格闘技観戦 初心者の雷美(らいみ)が、RIZINマッチメーカーのチャーリー氏とともに、試合の攻防や技などを教えてもらいながら“これを読めば格闘技観戦がもっと楽しくなる!”を目指して見どころを紹介していく企画、それが「教えてチャーリー!」。

蹴りのバリエーションを持つ瀧澤と総合力で応える金太郎

画像1: 蹴りのバリエーションを持つ瀧澤と総合力で応える金太郎

ーーそれにしても!1Rと2Rのハイライトを見ると、チャーリーさんの言っていた瀧澤選手の右の蹴りや膝など、瀧澤選手の足技が随所に光っていましたねーーっ!!

そうですね。やっぱり瀧澤選手の方が足の使い方にたくさんバリエーションが有りましたね。打撃の応酬にオマケの右の蹴りと、互いの距離の中を突っ切って行く膝。多分、こういった蹴りの引き出しの多さは瀧澤選手の方が多かったと思いましたね。でも試合を支配するほどのものでもなかった。試合としては本当に拮抗していましたね。

画像2: 蹴りのバリエーションを持つ瀧澤と総合力で応える金太郎

ーーわわっ、瀧澤選手のことばっかり注目しちゃいましたけど、金太郎選手のこのボディももの凄いですよ〜〜っ!!ほらほら、強烈ぅぅ〜っ!!

うわぁ、エグい。リバースものですよ、これは。凄い上手ですよね、金太郎選手のボディ打ちは。両陣営とも、2R終了時点ではどっちが勝っているか本当にわからなかったんだと思います。だから3R目で強く行かなきゃいけない状況だったんです。でもここで二人とも強く行くところが、やっぱりこの二人の魅力ですよね。

画像3: 蹴りのバリエーションを持つ瀧澤と総合力で応える金太郎

ーーきゃーーーーーーーっ!!3R開始早々から激しい展開ですよっ!!チャーリーさんっ!!

このスクランブルは良かったですね。どっちかと言うと瀧澤選手の方が積極的に試合展開を作っていますね。で、それに金太郎選手が反応している。でもこの後、金太郎選手が打撃をもらっちゃったので寝技へ持っていくんですけど、こういう時にこういう選択を出来るというのが、金太郎選手がちゃんと総合格闘技がやれているということだと思いますね。

ーーおおっ!!今回も来ましたね、チャーリーさんの褒め褒めモードがっ!!

本当にこういう時にこういう闘い方ができる金太郎選手は、やっぱり総合格闘家としての総合力が高いなと思いましたね。2月の浜松大会で加藤ケンジ選手と闘った時も、やっぱり『ただの殴り屋じゃないんだぞ』と言うのはちゃんと見せてくれていましたし。今回もこうやって、時間の使い方だったりをちゃんと上手くやれているので、見るたびに金太郎選手の格闘家としての総合力の高さを感じますよ。

なかなかブレイクできないレフェリーと、決断を迫られるジャッジ

画像1: なかなかブレイクできないレフェリーと、決断を迫られるジャッジ

ーーああーーーーっ!!チャーリーさんっ!!瀧澤選手の身体がロープの外に出ちゃっていますよっ!!ほらほらっ!!これって、試合止まらないんですかーーーーっ??!

んん〜この展開はね〜、レフェリーとしては難しい所ですね。ポジションとして金太郎選手なのですが、膠着(こうちゃく)が続いているし、瀧澤選手の体も外に出てしまっているのでブレイクしても良いかと思いますね、僕がジャッジだったら。特に3Rでしたし。

ーーんんん??...レフェリーだったら難しい所だけど、ジャッジだったらブレイクしても良いと思う…??え、どういうことですか…??

ジャッジとしては拮抗した試合で、差がつけ辛い展開が続いている中で最終ラウンドで膠着が続いちゃうと判断材料がないのですごく悩むんだと思います。レフェリーとしては攻めている金太郎選手が有利なポジションで動き続けているのでブレイクかけ辛かったのも理解できますね。

画像2: なかなかブレイクできないレフェリーと、決断を迫られるジャッジ

ーーへぇぇ〜〜〜っ!!立場が違うとそれぞれ考えてることも違うんですね〜〜っ!!

金太郎選手としては、恐らくここから倒してダメージを与えたかったと思うんです。ただ、瀧澤選手がそれをなかなかさせてくれなかった。

ジャッジとしては、金太郎選手が瀧澤選手に組み付いてからの3Rの攻防は金太郎選手がダメージを与えるための過程だった、とみなすんです。要は、ジャッジ基準の「ダメージを与える」ではなかったということになるんです。

ーーなるほど〜〜!とは言ったものの、やっぱりジャッジって難しいですねぇ…。

上手かったんですよ、金太郎選手の最後の攻防は。めちゃくちゃう上手いし、スタミナ使ってやっていましたし。でも、評価としては難しいですね。

結果は瀧澤選手の判定勝利でしたが、いずれにしても勝った瀧澤選手はもちろん、負けた金太郎選手も評価は全然下がってはいないですね。むしろ試合内容としては、両者の評価が上がるような試合だったと思います。この試合は本当に良い試合でしたね。

画像3: なかなかブレイクできないレフェリーと、決断を迫られるジャッジ

ーーうんうんっ!!ギラギラ感もあり、激しい展開もありの、めちゃくちゃ興奮する試合でしたねっ!!二人ともまたRIZINのリングで、他のバンタム級の選手とバッチバチの試合を見たいですっ!

こういう選手って誰とやっても面白い試合になるだろうっていう、そういうワクワク感を与えてくれますよね。今日のこのパフォーマンスを見て、その気持ちがより強くなりましたね。この試合はバンタム級にとってすごく大事な一戦だったと思いました。

ーーチャーリーさん、今回もありがとうございましたっ!!試合の結果を知っているにも関わらず、今回も振り返りだけでちょーーー興奮が蘇ってきちゃいました〜〜っ!!

まぁ、あとはあれですね。今回の振り返りの記事がちゃんと結果として現れるのか、ですね。

ーー…ひぇっ。ううう…今からドキドキして夜しか眠れません…。

とにかくっ!雷美さんがすることは、この振り返り記事を多くの人に読んでもらえるように宣伝することと、打ち切りになった場合の次の企画を考えることですよ!休んでいる暇はありませんからね!

ーーは、はいっ!!引き続き、より多くの方に“これを読めば格闘技観戦がもっと楽しくなる!“というコンテンツをお届け出来るように、日々頑張りまーーーっす!

はい、ともに頑張っていきましょう。

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