、「よくやった」と。苦しい時期を扇久保さんも隣で見ていたので「よくここまで戻ってきた」と。鶴屋(浩)さんからも、扇久保さんからも。
ーー今回パラエストラから、明日は浅倉カンナ選手が出場されますが「征矢君が勝っていいバトンを渡してくれる」と仰っていました。いいバトンを渡せたと思いますか?
征矢 そうですね。本当に妹のような存在なので、浅倉カンナ、明日必ず勝ってくれると思います。いいバトンを渡せました、自分では。
中務修良「征矢さんと戦えて試合中楽しかった」
ーー試合後の率直な感想をお聞かせいただけますでしょうか。
中務 えーっと。まず負けてしまって応援してくれてる人、本当に申し訳ないと思います。ただ、MMA人生そんなに長くないですけど一番楽しかったです。一番楽しかったです、負けちゃいましたけど。
ーー特にその楽しいと感じたのはどんな部分でしたか?
中務 分かんないですよね、試合中に自然に笑えたのが初めてで。征矢さんと戦えて試合中楽しかったなと。ちょっと記憶が曖昧なんですけど、楽しかった記憶があります。
ーー記憶が曖昧なのはフィニッシュのシーンででしょうか?
中務 何発か確かパンチがめっちゃ効いて、最後フィニッシュでも効いて記憶が飛び飛びなんですけど、楽しかったことは覚えていますね、ははは。
ーー征矢選手は戦う前のイメージと違ったところなどありましたか?
中務 いやいや、予想通りですね。予想通り気持ち強いし、体感も強いって確か試合前に言ったと思いますけど、予想通り強い選手でしたね。気持ちの良い選手でした。ボコボコにしてもらいました。ははは。
ーーRIZIN初参戦ということで、初めてのRIZINの舞台はいかがでしたでしょうか。
中務 自分がこんなおっきな舞台に立っていることが全然信じられなくて、本当にちょっと前までちっちゃな舞台で、細々と戦っていたので、こんなおっきな舞台で戦えて嬉しかったですね、本当に負けちゃって申し訳ないですけど。
ーー中務選手の持つベルトはストロー級のものですよね?
中務 はい。52.2kg以下のベルトですね。
ーー今回フライ級で戦ってみて、フライ級でも特に問題なく戦えそうですか?
中務 正直、減量がそんなになかったので、ストロー級の時って、しっかり減量して、集中するというか研ぎ澄まされる感覚があるのですが、今回それがなくて、ふわふわした感じで出ちゃったんですけど、またRIZINさんが呼んでくれるならしっかりフライ級の身体を作って出てきたいですね。
ーー試合を終えたばかりなのですが、今後の展望を教えていただけますでしょうか。
中務 あまり何も考えてないですけど、とりあえずしっかりダメージ抜いて、また僕を必要としてくれる団体があるなら、そこへ出て、ひとつひとつ戦っていきたいですね。RIZINさんも、もしまた呼んでくれるならまた戦いたいと思います。
SPASHAN presents RIZIN TRIGGER 3rd 試合結果一覧
RIZIN DECADE 大会関連情報
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RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA 大会関連情報
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