6月13日(日)に東京ドームで行われたYogibo presents RIZIN.28の第8試合、トフィック・ムサエフ vs. ホベルト・サトシ・ソウザのライト級タイトルマッチでサトシがムサエフに一本勝ちし、初代ライト級王者に輝いた。
サトシがムサエフに三角絞めで勝利!念願の初代RIZINライト級王者へ
トフィック・ムサエフは2019年に開催されたRIZINライト級グランプリで、並み居る強豪を倒しチャンピオンに輝いた。その後は約1年半の間、コロナ禍の影響で入国が出来ず、また母国の内戦のため兵役し、試合から遠ざかっていた。
一方のホベルト・サトシ・ソウザは、ムサエフと同じグランプリに出場するも1回戦で敗退、しかしその後は進化した打撃と驚異の寝技で2連勝を収め、グランプリ覇者のムサエフとのタイトルマッチを熱望していた。
ムサエフとサトシの王座戦は昨年末の大晦日から実施が予定されていたものの、ムサエフが入国が出来ず、実施が先延ばしされてきた。今回ようやくムサエフの入国が叶い、ムサエフとサトシのタイトルマッチが実施された。
試合は多くの人が打撃のムサエフ、寝技のサトシという勝負になると予想していたが、1R、ムサエフの打撃が披露される前にサトシがタックルからテイクダウンを仕掛け、そこから引き込むと得意の三角絞めで一本勝ちを収めた。
「日本、約束に来たよ。RIZINのベルト戻ったよ! 」
サトシは勝利後のマイクで「本当に嬉しい。私のジム、私の仲間、神様、いつも信じてる。日本、約束に来たよ。RIZINのベルト戻ったよ! 」と喜びを爆発させた。
また、このベルトについて「お父さん、見て、できたよ。ちょっと時間が掛かったから今日一緒にいない。私の生活、変わった、できたよ。本当にありがとう」と、10年前に他界した父へ勝利を報告した。
試合後のインタビューで「お父さんにそのベルトを見せたかった?」と質問されると、サトシは「1ヶ月前が、お父さんが亡くなって10年でした。私の生活は10前から今まで本当に変わりました。それが一番悲しかったです。一番良かったのは三角絞めで極められたことです。私のお父さんも得意な極めは三角絞め。だから今日の三角が一番良かった」と、父の得意な三角絞めで一本を取れたという事を話した。
榊原CEO「圧倒的なソウザ・クレベルチーム。本当に素晴らしかった」
この試合を見届けた榊原CEOは、大会後の総括で「圧倒的なソウザ・クレベルチーム、ボンサイ柔術チーム、柔術復権というかそんな大会ではありました」と、今回新王者に輝いたサトシと、メインイベントで朝倉未来から同じく三角絞めで一本勝ちしたクレベル・コイケの柔術テクニックに圧倒されたと話した。
また榊原CEOはこれまでのサトシについて「2019年にジョニー・ケースに負けた後の、彼が口にした『家族や生徒に合わせる顔がない』『本当に悲しい思いをさせたくない、笑顔を提供したい』という悔しさがここまで彼を強くした。ここまで良く精進したなと敬意を評したい。本当に素晴らしかった」と話した。
初代RIZINライト級王者となったホベルト・サトシ・ソウザは、今後RIZINで一体どんなストーリーを作っていくのか。また、新王者が誕生したことによりRIZINライト級は今後どんな盛り上がりを見せるのか?!今後のライト級戦線から目が離せない!
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