第7試合 宮田和幸
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
宮田 途中、覚えてないんですけどレスリングが強かったなと思いましたけど、はい。覚えてないというのは、夢中になっていたということです。試合が終わったばかりなので。特にダメージではないです。
——実際に戦ってみて、アーセン選手の相手の印象はいかがでしたか?
宮田 すごい力があるというか、レスリング的な力があるので、普通の柔術形の技は全部持ち上げられちゃうし、これから時間はかかると思うんですけど、すごくポテンシャルのある選手だと思いました。
——制圧している印象でしたが。
宮田 そうですか?1R負けてるかなと思っていたんですけど、そうですね、余裕は全然なかったです。
——元々狙っていたのか、もしくは試合展開の流れで決めたのでしょうか?
宮田 アームロックが一番得意なので。寝技に関しては相当やり込んでいるので。14年やってますけど、課題が最初寝技だったので。レスリングなので、トップポジションしか総合でやってなかったのですが、練習では下からやるようにして、彼、レスリング強いので、そこで張り合って、ぼくはトシなので、手をついて肉離れしちゃったりという怪我は結構多いので。下になってからの自信はあるので。
——総合格闘家として完成した?
宮田 総合格闘家としてやっと楽しくなって来たくらいで辞めることになるのはもったいないですが、これからものすごく強くなることもないので。レスリングもそうですが、格闘技においては日本は少し低迷期ですが、レスリングは僕がやっていた時代よりレベルが上がり、女子は世界一だし、格闘技もレスリングベースの子がいっぱいいるので、その子達が総合格闘技やれる環境においたら力が出せると思うので、そっちをやっていきたい。結果は勝てたのであまり贅沢言わないように。
——ゴングの時に両方でジャンプしたのはKID戦のような、あれは仕掛けていこうと?
宮田 あれはやらなきゃダメだなって。榊原さんの話をルールミーティングの時に、勝ち負けではあるけどプロなので、と。意識してやれることはそれくらいで、あとは流れなので、それをやることは決めていました。アーセン選手が飛んでくるとは思ったので、それも想定内でした。
——糸通しはよく使う技ですか?
宮田 寝技が楽しくて色々やっていて、組み技は筋トレになるし、筋肉を落とさないように、筋トレもできるし、強くもなれるし。打撃は年齢的に目が悪くなったりしたくないので、ちょっとおさえて練習しています。
——あえて下を選択した?
宮田 勝負しないでわざと下ということじゃなくて、上になれればなりたいですけど、相手が若くてレスリング強いので。普通に負けたんだと思いますけど、”無理しなかった”というのもあります。
——改めて14年間振り返ってMMAはご自身にとってどんなものでしたか。
宮田 27歳までレスリングやって、28歳から総合に来たのですけど、あんまり真剣勝負にももう疲れてて、オリンピック選手から転向する人ってみんなほとんど2、3年やって辞めちゃうと思うんですけど。僕も長くやれるか分からなかったですけど、KID選手と試合してああいう形になったし、アーセン選手も、期待されて入ってキャリアのある選手といっぱいやっていると思うけど。世間に弱いところ見せちゃったんで、「見返してやりたい」と思って、長く続けてこれたのだと思います。アーセン選手も間違いなく強くなると思うので、いいところだけを見ずに、続けてもらいたい。勝っても負けてもそう言いたいと思っていました。
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第7試合 山本アーセン
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
アーセン えーっと試合は思った以上に…こんなこと言っちゃいけないかもしれないけど、勝てるなって確信していたっていうか。3Rで極められ浮くかなと頭の中で思っていたのですが、寝技うまくて、ちょっとしたミスから、あんな技に繋がったので悔しい寝技取られてたんですけど、修正できるなっていう感触はあったんですけど。やっぱり、なんていうんだろうな、本当に小さいミスが、大きいミスに変わったって感じですかね。
——ミスとは?
アーセン 手を地面に置いていたことです、グラウンドで。それで全部手をコントロールされ、1R目から全部、技に繋がったりとか、手をついてこれでパスしようという変な考えさえなけば、本当に自分の考えの甘さだと思っています。手を地面に置かずに相手のお腹や胸に置いていれば、あんなことは起こらなかったのですけど、いい経験になりました。もうMMAこれで何戦目かな、6試合目、5か6試合目なんですけど、毎回いい選手と戦い、いい経験させてもらって、このミス、勉強になったことを次に活かしたい。本当に悔しくて。疲れてないし、どこも痛くないし、試合やった気になっていないです、ただ負けたっていうことが頭の中ですげーぐるぐるぐるぐる回ってる感じですね。
——実際に戦ってみて、宮田選手はいかがでしたか?
アーセン いや、もう、力も強くて寝技も頭がキレてたと思います。すごい偉大な選手。引退試合に自分選んでもらったことすごい感謝に思っています。
——1Rゴングの際の飛び膝について狙っていましたか。
アーセン 自分は正直インターネットとかでも1R目に膝蹴りお願いしますって言われてて、これもう、わかってるかなと思ったので2Rか3Rに、相手の様子見てゴング直後に、やってやろうと思ったんですけど、1R目に宮田さん飛んでくるのも予想済みで、引退試合なんで派手に終わらせたいというのは、全部わかっていたとは言いきれないけど、多分くる可能性あるから、それだけ気をつけてやろうと思っていたんですが、やらないまま終わっちゃうって結構悲しいですね。
——大晦日の会場はいかがでしたか?メモリアルということでの意識
アーセン 結果が全てなので0点だと思います。
——メモリアルマッチとしてふさわしくないと思ったのでしょうか。
アーセン 自分の中でメモリアルマッチって一回も考えたことなくて、この練習期間も、今日も。ノリさんのためにやったっていうのも、もちろんあるけどやるのは自分で、勝つのも自分、負けるのも自分なんで、メモリアルっていうのは考えてなかったですね。これは勝ちに行こうって。平成最後だし。
——KIDさんは側にいる、と言っていました。いらっしゃったと感じたか、というか、いらっしゃったら、どんな言葉をかけていたと思いますか?
アーセン 「大丈夫大丈夫、練習だから、これから練習もっとすれば大丈夫だから」って言ってると思う。本人も悔しい思いしてると思う。すごい不思議なことで、自分は普段緊張するタイプだけど、全く緊張していなくて、勝つイメージしかなくて、ノリさんがそばにいるから安心しているんだなって思いました。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
アーセン 自分は子供が2月に生まれるので、まずは健康に生まれてくるの見届けて、バッチバチ練習して、会場沸かせながら、やっていきたいと思います。すごい負けてもちろん悔しいし結果が全てですが、今回思ったのは、ちゃんといいところで練習しているなというのと、自分の居場所はここかもしれないと改めて思えたのですが、宮田さんに感謝したいし、負けても何度も呼んでくれるRIZINに感謝したいと思います。
——宮田さんからかけられた言葉はありますか?
アーセン ありがとうございましたと舞台裏で挨拶したら「お世辞なしに、アーセンは本当にいい選手だから、これからやれば本当に強くなるから、頑張ってね」っていう言葉をかけられて、本当に正直、素直な気持ちで嬉しかった。モチベーションに「やってることは正しいんだ」って気づけたので。負けは負けですけど、自分ん中で道が拓けたというか、しっかり道が見えたので、最初は、「なんでこんな強い選手とばっかりやらなきゃいけないんだ」っていう、気持ちだったですけど、今は、「関係ねえ。誰でもこいよ。その分、練習してやっから」っていう、気分です。
——RIZINという大きい舞台でやっていますが、オファーがあって、身の丈にあった対戦相手と試し会える試合が組まれたらやってみたいというのはありますか?
アーセン もちろん、どこでも試合やります。でもRIZINでもっと結果出したい。出せると思うんで。肩の手術して、時間がドンて空いて、すごい考える時間があって、格闘技のビデオとか見れず恐怖症ぽくなっていて、どうしようかなあって考える時間から、どんどんモチベーションに変わってやっぱり格闘技やりたいわという気持ちに変わって、ノリさんの葬式でも言ったんですけど、やっと今、格闘技の楽しさわかって来たんで、これからみといてくださいというのをみんなに見せられるかわからないけど、楽しみにしていてください。
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第6試合 ジョニー・ケース
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ジョニー 非常にいい試合だったと思います。タフな相手だと思っていたので周到に準備していました。試合は厳しいものになると予想していたのですが、用意して来た通りに進めることができました。
——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
ジョニー いい選手だと思う。これ以上特になんと言えばいいか分からないと思うが、素晴らしいファイターだとも思うので、今後の活躍に期待している。
——予定通りにできたということですが、このままプラン通りにフィニッシュできたと思っていますか?
ジョニー 彼の右フックには気をつけていたし、多くの相手をそれで倒して来たことと言っていたので、自分から積極的に前に出ることはせず、右でテンポを作り、結果的に功を奏したと思う。このまま次のラウンドになっても、彼の右に警戒し、自分の右を当てて行くという形で勝利できたと思う。
——初出場のRIZINの試合はいかがでしたか?
ジョニー 本当に今までの中でベストな大会だったと思います。日本のファンのみなさんも素晴らしかったし、サインしたり写真を撮って楽しい時間を過ごせました。試合も楽しむことができたので夢が実現したようなもの。今後もこう言った大会で試合していきたい。
——試合が終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ジョニー ライト級のGPに出場したいと思いますし、出て勝って、チャンピオンになりたいと思います。五味選手の大ファンだったので、彼が戻って来てくれるなら、戦ってみたいと思います。
——UFCで多分予定していたよりも契約が早く終わったと思うけど、そう言ったことについてどう思いますか?
ジョニー 自分としては、確かにもっとUFCでもできていたと思うけど、契約が終わってしまったので仕方ない。RIZINで活躍していき、RIZINがベラトールとも契約しているし、日本のファンは世界一だと思うので、応援してくれるファンがいるところで、全力で戦いたいです。自分は「UFCは使い捨て」という印象をどうしても持ってしまうので、ここで前向きに戦いたいと思う。このような、選手をリスペクトしてくれるところで戦っていきたいと思います。
——RIZINでの試合の印象は?
ジョニー ルールも違うし、楽しめた。ファンも最高でた。ケージとリングの違いに戸惑う部分も対応できたと思います。ルールにはもっと肘を使ったりしてみたかったですが、矢地選手がうまく防御してきたので、ストンプなども練習しましたがもっとRIZINルール特有のものをやってみたいと思います。
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第5試合 元谷友貴
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
元谷 まあ、フィニッシュできてよかったです。
——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
元谷 距離、遠めでハイキックとかも鋭い感じで。ただ…あまり印象というほど攻防はなかったので。
——1本勝ちの場合 作戦通り狙った形ですか、試合の流れの中で決まりましたか。
元谷 寝技にいくことは考えていなくて。結果、あっちがテイクダウンしてきて、三角の形で入っていたんですけど、そこからスイープしようか、極めようか、悩んでいて、まあ一番あの形がいいかなと思ってああしました。
——大晦日のRIZINということで、会場の雰囲気を含めて、感想をいただけますか?
元谷 人がすごい入っていて、盛り上がっていたので、嬉しく思います。
——今年の好成績を振り返っていかがですか?
元谷 5試合5連勝して、4試合が決着できていい一年、最後締めれたと思います。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
元谷 来年は技術を少しずつ上げていって、強い相手とやりたいと思います。
——右腕が入ったのは?
元谷 練習でたまに使うんですけど、たま~に使います。三角からの腕十字やスイープとか、あそこから何かいく練習はいつもしていたので。
——自分の位置が見えて来て、今後戦いたい相手は?
元谷 実績ある選手とやっていきたいというのがあります。
——佐々木憂流迦選手の試合は観た?
元谷 全体的にはチラチラ見ていたんですけど。
——やりたいですか?
元谷 組まれたら、頑張ります。
——ブラジルで練習された経験について教えてください。
元谷 ブラジルでフジマール会長と50日間一緒に寝泊まりして、気持ちの面であるとかずっと見てもらっていたので、そういう面でしっかり気持ちも作れて出せたので、成果出せたと思います。
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第5試合 ジャスティン・スコッギンス
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ジャスティン 良かったです。リラックスもできていて、足も動いていましたがグラップリングに捕まり、対戦相手が非常にいいグラップラーで捕まってしまったことを反省しなくてはいけない。ここに来れたことに感謝しています。元気なので、また早く試合がしたいです。
——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
ジャスティン 1Rしかなかったのでなんとも言えませんが、非常に技が予想より強かった。彼が絡んできて「くそ、これはやばい」と思った。そういった点で彼はよかったのでまたこの場に強くなって戻ってきたいです。
——初参戦のRIZINの会場というのはいかがでしたか? 大晦日の試合は日本では特別、いかがでしたか?試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ジャスティン 昔のPRIDEみたいですごかった。クレイジーだったよ。プロダクションのレベルが高いと感じたけど、自分はいい試合ができず申し訳なかった。3歳からずっと格闘技をやってきて、MMAも大好きで、この舞台に必ず戻ってきたいです。もっと練習したいと思います。
——世界から見ての元谷選手というのはどうでしょうか?
ジャスティン 難しいな。ずっと格闘技やってきて、優勢にやっていたけど捕まってしまったこともあったので、正直そこをいい選手だと思うけど、世界でどのレベルにあるかというのは、正直に言ってコメントしづらい。それ以前に勝つべき相手に勝てていないのが悔しい。
——三角締めから洗濯バサミのフィニッシュは予想できた?食らったことあるか?
ジャスティン 最初は当然、三角締めから入って来たと思うが、アジャストしてきたのが自分としてはそれがどういう技だったのか、見返して見ないとなんとも言えない。ぐっと力が入って来て、逃げられず呼吸もできなくなり「やばい」と思いましたね。
——4連敗。こういった形の時、どう立ち直るようにしているか。
ジャスティン うーん、わからないな。すぐにただ練習に入って、続けていくということしかないと思う。練習し続けて、もっといろいろなアドバイスを受けていきたい。勝てるよと言われて負けるということが続いているけど、それでももっと続けていきたいと思う。
——UFCがフライ級から離れる中でRIZINがレベルを上げていることをどう思うか。
ジャスティン 世界最高峰だと思うが、またさらにそこにいい選手が入ってくる。マッチメイクにしてもいいのをしてくれるし、ケイプや憂流迦なども連れて来て、そういった点で素晴らしいと思っています。フライ級がつまらないという人がいるが、軽量級の選手が大きい選手に負けないファイトをしていると思うので。もっとフライ級のエキサイティングな点を見せていきたい。
——フロイド・メイウェザー 天心戦の予想は? そういったイベント
ジャスティン 小さい頃から見ていたのでエキサイティング。(那須川)天心選手は神童と言われる通りだと思う。エキシビジョンで自分としてはよかった。お互いに格闘家としてエゴのぶつかり合いや、潰し合いに、良い二人の選手になって欲しくなかったので、良い試合に期待しています。
——RIZIN経験して次の相手誰?
ジャスティン 正直、誰が相手というのは検討していきたい。自分としては連敗から脱して、次の勝利をあげることに、集中したいとおもいます。
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第4試合 佐々木憂流迦
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
佐々木 (マネル・)ケイプ強くて、舐めてたわけじゃないですけど、すごい練習してきたという感じが組んでみて思いました。あとは、試合が楽しかったです。
——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
佐々木 それも含めて、MMAファイターとしてレベルアップしていると感じましたね。
——どういったファイター?
佐々木 もっと極端というか、打撃しかできないような選手だったのが、グラウンドのディフェンス力や、テイクダウンの切り方だったりとか、あとは試合の構成も含めてレベルアップしている印象でした。
——試合後に、声をかけていたのはどんなことを?
佐々木 試合中ずっと声かけられていたんですよ(笑)。「お前のセコンド、ハイキック打てって言ってるぞ」とか、「お、まじか?」って、打ったら「ふー!」みたいな感じだったので。面白いなって。
——そういう意味でも試合を楽しんでいた?
佐々木 楽しんでいましたね。バックチョーク狙っていたので、パウンドを囮にしてバック取ろうかなと思ってたらチューしてきて(笑)。そんなことしてんなら逃げろよって思ったんすけど。面白かったですねえ。
—— 判定勝利という結果でしたが、ご自身の中では全て出し切れた印象でしょうか? もしくはもっとこういう戦いを見せたかったなどありますでしょうか?
佐々木 やっぱりフィニッシュしたかったっていうのは思っているのですが、それだけケイプ選手も強かったし。あとは3Rやったのが本当に久しぶりで。3、4年ぶり、2R終わったあたりに、バテた部分があったのですが、フィニッシュしたかったです。
——流れとしては想定通り?
佐々木 そうですね。
——初参戦のRIZINの印象は?
佐々木 今までやってたのと違って、すごく華やかですよね。入場式の前に裏にいたんですけど煽りとかも、心の底から盛り上がるような感じで、観てるファンの人もテンション上がるよなと感じました。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
佐々木 ファイターやっている以上は、強さを求めてやっていくつもりなので、RIZINの舞台に戦う場所を移しても、世界に佐々木憂流迦強いなと思われるような選手になっていきたいと思いますので、それをRIZINで表現していきたいと思います。
——レスリングシューズを履いた意図は?
佐々木 チャレンジなんですけど、試合の映像を見て、みんな滑っている印象強くて。リングチェックも含めてシューズ履いて見たらしっくり来たので。今回に関してはグラウンドがキーポイントになってくるんじゃないかと思っていたので、シューズ着用は。
——元谷選手の試合はみましたか?
佐々木 最後しか見ていないです。(ジャスティン・)スコッギンス負けちゃったんですよね、彼めちゃくちゃ強かったんですけど。元谷(友貴)さん強いですね。日本人が世界の強豪に勝っていき、それをファンが見て興奮して盛り上がってくれるのは日本人として嬉しいですよね。
——元谷選手とやりたい?
佐々木 オファーがくれば誰とでもやります。RIZINの舞台なんで。ファンが喜ぶ試合をしたいので。さっき、ジャスティンに会ったら「俺、柔術下手だな」って。そういう事じゃないだろって(笑)。
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第4試合 マネル・ケイプ
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
マネル とてもいい試合だったと思います。自分は体重が増えた分、やはり腕に重みを感じ、自分の思っていた通りに試合ができず残念でしたが、いい試合ができました。
——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
マネル 試合が始まる前にアイコンタクトした時、相手はビビってるんじゃないかと思ったんですが、実際に試合した後を振り返ると、彼はとてもクレバーな選手だと思いました。自分の犯したミスをうまく利用したので、今日は彼の日だったのでしょう。
——ミスとは?
マネル 具体的にいうと、もし立ったままだったら自分が有利だったと思いますけれども、対戦相手がうまく自分が落として、そして次々といろいろな技を仕掛けて来たので、正直言って疲れてしまいました。相手はそれを利用して、勝ったと思います。自分のミスだったので、残念だと思うけど、彼の長所が生きたということです。彼の長所はやはり立ち技から寝技に持っていくこと。その逆は彼はそんなに得意ではないと感じていました。寝技に持ち込まれた段階で考えすぎたということもありました。試合前には、寝技を分析したつもりだったけれど、思った通りにいかなかったのが残念です。
——判定負けという結果には納得していますか?
マネル この試合では残念ながら用意した全てを出し切ることができず、うまくいかなかったし、キックボックシングなど用意して来た全てがうまくいかず、自分に負けてしまった印象があります。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
マネル 来年に向けて、いろいろなプランがありますが、まず1月はゆっくり休みたいです。2018年にはたくさん試合しましたので休息をとって、その後、来年に向けてのプランを実行したいとおもいます。日本にももちろん帰ってきたいとおもいます。
——ハイレベルな選手たちと戦って来て、優れた選手でキャリアにふさわしいとおもいますか?
マネル みんな素晴らしい選手、レベルがより高いと思いますので、RIZINは世界一だと思っているので、自分の証拠、実績だと思う。来年のプランの中で、体が悲鳴をあげてるので、休んで、ゆっくり考えて、いろんなことに挑戦したいです。
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第3試合 ヤスティナ・ハバ
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ヤステイナ この試合までに準備してきたコンビネーションを、まず立ち技で活かせました。そして、相手の方から寝技に繋がったので、相手が寝技でいきたいという気持ちを受け取って、最終的に寝技で準備してきた技で勝つことができました。
——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
ヤステイナ 正直、立ち技がもっと強いと思っていましたので立ち技の防御を準備していましたが、相手が寝技に展開してきた。それは私も準備しているので自信をもって挑みました。
——寝技は、立ち技のイメージを持たれていると思っての対策だったのでしょうか?
ヤステイナ 相手は立ち技が強いと思っていたので。私がイメージしていたのは、相手がもっと背が高くリーチが長いと思っていました。
——フィニッシュは元々狙っていたのか、もしくは試合展開の流れで決めたのでしょうか?
ヤステイナ 寝技の準備の時に、こういう絞め技の準備もしたのでこのような形になりました。
——初参戦のRIZINの印象は?
ヤステイナ 実はあまり試合を覚えていないのです。なので、試合の映像をもう一度見て、そこから、色々反省も含めて、この試合について語れると思います。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ヤステイナ この試合が終わってから、いろいろな自分の中の反省が見えて、立ち技でも寝技でも足りないことを感じて、それからコンディションももっと準備できるのではないかと。ここで見えた弱みの克服に集中して練習につなげたいと思います。
——チョークが非常に見事。グラップリングでの、柔術のタイトルなどを持っているのですか?
ヤステイナ 実は去年チェコで行われたヨーロッパの柔術選手権大会の準優勝しました。
——帯の色は?
ヤステイナ いえ、級も段も持っていません
——相手の腕を足で縛ったフィニッシュはよく使う?
ヤステイナ この技を練習してきました。もう一人の今日、日本に来ていない寝技のコーチがいて、そういう技を教えてくれて相手を締める時に、そういう風に入れた方がいいいいと教えてくれました。
——日本の選手に勝ったことでポーランドの方に伝えたいことは?
ヤステイナ 勝利できて非常に嬉しく思います。ファンのみなさんに、今はポーランドでは早い時間ですが、ネットで見てくれた家族やお友達にお礼を伝えたいと思います。
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第3試合 真珠・野沢オークレア
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
真珠 まあ、あのちょっと映像見ていないのでどこを間違えたか今の所わからないけど、1年ぶりの試合ができて本当に嬉しいです。チーム、コーチにごめんなさい。
——実際に戦って見て、相手の印象はいかがでしたか?
真珠 相手が私より賢い試合をして、相手はちゃんと考えながら試合をして、間違えたところを全部、相手につかれました。
——予想外の展開などがあったのでしょうか。
真珠 相手の方がとにかくちゃんと見ながら戦っていた。
——1年ぶりのRIZINの舞台はいかがでしたか?
真珠 RIZINが1年待ってくれて本当にありがたいです。とにかく試合するのが大好きで。今日は負けちゃったんですけど、またすぐに試合がしたいです!
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
真珠 2019年はRIZINのイベントに、またリングに上がって今度はもっとちゃんといい試合を見せてアクティブにしたいです。
——去年「綺麗な試合をしたい」というのを心がけ三角締めを気をつけたいと言っていたが三角締めを極められた辺りからちょっと劣勢になってしまったと思いますか?
真珠 まだ自分で試合を見ていなくて。どこから間違えたかちゃんとわかってなくて、コーチに言われたように、ちょっと前に出過ぎて、考えながら試合をしないとミスしちゃったり、トレーニング中やっていることを試合でできるまでには経験が必要です。試合していくことで、だんだん経験が出て来ると思います。もっと試合したいです。
——ダメージは?(腕は?の声に)
真珠 腕は大丈夫です。ありがとうございました!ごめんなさい!
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第2試合 トフィック・ムサエフ
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
ムサエフ 国を代表して感謝申し上げます。このような機会をいただいて勝利したことについて、非常に光栄に思っており、RIZINを始め、感謝申し上げます。日本でRIZINで初めての試合の機会をいただけたことが光栄です。まずは日本に来れて嬉しかったですが、時差の問題もあり自分にとってチャレンジでもありました。国の違いもあるので。そのアダプテーションという点では、1週間前に入って調整の意味でよかったです。体重も300g落とさなくてはいけなかったのですが、綿密にやって気を使ったところが出せました。試合は、結果が全てを物語っている、アスリート同士の試合なので結果が全てです。
——相手の印象は実際どうでしたか?
ムサエフ 会見でのパフォーマンスには、あれはショウなのですかね…。あれは理解に苦しんだのですが、彼のスタイルなのだと思いますけれども。
——KOでしたが、元々狙っていた通りの流れになりましたか?
ムサエフ 戦略として考えて相手を分析し、試合の流れをコーチ中心に戦術を練り、1Rではこの流れ、2Rではこうすると決めた戦術どおりにしっかりと成功しました。
——綺麗な勝ち方をしたいと言っていましたが、そうなりましたか?
ムサエフ いい試合を披露できたと思うし、綺麗な勝ち方ができたと自分でも思っているが、これに関しては、プロの記者のみなさんがどう感じたかでしょう。
——初出場のRIZINの印象はいかがでしたか?
ムサエフ まず、RIZIN関係者の皆さんに、オーガナイザーからボランティアの方を含む運営に関わる全てのスタッフに感謝したいです。この大会に一歩、足を踏み入れてから、素晴らしくオーガナイズされていました。素晴らしい記憶に残るイベントです。世界最高峰の大会に成長していき、きっとUFCも超えるレベルになるのではないでしょうか。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
ムサエフ 自分の夢であり、希望であり、野望がRIZINのGPでタイトルを取ることです。タイトルを取ることが、私を成長させてくれたことがコーチにも、国へも、お返しになると思います。
——今回10連勝め。素晴らしい点はTKOを含むKOで素晴らしい。
ムサエフ ありがとう。10連勝KOは自分としてもいい成績だと思っているし、成績が物語る世界だと思いますので、これを機にオファーが来ることを待っていますし、その準備もできています。チームにとってもいいことだし、国にとっても素晴らしいことだと思っています。
——想定する相手は?
ムサエフ RIZINからオファーがあれば受ける準備はできている。対戦相手は関係ない。どんな相手でも準備はできています。
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第2試合 大尊伸光
——試合を振り返ってみて頂いてもよろしいでしょうか?
大尊 (トフィック・)ムサエフ選手の打撃がすごく強くて、コテコテの打撃の選手だったのでむちゃくちゃ打撃の練習して組み技の練習一回もしていなかったので急にものすごいタックルが来て驚きました。”急にタックル来たから”=”QTK”でした。
——実際に戦ってみて、相手の印象はいかがでしたか?
大尊 急にタックルが来たので…。すごい打撃系の選手なのにめちゃくちゃタックル重くて速くて固くて、「これ切れない!」って思って。全然、組みの練習していなかったので。あんなにレスリング強いと思わなかったです。1Rで取られた時に本当にびっくりしたんですけど、ラスト20秒から10秒くらいだったので、これはポイントを取りに来たのだと思ったので打撃は1発当たって、もらってなかったんで、距離はわかったので、2Rでまた会えたらいいなと。合わせられたら作れると思ったのですが、やばい急にタックル来て、QTKでした。
——初出場のRIZIN、しかも大晦日ということでいかがでしたか。
大尊 僕がプロになる前の子供の頃から、すごく格好いい選手たちに夢をいっぱい見させてもらった場所で戦えることが光栄で人生で一番誇れることだと思っています。やっぱり、やられちゃったので今日はQTKですね。
——試合終わったばかりではありますが、今後の展望や目標があれば教えてください。
大尊 もしチャンスがあったら、この夢の舞台に戻っていけたらいいなって思っております。もっとQTKが来ても、しっかりと対応できるようにそういう練習をしたいです。
——QTKに関しては、相手の情報が不足していたということなんでしょうか。
大尊 ハイライトをよく見ていて、ものすごく振り回してくるタイプだったので、蹴りで削って、パンチ合わせてKOしてやろうと思っていたんですが、相手のQTKにはまってしまって。
——QTKはどんなものでしたか?
大尊 重くて硬くて「うわ!イテ!」ってぐわんてして、立てなくて。
——ライトGPで彼はどれくらい活躍できそう?
大尊 他の選手とやったことないんでわからないけど、相当強いと思います。
——ムサエフ選手とは試合前ににコンタクトは?
大尊 ないです。僕が怖かったので…、顔、怖いじゃないですか。
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サマンサ・ジャン=フランソワ
——現在のお気持ちをお聞かせください。
サマンサ 正直言って非常に理解に苦しみます。プロ選手とあろう者が、契約体重に調整できないことが非常に理解に苦しむこと。フランスでは全く考えられないことです。本来、今晩ここで試合をするはずで色々犠牲をはらって準備をしてきたのですから。
——協議の末、彼女が欠場することになった結果に納得していますか?
サマンサ 結果的に今回、彼女が棄権されたということは体調的に不可能ということを考えますと理解せざるを得ないです。もし、結果的に試合をやることになっても万全ではなかったと思うし、その状況で私が勝ったとしても、彼女の体調のせいにされたりするのは、よくないことでしょう。
——榊原実行委員長から、4月にオファーされていると聞きましたが、受ける予定ですか?
サマンサ SNSなどですでに言っているのですが、私は対戦相手がRENAでなければいけないと思っています。彼女であれば受けるということになります。
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