10月29日(金)都内にて、11月20日(土)開催のYogibo presents RIZIN.32の追加対戦カード発表記者会見が行われた。
会見には榊原信行CEOと、沖縄大会に参戦が決定したボビー・オロゴン、北村克哉、皇治、祖根寿麻、ロクク・ダリ、“ブラックパンサー”ベイノア、大原樹理、渡慶次幸平の計8名のファイターを登壇した。
8つの追加カードを発表!砂辺光久の対戦相手が前田吉朗へ変更
榊原CEOがマイクを持つと、決定したYogibo presents RIZIN.32の追加対戦カードが発表された。MMAルールではボビー・オロゴンvs.北村克哉、ロクク・ダリvs.“ブラックパンサー”ベイノア、大原樹里vs.渡慶次幸平、越智晴雄vs.曹竜也、にっせーvs.古賀愛蘭、熊澤伸哉vs.タナー・ロレンツォの6カード、そしてキックルールでは皇治vs.祖根寿麻、宮城寛克vs.ロペス薩摩の2カードの追加が発表された。
なお、既に決定していた砂辺光久vs.村元友太郎のカードは、練習中に左足首の腓骨を完全骨折しドクターストップとなったため村元の欠場が決定。代わりにRIZIN初参戦の前田吉朗が砂辺光久と対戦する事となった。
現在11試合のカードが組まれているが、榊原CEOはこれに加えもう2〜3カード追加したいと話した。
ボビー「オレとやるの?」北村「僕は絶対に油断しない」
10月24日(日)のYogibo presents RIZIN.31のリング上で既に参戦が発表されていたボビー・オロゴンの対戦相手は、レスリングをバックボーンに持ち巌流島にも出場経験のある北村克哉に決定した。
ボビーはマイクを持つと「本当にやるの?やるんですか?」と、対戦相手が決定したことをまだ理解できていない様子で応えた。また「早めにガガギバラさんに相手を決めていただいて、前向きに進めたいと思っています。もしやらないならアフリカに帰らせていただきます」とコメントした。
対する北村は「ボビー選手も身体を見たら真面目にトレーニングしている、真面目に練習している、凄いポテンシャルの強い選手だと見てわかるので、アスリートとしてヘビー級らしい試合をさせていただきたい」とコメントした。
その後、ボビーが北村を対戦相手だと認識すると、北村に「オレとやるの?」と質問。それに対し北村は「あなたと試合をやるために、今ここに会見に来ています」と答え、さらに「一つ言わせていただきます。本当は日本語も流暢で頭が良い。場を盛り上げるためにこの様なキャラクターをやっていますが、彼は修羅場の数も多いし、僕は絶対に油断しないです。おとぼけキャラで貫こうとしていますけど、完全にタヌキですね」とボビーを挑発。
するとボビーは「リングでシロキロ(白黒)ハッキリさせようじゃねぇか!オレの筋肉が本物なのかお前の筋肉が本物なのか、沖縄のリングでシロキロハッキリしようじゃん!」と返した。
今回組まれた唯一のヘビー級のカードは一体どんな闘いになるのか?!ボビーの約14年振りの格闘技復帰戦に注目が集まる。
皇治「負けたらもう引退」祖根「RIZINで一回も勝てずに引退してもらう」
こちらも既に参戦が発表されていた皇治は、MMAファイターの祖根寿麻との対戦が決定!
皇治はマイクを持つと「10月に心斎橋に焼肉屋をオープンしました!是非みなさん行ってください!」と自身がオープンした焼肉屋をアピール。
対する祖根は「まずは皇治くん、ジムと焼肉屋オープンおめでとうございます!」と皇治の焼肉屋オープンを祝福すると、「僕はMMAの選手なんですけど、皇治くんの光っているところで闘ってあげようかなと思います。皇治くん、盛り上げよう!」と、相手の土俵であるキックボクシングルールで闘う事について触れて意気込みを語った。
記者から皇治へ、相手がMMAファイターであることをどう感じているかと聞かれると、皇治は「相手は誰でも良かったんで、マッチングアプリで決まったんとちゃいますかね?」と返答。また皇治は「負けたらもう引退ですよ。終わり、そう思ってやるので、そう決めてやるので、サクッと斜め後ろの成金ポンコツをやっつけちゃいます」と、この試合に負けたら引退すると発言。
その言葉を聞いた祖根は「どうも、成金ポンコツです」と挨拶すると「K-1で昔このカードが決まりかけたことがあって、僕は相手を選んだことがないので、そうしたら断られちゃってね。今回は逃げないで受けてくれたなと」と、過去にこのカードが組まれそうになったことを明かし、「前回(皇治が)MMAの選手なんかとちょっとレベルが違うので、そこら辺だけ気を付けて頑張ってください」と続けた。
また、皇治が「負けたら引退する」という発言をしたことに関して祖根は「RIZINで一回も勝てずに引退してもらいます」と皇治を挑発した。
ロクク「GRACHANのパワーを見せる」ベイノア「勝者としてYogiboに座りたい」
6月のRIZIN.28東京ドーム大会でMMAデビューを果たした“ブラックパンサー”ベイノアのMMA2戦目は、RIZIN.23で海人にキックボクシングルールで挑んだロクク・ダリだ。今度はダリの本職・MMAルールで迎え撃つ。
ダリはマイクを持つと「GRACHANから来ましたロクク・ダリです。最近はGRACHANのファイターが皆RIZINで負けているので、この試合でGRACHANのパワーを見せるため頑張っていきます。この試合を勝ちます」と意気込みを語った。
対するベイノアは「今度は何としてでも勝ちたいと思っています。次は試合後のインタビューでも、そしてリング上でも勝者としてYogiboに座りたいと思っています。当日は最高な、押忍な試合をしたいと思います」と、こちらもMMA初白星に向けての意気込みを語った。
記者よりベイノアへ「押忍な試合とは何か」と問われると、ベイノアは「やはり勝って、極真の強さとRISEの強さを証明しなくては行けないと思っているので、今回は勝ち方にもこだわって、やはり極真は一撃だと思うので、それを見せたいなと思います」と応えた。
今回はMMAルールでの参戦について問われたダリは「(ベイノアが)極真でと言っているが、今までもラウェイで闘って負けていないので、極真に負けると思ったことないし、めちゃめちゃいい試合になると思う」と話した。
大原「バチバチの試合を」渡慶次「狂った闘いをする渡慶次幸平に注目を」
今回RIZIN初参戦を果たすのは、世界一危険な立ち技格闘技ラウェイの2018年世界チャンピオン・渡慶次幸平だ。渡慶次の久々のMMA試合を大原樹理が迎え撃つ形となる。
昨年9月のRIZIN.24以来のRIZIN参戦となる大原は「お客さんが望むようなしっかりバチバチの試合をします」と試合についての意気込みを語った。
対する渡慶次は「実力とか総合の実績はたぶん僕よりすごい人が世の中にはいっぱいいると思いますが、僕より狂った試合が出来るのは多分いないと思うので、狂った闘いをする渡慶次幸平を是非、注目してください!」と、RIZINファンへ挨拶した。
記者から渡慶次へ、ラウェイの経験はMMAに活きるかという質問が及ぶと、渡慶次は「それは活きないと勝てないと思う。RIZINの総合はルールが少ないじゃないですか。ラウェイも凄くルールが少ないので、サッカーボールキックとか踏みつけなどもOKなので、何も考えずに闘って、レフェリーが止めたら終わりというのが僕は好きなので、そういう闘いをしたいです」と回答した。
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今回の追加カードを含め、現在11のカードが決定したYogibo presents RIZIN.32沖縄大会。残りのカードも近日発表予定!また、RIZINガール&選手と満喫と沖縄を満喫することが出来る「沖縄大会はいさいツアー」の申し込みも受付中だ!
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記者会見の様子(YouTube)
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