2019年10月3日(木)、RIZIN初参戦の中村K太郎が都内で練習を公開した。

チョークスリーパーを必殺技とすることから「裸絞十段」の異名をもつ中村は、強豪ひしめくUFCウェルター級戦線で4勝4敗の成績を残している、日本を代表するグラップラー。中村の対戦相手は世界の柔術界を賑わせているソウザ兄弟の兄マルコス・ヨシオ・ソウザ。2012年の総合デビュー後、9戦8勝を挙げている。中村同様、グラップリング力に長けているマルコス相手に中村がどのような戦略で挑むのか注目される。

画像1: 「お互い組技同士の選手なので面白い展開になると思います」RIZIN初参戦の中村K太郎が練習を公開!
画像2: 「お互い組技同士の選手なので面白い展開になると思います」RIZIN初参戦の中村K太郎が練習を公開!

公開練習では愛息子が見守る中、必殺技のチョークなど3分1Rのグラップリングスパーを披露。その後、囲み取材に応じた。

質疑応答

画像1: 質疑応答

ーー試合が迫ってきましたが現在の心境は?

やっぱりRIZIN初出場ということで、ファンの方々のリアクションが良いですね。すごくやりがいを感じます。久々に日本で試合をすることを嬉しく感じます。

ーーRIZINにどんなイメージを持っていますか?

今は堀口選手や朝倉兄弟など、軽量級にはスター選手と呼ばれる方が多いので、とても楽しみな大会だと思っています。重量級の階級ではこの人という選手がいないと思うので、自分がそういう階級にしていきたいなと思っています。

ーー今の練習環境につい教えてください。

CAVEさんに割と多くお邪魔させていただいています。あとはムエタイのセンチャイジムにも行かせていただいています。

ーーセンチャイジムでの練習は立ち技のみですか?

はい、立ち技のみです。ただクリンチなどは組技にも役立つところはあると思って練習しています。

ーーロータスやTRIBE TOKYO M.M.Aにも練習に行っていますよね?

はい、良い練習させていただいています。

ーーどんな選手と練習しているんですか?

今はアメリカから帰ってきた佐藤天選手とかです。あと北岡さんとかですね。

ーー今回の対戦相手を想定してテーマをもって練習をしていますか?

日本の柔術家の中で、立ち技・レスリングの部分で強い選手とそこで勝負をするような想定で練習をしています。柔術のスタイル的にもそういうスタイルなので意識をしています。

ーー道着を着た試合にも出場していましたが、マルコス戦を意識していましたか?

普通に柔術がすごい好きですし、楽しいので出場しました。アダルトというカテゴリで出たことがなかったので。あとは茶帯ですけど世界2位の選手なども出場していたのでチャレンジしてみたいと思ったからです。

ーー手応えというかMMAと違うものを受けてどんな考えをもちましたか?

その試合では負けちゃいましたが、アスリートとしては割と若くない年齢でも死にものぐるいで頑張ったら、強い選手にも届かなくはないのかなという感覚はなんとなく掴みました。

ーー柔術の世界ではトップレベルのマルコス選手と戦うわけですが、MMAと柔術は全然違いますか?

MMAと柔術は全然違うと思います。特に今ガードの種類が細かく多くあるので、そういうガードの半分も使えないと思いますが、MMAだと特に殴れるポジションだったりする場合も多いので使っていきたいと思います。
大雑把に言えば、柔術もフィジカルトレーニングみたいなものだと思ってます。

ーーマルコス選手は柔術で黒帯の中でも結果を出していると思いますが、MMA選手としてのマルコス選手の印象はどうですか?

テイクダウンは強いと思います。結構、大きいというか、ガスはそんなにない印象なのでそこを突いて行ければと思います。

ーー会見でもマルコス選手と向き合いましたが、違う階級の選手みたいでしたね。

そうですね。ただ今までもそういう選手とも戦ってきたのでそんなに威圧感やビビるということはなかったですが大きいなとは思いました。

ーーUFC日本大会以来の日本での試合と思いますが、日本で改めて戦うことは良いこと悪いことなど、どう思いますか?あるいはそんなに関係ないですか?

基本的には良いことしかないと思っています。サポートしてくれる人もいたり、トラブルにも対応しやすいので。

ーーUFCで色んな所に行ったと思いますが大変でしたか?

大変じゃないようにセコンドや周りの方がやってくれていました。僕自身は大変じゃなかったけど周りの人に迷惑をかけながらやっていましたね。ありがとうございます。

ーーファイターとして、K太郎選手がRIZINの中で新たな目標をもっていることはなんですか?

まだRIZINに定期参戦しているウェルター級の選手がいないので、自分がそういう選手になって海外からのウェルター級の選手に「あいつを倒したい」と思われるようになれればいいなと思っています。

ーーUFCでは4勝4敗という成績でしたが、今の成長具合など、どう感じていますか?

自分はベテランですが成長を感じています。怪我とかそういうものがちょっと出てきてしまっているのでそういうところは気をつけたいです。

ーー物心ついてからお子さんの目の前で試合を見せるのは初めてですか?

いえ、UFCに出たときに海外に奥さんが息子を連れてきてくれました。

ーー試合を見たお子さんにどう声をかけられましたか?

勝った試合を見たと思うのですが、息子は感情が高ぶったのか泣いていました。感動とかではないと思いますが。あいつの判定基準では俺は負けてたのかなと思います(笑)

ーー今回の日本の試合ではお子さんに父親としてどういう試合を見せたいですか?

そうですね、RIZINは奥さんも出ている舞台なので、気持ちよく勝ってリングで祝ってもらいたいです。

ーーマルコス選手とはMMAの試合の経験差はあると思いますが、まだまだ敵わないぞという気持ちや自負はありますか?

経験差はかなりあると思いますが、向こうもそこがプレッシャーになっていると思っているので惑わしてやりたいですね。

ーーRIZINファンに自分のここに注目してもらいたいという点はありますか?

どんな展開になるか僕の中では戦略がありますが、グラップリングになったらお互い組技同士の選手なので面白い展開になると思います。そういうところを見てもらいたいです。

ーー公開練習のときにバックチョークなどの練習をしていましたが、フィニッシュのイメージは出来上がっていますか?

バックチョークでなるべくなら決めたいなと思っています。

ーー引き込んで足関節からのトランジションがありましたが、今回の作戦の中にもそれはありますか?

やるかどうかはわかりません。

画像2: 質疑応答

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